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【画像】大阪線10両快速急行
大阪上本町へ67.3kmの道中に
東京の場合、東武鉄道の館林→北千住67.3kmと距離的にはほぼ一緒だが、
近鉄大阪線は山間部を通るため、大阪のベットタウンでも遠く感じる。

2020-2-14 17時掲載開始

近鉄新ダイヤ(2020-3-14)で、駅掲出時刻表が公開されてますが、このダイヤ変更で、近鉄大阪線10両快急列車が減る見込みです。

◆駅掲出時刻表一括ダウンロード、全駅URLファイル
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【画像】ダイヤ変更前後
恐らく、このような具合に変更となるだろうとみられます。名張以降、快速急行では平日10両9列車、土休日も4列車存在でしたが、平日に関しては、6列車程度に減るものとみられます。

早朝時間帯での急行化により6両減車となります。急行停車駅で、名張以西で河内国分・大和朝倉・長谷寺・三本松で6両限界駅なためです。これらにより、大和朝倉始発で現状の5546相当で追加となってます。

夜の下り時間帯は8両快急も変化はないでしょうが、これらの運用変更により、多少の変化も予想されます。後は、土休日10両列車がどうなるかでしょうか。
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【画像】1994年と2006年の比較

1994-3-15変更は、今から26年前のダイヤです。この資料が、手持ちにある古いダイヤですが、当時は輸送力増強の設備投資が盛んな頃でした。また、志摩スペイン村開業はこの変更、そして、伊勢神宮の式年遷宮が前年に存在でした。

伊勢志摩ライナー登場もこのダイヤでした。本来は、6両5編成30両は、22000系増備分でしたが、スペイン村開業と式年遷宮が重なり、近鉄としても別仕様の車両で登場でした。1編成増は京都運用の登場で運用増の名目です。

八尾・河内山本・高安の準急10両化は1995年変更(1994年はまだ準急8両)で、大和朝倉待避線は1996年変更で、1998年変更で、駅扱いの信号所から、指令所の運行管理システム導入・一括管理と、青山町車庫開始になります。当時は10両7列車の他、8両1列車でしたが、準急8両に4両列車も残しており、輸送力増強・設備投資と、車両が増加途上だった時代です。

この12年後、2006-3-21変更は、10両8列車、8両3列車と増えてます。ダイヤ自体も1994年とそれ程変化がありません。大阪方で4両の快急や急行がなくなっており、結果的に車両増加による増強となります。

更に12年後、現行の2018-3-17変更は、この前のダイヤでも同じでしたが、10両9列車、始発の快急から10両化となるなど、乗客減でも輸送力に余裕があります。冒頭画像でも、最後部車両では立ち席もなく、赤目口からも座れる余裕感は、1994年では考えられない位の閑散振りです。

1994-1996年ダイヤは、当方の高校時代が近鉄大阪線沿線だったために、大和八木駅の様子もよく憶えていますが、10両乗車位置の端から端まで大行列でした。台風で伊勢方面からの快急や区快が取消、それらの同じスジで、前日に返却できなかった伊勢志摩ライナーの高安回送の日がありましたが、大変な混雑でした。

朝の下りで4両の区間快速が存在など、お客さんが多い割には車両が少ない時代となります。

快速急行は大和高田から先は鶴橋まで無停車時代でしたし、特急も大和高田・榛原通過でしたから、どうしても快急・区快で混雑、大和八木からの特急も前日で満席となる盛況ぶりでした。

2003年変更で大和高田・榛原に特急停車となり、特急も前日で満席となることも、特急の増発もあり最近では余りなくなりましたから、移動手段の補完にもなり、乗客減と併せて快急も空いてきました。5時台の快急→急行化は、1994年に戻った格好とも言えます。

駅すぱあと時刻表は26日更新で新ダイヤ反映とみられ、詳細はまだ分かりませんが、全充当両数286両から、多少の減も予想出来ます。

全充当両数(平日)/予備車両数
2018-286/26--富吉大阪線運用廃止
2016-292(富吉別途6)/24
2014-290(富吉別途6)/26-AX17明星大阪線転属増
2013-284(富吉別途10)/28-運用減と予備減4両分AX12,AX14富吉転属
2012-286(富吉別途10)/30
2010,2011-292(富吉別途10)/24


◆ダイヤ変更の運用調査について
暫定運用表の公開目標は、GW(ゴールデンウィーク)前後としますが、3ヶ月一杯要するでしょう。今回も運用調査は継続しますが、近鉄だけでなく、JRや阪神でもダイヤ改正となり、忙しくなりそうです。その点はご了承下さい。

事前準備は、OuDia作成打ち込み(大・奈・京橿<南大・名は後回し、旧上局管内優先>)、駅すぱあと時刻表着発線の洗い出し、暫定運用表作成などと、時間を要します。26日から一杯、仕事以外であらゆる時間を要しても、相当な時間でしょう。



また、実際の近鉄運用調査は毎度難易度が高く、手間暇となりますので、相当な時間(3ヶ月)が掛かりますことをご了承願います。出来ましたら、調査費用資金の一助として、Googleの広告やバナー広告のクリック1日1回も、よろしくお願いします(汗)