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右画像は、最終上りの直特で、上記の御堂筋線なかもず行き最終も、5分の時間で、これと接続されます。このため、直特が遅延となった場合、接続手配となり、なかもず行き最終の発車に抑止が掛かることもあるようです。
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2番線は在線がなく、これを利用して、線路内の清掃が実施されています。目立たないけれども、完全運行を、清掃で支えていることに…。

阪神の終電車は比較的遅く、0:35の尼崎行きです。元町までも、0:00発の御影行き特急があり、御影で、待っていた普通と接続する形。この点、近鉄も見習って欲しい所です。平日のみ、0:20の御影行き特急がありますが、土休日はないため、普通の石屋川行きの登場となります。

0:15発のこれに乗車しますが、これも乗客は多い。座席がすべて埋まり、立ち客もある程度。尼崎までの間、コンスタントに乗客が降車するのも印象的です。


◆尼崎の留置
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尼崎は、1、3、6、8、10番線での留置となります。運用表通りでした。西大阪線の終電が早いため、3番線にすでに留置されていました。パンタが下ろされているものの、暗い客室内で、清掃をする方がいらっしゃいました。

尼崎車庫内も真っ暗、建物内の照明がわずかにある程度ですが、この中でも列車所では、比較的賑やかです。乗務を追えた乗務員が色々と作業されている姿が、列車内からも確認できるほどです。列車所と車庫線の間には、列車所専用の浴室があり、浴室の窓から湯気が漏れます。


◆いざ大阪に戻る
ここで下車し、駅前で、自転車の組み立てをして、いざ出発。こんな間に、上り尼崎止めの普通列車も1番線に入線しました。駅構内にあるマックは、24時間営業故か、結構人通りは多めです。

尼崎から、車庫裏の道路を大物方向へ、途中、さっきの列車所を通りますが、この入口には、「阪神電気鉄道」と書かれたマイクロバスが待機。どうも、乗務員の送迎用として用意されているらしく、独身寮などを経由する模様。乗務員の労務環境は、意外と手厚く、しっかりしているようです。

昔は、終電後~始発前に、列車でこの送迎があったようですが、現在はマイクロバスというわけです。JRの場合は、現業基地の近くに社宅がある場合が多い、京阪はマイカー通勤を許可しているなどで、各社によって、労務環境は異なるようです。

さて、大物駅の高架を北上し、国道2号線の交差点を右折、一路御幣島に向かいます。かつての国道線のルートの雰囲気はありません。所々、ファミレスが開店しており、賑やか。車の往来は、土日のためかやや少な目な印象です。

杭瀬を過ぎ、左門殿川の左門橋を超えると大阪府です。阪神バスは、この辺りから便数が極端に少なくなる区間です。阪神戦は勿論、JR東西線もある環境ですし。

ここからは塚本方面へ、JRの高架橋をくぐり左折、北方貨物線まで行って、線路沿いに新大阪に迎う訳です。時間は1時頃ですが、貨物列車の往来はありませんでした。

十三の阪急宝塚線高架付近で、なにやら、MKタクシーの運転手が、私を呼んでいます。どうも、名神高速に行くための道を教えて欲しいとのこと。どうも、地元民と間違えられてしまいましたが、幸い、地図を持っていましたので、「宝塚線と平行する国道176号を北上すれば、やがては豊中ICにつくだろう」、と。

プロのタクシードライバーも、拠点を離れてしまうと分からないようです。カーナビらしきシステムもないようで、色々と教えている内に、納得していただいたのか、「ありがとう」ということで北上。恐らく、京都方面に帰庫されるのでしょう。

北方貨物線沿いには、宮原総合運転所があります。223系や207系、321系が留置する中、383系やトワイライトエクスプレス編成までありました。トワイ編成は、後2編成は実際の運用に充当しているはずです。新幹線の高架下の建物の明かりが賑やか。JRの指令所は新大阪にあるようですが、どうなんでしょう。一応、防犯カメラが多い建物はいくつかあり、「それらしい雰囲気」でしたが。

