【画像】19年前の長沼車庫(長沼駅隣接)
2024-7-4 0時掲載開始(予約投稿)
静岡鉄道は、新静岡~新清水間の15駅、11㎞の鉄道路線でして、JR東海道線と並行する形となりますが、地域密着の足という感じです。
当方、2005/5/14,2006/5/20,2014/5/17と、静岡ホビーショーの来訪がありました。当時、鉄道模型に、とても凝っていた時期がありましたが、お金の掛かる趣味に加え、終わりが尽きない、飽きやすい、完璧に求めすぎるのか、鉄道好きの当方でも、鉄道模型の趣味は、既に辞めてしまいました。
ただ、こうして折角静岡に来訪もあり、その「ついで」で、JRに加え、静岡鉄道を色々と記録だったのですが、今になって、この画像を改めて見ますと、2024/6/30で引退した1000形、2両12編成全編成、幸いにも、撮影が出来ていたようです。
1973年に、1000形が登場した車両ですが、ステンレス合金の車体で、電気指令式ブレーキ、ワンハンドルと、当時としては最新鋭の車両のようです。東急7200系に似た車両も、東急8000系は1969年登場時からワンマンドル車でしたので、地方私鉄としては、設備投資の予算は掛かるものの、長期的に使うという意味でも、ほぼ、目的は達成された、先進的な車両ともいえます。
最新、A3000形の置き換えにより、2016年の1004編成から廃車が始まったようですが、8年掛けて、最後の1008編成で置き換えが完了したのが、先月の6/30だったようです。
以下、地元放送局のニュース動画です。(※その後、公開が終了する可能性があります)
方向幕 キーホルダー (新静岡−新清水 柚木ゆき)【静岡鉄道】【鉄道グッズ】電車 鉄道 静岡県
鉄道ピクトリアル 2024年 8月号 [雑誌]
このように、地元の住民と利用客に愛されていたようです。生活の一部なのでしょう。
静岡県は、4月でも浜松に行った位、ここ数年の、東海運用の運用調査も大きいのですが、最近の静岡ホビーショーは、先述の通り、鉄道模型の趣味終了で行っておりません。しかし、画像として、全編成が撮影出来ていたのも、何か縁も感じます。
以下、「静岡鉄道1000形の全編成引退、その姿を振り返る」ということで、12編成全ての撮影画像・姿を、簡単にお伝えしたいと思います。
【画像】トップナンバー、1001編成
1008までは非冷房で新造され、その後の冷房化となったようです。
【画像】1002編成
5月の時期は窓全開で運行だったようです。
【画像】1003編成
スカートは、2008年以降で取付となったようです。無塗装で運行もラインカラーは、元々全車でした。
2011年10月の急行運転の開始により、方向幕で変化があります。(※現在は普通のみの運転に戻っている)
【画像】1004編成
車体広告のラッピングもありました。先頭車のミラーは2011年から撤去されたようです。
【画像】1005編成
【画像】1006編成
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【画像】1007編成
【画像】1008編成
これが最後まで残った車両、2024/6/30のラストランとなりました。8年掛かった車両の置き換えですので、全般検査切れ→同時に廃車だったのでしょうか?
【画像】1009編成
1979年以降、この車両から冷房が新製時から取付となり、分散型に、パンタグラフも下枠式となるなど変化、現在は熊本電気鉄道に譲渡のようです。
【画像】1010編成
この編成は、廃車後、阪神車両メンテナンスで改造と、意外にも関西への立ち寄りもありますが、これは、えちぜん鉄道譲渡によるもので、既に福井県での運行となっています。「恐竜列車」として運行のようです。
【画像】1011編成
1984年製
【画像】1012編成
1985年製、車齢としては40年程度となり、こちらも熊本電気鉄道に譲渡のようです。
2006年、2014年の撮影済画像からとなりますが、車両の変化も確認出来ています。2006年は未確認編成もありましたので、標準の姿で全編成はありませんでしたが、地方私鉄としては、しっかり記録・撮れていると自負もあります。
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静岡鉄道の運用としては、平日の朝ラッシュ時で、最大10運用とみられます。車両は12編成となりますから、予備2となり、省令検査用で1としても、もう1編成の予備は確保出来ていることになります。
日中は7編成の折返し運転とみられ、3運用は朝ラッシュ時で運行、夕方で2運用程度が再出庫となる感じでしょうか? ラッピング車の運行予定は公式でも公開されており、車両運用の把握も容易ですが、ラッピングのA3009編成が重要部検査中のようで、公開がありませんでした。
急行運転は、コロナ関連で、正確には廃止ではなく「休止」のようです。踏切の鳴動等、整備上でも対応させているようですので、乗客次第では、急行運転再開も予想出来ます。
ただ、路線としても11㎞と短いため、元々から普通列車の運転で、こまめに沿線住民が利用する路線として、既に定着だったのかもしれませんね。
上の画像でも分かりますが、変周式のATSがあります。現在は、連続制御のATSに更新されており、京阪の新型ATSと似た感じのようです。地方私鉄ですが、安全対策には抜かりないようです。安全報告書にもありますが、運行管理システムも導入されています。
置き換えとなった新型のA3000系は、当然ながら、VVVFインバーター制御となり、1000形の抵抗制御と比較しても、省エネルギー、省電力では大きな効果となっています。変電所での回生電力吸収・電気代の削減にもなっているでしょうか?
今までの1000形の地域輸送に対する役割は大でしたね。1973~2024年と50年に渡る安全運行、ご苦労様でしたということでしょうか?
今年のホビーショーも、5月で終わってしまいましたが、それ以外でも、何かにかこつけて、静岡鉄道の再来訪、今度は、「A3000系全編成」の撮影も出来ればという気持ちも、若干ながらあります。
さて、いつになるのでしょうか……?
【画像】柚木駅は車庫隣接、ホームからは、天候が良ければ、富士山も一望…。