列車番号T-TAKE(てぃーていく)

関西大手私鉄(近鉄、阪急、阪神、南海、京阪)とJR大和路線、東海運用の車両運用表を掲載しています。

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中之島線開業を見る【京阪特集その2】

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中之島線開業を見る【京阪特集その2】
2008-10-29 24時更新

つづいて、中之島線開業日の様子です。初列車は、7両編成の3001編成でした。元々は5000系の運用ですが、「Q0504Z-Q0605B-P0804N」のみ、これを充当し、P0907B以降は、所定の5000系充当となりました。初列車となりますから、この辺りは配慮したのでしょう。

つまり、開業日当日から、3000系は京阪本線全線での停車を果たしました。3000系は、元々、8-7-5両と、2600系並に、編成の自由度が利くように、中間の連結器が密着連結器であるなどで、新製時から設計されていましたので、それが本領を発揮したことになります。

さて、中之島線の開業により、さらに、「橋」の付く駅が増えました。渡辺橋、大江橋、なにわ橋となりますが、この他…、元々から、淀屋橋、天満橋、京橋、古川橋、橋本、丹波橋とありますから、都合9駅となります。

中之島も、元々の中書島がありますから、淀と淀屋橋と共に、似通った駅名も出てきました。

これだけ、京阪線は淀川水系と、縁が深いことになりますが、中之島線では、当方、中之島駅と、大江橋駅で、その様子を確認しました。

◆中之島駅
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さすがに開業日、ギャラリーの数も半端ではありません。快速急行が停車している場面は、画像の通り。
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まずは駅構内、中之島線各駅に共通しますが、手すりに特徴があり、段差があります。いわゆる弱者対策ということになりますが、エレベーターもありますので、どちらかが便利かは、当事者でないと分からないかもしれませんね。

ベンチの数は少な目です。もっとも、どちらかの番線に列車が在線していますから、この程度で十分でしょう。それにしても、照明がとっても明るいです。
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駅の構造は、淀屋橋駅と似ています。
欲を言えば、2面4線にしていただきたかったですが、輸送量とのバランスでしょう。3番線は、平日朝夕のみですので、閑散時は閉鎖されます。尚、淀屋橋のように、この先に改札はありませんが、将来的には、もしかすると設置されるのかも知れません。2番線への配線は、壁により覆われています。

ちなみに各ホームは8両までで、10両までは対応されていません。準備工事の可能性もありますが。
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左は、1/2番線の行き止まりにある、シールドマシンのモニュメントです。

この先、「西九条、南港にも延伸したい!」という、京阪側の意思表明といえるでしょう。まずは、距離があとわずかの、西九条までは延伸していただきたい限りです。

右は、「坂陽日々新」
京阪ではおなじみの扁額、今回は、「はんようにちにちあらたなり」と読みます。京阪の上田成之助COOの書かと思いましたが、関西電力相談役、関西広域機構会長の秋山喜久氏の書となっておりました。

もうこれは、単なる一鉄道会社の路線開業ではなく、関西経済界全体で開業に漕ぎ着けた、と言っても過言ではないでしょう。もう、西九条、そして、大阪南港まで路線を延ばすしかない!
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改札は1カ所のみです。
有人改札が立て込んでいますが、これは、記念スタンプの押印によるもの。自動改札機はオムロン製、実際に動作確認のためか、オムロンの技術員の方も待機していました。

画像ではありませんが、自動券売機は高見沢サイバネティックス製、京阪ではよく採用されています。以前当方が住んでいた、東京・中野坂上に本社があります。
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左は自動券売機付近、元々、台数が少ないため長蛇の列、記念用途で切符を買おうと、皆必至です。
右は、グッズ類の販売、記念入場券の他、3000系のプラレールなど。
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左は、玉江橋方向の出入り口通路、ちょっと距離が長い
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外に出ました。
左が、リーガロイヤルホテル、大阪では老舗高級ホテルです。ホテル内のすし店は、ネタが「時価」ばかりですので、とても庶民が行くような所ではありません。

右が、福島方向、新社屋である朝日放送の道を北進すると、ホテル阪神がある周辺が、阪神福島・JR新福島駅になりますが、歩くにしては距離があります。実際に歩いてみると、5~6分程度でした。

