
【画像】ダイヤ変更後の去就が気になる、京阪2200系発電制動車
(画像の2210は発電+回生の混成車)
2021-9-26 17時掲載開始
兼ねてからCOVID-19による、京阪の大幅な列車減便が、既に報道でも伝わっておりましたが、2021/9/25ダイヤ変更で、京阪電車のダイヤが変わりました。ツイートはしてませんでしたが、変更当日の9/25から一部の時間帯で確認しました。それらを実感しています。
ただ、初日もあり、午前中を中心でしたので、丸一日の確認は出来ておりません。またこれは、ダイヤ変更の都度、毎回の京阪運用調査での課題ですが、夜間の寝屋川信号場折返を、特に念入りに確認する必要があります。土休日の場合は、前ダイヤ同様、夜遅い時間帯での初出庫運用が予想されるためです。
今後、土休日に関しては、丸一日確認をした後の運用表公開となりますが、JRのダイヤ変更も10/2と迫っており、221系増加の大和路線を確認する予定ですので、早くても来月中頃となりそうです。(※平日はもう少し早いかもしれない)
更に、OuDiaSecondV2での京阪新ダイヤ、打ち込みが漸く一段落しました。着発は駅すぱあと時刻表とYahoo!時刻表アプリ、両数は駅掲示となります。今回から公式サイト、PDFでの駅時刻表は両数が反映がされなくなり、色々と面倒でした。
近鉄で2ヶ月、京阪でも2週間掛かりましたが、お陰様で、ある程度の形、スジが見えておりますので、推測も立てられるようになりました。2週間でも休みの日はこれで精一杯です。
残るは現地確認だけです。この土休日と、明日、9/27での平日運用の予想をまとめます。
尚、列車番号のみでの説明もありますが、すでに「JR時刻表Liteアプリ」で反映のため、このままで進めます。まずは、このアプリの併用でご覧下さい。

【画像】ひとまず特急中心の運用から、中之島線開業以来の、快速急行の運用に変化した3000系
平日では特に、特急充当もまだまだ多い
◆特急+快速急行運用
最初に、8000系と3000系となりますが、土休日の快速特急はすべて、3000系限定となりました。前ダイヤは8000系も存在でした。
平日の快速特急では、A1721A,A1821A,A1020Zが8000系、A0920Zが3000系となり、8000系が追加となっています。
今回から、淀屋橋発着ながらも、日中で快速急行の運転が復活し、それに3000系が充当となりますが、列車番号が変更となり、D0941Aなどと、40番台で区別となります。これは、プレミアムカー新規設定で、指定席化による号車設定により、特急と区別となります。
従って、快速急行でも0番台は一般車となります。ややこしいようで分かりやすい、ということでしょうか。
8000系は、平日も含めて、特急・快速特急・ライナー以外の営業列車はありません。3000系も快速急行を中心に、快速特急、特急が中心となります。快速急行のプレミアムカー設定で、特急通過駅の乗車チャンスは増加しました。
運用は、3000系5運用、8000系8運用となり、平日では前ダイヤ比較で4→5戻りも、平日の1運用で、枚方市-B0843A-D1341Aと、他の運用に比べて走行㎞が少ない運用が存在するようです。土休日でもD1040Zから営業と、遅起きの運用が存在となります。
ある程度、検査入場時の検車対応も考慮のようです。これらは検車職場、車両課や関係会社の要望もあるでしょうか。
土休日で、D1543A/D1940Zの間では、一旦寝屋川信号場に入るようです。平日は、上述のD1341Aと、8000系でB1401Aの早入庫運用が存在する模様です。走行㎞がどうなっているかは、今後の運用表までお待ち下さい。
寝屋川と淀出庫の数値は、前ダイヤと同じの模様で、予備車は3000系で1編成、8000系で2編成は変わらずの模様です。

【画像】6013のリニューアル中で、残り2編成(6012,6014)を残すだけとなった6000系リニューアルも
平日で日中の運行(12~14時台)がなくなる模様で……。
◆一般8両運用
まず土休日では、午前中で確認した限りでは6運用でした。日中で枚方市普通として5運用稼働となります。
当方でダイヤ作成後、P2201A、M2003Aと、夜間に出庫する運用が存在してましたので、前述の6運用と繋がるのか、別々の運用になるかはまだ分かりません。入出庫の場所を平日ダイヤで一致させるためか、土休日でこうした運用は健在のようです。
