
【画像】米原を通過する「のぞみ211号」
流し撮りは練習の余地あり…。
2022-7-29 13時掲載開始
ブログ記事も間が空いてしまいました。
さて、過日の7/27は、未明の愛知県三河方面の大雨により、貨物列車を含めたJR東海道線が終日乱れました。降水量も、愛知県の西尾で、7月の観測史上最多もあったようです。
余りの大雨に、沿線各地で列車が抑止となり、岡崎~豊橋間では、在来線の営業列車上下7~8本前後でしょうか、各駅に停止、夜通しとなった位です。
これにより、東京-出雲市・高松と、唯一の夜行寝台特急列車「サンライズ出雲、サンライズ瀬戸」が、下りでは浜松、上りでは西岐阜で抑止だったようで、それぞれ、豊橋止、名古屋止として、以遠はお客さんを新幹線に振替、特急料金は勿論、寝台料金までも払い戻しという救済措置となったようです。
本来は定時運転に越したことはありません。
ですが、こうしたツイッターを始めとする情報により、朝や日中のサンライズエクスプレスの撮影は、過去に何度か、時間的余裕があれば行っておりましたが、今回もでしたので、気晴らしを兼ねて参戦となりました。
◆サンライズを撮る
京都から上手い具合に新快速で東進も、サンライズ下りの回送は、豊橋の隣駅、西小坂井駅で待避、朝ラッシュ時による影響なのか、時間調整となりましたので、現地到着後の時間的余裕が予想でした。
更に東海方面まで足を伸ばすか、西日本管内で済ますかと考えましたが、以前、彦根に行ったとき、レンタサイクルの存在を思い出しましたで、結局は彦根周辺でした。結果的にもこれで良かったです。
ICOCAでしたので東海管内跨ぎも出来ませんし、醒ヶ井、近江長岡等々も、後から知りましたが、米原でもレンタサイクルがあったようで、次回、再訪問が出来れば利用でしょうか?

レンタサイクル、10時前から13:40頃と、4時間前後、帰りは彦根城も行きましたので、20km程走行しましたが、電動自転車でしたので本当に楽でした。年齢を重ねると、若い頃のようなクロスバイクも、無理があります。
自転車で琵琶湖一周は、まだ私での経験はありませんが、大津から余呉折返しの一周でも、日の出からではないと厳しいですね。休憩も入れると余裕が必要です。
どうも、一周約200kmもありますから、朝早くから行っても、夕方まで掛かるようですので、JRで大回りによる一周をした方が気軽ですね。新快速ですと、たった3時間程で済みます。
レンタサイクルでもこうした琵琶湖一周利用は、最初から不可のようです。自分用の折り畳み式クロスバイクが最適です。
さて、米原-彦根間では踏切が2カ所存在します。弁天踏切(№1)と佐和山踏切(№2)となります。
最終的には、ツイッターの通り、佐和山踏切となりましたが、その前に、他に候補がないかと、スマホからストリートビューでポイントを探しておりました。
まず、下記画像のように、東海道新幹線と在来線が分岐する左画像(A)の位置です。企業用に印刷用のインクを製造している、サカタインクスという会社の工場がありますが、丁度正門に入る前となりますので、直前まで近づくことは可能です。
(近くには、新幹線からでも塔の存在でよく分かる、エスカレーターやエレベーターの製造メーカー、フジテックの工場もあります。)
この角、農道に入る形になりますが、カーブが撮れそうな場所でした。合間に新幹線も撮影出来ますが、来訪当時はいつくるかも不明な点と、やはり日差しも強かったため、なしに。すぐに撤収もありまして、撮影を忘れました。
続いて、米原操車場の出発信号機付近にあるカーブでした。下記右画像(B)の位置です。
画角としても適当で、米原操に列車接近の鳴動装置(列車接近で「ポーポー」と鳴る装置)もありましたので、ココにしようかと現地訪問しましたら、どうも、JRの用地とかという感じでもなさそうで、私有地ではないかと思った訳です。
ストリートビューでは2018/3時点で、築堤の上に上がっても何もありませんが、訪問時は、工事用の休憩室があり、たまたま誰も居ませんでしたが、車がありましたので、現在も使用されているような気配でした。
空撮の写真ではそれが分かりますので、ポイントとしては良かったものの、やはり私有地と考え、自重。
ですんで、その前に訪れた弁天踏切と佐和山踏切の、どちらかしか、最善の撮影ポイントが米原-彦根間ではなさそうということで、佐和山となった訳です。