または、渡辺橋で下車し、堂島地下センターという地下街、西梅田駅を経て、梅田方面に行く方がいいかもしれませんが、双方の始発駅をうまく利用して、使い分けることも出来ますね。

尚、渡辺橋と堂島地下センター間、地下街でつながっていませんので、一旦地上に出る必要があります。これが出来れば、便利でいいのですがねぇ。周辺図は、駅掲示の下記の地図の通りとなります。
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◆大江橋駅
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大江橋駅、今度は地上から見てみます。入口は画像の通りで、エスカレーターも地上まであります。下るエスカレーターもありますので、便利です。左の背後は、日本銀行大阪支店ですので、淀屋橋駅にもほど近い距離、ここまでは、複々線の延長といえます。

右は、大阪中之島ロータリークラブ寄贈による、「大阪中之島界隈蔵屋敷跡」の絵図、中之島周辺、元々、各藩の支部のようなところでした。今で言う、例えば、宮崎県大阪事務所のような感じです。日本銀行の場合、「松山、金沢、島原、水戸藩」跡となります。各藩の建物は、殆ど残っていないようです。
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ここでは、駅ナカもあります。改札外ですが、アンスリーと天牛堺書店です。前者はその看板に注目、An-3とそのまま、今後、看板が変わるかも知れません。
後者は、南海・泉北沿線ではよくある書店、ここ、大江橋でも出店です。規模も、中途半端ではありませんので、流行るのではないでしょうか?
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改札口とホームは、画像の通りです。

架線は剛体架線で、画像ではわかりませんが、列車無線用のLCXケーブルもあります。淀屋橋~天満橋間では、これを利用して、テレビカー放映のためのテレビ用電波の再送信(現在の所アナログ)がありますが、中之島線内では、現在の所、これは対応していない模様です。
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京阪のどの駅にもあるメッセージボードも、今日は祝賀ムード。大江橋駅でも、駅員氏の手書き故、気持ちがよく伝わります。
駅によっては、ファンも気になるマニアックな記述もあったりと、一つの楽しみでもあります。


さあ、後は「ニシ」への延伸、が今後の課題。完成まで時間が掛かるでしょうが、本業重視の京阪ならば、きっと実現するはずです。神戸方面からの乗客が見込める、西九条の延伸が、最優先課題といえます。

京阪が言う「ヒガシ」は京橋、「ニシ」は、西九条や弁天町となります。

当日、確認するを忘れましたが、中之島線のキロポストの進む方向、気になりますが、本線が京都方ですので、中之島線か、天満橋から順次、かもしれません。これはまた、確認してみます。

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京阪線を自転車で下る【京阪特集その1】

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京阪線を自転車で下る【京阪特集その1】
2008-10-28 24時更新

やっと、京阪2008-10-19ダイヤ改定の運用表、平日・土休日とも、暫定版ながら、現地確認したメモの整理がまとまり、すでに公開しています。

この、現地確認の作業中、中之島線開業の様子、改定後の実際、雑感等、色々な作業を当方、しておりましたが、これらを、【京阪特集】として、4回に分けて、お伝えしたいと思います。やっと、この掲載の編集作業が出来るようになりました。

予定している内容は、下記の通りです。

その1「京阪線を自転車で下る」……分散留置の実際と深夜の沿線各駅
その2「中之島線開業を見る」……中之島駅、大江橋駅と天満橋駅
その3「新ダイヤの雑感」……改定前と改定後のダイヤ比較、乗客の動向、感想や特徴的な運用や実際など
その4「京阪京都3駅の駅名変更」……神宮丸太町、祇園四条、清水五条の駅名変更前後

また、その1では、7両化となった6001、6002の中間車と、2008-10-24確認時点で、暫定8両化となった2211(+2351)についても、下記の寝屋川車庫の場面で記入しています。
↑上記の記事は下記へ移転して、改めてまとめました。
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左、樟葉駅は1:05に出発、ロータリーではスケートボードをする若者の姿が
一旦京都方に行き、分散留置を確認、6番線(上り線側折返線)は、さっきの深夜急行の9002、7番線(下り線側折返線)は、2451の留置。駅構内と、大阪方折返し線の5番線の留置は、ありませんでした。

