列車番号T-TAKE(てぃーていく)

関西大手私鉄(近鉄、阪急、阪神、南海、京阪)とJR大和路線、東海運用の車両運用表を掲載しています。

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JR西日本、近鉄、阪急、阪神、南海、京阪と関連の車両運用表掲載・調査+時々東海運用。
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阪神なんば線ウォーク、特別版レポート

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「紹復大業」の文字、40年越しの悲願が、来年3月20日に達成しようとしている。


阪神なんば線ウォーク、特別版レポート
2008-11-26 24時更新
全掲載完了


2008-11-24の、振り替え休日当日に実施された、阪神なんば線ウォーク、あいにくの雨の中でしたが、ここにもあるように、当方、当選しましたので、行って参りました。

まず、先に書きますが、全体の印象としては、大部分の工事は、ほぼ終わっているようで、後は、仕上げと残工事、駅務機器の工事という程度の印象でした。つまり、駅は、エスカレーターやエレベーターは設置が終わっていますが、自動改札機や自動券売機、案内表示などについては、まだまだというわけです。

しかしなから、これら駅務機器については、自動改札機はバーなしのオムロン製、自動券売機はタッチパネル製、案内表示は、最近尼崎・魚崎駅で設置されたLEDなど、実績ある機器であるのは濃厚でしょう。

続いて鉄道施設、すでに、九条の変電所から、架線に、1500Vの直流電圧がかけられており、架線については完成しているようです。大阪難波~桜川付近では、未確認情報ですが、近鉄車による試運転により、入線を果たしている模様?らしいですので、この関連とみられそうです。

LCXケーブル(漏洩ケーブル)の設置も、ほぼ終わっていました。LCXケーブルは、列車無線用の通信用として、列車にある移動局と、指令所間との通信で利用されます。保守用や公共用などの目的もありますから、電波の届かない地下区間の、重要な設備となります。

信号やATSについては、後少しという段階のようです。特にATSは、A点、S点の位置決め(その標識の掲示位置等)の段階のようで、これからという所でした。ただ、京三製作所製の、信号そのものの設置は、ほぼ終わっています。

それでも、迫り行く開業日、刻々と近づいています。ウォーク当日では、残り115日となっています。本格的な動きは、年が明けて、阪神淡路大震災から14年目の当日、来年の1月17日(土)には、試運転開始の目標設定日のようです。これまでには、一連の工事も終わったり、関連機器の動作確認など、多くの課題をクリアすることになります。

さて、ウォーク当日は、10班に分けて、9時から30分単位で行われました。全体では400名の参加者ですから、40名程度で回るというわけです。このため、非常にゆったりとした見学でした。当方は昼過ぎでした。

鉄道ファンの方もいらっしゃいましたが、意外と、子ども、女性や家族連れなど、老若男女、参加者は幅広く、まった~りした雰囲気でした。関係者の方の「前説」も、ユーモアたっぷりで、親しみやすい雰囲気でした。参加者の方も、関係者の方に質問される方も多く、なんば線の関心度は高いといえます。

撮影画像ですが、200カットを迫るほどの多さであるため、文面の整理も含めて、1日に、全部の記事は、とてもお伝えし切れませんでしたが、一気に編集作業に漕ぎ着けました。現場の雰囲気だけでも、感じていただければ幸いです。


◆ドーム前駅
ホームの煉瓦はドイツから取り寄せたもの
◆九条駅
動輪をモチーフにした柱
◆地下線出入り口
近鉄奈良線よりもきつい、40パーミルの勾配で上下
◆安治川橋梁
安治川で橋梁ごと運ばれた
◆西九条駅
◆もらい物



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◆ドーム前駅
ホームの煉瓦はドイツから取り寄せたもの

当方は、昼過ぎにドーム前駅受付に集合でした。あいにくの、降ったり止んだりの、中途半端~な天候下ですが、今日を逃すと、開業日まで待つ必要がありますので、自転車通勤時に使っている、雨カッパをも持参しての参加でした。たいそうな装備ですが、一時の恥、何も気にすることはありません。