京阪は、指令所の運行管理システム、中央集中の駅扱いなし、完全自動により、午前運用、午後運用で、同じ編成となる場合が殆ど(※希に車両の差し替えがあるが、殆どは一定となる。他社では一定とならない場合が多いため、これが京阪運用の特徴です。)ですので、そういう理由で、丸一日の確認が必要となります。
その結果で同じ運用か、別々の運用かが、ある程度は判断が出来ると言うことになります。別々の運用ですと、土休日は8運用前後と想定出来ます。
平日では、日中の枚方市普通が8両ではなく、5運用共7両に変わりましたので、日中の一般8両の運転は、ひとまずは消えることになります。12~14時台では、平日で6000系と9000系9005編成の運行がないということになります。
平日枚方市普通での5運用7両化は、1運用は、R0503B~R1402R(以降はまだ不明)で8両化は可能ですが、他の運用で京都方面7両限界駅(東福寺・伏見桃山は特に)での運用が存在します。やむを得ず、もしくは、7両化でも問題ない、実際の、枚方市普通の輸送量でしょうか。
一般8両がどうしても持て余し気味で、その上で6000系のリニューアル車が殆どとなった状況ですので、これが少し気になります。広告の液晶画面を設置するようですが、費用対効果で懸念が予想されます。
(どうせなら、利用客が見込める8000系特急の枕木方向でするべきでしょうよ…)
古い車両での8両編成も、以前存在した2351,2381~2384の中間車は既にスクラップです。朝夕しか動かない8両編成の一部を、古い車両を中心にさせ、6000系の7両化等々も検討するすべきでしょう。
ただ、平日朝ラッシュ時では、前ダイヤ同様13運用の維持は確実でしょう。今のところ変化はなさそうな感じがします。
特に平日朝で、「B0609A-B0701A--B0705A-B0707A-B0709A」と、下りの特急でロングシートとなり、恐らく、大阪方面で特急の最混雑列車での充当となっています。B0703Aのみプレミアムカー設定で3000系となります。
※13000系での8両編成はなくなり、6000系14編成と9005編成だけとなりましたので、15編成予備2、6002編成のリニューアルは既に出場で、現在は6013編成のみその工事(今年度分)となりますので、13000系8両編成も解消のようです。
8000系での平日朝7時台は、B0711A以外はライナー(B0731A三条発,B0733A枚方市発,B0735A,B0737A樟葉発)中心の充当ですので、大阪方面最混雑列車での特急充当を極力避けて、その分、全車座席指定席化によるライナー運用で、混雑回避、快適乗車となった格好です。
営業的にも収入増となりますから、この時期、貴重な列車とも言えます。朝のライナーが、満席常態化となる位なドル箱列車となれば、京阪としてもホクホクでしょう。問題は夜の上りです。特に、京橋から料金の支払いで、必ず座れるというポイントをもっとアピールすべきでしょう。
ちなみに、前ダイヤ平日では、B1006Zから始まる遅起きの運用が存在でしたが、今回から8運用共、朝ラッシュ時から充当になっています。

【画像】手前の2両が教材車化となり、離脱したらしい2600系2609編成
◆一般7両運用
特急車のライナー増加等で平日でも早起きとなる上、平日朝ラッシュ時での減便となりましたので、これで注目されるのが7両運用となります。後者で特に、最大運用数の削減となります。
所有する車両の減少で、メンテナンス費用・動力費用等の削減となるばかりか、これで車両が廃車になったとしても、京阪のことですから、イベントや、イーケーネットでの販売として、熱心なファン層からも喜ばれるはずです。
最大39運用存在した前ダイヤでの7両運用、これまでに、ツイートでも書いたかもしれませんが、5運用程度の減は予想しておりました。朝の寝屋川信号場の折返しは、明日27日以降での確認次第ですが、「5運用前後」は確実でしょう。
特に、9/25の結果で、確認が出来なかった7両編成の一覧です。
13023
7201,7202,2601,2609,2624,1503,1505,2200系7編成全て
この15編成は未確認となります。
夜間を中心に初出庫運用も予想されますが、9/25、土休日7両で25運用は済、以降はツイッター上京阪運用タグの情報引用ですが、午後に初めて出てくる運用が、更に5運用あるような感じです。
前ダイヤでも存在した、淀出庫運用を中心に、S1500Z,G1600Z,S1602Z,S1700Z,R2005Bとなる模様です。
即ち、既に30運用あるのは確実となります。ここから、夜間に更に初出庫運用があるかどうかで、数値が前後するだろうと思います。あっても1~3程度増でしょうか?