跨線橋を潜り、淀川沿いの京街道(府道13号)で、再び下ります。往来するのはトラック程度の閑散とした状況です。

右:牧野-1:29
最初の途中駅は牧野、背後にコンビニがあるため、やや照明が明るい。深夜ジョギングをする若者の姿も。

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左:御殿山-1:39
下りホームの改札口、シャッターなしの改札機剥き出し
手前のゴミがあるので、未明にでも、業者により回収されるのでしょうか。考えすぎかもしれませんが、不審火に心配が…。

右:枚方市-1:48
東口、客待ちのタクシーも手持ち無沙汰、6番線に10000系、10番線(折返し線)に2226が留置
意外と人通りが余りなく、空いている居酒屋も限定的。高架下では、こちらも若者が、音楽に興じていた。

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枚方市-1:55
左は西口上り側、そして、枚方公園踏切を渡る。
深夜なのに、ウォーキングするご夫婦連れの方が、誰もいない深夜だからこそ、往来する自動車に邪魔されず、ウォーキングがしやすいのかもしれませんね。

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駅前にはシーモ2が、誰もいない静寂な駅周辺に、液晶画面の映像と音声が響く、まずここで、タッチして一服。
枚方公園名物?の、「おんぢうどん」の看板、これは、当方が子どもの頃からあります。明るいものはファミリーマート。

「開いてて良かったコンビニ、あってよかった自動販売機」、ということになります。しかし、下る途中に交番を6~7カ所見ましたが、警察官がいたのは、繁華街の京阪京橋駅の交番のみで、後は、事実上の無人化。コンビニの社会的な使命は、とても大きいことになりますか…。

その割には、アルバイト店員は、互いにH系の雑誌なんか見ていたりしますが…。(勿論、夜中に届く商品の補充や、端末で在庫の確認されている方もいます。)

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ひらパーも夢の中…。

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光善寺-2:08
八尾枚方線といわれる、府道21号を下ります。京阪と並行の道路です。この府道、近鉄奈良線の若江岩田付近にも達します。やがて、枚方市市寝屋川市の市境に。赤井堤防踏切の近くですが、この踏切は、寝屋川市寄りにあります。

一応車幅がありますので、将来、京阪線の高架化も可能ではあります。これを地下にすれば、府道も、結果的に両方向2車線の府道となります。後は、大阪府の予算の問題でしょうか。大阪~枚方市までは、車庫出入り線の下木田踏切以外の踏切を、無くしてほしい気も…。

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香里園-2:17
香里園は駅構内が開放状態ですが、自動改札と駅事務所はシャッターとなっています。向こう側まで行くことが出来ましたので、もしかすると、公道の歩道橋扱いである可能性があります。香里園、改札口には、有人改札が実はなく、インターホーンを押す必要があるのは、この理由によるのかもしれません。

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寝屋川市-2:34
香里園と寝屋川市の駅間、実は、京阪線でも結構、駅間が長いのです。2.6キロあります。萱島~香里園間4.8キロ間、寝屋川市しか駅がありません。複々線区間だと、後2~3駅あってもおかしくはない駅間、つまり、駅のない地域では、京阪バスに任している格好となりますね。

しかし、改めてみると、当方、地上駅の寝屋川市を知っていますので、よく、高架化になったと思います。このアングルで、ネット上のライブカメラもあります。

駅前では24時間のマック、若者を中心に結構お客はいます。右写真の、寝屋川市名物、回る風車も回転中。

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寝屋川車庫-2:48
まず、区間急行が折返す、正門近くの折返し線での留置はありませんでした。ですから、車庫内での運用つながりは、ないことになります。

車庫内は、一般道からも結構、内部は確認できます。確認できた範囲内での編成は、下記の通りでした。

8531-7004-8006-3005-3004-5552
2225-2454-8008-6004-6002-2223-7001-1502-3006
2221-7003

左画像は、この改定で半端(はんぱ)車となった中間車、元々の2351と、6552-6551です。中之島線ステッカーもそのままとなっており、10000系の5両化用などとして、利用用途がないものかと思ってしまいます。