受付では、ここにもあるように、封筒ごと渡しますが、封筒のみ回収されて、中の当選通知は持って帰れました。手首に巻く参加証を装着し、工事用のヘルメットと市販の軍手が渡されて、テントの中で着席し待機しました。

すでに、西大阪高速鉄道の方が前説をしたり、参加者と談笑をするなど、気軽な雰囲気でした。多くは、阪神や近鉄沿線住民とのことですが、中には近畿一円、そして首都圏や、はるばる、沖縄から着たという強者もいたとのことでした。

この間を利用して、カッパを着まして、やがて、阪神側からの説明となりました。

「ヘルメットは最後まで装着して欲しい。傘は危険のため、雨カッパを着て欲しい。歩きながらのビデオ撮影は、足下に段差カ所があるなどで危険である。架線はすでに電気が通電されているので、傘などで触れないでほしい。トイレはなく、終了まで禁煙である。係員の指示に従ってほしい。」

などの、注意事項でした。

そして、関係者の方も同行し入場。いよいよその瞬間です。

入場したドーム前駅、来春以降も、京セラドーム大阪での阪神戦が見込まれ、観客輸送を一手に担うことになり、地下鉄長堀鶴見緑地線との連絡通路も設けられる他、出入り口も2カ所あります。

改札口は、上画像右となりまして、丁度、福島駅と同じような、オープンカウンター型の有人改札口となります。京阪中之島線では、これを硝子で覆い、小部屋にしていますが、阪神では開放型です。自動券売機スペースは、左画像となります。

尚、駅長室のような部屋や、定期券売り場のような部屋は、確認できませんでした。

個人的な推測ですが、甲子園と同様、多客が見込まれますので、駅長室が設けられるのではと思います。西九条か、ドーム前か、どちらかでしょう。

おそらくは、アンスリー等の商業施設や、タイガースショップのような施設も出来るのでは、と思います。詳しく質問すればよかったかもしれませんが、撮影に夢中でした…。スミマセン。今後の公式発表を待ちましょう。
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【画像】
左:改札口
背面は、甲子園球場をモチーフにしたもの。改札外にあります。撮影カ所(当方がいるところ)は、改札内となります。同じ地下駅の福島駅だと、照明が暗いのですが、ここはさすがに、明るい構内です。

右:ホームと改札の間、一旦、踊り場となります。エスカレーターは上下ともあります。それにしても、この開放感は素晴らしいです。
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【画像】
左:踊り場付近(改札方面)
階段を降りました。手すりは、京阪中之島線と同様のデザインです。ユニバーサルデザインを取り入れたとのこと。確かに、握りやすい印象でした。

右:踊り場付近(ホーム方面)
ホーム方面を除くと、画像の通りとなります。煉瓦は、ドイツから取り寄せたもので、壁一面にあります。列車無線や通信用のLCXケーブルを始め、電車線もすでに、設置が終わっています。架線は、ピカピカの銅線です。

電車線は、画像のように、コンパウンドカテナリー式と呼ばれる、高速走行に適した構造ですが、吊架線が、電流容量の大きいツインタイプとなっています。

剛体架線ではありませんので、JR東西線のように、2台のパンタグラフも不要ですし、近鉄難波線でも、剛体架線ではありません(阪神も、梅田や三宮地下線でも同様。但し福島駅付近地下線のみ、規制緩和により剛体架線が採用)ので、実績ある架線に落ち着いたようです。
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【画像】
さて、ホームです。画像の方向は、大阪難波方です。

左画像右は、西九条、尼崎方面の下り2番線になる側です。天井部分は、水銀灯による照明です。感じとしては、学校体育館のような感じでもあります。天井が高いため、圧迫感はありません。
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【画像】
エスカレーターや、エレベーターの長さが長いのが分かります。エスカレーターはフジテック製、エレベーターは日本オーチス・エレベータ製でした。隣の九条駅でも、同様のメーカーでした。公共施設での実績があるメーカーですから、まあ、無難な選択でしょう。
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【画像】
どちらも、西九条方面です。左が西九条方面下り2番線、右が大阪難波方面上り1番線となります。

