【画像】阪急特急
最近撮影が出来ておらず古い画像ですみません。
2022-6-21 5時掲載開始
ツイッターで、阪急の「準特急」が話題になってました。6025+6026の幕回しの時に、そういう種別幕でコマの設定があったと…、最近の仕様で新たに追加されたのでしょうかね。
阪急神戸線は「武庫川新駅」構想がありますが、まだ工事の着工すら至っていません。武庫之荘-西宮北口間の新駅となります。
現状の特急(昼間を中心に)は、十三-西宮北口間はノンストップとなっています。普通列車は待避駅がある園田では待避せず、梅田は特急の1分後に普通が出ますが、事実上、西宮北口の逃げ切りもギリギリで、特急が西宮北口に到着する頃は、1本前の普通到着後の2分後が最短です。
幾つかの方が予想しておりましたが、武庫川新駅が完成すると、恐らく、昼間は普通だけ停車でしょう。新駅停車で普通の所要時間が数分増えますから、特急が西宮北口まで逃げ切れないのが予想出来るからです。
この特急で「塚口停車」をさせることで、特急の停車駅が増加しますが、現状の運行パターンとほぼ同じとなります。この、新たな列車種別「準特急」ではないかということは、理にかなっていると思います。
つまり、現状の通勤特急と同じ停車駅となりますが、名称を変更して、塚口停車「準特急」でいいと思います。現状、特急、通勤特急、快速急行、急行、通勤急行、準急、普通と、7種類存在します。そういうことでしょうね。
これで、枝線の伊丹線接続駅で特急系統が停車する気配でしょう。
【画像】桜上水の車庫(2005年)
◆京王の独壇場な「準特急」だったが
過去、小田急や近鉄でも存在だったようですが、やはりイメージとして強いのが、京王の「準特急」でしょう。やはり、特急停車駅の追加で設定された種別となります。
最終時期は、笹塚、千歳烏山の違いだけだったようですが、こちらは特急自体も停車駅が増えたようで、最近のダイヤ改定で特急と統合になったようです。2005年都内在住時は、京王沿線はよく通っており、当時の運用や検査標まで調査した位でしたが、最近の状況はイマイチで、よく分かっておりません。
阪急も、塚口停車を「準特急」として考えているのは、確かでしょう。ラッシュ時間帯などで一部は特急も残したい、しかし、昼間で武庫川新駅が出来たら、普通停車駅の増加により、特急が西宮北口まで逃げ切れない、115Km/h対応設備が生かせない、などでしょうか。
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◆阪急の列車種別選別装置
阪急の列車種別選別装置(アイデントラ)は、運転士時刻表「スタフ」のカードを、専用の投入口に差し込むことで、これが列車種別選別装置となり、カードのツメの先の位置で、カードが投入された時に、種別を選別、踏切の開閉タイミングなどを送信する装置ですが、この種別が6種類しかありません。
6種類しかありませんので、宝塚線は5種類と問題はないも、神戸線は7種類ですから、西宮北口を境に、停車駅のパターンでスタフを取り替えて対応ではないかとみられます。
長波帯の周波数を車両側で発信させ、地上の受信装置が種別を認識、例えば、踏切の開閉タイミングの時間差として動作させるわけです。特急ならば、速度も速く、通過駅も存在するため、閉鎖タイミングを早くし、普通ならば、閉鎖タイミングを遅くして、踏切通行人の利便を調節となるわけです。
駅の近くに踏切がある場合は、その効果がある装置です。取替が設定された駅以外でカードを抜いてしまうと、回送扱い(※初期設定時)になるなど、種別が変わるため、色々と特殊もあり、カード自体と併せて、運行時の管理は厳密のようです。
(※カードやスタフ部品流用は過去にも内部事件で存在したらしい)
駅での通過・停車の区別や、パターンATSとの併用もでしょうが、その他のこの機能・装置の詳細は割愛します。
大阪梅田-西宮北口間は、塚口の違いだけですから、梅田方面で通勤急行は、普通→急行が、梅田方面で通勤特急は、特急→急行という要領になりそうです。但し、実際も、西宮北口の乗務交代でスタフは差し替えとなりますから、上手く乗務交代を利用して、元々でそういうスタフのカードだったかもしれません。
快速急行は、西宮北口-神戸三宮間は六甲停車だけです。快急だけはそれで区別でしょうか。準急も西北が通過となり、9号線経由のため、その区別もあるでしょうか。
京都線は8種類と最多になりますが、過去の急行は現状の快速とみられます。通勤特急と、上図にはまとめませんでしたが、快速急行と同じと思われます。淡路の通過の違いだけですが、スタフの交換は、梅田以外の折返し駅が殆どのようですから、どちらも全区間通しとなりそうです。
快速特急は停車駅が少ないため、恐らく、回送として運行とみられます。いずれにしても、京都線のこのあたりで不審点があります。
このように、阪急は、元々で選別装置の種類が少ないため、こういう状況のようです。南海もこれとほぼ同じ、6種類の選別装置でしたが、空港線開業を機に選別装置自体をトラポン化、多種類対応と、スタフそのものが、メモリーカードと電子化による対応となっています。お陰で、パターンATSの追加は、この設備更新の時期と重なり、機能追加で対応となったようです。
近鉄と京阪は同じ選別装置(アイデントラ)でも、6種類ではなく45種類と多いため、問題なく現在も使用のようです。近鉄は選別装置のダイヤルが15種類×3となり、特急、大阪名古屋線、奈良線と分けられていますが、京阪はスタフに書かれた、指定された番号を設定するなど、細かい所で仕様は異なります。
今更、阪急でトラポン化や種類増加も予想が出来ず、そのままになるでしょう。もし、設備更新も予算次第となりますが、神戸線の急行は本数が少ないため、恐らく、ここを削って「準特急」対応化でしょうか。
急行運行が継続の場合も、西北を境に準特急/普通とスタフの差し替えで済みますし、準特急が昼間で運転される場合でも、特急は、ラッシュ時など、列車本数が多い時間帯で残るでしょう。この差し替えの手間と本数の多さで「急行」枠に、「準特急」専用化という予想です。
◆「準特急」は実現するだろう…?
武庫川新駅の準備も、現状、準特急予想も、通勤特急と同じ停車駅でしょう。駅の開業を待たずに、ダイヤ改正で先に登場も予想出来ます。
特に平日の夕方では、神戸方面で、特急・通勤急行・普通と運転されていますが、準特急が日常的に運転ならば、何らかの運転パターンの見直しも予想出来ます。
女性専用車両とその通勤特急10両はそのままでしょう。これで、停車駅では同じも、種別で8両(準特急)と、10両+女性専用車両(通勤特急)の区別でしょうか。
他車の波及、「準特急」対応にも注目です。