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萱島-2:55
萱島駅の分散留置はありませんでした。

古川橋-3:07
古川橋では、ギター少年がギターを弾いていた。尚、大和田の撮影については忘れてしまいました。

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門真市-3:13
西三荘-3:17
門真市は、近畿自動車道の関係で、橋上駅舎ですが、さすがに、自転車のペースが鈍化、この写真でご勘弁を。西三荘も画像の通り。アンスリーに関しては、駅構内のため24時間営業ではない。

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守口市-3:23
さすがに守口市になると、賑やかに。居酒屋も多くなります。
分散留置はやはり3番線で、2217の留置。B→A→B線のポイント磨きのために、3番線留置になっている模様です。上りもあり、中之島始発のQ0504Zが、B→A→B線のポイント磨きのためか、2番線の普通列車扱いとなっています。

土居-3:27
歩いてもつける範囲内、目と鼻の先です。途中、半高架と高架の境目があります。守口市は、元々は地平の駅で、複々線化で高架になりましたので、この境目も一目瞭然。

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滝井-3:32
道路上は近くですが、途中で国道479号があるため、迂回する必要があり、5分掛かりました。

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千林-3:35
千林商店街の中に駅はあります。さすがに深夜はシャッターです。駅前では、屋台のラーメン店が、ちょうど店じまいをして帰るところでした。

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森小路-3:39
ちょうど新聞配達のおっちゃんが通っています。2時間半経過したら、もうこんな時間です。

右画像は、国道163号の関目ガード下(いわゆる京阪ガード下)、制限高が低いため、まま、立ち往生する車がありまして、京阪側も、防犯カメラで監視するなどの対策がなされています。

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関目-3:46

関目は、今里筋線の関目成育駅と隣接【下記画像】していますが、駅名は違います。谷町線の関目高殿がある影響もあるでしょう。さきほどの京阪ガード下にも、今里筋線が地下に通っています。

大抵の駅は、自動改札機の電源は切っておりました。しかし自動精算機の電源は入れっぱなし、間から手を触れましたが、いつでも稼働OK、の状態…。

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野江-3:52
やっと野江、ここまで来れば後少し、かつて、蒲生信号場があった所も通過

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京橋-4:01
やっと京橋に到着、樟葉から3時間で到着できました。どちらもまだシャッターが閉まっていますが、昼間のここは、ティッシュ配りから募金、待ち合わせの人が多いため、この、がら~んとした状況には、信じられないくらいです。

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もう一つ信じられないことが、環状線内に乗り入れていた、京阪バスの1系統(京橋~寝屋川市)が、京阪のダイヤ改定に併せて、京橋乗り入れを廃止、守口市~寝屋川市のみになっていたことです。

ルートは国道1号となります。尚、守口市~寝屋川市は結構ダイヤがありますが、大阪市内は市バスの籠城下、廃止前のダイヤは、平日のみの3~4本と、瀕死の状態でしたから、廃止はやむなきでしょうか。当方、いつか乗りたかったのですが、これも実現できずでした。乗り場案内の表示灯も、裏返しになっています。

尚、上新庄で、JR吹田~守口市という系統があり、淀川を、豊里大橋で経由するので、大阪市内の東淀川区や旭区では、京阪バスの路線が維持されていますが、都心部の路線は、これでなくなったことになります。

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天満橋-4:17
なにわ橋-4:24

着きました。一応予定通りでした。まだシャッターが開いていませんでしたので、朝食をとりたかったのですが、周辺には意外と、吉野屋、松屋などの牛丼チェーン店らしい店が皆無で、コンビニで腹ごしらえするわけにも行かず…、周辺をうろうろしている内に、始発の時刻に…。京橋で済ませば良かったか…。

なにわ橋、構内の電気はついているようです。

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天神橋まで足を伸ばしましたが、う~ん、24時間営業のコンビニはあっても、食事までは無理ですか…。朝刊を配る自転車だけ目立ちます。

さて、自転車、OMMビル近くで、便利な駐輪場がありました。これが右画像です。未明は画像の通りガラガラですが、昼、帰るときに戻ってみると満杯でした。平日朝ラッシュの確認をするために駐輪し、いざ、始発列車。

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さきほどの、天満橋の出入口開いていました。駅員もしっかりいます。始発は5時過ぎとなりますが、乗車する方はわずかながら、います。しかし、構内は非常に静か、到着メロディーでびっくりするほどです。淀屋橋、中之島始発どちらも5000系、京都まで上っての下りが、ラッシュのピークになるためです。