ここから、平日でも30運用+数運用は存在でしょう。後は、どの程度の減少になったかということだけになります。
また、9/25で、「2600系と、2200系7編成全て」の未確認が気になります。
9/24の、ダイヤ変更前日の京阪運用タグを洗い出しますと……
2210……D1900R-YY-淀
2217……D2002R-YY-淀
2225……G2101Y-淀
2209【回生制動】……P0810N-寝信
2211【回生制動】……R0708N-寝信
2216【回生制動】……Q2301M-YN-寝信
2226【回生制動】……Q2303N-寝信
2601……R0810R-YY-淀
2624……F2100R-YY-淀
2609……9/11以来情報無し、情報によると教材車化の模様、(2625-2825は2021-3-12検査出場のため、元々の教材車<2615-2820>の置き換え?)
このようになる模様です。
2200系でも回生制動車(界磁添加励磁制御)は寝屋川、発電制動車(抵抗制御及び2600系)と2600系2編成は淀車庫という結果となっています。意図的に調整かは分かりませんが、もし、9/27以降も、特に淀車庫、5編成分で運行が無かった場合、この編成相当分の運用減が予想出来ます。
(※13031~13036の新製置き換えは、2452,2609と5000系4編成で既に完了済となります)
やはり5運用程度の減は確実となりますが、2200系でも回生制動車4編成がどうなるかでしょうか。4運用全て離脱なのか、一部なのか、それでも全て継続か、となります。2200系時代も車齢50年超えとなっておりますから、下述の社債発行云々にもなりますが、中期的に考えも、置き換えは急務でしょう。
上述の通り、13000系の8両はなくなり、7編成共7両戻り、7両45編成に前ダイヤで39運用でしたので、予備4→6戻り<注、6両運用設定により予備車の数値変更にも注意>となります。
13023(淀),7201(検査入場),7202,1503(淀),1505(寝)は、単なる予備車でしょう。7201は検査入場ではないかと思われます。特急車でも検査の車両があるかは、まだ分かりません。
特筆点は、多くは快速急行が最上位種別も、平日で7両特急の設定があるという点です。B2301Hと、最終の出町柳発枚方市行の特急となります。これは土休日では一般8両となりますが、平日は、運用の都合なのか7両となっています。
この運用は、「P1803A」以降は確定です。萱島18:21発となります。
それ以前は寝屋川信号場の折返しのため、どの運用に繋がるか、午後出庫かは、実際に確認する必要がありますので、まだ分かりません。「P1803A-K1808Z-K2005A-K2200Z-B2301H-YN」の流れとなります。
ともあれ、9/27の平日新ダイヤ初日、運用調査の予定です。丸一日確認できるかは分かりませんが、これら、結果が分かれば、ツイートしたいと思います。

【画像】5000系4編成離脱と2452,2609編成離脱で、13031~13036、6両6編成の置き換えに
京橋駅ホームドアで、これらが2200系よりも先に廃車となっています。
◆一般6両運用
前ダイヤで登場した6両運用、今回も萱島以南の大阪方面を中心とした運用です。
土休日では寝屋川市以北の運用はありませんでしたが、今回から新たに設定されています。