新大阪駅、いつもの構内は、タクシーで一杯ですが、さすがの深夜は、タクシーも十数台程度。駅へは、工事と思われる作業員の姿が目立つ程度です。ちなみに、JR新大阪駅の留置はありませんでした。

ここから、阪急淡路までは、意外と距離は近いものです。キリスト教病院がある、車幅が拡大された道路を東進すれば、もう淡路駅です。この幅の広い道路、阪急京都線の高架スペースとしては、充分なスペースでして、新大阪を経由することも可能な感じもあるのですが、もう、実現も不可能なようですねぇ…。


◆淡路はやはり留置なし
淡路での分散留置は、やはりありませんでした。4号線大阪方に「入庫」と書かれた停止位置がありますが、分散留置のための停止位置ではなく、4号線で折り返して、入庫回送するための停止位置のようです。4号線は、京都方の出発信号があり、直接、正雀などへと回送出発することは可能です。

改札口のシャッターは閉まっており、構内も下記画像の通り。行き交うのはタクシー数台程度です。繁華街も店じまいの店が多いのか、あんまり人通りはありませんでした。
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この画像付近には、「あいバス」という、小型のバス路線のバス停があり、新大阪まで行くことが出来たようですが、利用低迷のためか、もう廃止されていたようです。1月の確認時は、確かに運行していましたが、乗客も殆どありませんでしたし、南方からも、地下鉄ですぐという環境も、影響しているかもしれません。


◆相川は運用表通り
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さて、続いては相川です。こちらは運用表通りでした。このように、阪急京都線は、比較的分散留置が多いのです。

列車ではあっという間ですが、相川の駅は、川と川の間にあるため、ここまでの道のりに苦労しました。橋も意外と少なく、迂回する必要が生じます。実のところ、待ちに迷ってしまい、先に渡るはずだった橋(神崎川の小松橋)が、相川駅の近道だったりと、苦労しました。

相川駅は、駅構内のシャッターは意外と閉じておらず、改札機も開放状態でした。
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画像を見ると、確かにシャッターは閉じられておりません。少し、中を入ってみましたが、ホームにも簡単に上がることが出来たわけです。一応、ホーム内での撮影はやめておきましたが、これだと、何か悪戯をされかねない感じで、大いに気になったわけです。

自動改札機も開放状態ですから、蓋を開け閉めし、内部の様子も確認できてしまいます。防犯カメラはありますが、根本の防犯面がこの状態ですから…。
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上記は、淡路~相川間の途中駅、上新庄駅の北口です。ここも、相川と同様、駅構内が開放されています。電気もつけっぱなしですので、降雨の際の逃げ場としても、皮肉なことに、適当な場所になってしまいます。

上新庄・相川共に、深夜と早朝は無人駅になるようですが、それにしても、深夜~未明時間帯の、駅の管理については大いに気になるところです。


◆東吹田の状況
続いて、正雀に行く前の、大阪市の車庫である東吹田です。構外の道路からも簡単に、留置状況は確認できました。阪急車貸出の8302編成も目立ちます。検査中の66611編成はすでに出場間近でした。

ここは、阪急の駅管理のまずさと対照的に、管理は厳重でした。防犯カメラは勿論、赤外線センサーを始め、実際に車庫内を、懐中電灯を持った係員さんが巡回されておりました。このため、構内の様子は撮影できませんでした。

気になるのは「落書き」です。4日と5日に、御堂筋線の新大阪、谷町線の八尾南で、連続して車両に落書きされるという事件が発生したため、係員による巡回が特に念入りにあったようです。防犯設備が整っていても、この隙間をくぐるわけですから、やっぱり、人間による巡回も必要になるのでしょうか。


◆正雀は「3・4号」
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そして正雀、画像の通り、3、4号線の留置でした。もう3時前の様子です。3号線は5060、4号線は回3303で、平日・土休日共に出庫されます。入庫のみ異なるようです。

ここも、駅構内が開放されておりました。エレベーターも稼働状態でした。大阪市の管理と比べても、本当に対照的です。


◆「空いてて良かった、コンビニ」
これで、真夜中サイクリングの目的は終了です。後は帰宅するだけです。といっても、始発まで時間があるため、このまま、自転車で大阪市内に向かうことにしました。