【画像】位置関係、A位置(左)とB位置(右)

【画像】B位置の作例
A位置を撮るのを忘れてしまいましたので、B位置のみの作例となります。焦点距離は55mm(35mm換算で82)ですが、200mm(35mm換算300)ですと、白枠のような具合になります。
<中古で入手したD3100はAPS-Cサイズとなります。以下同様。身の丈を考えれば、古いデジタル一眼でも充分、画質もまだまだイケますね。>
200mmでの画像が、設定ミスで、ブレたままの画像のみでしたので、掲載せず、簡単に白枠とします。

【画像】B位置の作例
焦点距離は110mm(35mm換算165)ですが、先頭が正面に右半分となれば、充分でしょうか。架線柱は好みもありますが、個人的には気にならない程度です。一番奥の線路は近江鉄道、手前の4つの線路で、右が下り本線となります。


【画像】B位置の反対側
丁度米原操の下り出発信号機のため、停車中の貨物も撮影し易いのですが、上述の理由もありますから、撮影は現地の状況次第もでしょうか。
やはり、線路フェンスにはこのような看板もあり、手前もがJRの用地ではなく、私有地の模様です。道路の入口に管理地などの看板はありませんから、黙認でしょうかね?

【画像】佐和山踏切
で、佐和山踏切到着後も、サンライズまで、まだまだ時間がありましたので、営業列車で練習でしたが、上記は焦点距離が145mm(35mm換算217)となります。この踏切は、遮断棒ギリギリでしたら、ストレートは可能ですが、左側の架線柱(上り68号柱)の処理が課題です。
シャッターのタイミングによっては、右側が開きがちになりますが、新快速12両でもすべてストレートで収まります。

【画像】本命のサンライズ通過(12:40頃)も…、微妙な具合
本命は上画像の通りですが、被りは避けられたものの、上り748Tと離合となり、微妙な画となりました。160mm(35mm換算240、1/400 F6.3)となります。ツイッターではトリミングをしましたが、上画像はトリミングはしてません。

【画像】後追い<サイズ間違いのため画像を差し替えてます>
後追いの方がしっくりときましたね。14両と長い列車ですが、障検や架線柱も気にならない程度です。72mm(35mm換算108 1/400 f7.1)
画像後ろに歩道橋がありますが、ここで撮影の場合も作例が気になりますね。
ということで、12:40に通過、サンライズ瀬戸・サンライズ出雲と、下り彦根の所定通過は3:24となりますので、9時間16分の大幅な遅延となりました。
過去の同事象の遅延でも、昼過ぎと、ここまでの遅延は珍しいと思います。

【画像】佐和山踏切作例
遮断棒ギリギリではなく、少し離れた位置の場合です。上り線側です。
80mm(35mm換算120)程度で済みます。中央の架線柱が上り68号柱となります。


【画像】佐和山踏切作例
200mm(35mm換算300)の場合です。左のように処理が上手くなればいいですが、遮断棒ギリギリです。少し下がるだけで上り68号柱、上り67号柱は、どうしてもそうなります。(※55-200mmレンズテレ端)
ちなみに、奥にある踏切が弁天踏切です。ここは撮影には適していませんでしたが、大洞弁財天のためだけにある踏切で、神社の鳥居がありますので、風景優先となります。これは好みの問題でしょう。(信号機は上り第3閉塞と下り第1閉塞です)

【画像】弁天踏切(手前はストリートビューでもありませんので、画像を追加しています。)