「R0503B-Q0514Z-Q0703B-R0910N~」
「R0601A-K0604Z-Q0803B-R1002N~」
この2運用で、京都方面にも土休日乗り入れとなりました。
前ダイヤでは、土休日でも区間急行列車が多くありましたが、変更後はP0701A-R0702N,P2301Bのみとなり、この他は上述以外、萱島普通ほぼ専従となります。
寝屋川信号場の折返しとなりますので、平日・土休日共に、どうしても、夜間遅くまで確認する必要が生じてます。
平日でも京都方面の乗り入れはそのまま存在し…
「R0505B-Q0600Z-K0801A-P0902N~」
「Q0604Z(寝屋川市始発)-Q0703B-R0912N~」
このようになります。
区間急行はP0902N,P0803B-P0900N,P1601B,P1701A,P1702N-P1801A,P1901Aとなりますが、朝ラッシュ時に複々線区間でB線(萱島-京橋間で、普通の走行線路のみ)を走行する区間急行が、このダイヤ変更で1本増加しています。
N0701Aは変わらずで、樟葉7:22発ですが、こちらは7両となります。もう一つ、萱島7:32発の区間急行がN0703Aとなり、駅の時刻表では6両でしたので、新たにB線走行の区間急行で6両が誕生する模様です。
「N0703A-R0802N」
この運用となります。
また、6両運用は5運用予備1は変わらずの模様です。いずれも寝屋川信入出庫のみとなります。土休日は、1運用分が、そのまま運用無しなのは濃厚です。

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【画像】敢えてこの塗色時代、現在は7両化の10001編成です。
最初から交野線のワンマン化により、新製で登場したのも、当時の京阪では話題となったようです。
◆一般4両運用
ラッシュ時と日中の減便で、平日では宇治線で1運用減となるのは確実です。
交野線ではラッシュ時はそのままの運用数も、日中の減便で、平日で、今までに無かった、午後の寝屋川出庫の枚方市回送が予想出来ます。昼間の私市留置も、一段落したダイヤを見てもなさそうな感じですし、枚方市もダイヤ乱れ等を考えて、同様でしょう。
交野線平日で、T1503W(枚方市15:16)が午後の再出庫とみられ、この前で、寝屋川信号場からの出庫回送が予想出来ます。従って、その回送は15時丁度前後といえそうです。
宇治線も午後から出てくる運用が予想出来ます。恐らく、一旦淀回送でしょう。ただ、列車区最寄り駅である、中書島駅留置も気になります。こちらは、V0904Cまで、V1507U以降となりそうです。(中書島9:42-15:41)
更に、日中減便で土休日の、朝だけの運用が、宇治線交野線共に発生しています。
これで、1運用減の9運用となり、予備車が1→2に増加しておりますので、今後は、余程の事が無い限りは、13000系7両の分解→4両仮編成もなさそうな気配です。
ただ、その分解で予備車捻出の奥の手がありますから、検査入場等が重なった場合や、不具合等でその想定は出来そうです。
それにしても、交野線宇治線の日中の減便、10分が15分毎が、どう影響するかが気になります。しかし、JR学研都市線やJR奈良線でも、日中は15分毎での運転ですので、今までがむしろ、列車本数が多すぎたのでしょうか?