一部では、駅名表示もすでに設置されており、阪神の多くの駅にある駅名表示と、全く異なるタイプでした。

他の駅にも波及するかどうかは分かりませんが、デザインとしてはいいと思います。表示類の設置はここのみでして、試験的な意味合いもある模様。駅名表示一つでも、イメージが変わりますね。
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【画像】
ドーム前駅のデザイン図、完成後はこのような駅舎になるわけです。
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【画像】
左は、大阪難波方面の上り1番線、9~10両目付近
右、これは、ベンチの基礎の部分。ベンチそのものの設置は、これからとのこと。
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【画像】
ここからは、トンネル内に入ります。ウォークでは、下り線路を利用して行われました。開業後は、立入禁止となり、入ると、えらいことになりますので、貴重な経験をさせていただきました。

ケーブルを収納する箱は、蓋が全部開いておりますので、まだまだ、収納するケーブル類があるようです。信号やATS、電力関連を始め、社内LAN、駅務LAN、指令用FDDIなどの光ファイバー線も、収納されるかも知れません。

この間、32.5~35パーミルの上り勾配になりますが、歩く分は、それほどきついものではありませんでした。
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【画像】
キロポストについては、壁面に接着するタイプで、その他の標識も、ご覧の通りです。キロは、尼崎からの通し起点ではなく、西九条を起点にして、大阪難波へと向かいます。これは恐らく、設備自体が、西大阪高速鉄道にある関係かも知れません。

曲線標(左画像の160)が160とあり、R160のカーブとなりますので、60~75キロ前後の速度制限を受けるかも知れません。

右画像の勾配標も、画像の通り、この曲線は「ドーム前西曲線」という名称のようです。ちなみに曲線については、この他もそれぞれ名称があります。

ドーム前から、隣の九条まで、意外と近くにありまして、歩くとすぐに着いてしまいました。地上でも確かに、歩くとすぐです。右画像は、九条下り場内信号機(5現示式)です。


◆九条駅
動輪をモチーフにした柱

すでに、NTTビルがある出入口も、40年の歳月を超えて、やっとその役割を果たした九条駅、ここでは、変電所が設置されるなど、列車を動かす上での重要な拠点となっています。

西大阪線部分は、以前は、尼崎と西九条に変電所がありましたが、現在は、大物の高架下に統合されています。これのみだと、電力の容量面もありますから、九条に設置されたことになります。これで、なんば線部分全体をカバー出来ると思われます。(他、近鉄との境に、会社間とのセクションの設置でしょうか。)
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【画像】
左:下り線大阪難波方、九条駅に到着しました。
右:これは上り線大阪難波方
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【画像】
どちらも、上り線で、西九条方です。

全体的にホワイトトーンのデザインで、たこ焼きを作る機械のような、穴のパターンにより、アクセントとなっています。
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【画像】
上り線大阪難波方、右が、動輪をモチーフにしたベンチと、スポット照明
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【画像】
左:東端付近の改札口階段
右:下り線中央付近、画像内の信号は、九条下り出発信号機に対する、中継信号機です。尚、地下区間の中継信号機も、通常の閉塞信号機と同様ですが、一番下の現示が紫表示となり、これが、中継信号機の目印となります。梅田や三宮の地下線をみると、わかります。





中之島線開業を見る【京阪特集その2】

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中之島線開業を見る【京阪特集その2】
2008-10-29 24時更新

つづいて、中之島線開業日の様子です。初列車は、7両編成の3001編成でした。元々は5000系の運用ですが、「Q0504Z-Q0605B-P0804N」のみ、これを充当し、P0907B以降は、所定の5000系充当となりました。初列車となりますから、この辺りは配慮したのでしょう。

つまり、開業日当日から、3000系は京阪本線全線での停車を果たしました。3000系は、元々、8-7-5両と、2600系並に、編成の自由度が利くように、中間の連結器が密着連結器であるなどで、新製時から設計されていましたので、それが本領を発揮したことになります。