【画像】作例
左は下り線側の下り列車、先程は上り線側の下り列車ですが、こちらでも、前にスペースのお陰で、問題はなさそうです。草の処理ですかね。こればかりは、JRさんの草刈りに頑張って貰うしかないです。
右は、佐和山城跡コースや、関ヶ原の戦いで敗れた側、石田三成屋敷跡(※屋敷はなく石碑だけある)につながる上り坂、たまたま通った、佐川急便のトラックもゆっくりと走行でした。
こうした急坂で練習の都合が良いのか、近くの近江高校、運動部の複数の学生さんが、ここで練習をしてました。

【画像】サンライズの直前に通過した748T I10
68mm 35mm換算102 1/400 F8
踏切の障検が左下に入る場合です。この付近の築堤は、草刈りをした跡がありました。時々作業を行うようです。ざっとですが、こんな感じとなりました。上り列車での上り線側です。
彦根駅からはレンタサイクルで現場踏切でしたが、徒歩ですと20分は掛かるでしょうか。レンタサイクルが、色々と便利で、体力的にも楽なのは確かです。彦根市のここで借りましたが、1日で電動自転車800円となります。他にも、JRの関連会社が運営する、駅リンくんもあります。
Panasonic製の最新の電動自転車だったため、彦根から米原操往復、20kmの走行、返却時に3/2の残り(実質、容量の半分以上使用でしょう)でも、電池の持ちは充分でした。


【画像】東海道新幹線フジテック付近
◆その他
フジテック付近で、東海道新幹線の高架橋です。向かって京都方面となります。盛り土区間が目立つ東海道新幹線も、ここは在来線との交差なのか、最初から高架橋のようです。
近江鉄道のフジテック前から1km程度でしょうか、田畑でも少ないこの場所ですので、人通りは全くありません。たまたま、農家さんの軽トラが通った程度です。


【画像】
新幹線の距離としては409K795M付近
右が、無人駅の「フジテック前駅」ですが、日中は1時間に1本しかないため、勤務者は殆ど車通勤、来訪者もタクシーのようです。彦根市(駅自体を含む)と米原市の境目にあるようですが、近江鉄道では一番新しい駅です。
周辺はただっ広い空き地と言いますか、雑草地です。行ってみて分かりましたが、カップル連れで行ってしまうと、変なことが出来てしまうような、妙な感じも抱きます。
昼間は明るいですが、夜間になれば真っ暗闇、新幹線が光の矢のような往来だけでしょう。

【画像】彦根城
松本城、姫路城と今まで行き、今回の彦根城来訪により、個人的な話ですが、国宝5城で未訪問は、犬山と松江だけに。
城の見物は、地方などに行った際の楽しみ、手軽な観光です。

【画像】彦根城から米原方面
手前の野球場が彦根球場、左が、建て替え工事中の陸上競技場、2025年に国体が滋賀県でありますので、その関連のようです。奈良の橿原のそれと比較しても、規模が大きいですね。奈良も2031年にありますから、橿原の建て替え云々にもなるでしょうか。
中央は近江高校となりますが、左上にも第2、第3グラウンドがありましたので、高校野球で甲子園常連校として存在感、他、高校サッカーや高校バレー、陸上もでしょうか。
ちなみに今夏の高校野球滋賀代表も、7/29 12:30時点で、近江高校に決まったようです。

【画像】彦根城石垣下
時代劇ドラマで覚えがあるような…。
こんな感じでした。以前(2018/11/3)、彦根城に行こうとして、時間切れとなり周辺歩くだけでしたが、サンライズ撮影と便乗で、城巡りと、気晴らしとしては充分でした。
本来のサンライズエクスプレス、サンライズ瀬戸・サンライズ出雲は、定時運転に越したことはありませんが、しかしながら、遅延による日中の撮影は、関西では珍しいことになります。
他にも貨物列車、SRCやEF66-27も遅延でしたが、時間が読めないのと、天候面もあり、サンライズだけに絞りました。
これ以上の遅延の期待は不謹慎となりますので、大きな声では言えませんが…。


【画像】
左、米原操は上りでこの2列車だけでした。
右、彦根2番の中線も、9:40頃から13:50までずっと、貨物列車が停車でした。このため、駅撮りのサンライズ撮影が出来ません。