【画像】3000系7両編成
中之島線開業日だけ、始発が7両となるため、式典の関係か、一時的に3000系の7両編成の運行がありました。
このため、普通列車充当に
◆半端3000系をどうするか?(n回目)
プレミアムカー新規設定により、3000系の半端な中間車6両は、前ダイヤの2021-1-31以来、動きはないようです。3751~3756となります。
作成で一段落した新ダイヤをざっと見ても、平日で、前ダイヤに存在したB1504Z以降、B1411A以降も、減便等により3000系5運用、8000系8運用で充分となりましたし、上述の通り、午後以降入庫する運用がありそうです。
減便等は、平日夕方ラッシュは、特急がほぼ12分前後の間隔となりましたので、これ以上、プレミアムカーの車両を増やしても、特急またはライナーの増便をする(即ち、10分間隔の前ダイヤに戻す)必要があります。
また、「B0609A-B0701A--B0705A-B0707A-B0709A」のプレミアムカー設定増加も、一般8両を減らす必要があります。また、下りでは増加が見込めても、新ダイヤで、朝ラッシュ時の上りの一般特急がありませんでした。
(夕方ラッシュでも、B1710Z,B1808Z,B2000Z,B2100Zと23時台の一部の程度)
兎に角、ダイヤ変更による減便で、これ以上プレミアムカー車両を増やす必要がなくなったことになりそうです。
新ダイヤが当分継続となる場合は、ひとまず、3000系の半端車活用での車両の増備は、プレミアムカー込みの8両ではなく、7両にした方が良さそうな感じもします。
例えば、半端車6両を3両に分けて2編成にし、1編成で4両を新製すればいい訳ですから、8両分の新製で7両2編成ということになります。もしくは、2両に分けて3編成、15両分の新製でしょうか。
恐らく、設備投資が少ない、前者でしょうか。半端車解消の新製両数も8両だけとなります。
いずれにしても、ひとまず、7両2編成の3000系増加で……
▼半端車の解消
▼7両のため、普通から特急まで、交野線と宇治線を除き、幅広く運行に使え、7両編成の置き換えにもなる
▼新製車も恐らく現状のクロスシートと思われますが、7両編成の旅客サービス向上にもなる
▼COVID-19解消後、予想される多客期の臨時特急・臨時快速特急(2023年春以降の、京都競馬場本場再開以降も含む)での充当も最善な車両となる
▼極端な予備車不足での、所定8両3000系運用の7両代走(但し、プレミアムカー設定がなくなる)も可能な範囲
こういうことでしょうか?

【画像】中之島線開業から13年、京阪はどうなるのだろうか…
◆雑感
考えてみれば「プレミアムカー」は成功でしょう。予想以上の評判でした。
しかし、2020年からのCOVID-19による影響は、その乗客を含め、不安定なテレワーク等々、乗客減となり、これが鉄道会社にとっても収入減となりました。
京阪は他の鉄道会社と比較しても、コスト減の対策は多く、ゴミ箱の撤去を始め、空調設定温度の高さ、自動改札機のIC専用の増加、中之島線での一部エスカレーターの終日停止、前ダイヤで存在した、緊急事態宣言中での土休日20分間隔臨時ダイヤ、そして、一部駅の無人化……。
接客は「言葉遣い、態度、身だしなみ」などとはよく言いますが、乗客サービスで、態度は、正直な所、一部ですが、他社と比較しても、元々余りいい印象はしておらずでした。
調べてみますと、駅員と車掌の契約社員待遇もイマイチのようで、これが結果的な接客態度の悪化ではと、一部では感じています。労使で揉めているか、労組が強い弱いかも何も分かりませんが、休日出勤の多さとかで、色々と厳しいようで、余りいい印象もありません。
大幅なダイヤ変更による減便で、乗務員さんの乗務㎞といいますか、単純に、拘束も減るだろうと思われますが、果たしてそれで勤務環境や給与等待遇よくなるという保証といいますか、余裕ある勤務体系→安全輸送に繋がっているかは、やや疑問もあります。
京阪でもJR西日本同様、コロナ以降で社債の発行があるようです。2020年で3回に分けて300億円、2021年も100億円(いずれも10年債)となり、色々調べますと、やはりコロナ以降での社債発行が増加したようです。