結果的に、分散留置に関しては当初の予想通りでした。ですが、前々から、実際にこれを確認したかったので、この、ダイヤ改定のタイミングでの深夜の確認、やって良かった気がします。結果的にこれで、早期の車両運用の把握につながったと思います。

つづいて、中之島線。その2となります。

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不審点確認時の道中

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【画像】
右画像は、最終上りの直特で、上記の御堂筋線なかもず行き最終も、5分の時間で、これと接続されます。このため、直特が遅延となった場合、接続手配となり、なかもず行き最終の発車に抑止が掛かることもあるようです。
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【画像】
2番線は在線がなく、これを利用して、線路内の清掃が実施されています。目立たないけれども、完全運行を、清掃で支えていることに…。

阪神の終電車は比較的遅く、0:35の尼崎行きです。元町までも、0:00発の御影行き特急があり、御影で、待っていた普通と接続する形。この点、近鉄も見習って欲しい所です。平日のみ、0:20の御影行き特急がありますが、土休日はないため、普通の石屋川行きの登場となります。

0:15発のこれに乗車しますが、これも乗客は多い。座席がすべて埋まり、立ち客もある程度。尼崎までの間、コンスタントに乗客が降車するのも印象的です。


◆尼崎の留置
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尼崎は、1、3、6、8、10番線での留置となります。運用表通りでした。西大阪線の終電が早いため、3番線にすでに留置されていました。パンタが下ろされているものの、暗い客室内で、清掃をする方がいらっしゃいました。

尼崎車庫内も真っ暗、建物内の照明がわずかにある程度ですが、この中でも列車所では、比較的賑やかです。乗務を追えた乗務員が色々と作業されている姿が、列車内からも確認できるほどです。列車所と車庫線の間には、列車所専用の浴室があり、浴室の窓から湯気が漏れます。


◆いざ大阪に戻る
ここで下車し、駅前で、自転車の組み立てをして、いざ出発。こんな間に、上り尼崎止めの普通列車も1番線に入線しました。駅構内にあるマックは、24時間営業故か、結構人通りは多めです。

尼崎から、車庫裏の道路を大物方向へ、途中、さっきの列車所を通りますが、この入口には、「阪神電気鉄道」と書かれたマイクロバスが待機。どうも、乗務員の送迎用として用意されているらしく、独身寮などを経由する模様。乗務員の労務環境は、意外と手厚く、しっかりしているようです。

昔は、終電後~始発前に、列車でこの送迎があったようですが、現在はマイクロバスというわけです。JRの場合は、現業基地の近くに社宅がある場合が多い、京阪はマイカー通勤を許可しているなどで、各社によって、労務環境は異なるようです。

さて、大物駅の高架を北上し、国道2号線の交差点を右折、一路御幣島に向かいます。かつての国道線のルートの雰囲気はありません。所々、ファミレスが開店しており、賑やか。車の往来は、土日のためかやや少な目な印象です。

杭瀬を過ぎ、左門殿川の左門橋を超えると大阪府です。阪神バスは、この辺りから便数が極端に少なくなる区間です。阪神戦は勿論、JR東西線もある環境ですし。

ここからは塚本方面へ、JRの高架橋をくぐり左折、北方貨物線まで行って、線路沿いに新大阪に迎う訳です。時間は1時頃ですが、貨物列車の往来はありませんでした。

十三の阪急宝塚線高架付近で、なにやら、MKタクシーの運転手が、私を呼んでいます。どうも、名神高速に行くための道を教えて欲しいとのこと。どうも、地元民と間違えられてしまいましたが、幸い、地図を持っていましたので、「宝塚線と平行する国道176号を北上すれば、やがては豊中ICにつくだろう」、と。

プロのタクシードライバーも、拠点を離れてしまうと分からないようです。カーナビらしきシステムもないようで、色々と教えている内に、納得していただいたのか、「ありがとう」ということで北上。恐らく、京都方面に帰庫されるのでしょう。