さて、中之島線の開業により、さらに、「橋」の付く駅が増えました。渡辺橋、大江橋、なにわ橋となりますが、この他…、元々から、淀屋橋、天満橋、京橋、古川橋、橋本、丹波橋とありますから、都合9駅となります。

中之島も、元々の中書島がありますから、淀と淀屋橋と共に、似通った駅名も出てきました。

これだけ、京阪線は淀川水系と、縁が深いことになりますが、中之島線では、当方、中之島駅と、大江橋駅で、その様子を確認しました。

◆中之島駅
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さすがに開業日、ギャラリーの数も半端ではありません。快速急行が停車している場面は、画像の通り。
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まずは駅構内、中之島線各駅に共通しますが、手すりに特徴があり、段差があります。いわゆる弱者対策ということになりますが、エレベーターもありますので、どちらかが便利かは、当事者でないと分からないかもしれませんね。

ベンチの数は少な目です。もっとも、どちらかの番線に列車が在線していますから、この程度で十分でしょう。それにしても、照明がとっても明るいです。
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駅の構造は、淀屋橋駅と似ています。
欲を言えば、2面4線にしていただきたかったですが、輸送量とのバランスでしょう。3番線は、平日朝夕のみですので、閑散時は閉鎖されます。尚、淀屋橋のように、この先に改札はありませんが、将来的には、もしかすると設置されるのかも知れません。2番線への配線は、壁により覆われています。

ちなみに各ホームは8両までで、10両までは対応されていません。準備工事の可能性もありますが。
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左は、1/2番線の行き止まりにある、シールドマシンのモニュメントです。

この先、「西九条、南港にも延伸したい!」という、京阪側の意思表明といえるでしょう。まずは、距離があとわずかの、西九条までは延伸していただきたい限りです。

右は、「坂陽日々新」
京阪ではおなじみの扁額、今回は、「はんようにちにちあらたなり」と読みます。京阪の上田成之助COOの書かと思いましたが、関西電力相談役、関西広域機構会長の秋山喜久氏の書となっておりました。

もうこれは、単なる一鉄道会社の路線開業ではなく、関西経済界全体で開業に漕ぎ着けた、と言っても過言ではないでしょう。もう、西九条、そして、大阪南港まで路線を延ばすしかない!
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改札は1カ所のみです。
有人改札が立て込んでいますが、これは、記念スタンプの押印によるもの。自動改札機はオムロン製、実際に動作確認のためか、オムロンの技術員の方も待機していました。

画像ではありませんが、自動券売機は高見沢サイバネティックス製、京阪ではよく採用されています。以前当方が住んでいた、東京・中野坂上に本社があります。
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左は自動券売機付近、元々、台数が少ないため長蛇の列、記念用途で切符を買おうと、皆必至です。
右は、グッズ類の販売、記念入場券の他、3000系のプラレールなど。
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左は、玉江橋方向の出入り口通路、ちょっと距離が長い
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外に出ました。
左が、リーガロイヤルホテル、大阪では老舗高級ホテルです。ホテル内のすし店は、ネタが「時価」ばかりですので、とても庶民が行くような所ではありません。

右が、福島方向、新社屋である朝日放送の道を北進すると、ホテル阪神がある周辺が、阪神福島・JR新福島駅になりますが、歩くにしては距離があります。実際に歩いてみると、5~6分程度でした。

または、渡辺橋で下車し、堂島地下センターという地下街、西梅田駅を経て、梅田方面に行く方がいいかもしれませんが、双方の始発駅をうまく利用して、使い分けることも出来ますね。

尚、渡辺橋と堂島地下センター間、地下街でつながっていませんので、一旦地上に出る必要があります。これが出来れば、便利でいいのですがねぇ。周辺図は、駅掲示の下記の地図の通りとなります。
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◆大江橋駅
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大江橋駅、今度は地上から見てみます。入口は画像の通りで、エスカレーターも地上まであります。下るエスカレーターもありますので、便利です。左の背後は、日本銀行大阪支店ですので、淀屋橋駅にもほど近い距離、ここまでは、複々線の延長といえます。