財務情報を見ても、運輸は24%とそれ程営業収益としては多くなく、一番多いのは不動産(40%)、その次が流通(30%)と、鉄道・運輸以外となっています。レジャーやサービス業は、6月に東京の浅草で泊まった京阪ホテルも含みますが、ホテルに関しては正直、実質オマケ程度でしょうか。
元々京阪は、不動産で持っている印象があります。不動産自体も元々は電鉄直営でしたし、HD化となっても同じでしょう。複々線の延長(守口市-寝屋川信)も、1970年代の建設当時、インフレの影響(オイルショックの悪化影響もありますが)もありますが、ローズタウンを始めとする沿線不動産の開発とその利益で、高架の複々線が延びたと言っても過言ではないと思っています。
長く、東京23区内の用地問題と、複々線事業で手間暇と予算が掛かった小田急と比較しても、京阪のこの点は、もっと大いに評価してもいいはずです。
ただ、これで、鉄道の運輸だけでは、HDの経営が持っていない特性もあるでしょう。運輸も路線の長さを比較しても、エリアが京都大阪、一部の滋賀と限定的ですし、京阪間の輸送はJRに阪急、そして最近の第二京阪→自家用車と、ライバルが多すぎます。
運賃の値上げも国交省が「よし」と言わないでしょう。鉄道収入だけでは限界も見えますから、まずは、減った輸送人員の元戻りでしょうか。プレミアムカーの料金設定が何とか…という所でしょうか?
(本当ならば、プレミアムカーで、側面の扉が開閉可能な車掌室を設けて、車掌と指定席の確認が別々の人員ではなく、車掌が一緒に出来れば、人件費も…、とは思いますが…。JR北海道の快速エアポートのような感じですかね。こちらは車掌が中間車の指定席乗務のみのようです。最も、冬場の地域的事情で、扉の開閉ランプが確認しやすいとかで、最後部より、前後が短く確認が出来る、中間指定席車乗務の方が適当らしいという話ですが)

そんな中で2008年の中之島線開業は、今思えば、思い切った経営判断といえます。
やはり、西九条やユニバーサルスタジオまでではなく、中之島という中途半端な位置で終わっていることと、元々天満橋までの時でも、昼間の天満橋駅旧3,4番線【上画像】(※今の3,4番が行き止まりだった)の営業はありませんでしたから、やはり、御堂筋線の淀屋橋で元々持っていたわけです。ですが、中之島線の大江橋で、御堂筋線での地下連絡通路が最初からなかったのは残念です。一旦地上に出る手間は、最初から想定出来たはずですが。
また、2009年の阪神なんば線と比較されがちですが、奈良と神戸を乗り換えなしで直結した路線とは、結果論ですが、明らかな輸送量の差でした。
2020年度での営業収益減、利益赤字、鉄道の旅客数減、世界的環境の変化をモロに受け、この悪循環の中でのリストラ→今回のダイヤ変更の減便といえます。

【画像】2005/7/15当時
天満橋始発は最混雑時間帯のこの程度でしかなかった。
あくまでも、淀屋橋の補完が天満橋。
こんな中の大幅なダイヤ変更となりましたが、これで今後の京阪がどうなるか、注目でもあります。
明日以降の平日ダイヤ、とても気になっております。最低は午前中ノルマ、なんとか確認したいと思います。
そしてやはり、世界的なコロナの終息が、第一の喫緊課題でしょう。コロナ前の京阪電車は、土休日は臨時ダイヤを何本も設定したり、祇園祭等で臨時ダイヤの設定など、お客さんで混雑でしたからね。

【画像】2008年当時の昼間の列車本数、いやはや、比較してもメッチャ多いなぁ…。
◆今後の見通し
運用表掲載は先に平日からとなりそうですが、10月以降となります。理由として……「他の路線の運用調査も多く作業の余裕がない」となります。
遅れながらも進捗の近鉄、JRのダイヤ変更(10/2)、この京阪、更には全く出来ていない南海線、課題が多く余裕がありません。私の作業はこれだけではなく仕事もとなりますので、今年いっぱいとなりそうです。
何分本業でやっているわけではありませんので、ご理解をお願いします。
長ったらしい文章になってしまいました(汗)