北方貨物線沿いには、宮原総合運転所があります。223系や207系、321系が留置する中、383系やトワイライトエクスプレス編成までありました。トワイ編成は、後2編成は実際の運用に充当しているはずです。新幹線の高架下の建物の明かりが賑やか。JRの指令所は新大阪にあるようですが、どうなんでしょう。一応、防犯カメラが多い建物はいくつかあり、「それらしい雰囲気」でしたが。

新大阪駅、いつもの構内は、タクシーで一杯ですが、さすがの深夜は、タクシーも十数台程度。駅へは、工事と思われる作業員の姿が目立つ程度です。ちなみに、JR新大阪駅の留置はありませんでした。

ここから、阪急淡路までは、意外と距離は近いものです。キリスト教病院がある、車幅が拡大された道路を東進すれば、もう淡路駅です。この幅の広い道路、阪急京都線の高架スペースとしては、充分なスペースでして、新大阪を経由することも可能な感じもあるのですが、もう、実現も不可能なようですねぇ…。


◆淡路はやはり留置なし
淡路での分散留置は、やはりありませんでした。4号線大阪方に「入庫」と書かれた停止位置がありますが、分散留置のための停止位置ではなく、4号線で折り返して、入庫回送するための停止位置のようです。4号線は、京都方の出発信号があり、直接、正雀などへと回送出発することは可能です。

改札口のシャッターは閉まっており、構内も下記画像の通り。行き交うのはタクシー数台程度です。繁華街も店じまいの店が多いのか、あんまり人通りはありませんでした。
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この画像付近には、「あいバス」という、小型のバス路線のバス停があり、新大阪まで行くことが出来たようですが、利用低迷のためか、もう廃止されていたようです。1月の確認時は、確かに運行していましたが、乗客も殆どありませんでしたし、南方からも、地下鉄ですぐという環境も、影響しているかもしれません。


◆相川は運用表通り
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さて、続いては相川です。こちらは運用表通りでした。このように、阪急京都線は、比較的分散留置が多いのです。

列車ではあっという間ですが、相川の駅は、川と川の間にあるため、ここまでの道のりに苦労しました。橋も意外と少なく、迂回する必要が生じます。実のところ、待ちに迷ってしまい、先に渡るはずだった橋(神崎川の小松橋)が、相川駅の近道だったりと、苦労しました。

相川駅は、駅構内のシャッターは意外と閉じておらず、改札機も開放状態でした。
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画像を見ると、確かにシャッターは閉じられておりません。少し、中を入ってみましたが、ホームにも簡単に上がることが出来たわけです。一応、ホーム内での撮影はやめておきましたが、これだと、何か悪戯をされかねない感じで、大いに気になったわけです。

自動改札機も開放状態ですから、蓋を開け閉めし、内部の様子も確認できてしまいます。防犯カメラはありますが、根本の防犯面がこの状態ですから…。
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上記は、淡路~相川間の途中駅、上新庄駅の北口です。ここも、相川と同様、駅構内が開放されています。電気もつけっぱなしですので、降雨の際の逃げ場としても、皮肉なことに、適当な場所になってしまいます。

上新庄・相川共に、深夜と早朝は無人駅になるようですが、それにしても、深夜~未明時間帯の、駅の管理については大いに気になるところです。


◆東吹田の状況
続いて、正雀に行く前の、大阪市の車庫である東吹田です。構外の道路からも簡単に、留置状況は確認できました。阪急車貸出の8302編成も目立ちます。検査中の66611編成はすでに出場間近でした。

ここは、阪急の駅管理のまずさと対照的に、管理は厳重でした。防犯カメラは勿論、赤外線センサーを始め、実際に車庫内を、懐中電灯を持った係員さんが巡回されておりました。このため、構内の様子は撮影できませんでした。

気になるのは「落書き」です。4日と5日に、御堂筋線の新大阪、谷町線の八尾南で、連続して車両に落書きされるという事件が発生したため、係員による巡回が特に念入りにあったようです。防犯設備が整っていても、この隙間をくぐるわけですから、やっぱり、人間による巡回も必要になるのでしょうか。


◆正雀は「3・4号」
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そして正雀、画像の通り、3、4号線の留置でした。もう3時前の様子です。3号線は5060、4号線は回3303で、平日・土休日共に出庫されます。入庫のみ異なるようです。