右は、大阪中之島ロータリークラブ寄贈による、「大阪中之島界隈蔵屋敷跡」の絵図、中之島周辺、元々、各藩の支部のようなところでした。今で言う、例えば、宮崎県大阪事務所のような感じです。日本銀行の場合、「松山、金沢、島原、水戸藩」跡となります。各藩の建物は、殆ど残っていないようです。
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ここでは、駅ナカもあります。改札外ですが、アンスリーと天牛堺書店です。前者はその看板に注目、An-3とそのまま、今後、看板が変わるかも知れません。
後者は、南海・泉北沿線ではよくある書店、ここ、大江橋でも出店です。規模も、中途半端ではありませんので、流行るのではないでしょうか?
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改札口とホームは、画像の通りです。

架線は剛体架線で、画像ではわかりませんが、列車無線用のLCXケーブルもあります。淀屋橋~天満橋間では、これを利用して、テレビカー放映のためのテレビ用電波の再送信(現在の所アナログ)がありますが、中之島線内では、現在の所、これは対応していない模様です。
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京阪のどの駅にもあるメッセージボードも、今日は祝賀ムード。大江橋駅でも、駅員氏の手書き故、気持ちがよく伝わります。
駅によっては、ファンも気になるマニアックな記述もあったりと、一つの楽しみでもあります。


さあ、後は「ニシ」への延伸、が今後の課題。完成まで時間が掛かるでしょうが、本業重視の京阪ならば、きっと実現するはずです。神戸方面からの乗客が見込める、西九条の延伸が、最優先課題といえます。

京阪が言う「ヒガシ」は京橋、「ニシ」は、西九条や弁天町となります。

当日、確認するを忘れましたが、中之島線のキロポストの進む方向、気になりますが、本線が京都方ですので、中之島線か、天満橋から順次、かもしれません。これはまた、確認してみます。

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京阪線を自転車で下る【京阪特集その1】

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京阪線を自転車で下る【京阪特集その1】
2008-10-28 24時更新

やっと、京阪2008-10-19ダイヤ改定の運用表、平日・土休日とも、暫定版ながら、現地確認したメモの整理がまとまり、すでに公開しています。

この、現地確認の作業中、中之島線開業の様子、改定後の実際、雑感等、色々な作業を当方、しておりましたが、これらを、【京阪特集】として、4回に分けて、お伝えしたいと思います。やっと、この掲載の編集作業が出来るようになりました。

予定している内容は、下記の通りです。

その1「京阪線を自転車で下る」……分散留置の実際と深夜の沿線各駅
その2「中之島線開業を見る」……中之島駅、大江橋駅と天満橋駅
その3「新ダイヤの雑感」……改定前と改定後のダイヤ比較、乗客の動向、感想や特徴的な運用や実際など
その4「京阪京都3駅の駅名変更」……神宮丸太町、祇園四条、清水五条の駅名変更前後

また、その1では、7両化となった6001、6002の中間車と、2008-10-24確認時点で、暫定8両化となった2211(+2351)についても、下記の寝屋川車庫の場面で記入しています。
↑上記の記事は下記へ移転して、改めてまとめました。
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左、樟葉駅は1:05に出発、ロータリーではスケートボードをする若者の姿が
一旦京都方に行き、分散留置を確認、6番線(上り線側折返線)は、さっきの深夜急行の9002、7番線(下り線側折返線)は、2451の留置。駅構内と、大阪方折返し線の5番線の留置は、ありませんでした。

跨線橋を潜り、淀川沿いの京街道(府道13号)で、再び下ります。往来するのはトラック程度の閑散とした状況です。

右:牧野-1:29
最初の途中駅は牧野、背後にコンビニがあるため、やや照明が明るい。深夜ジョギングをする若者の姿も。

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左:御殿山-1:39
下りホームの改札口、シャッターなしの改札機剥き出し
手前のゴミがあるので、未明にでも、業者により回収されるのでしょうか。考えすぎかもしれませんが、不審火に心配が…。

右:枚方市-1:48
東口、客待ちのタクシーも手持ち無沙汰、6番線に10000系、10番線(折返し線)に2226が留置
意外と人通りが余りなく、空いている居酒屋も限定的。高架下では、こちらも若者が、音楽に興じていた。