今まで来た道の逆ルートを経て、上新庄で、国道479号線の、通称「内環状線」を南下することにしましたが、結局このルートは、後で確認すると遠回りでした。城北貨物線の赤川鉄橋のルートが近道だったのですが、淡路方の道を地図で確認せずに、内環状ルートにしたためです。

しかし、淀川を超える橋が少ないため、結果的に内環状ルートがよかった感じもあります。このルートは、地下鉄今里筋線のルートとなります。このルートでの淀川越えは、豊里大橋になります。さすがに、真夜中の3時に、自転車で淀川を超える者は、当方のみでした。足も痛くなっており、ペダルを漕ぐのもしんどくなってきました。

やっとの思いで淀川を超え、以降、河川敷沿いの「北大阪周遊自転車道」にしましたが、自転車道には照明の明かりが少なく、前も見えづらい状態、自転車のライトは、一応、常用の自転車からライトのみを取り外して、予め2つも取り付けましたが、これが幸いしたほどです。

こんな環境のためか、カップルらしき姿が意外とあり、当方のような自転車通行者がとても目立ちます。目を覆いたくなるような怪しい場面…もあり、河川敷は失敗、城北公園当たりで、道路に行くルートに変更。ダンスをする学生の姿もありました。

道路に戻ると、さすがに照明もあり、そして、「空いてて良かった、コンビニ」も結構あるものです。無人の交番よりも、コンビニのアルバイト店員が、幅を利かせてるという実状…、京都市では、コンビニの深夜規制という議論があるようですが、これは、余りにも現実を直視していない議論だなぁと感じます。

何か、深夜帯で犯罪等の事件に出くわすと…、つまり、こういうことになるからです。

あちこちのコンビニ店内を、自転車で走りながらみましたが、お客もポツポツと、各店いました。駐車スペースのあるコンビニは、特に賑やかでした。他にも、ファミレス、牛丼チェーン店、レンタルビデオ店、スーパー(何故かスーパー玉出が殆ど!)も24時間営業です。大阪市内に住んでいると、困ることはないようです。

旭、都島、天満橋筋、京阪天満橋と南下、谷町筋は、上町台地の影響で、意外とアップダウンがあり、余計に体力の消耗に…、谷町六丁目にある空堀商店街の下り坂を西進、堺筋まで来ると、後は楽です。ここからは、宗右衛門町に代表される繁華街、東京で言えば歌舞伎町のようなもので、深夜帯にもかかわらず、一気に人通りが多くなります。タクシーも格好の集客チャンスとあって、車の往来もそこそことあります。


◆難波で終了
難波に着いたのは4:30頃でした。近鉄の始発が、5:20を過ぎてからと、とても遅いので、始発の早いJR難波まで行き、自転車の解体、収納に。

JR難波は4:55発と早く、4番線出区の221系6両編成です。運用番号はあってました。奈良に行くには、JRの方が早く帰れます。1番線奥には、森ノ宮201系らしき姿が留置されていて、1番線案内表示も、回送、6:27とあります。それ意外のJR難波留置はなく、JR難波で思わぬ収穫と、不審点の解決です。

この始発に乗車し天王寺へ、天王寺で、阪和線の出区も確認、これは運用表通りでした。12番線の環状線内回りも運用表通り、これで鶴橋に行っても、まだ、近鉄奈良線の始発に間に合います。阪急並の始発は早すぎますが、せめて、JR並に始発も早くして欲しい近鉄…、5:00ジャスト難波発でもいいのですが。

感想として、行ってよかったと思っています。やはり、不審点の確認は、自分でするしかない、というわけです。これで、兼ねてからの、運用表の不審点は一気に解決しました。データの整理が済み次第、順次、運用表に反映します。
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【画像】鶴橋時点
始発は大阪線の方が少し早い。5時台は普通列車が主ですが、どちらの始発列車も、奈良方面への新聞輸送も兼ねており、朝早くから係員が、各駅で、大量の新聞を降ろす作業があった。

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