ここも、駅構内が開放されておりました。エレベーターも稼働状態でした。大阪市の管理と比べても、本当に対照的です。


◆「空いてて良かった、コンビニ」
これで、真夜中サイクリングの目的は終了です。後は帰宅するだけです。といっても、始発まで時間があるため、このまま、自転車で大阪市内に向かうことにしました。

今まで来た道の逆ルートを経て、上新庄で、国道479号線の、通称「内環状線」を南下することにしましたが、結局このルートは、後で確認すると遠回りでした。城北貨物線の赤川鉄橋のルートが近道だったのですが、淡路方の道を地図で確認せずに、内環状ルートにしたためです。

しかし、淀川を超える橋が少ないため、結果的に内環状ルートがよかった感じもあります。このルートは、地下鉄今里筋線のルートとなります。このルートでの淀川越えは、豊里大橋になります。さすがに、真夜中の3時に、自転車で淀川を超える者は、当方のみでした。足も痛くなっており、ペダルを漕ぐのもしんどくなってきました。

やっとの思いで淀川を超え、以降、河川敷沿いの「北大阪周遊自転車道」にしましたが、自転車道には照明の明かりが少なく、前も見えづらい状態、自転車のライトは、一応、常用の自転車からライトのみを取り外して、予め2つも取り付けましたが、これが幸いしたほどです。

こんな環境のためか、カップルらしき姿が意外とあり、当方のような自転車通行者がとても目立ちます。目を覆いたくなるような怪しい場面…もあり、河川敷は失敗、城北公園当たりで、道路に行くルートに変更。ダンスをする学生の姿もありました。

道路に戻ると、さすがに照明もあり、そして、「空いてて良かった、コンビニ」も結構あるものです。無人の交番よりも、コンビニのアルバイト店員が、幅を利かせてるという実状…、京都市では、コンビニの深夜規制という議論があるようですが、これは、余りにも現実を直視していない議論だなぁと感じます。

何か、深夜帯で犯罪等の事件に出くわすと…、つまり、こういうことになるからです。

あちこちのコンビニ店内を、自転車で走りながらみましたが、お客もポツポツと、各店いました。駐車スペースのあるコンビニは、特に賑やかでした。他にも、ファミレス、牛丼チェーン店、レンタルビデオ店、スーパー(何故かスーパー玉出が殆ど!)も24時間営業です。大阪市内に住んでいると、困ることはないようです。

旭、都島、天満橋筋、京阪天満橋と南下、谷町筋は、上町台地の影響で、意外とアップダウンがあり、余計に体力の消耗に…、谷町六丁目にある空堀商店街の下り坂を西進、堺筋まで来ると、後は楽です。ここからは、宗右衛門町に代表される繁華街、東京で言えば歌舞伎町のようなもので、深夜帯にもかかわらず、一気に人通りが多くなります。タクシーも格好の集客チャンスとあって、車の往来もそこそことあります。


◆難波で終了
難波に着いたのは4:30頃でした。近鉄の始発が、5:20を過ぎてからと、とても遅いので、始発の早いJR難波まで行き、自転車の解体、収納に。

JR難波は4:55発と早く、4番線出区の221系6両編成です。運用番号はあってました。奈良に行くには、JRの方が早く帰れます。1番線奥には、森ノ宮201系らしき姿が留置されていて、1番線案内表示も、回送、6:27とあります。それ意外のJR難波留置はなく、JR難波で思わぬ収穫と、不審点の解決です。

この始発に乗車し天王寺へ、天王寺で、阪和線の出区も確認、これは運用表通りでした。12番線の環状線内回りも運用表通り、これで鶴橋に行っても、まだ、近鉄奈良線の始発に間に合います。阪急並の始発は早すぎますが、せめて、JR並に始発も早くして欲しい近鉄…、5:00ジャスト難波発でもいいのですが。

感想として、行ってよかったと思っています。やはり、不審点の確認は、自分でするしかない、というわけです。これで、兼ねてからの、運用表の不審点は一気に解決しました。データの整理が済み次第、順次、運用表に反映します。
08090714
【画像】鶴橋時点
始発は大阪線の方が少し早い。5時台は普通列車が主ですが、どちらの始発列車も、奈良方面への新聞輸送も兼ねており、朝早くから係員が、各駅で、大量の新聞を降ろす作業があった。

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