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枚方市-1:55
左は西口上り側、そして、枚方公園踏切を渡る。
深夜なのに、ウォーキングするご夫婦連れの方が、誰もいない深夜だからこそ、往来する自動車に邪魔されず、ウォーキングがしやすいのかもしれませんね。

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駅前にはシーモ2が、誰もいない静寂な駅周辺に、液晶画面の映像と音声が響く、まずここで、タッチして一服。
枚方公園名物?の、「おんぢうどん」の看板、これは、当方が子どもの頃からあります。明るいものはファミリーマート。

「開いてて良かったコンビニ、あってよかった自動販売機」、ということになります。しかし、下る途中に交番を6~7カ所見ましたが、警察官がいたのは、繁華街の京阪京橋駅の交番のみで、後は、事実上の無人化。コンビニの社会的な使命は、とても大きいことになりますか…。

その割には、アルバイト店員は、互いにH系の雑誌なんか見ていたりしますが…。(勿論、夜中に届く商品の補充や、端末で在庫の確認されている方もいます。)

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ひらパーも夢の中…。

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光善寺-2:08
八尾枚方線といわれる、府道21号を下ります。京阪と並行の道路です。この府道、近鉄奈良線の若江岩田付近にも達します。やがて、枚方市市寝屋川市の市境に。赤井堤防踏切の近くですが、この踏切は、寝屋川市寄りにあります。

一応車幅がありますので、将来、京阪線の高架化も可能ではあります。これを地下にすれば、府道も、結果的に両方向2車線の府道となります。後は、大阪府の予算の問題でしょうか。大阪~枚方市までは、車庫出入り線の下木田踏切以外の踏切を、無くしてほしい気も…。

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香里園-2:17
香里園は駅構内が開放状態ですが、自動改札と駅事務所はシャッターとなっています。向こう側まで行くことが出来ましたので、もしかすると、公道の歩道橋扱いである可能性があります。香里園、改札口には、有人改札が実はなく、インターホーンを押す必要があるのは、この理由によるのかもしれません。

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寝屋川市-2:34
香里園と寝屋川市の駅間、実は、京阪線でも結構、駅間が長いのです。2.6キロあります。萱島~香里園間4.8キロ間、寝屋川市しか駅がありません。複々線区間だと、後2~3駅あってもおかしくはない駅間、つまり、駅のない地域では、京阪バスに任している格好となりますね。

しかし、改めてみると、当方、地上駅の寝屋川市を知っていますので、よく、高架化になったと思います。このアングルで、ネット上のライブカメラもあります。

駅前では24時間のマック、若者を中心に結構お客はいます。右写真の、寝屋川市名物、回る風車も回転中。

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寝屋川車庫-2:48
まず、区間急行が折返す、正門近くの折返し線での留置はありませんでした。ですから、車庫内での運用つながりは、ないことになります。

車庫内は、一般道からも結構、内部は確認できます。確認できた範囲内での編成は、下記の通りでした。

8531-7004-8006-3005-3004-5552
2225-2454-8008-6004-6002-2223-7001-1502-3006
2221-7003

左画像は、この改定で半端(はんぱ)車となった中間車、元々の2351と、6552-6551です。中之島線ステッカーもそのままとなっており、10000系の5両化用などとして、利用用途がないものかと思ってしまいます。

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萱島-2:55
萱島駅の分散留置はありませんでした。

古川橋-3:07
古川橋では、ギター少年がギターを弾いていた。尚、大和田の撮影については忘れてしまいました。

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門真市-3:13
西三荘-3:17
門真市は、近畿自動車道の関係で、橋上駅舎ですが、さすがに、自転車のペースが鈍化、この写真でご勘弁を。西三荘も画像の通り。アンスリーに関しては、駅構内のため24時間営業ではない。

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守口市-3:23
さすがに守口市になると、賑やかに。居酒屋も多くなります。
分散留置はやはり3番線で、2217の留置。B→A→B線のポイント磨きのために、3番線留置になっている模様です。上りもあり、中之島始発のQ0504Zが、B→A→B線のポイント磨きのためか、2番線の普通列車扱いとなっています。

