
【画像】画像での後ろ4両が廃車となった5006(5703)編成
2023-2-25 5時掲載開始
2022/12/17のダイヤ改正による阪神・山陽・近鉄の運用調査は、多忙もありまして、なかなか進捗しておりませんが、阪神運用の一部は、 OuDiaSecondV2のタイピングがまとまったこともあり、ある程度は完成しています。
一部、山陽のみの運用(4,3両)と、阪神運用でも、近鉄に絡む運用で、まだまだ未確認・未整理がありますので、運用表の公開は、3月以降となるかもしれません。
ただ、一部で大きな運用変更といいますか、阪神と山陽での運用の持ち替えもありました。
◆近鉄相直運用で大幅な変更
まず、近鉄と阪神の運用変更は、平日夜間での10両運用廃止もあります。今まで、尼崎車庫入出庫の近鉄車2運用だったため、入庫の時点で10両編成でしたし、土休日で、出庫前に8両編成に短縮させる作業もありました。
これが、平日では10両2運用、土休日では8両2運用が、阪神車の尼崎車庫出庫となりました。近鉄の西大寺車庫で、阪神8両だけは1運用残す形となりましたが、この運用が大きく変わっています。
平日:363-750-3831-3838-925-尼崎
土休日:371-3830-825-924~
平日で、750列車の準急8両が発生しています。奈良7:00発の大阪難波行となりますが、これ以上阪神10両(2+2×2運用、各4運用のみ)も必要がなくなったのか、準急8両という、今までになかった、奥の手のような充当となっています。
ですから、1000系2両編成は、5運用充当となりますので、2+2+2両のブツ6運用も、朝で尼崎入庫となる運用を中心に、充当が時々発生しています。これでも予備1編成が確保となるのは、予備なしだった前ダイヤと異なる点で、ブツ6で代走となれば、6両5編成の予備が6編成に増加します。
(※今までは、2両3編成の予備車となるため、ブツ6が運行となれば予備なしとなるが、ダイヤ改正以降は2両4編成の予備となるため、ブツ6充当でも予備1は確保出来る)
また土休日で、933列車での急行8両も発生しています。これは、尼崎出庫運用となり、724-3831-8830-933~となります。他にもありますが、まだ、情報の未整理や未確認も多いため、現時点ではこの程度とします。
(編成の動きにより、この他、阪神車6両1編成分の近鉄線留置の可能性もありますが、現時点ではまだ確定ではありません。)
尚、奈良1番は、阪神車10両から、近鉄車10両に変更となっています。
◆尼崎車庫車止め事故で
続いて、2020/6/22に、阪神尼崎車庫内で、冒頭画像の5703編成が、車止めに乗り越えて脱線する事故がありました。車体といいますか、構体の歪みが大きかったのか、梅田方4両が、去年廃車(2022/3/31)となっています。
荒井駅での踏切事故でも、5630編成が復旧しておりますから、あっけない廃車、関連会社でのリニューアル工事で、まさに完成間近の状態だっただけに、事故がなければ、今頃は営業運転だったのでは、と思われます。
この影響が、ダイヤ改正の車両運用にも反映されています。
まず、阪神車の6両運用が1運用減となっています。今までは、近鉄線内で10両3編成の留置がありましたが、これを8両1編成だけとなり、10両2編成は、尼崎車庫出庫に変更となり、他の運用と併せた結果、1運用捻出となります。(同時に、尼崎車庫での近鉄車2運用出庫も廃止、石屋川で9時以降に出庫する運用は、これと別に、今まで通り存在)
近鉄相直運用の変更は前記述の通りです。
次に、これとは別に、「東二見-東二見」で出入庫となる、阪神車の1運用が増加しています。つまり1運用減でも、この増加により、実質での運用減は発生していません。

(※回送の運番・時刻は推測です)
つまり、この車止め事故は、阪神側の責任事故だったともいえます。廃車の発生により、山陽側で6両の車両が、1編成不足したままとなるからです。
この代替編成といいますか、6000系でも、固定6両かもわかりませんが、車両の弁償を新造とした場合、製造も最低でも半年は掛かりますし、川崎重工業の製造ラインの問題、そして、阪神側の山陽に対する費用弁償や、その予算付けもあるでしょうか(法人用の損害保険が適用となるか否かは考えないことにする)
つまり、阪神側で何とか1編成車両を捻出させて、元々は山陽運用だった上記の運用で、当分の間は、阪神車で弁償的な、代走運行する形、ともいえます。これですと、山陽は9運用となりますが、予備2編成は確保出来た形となり、山陽6000系3+3両の代走も、取り急ぎでは必要もありません。
最近では5702編成が検査だったようですが、これでも後1編成の6両予備車が存在することになります。今まで通りの予備車の体制となります。
この運用は、土休日では存在せず、1編成丸ごと、東二見車庫で留置となります。
これが土曜日の場合は、前日金曜日が、この9056~の運用、木曜日が、飾磨出庫のH6653-9068~の運用、水曜日が、石屋川出庫3907の運用の模様です。ですから、水曜日の3907が目印といえますが、山陽出入庫場面での、平日/土休日、土休日/平日つながりが、少し複雑な移変でしたので、これらの詳細は、運用表公開までお待ち下さい。
2/18(土)の場合は、8213編成となり、水曜日の3907出庫も8213編成でした。日曜日はH7391-9442に充当だけの尼崎入庫の運用で、阪神線に戻るようです。

山陽運用は、今回は、姫路で1泊、必要では感じています。土休日早朝は、車で東二見に既に趣いてますので、東二見留置の存在【左画像、4:45頃の様子】と、これが、平日・土休日共、593列車となるのは確認出来ております。(入庫は最終東二見の模様)
特に、山陽6両で、今回から、2運用分の山陽姫路留置が発生していますが、どの運用が3番線、4番線かも明確ではないためです。
前回のダイヤでは不十分だった、網干線の運用も、今回は、出来れば、同時に2日間つながりを確認したい気持ちがあります。ちなみに網干線は、網干駅で2運用のみ(平日・土休日共560,660)となりますが、飾磨駅2番線は留置がなかった模様で、車庫入出庫となります。高砂も、1番線ではなく4番線だった可能性があります。
これで、車両の代替新造まで、代走は続くでしょう。完了となれば、8000系1編成分余剰となり、車両経年的にも、初期車を中心に、廃車も想定出来ることになります。
運用表の公開に関しては、出来る限り現地調査を進捗させます。
◆近鉄運用について
運用表の公開までは時間が必要です。遅れていたOuDiaSecondV2のタイピングも、奈良線でやっと打ち終わりましたが、京都線・橿原線、そして大阪線を残しています。
最後が大阪線となりそうですが、大阪線は運用調査ですら、まだ手つかずです。いずれにしても、情報整理で必要な、ダイヤのタイピング進捗も必要です。
大幅な運用変更となっており、調査の時間も満足ではありませんが、少しずつ進捗は出来ております。3月中の運用表公開は、当方のやる気と結果次第です。