土居-3:27
歩いてもつける範囲内、目と鼻の先です。途中、半高架と高架の境目があります。守口市は、元々は地平の駅で、複々線化で高架になりましたので、この境目も一目瞭然。

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滝井-3:32
道路上は近くですが、途中で国道479号があるため、迂回する必要があり、5分掛かりました。

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千林-3:35
千林商店街の中に駅はあります。さすがに深夜はシャッターです。駅前では、屋台のラーメン店が、ちょうど店じまいをして帰るところでした。

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森小路-3:39
ちょうど新聞配達のおっちゃんが通っています。2時間半経過したら、もうこんな時間です。

右画像は、国道163号の関目ガード下(いわゆる京阪ガード下)、制限高が低いため、まま、立ち往生する車がありまして、京阪側も、防犯カメラで監視するなどの対策がなされています。

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関目-3:46

関目は、今里筋線の関目成育駅と隣接【下記画像】していますが、駅名は違います。谷町線の関目高殿がある影響もあるでしょう。さきほどの京阪ガード下にも、今里筋線が地下に通っています。

大抵の駅は、自動改札機の電源は切っておりました。しかし自動精算機の電源は入れっぱなし、間から手を触れましたが、いつでも稼働OK、の状態…。

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野江-3:52
やっと野江、ここまで来れば後少し、かつて、蒲生信号場があった所も通過

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京橋-4:01
やっと京橋に到着、樟葉から3時間で到着できました。どちらもまだシャッターが閉まっていますが、昼間のここは、ティッシュ配りから募金、待ち合わせの人が多いため、この、がら~んとした状況には、信じられないくらいです。

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もう一つ信じられないことが、環状線内に乗り入れていた、京阪バスの1系統(京橋~寝屋川市)が、京阪のダイヤ改定に併せて、京橋乗り入れを廃止、守口市~寝屋川市のみになっていたことです。

ルートは国道1号となります。尚、守口市~寝屋川市は結構ダイヤがありますが、大阪市内は市バスの籠城下、廃止前のダイヤは、平日のみの3~4本と、瀕死の状態でしたから、廃止はやむなきでしょうか。当方、いつか乗りたかったのですが、これも実現できずでした。乗り場案内の表示灯も、裏返しになっています。

尚、上新庄で、JR吹田~守口市という系統があり、淀川を、豊里大橋で経由するので、大阪市内の東淀川区や旭区では、京阪バスの路線が維持されていますが、都心部の路線は、これでなくなったことになります。

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天満橋-4:17
なにわ橋-4:24

着きました。一応予定通りでした。まだシャッターが開いていませんでしたので、朝食をとりたかったのですが、周辺には意外と、吉野屋、松屋などの牛丼チェーン店らしい店が皆無で、コンビニで腹ごしらえするわけにも行かず…、周辺をうろうろしている内に、始発の時刻に…。京橋で済ませば良かったか…。

なにわ橋、構内の電気はついているようです。

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天神橋まで足を伸ばしましたが、う~ん、24時間営業のコンビニはあっても、食事までは無理ですか…。朝刊を配る自転車だけ目立ちます。

さて、自転車、OMMビル近くで、便利な駐輪場がありました。これが右画像です。未明は画像の通りガラガラですが、昼、帰るときに戻ってみると満杯でした。平日朝ラッシュの確認をするために駐輪し、いざ、始発列車。

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さきほどの、天満橋の出入口開いていました。駅員もしっかりいます。始発は5時過ぎとなりますが、乗車する方はわずかながら、います。しかし、構内は非常に静か、到着メロディーでびっくりするほどです。淀屋橋、中之島始発どちらも5000系、京都まで上っての下りが、ラッシュのピークになるためです。


結果的に、分散留置に関しては当初の予想通りでした。ですが、前々から、実際にこれを確認したかったので、この、ダイヤ改定のタイミングでの深夜の確認、やって良かった気がします。結果的にこれで、早期の車両運用の把握につながったと思います。

つづいて、中之島線。その2となります。

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