
【画像】和田岬駅に到着した103系
和田岬線で22年間走ったスカイブルーの103系の勇退!
こちらをご覧ください。(PDF形式 582キロバイト)

2023-2-27 22時掲載開始
遂にといいますか、和田岬線103系運行終了が公式に発表となりました。電化となったのは2001/7月、これまでは客車、そして気動車が運行でした。網干総合車両所が移転前の鷹取工場(気動車時代の所属もここ)も存在でしたが、これとセットでした。
和田岬線103系は6両編成で、1編成だけの配置(明石)でした。元々は森ノ宮配置の環状線の車両でして、電化と同時に転属だったようです。確認出来た範囲では、16-4AB全検,20-3AB,24-2AB全検,(28-2AB),R2-1AB全検が検査の出場時期となりますから、和田岬線転属時は、要検、車体の塗色変更でしょうか?
既に森ノ宮での103系は廃車となった中、明石転属、和田岬線車両のお陰で、今まで、長生き出来たことになります。また、6両全て、沿線の川崎重工業兵庫工場で製造された車両(48年度民有予算)で、1973/7/19-1973/7/30と、3両ずつとなりますから、製造から50年を前に廃車です。
正に「残された余生を、生まれ故郷の兵庫で…」という感じでしょうか?
今後は、こちらの過去記事のように、207系で運行となります。2022年の207/321系運用減により、元々一休車だった中間車1両も組み込み、T3+T18編成を合体した、X1編成6両となります。
半端に残った先頭車2両は、Y1編成として、車両の組替作業を経て、何れも既に、昨年12月の時点で用意されています。


【画像】和田岬駅時刻表(2006-12/2016-2時点)
◆和田岬線のダイヤ
和田岬線のダイヤは、上図の画像のように朝夜だけの運行は、ずっと変わりありません。
沿線の工場通勤客の通勤が殆どの路線ですから、結果、JR神戸線からの通勤定期券収入の殆どで、持っている路線とも言えます。昼間は誰も乗車しませんし、沿線住民は、既に地下鉄や市バスもあり、交通手段に問題がなかったのです。
最も、その地下鉄海岸線は大きい交通手段で、和田岬線のダイヤと左右されずに、出勤退勤も出来ますが、まだまだ和田岬線の乗客が多いようです。朝は和田岬行、夜は兵庫行で混雑します。
車両運用は、昼間に西明石、明石支所に戻る運用となります。明石支所は内側・電車線のみ入出区の配線ですが、和田岬線に通じる神戸線の線路は、神戸貨物タを経由して、外側・列車線を通るルートなため、列車線走行、一旦、大久保で折返しとなります。
恐らく、列車番号は現在も変わらず、平日は、回7430M?-回7453M-回7452M//回7455M-回7454Mとなります。これは西明石のみの時刻は分かります。10:21頃、16:07頃だったと思います。これらは変更の可能性もあります。
手元の過去資料、特に本線の運行図表は、№も付与となり、内部管理が厳しいのか、部品店でも滅多に入らない、とても入手難な代物のため、流石の私でも、2008/3/15の土休版のみしかありません。ここで、内側・電車線と同時に、和田岬線のダイヤの記載もあります。
(ちなみに、別に内側線・電車線だけの図表も存在します)
つまり、過去のダイヤとなりますから、現在と時刻などは前後するかもしれませんが、これらを引用すると、土曜は、回6532M-回6553M-回6554M//回521M-回522Mとして、神戸貨物タ9:50-大久保10:09/49-西明石4番10:53頃、西明石5番16:22-大久保16:25/32-神戸貨物タ16:50頃と思われます。
日曜は本数が2往復と少ないため、返却だけダイヤが繰り上がり、回6530M-回6551M-回6552M、神戸貨物タ8:05-大久保8:25/9:00-西明石4番9:04頃でした。送り込みは土曜と同じです。日曜は、月-金で休日となる場合も同じのようです。
また、兵庫発は土曜9:14、日曜7:40頃となります。この、本線と繋がる訓練線は、速度制限もあるのでしょうか。また、新長田駅を超えた位置まで存在と、距離も長いため、時間設定でも余裕があるようです。
回送列番が平日・土休で異なるのは、ダイヤの相違の区別と思われます。夜間の車両は、兵庫駅で留置となり、乗務員は西明石からの電車区・車掌区の便乗です。明け方、夜間での影スジでの回送設定もありませんので、保線の場合は臨時ダイヤかと思われます。また、昼間の回送が設定されない場合も、日によっては存在します。
つまり、そのまま兵庫駅で昼間留置、昼寝か、神戸貨物タ間での、送り込み・返却と同じ線路を使った、独立した訓練線での乗務員研修で使われるか、どちらがです。
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川崎重工業から、11時前後(10:43発)で甲種輸送がある場合は、貨物の機関車機回しの関係か、留置車両があれば邪魔となるため、車両は必ず明石支所に戻るようです。雑誌の鉄道ダイヤ情報では、今後、甲種情報の掲載がなくなりますから、今後の目安としては、川重の正門付近の様子と、この動きとなります。
朝の運転が終わって兵庫駅でパンタ下ならば、即、甲種はないという裏付けにもなりますが、もっとも、その機関車はディーゼル車(DD200 単9195、吹貨8:50頃、鷹取9:30頃の模様)ですので、貨物列車の動きからも、おのずと問題の答えになるでしょうか?
自力で試運転となる西日本車両でも、川重の授受線自体が非電化なため、こうした、貨物の機関車の出番となりますが、最近は、当日の試運転ではなく、貨物タで車両を留置し、翌朝の湖西線試運転の場合もあるようです。これが、岡山向け227系、米子向け新型特急の新造・増備となった場合の動きにも注目でしょうか? つまり、湖西線試運転ではなく、直接、岡山方面という可能性があるためです。
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話は207系に戻りますが、X1の専用車両の他、Y1の2両1編成も存在ですが、恐らく、他の4両と組んで4+2の予備車の扱い、これは、長期検査時の運行としては予想出来ます。
また、普段でも、土曜日夕方-日曜日朝だけ、2両単独で和田岬線に充当し、この間、6両編成の整備予備、清掃、予備化としての運行や、連休が続く日曜休日ダイヤでの、閑散期、1日2往復だけの連続運行でも予想出来ます。
ユニットの3→1化による、電気代、動力費用は、単純に削減出来るでしょうか? こうなれば、土休日に限っては、車掌省略な都市型ワンマンでも、既に充分ですかね…。

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【画像】兵庫駅中間改札
◆中間改札口
兵庫駅中間改札の存在で、運賃の収受が可能となります。和田岬駅は改札機、券売機もない駅ですので、和田岬線の改札を通らない単純な折返し乗車では、運賃収受が見込めませんし、元々から、それを事実上放棄した感じでしょうか。
ICOCAも和田岬駅に簡易改札もありません。全て兵庫対応となります。
つまり、兵庫駅中間改札が、和田岬扱いにもなります。直営駅ですが、ここで係員の常駐がない場合もありまして、青春18きっぷの対応は、画像奥の有人通路で、「ご自由にどうぞ」な状態も、2016年で既に、画像のようにインターホンはありますから、結局は、尼崎のオペレーションセンターと遠隔対応でしょうか?
甲種輸送時も事実上、有効な乗車券があれば、駅係員さんのご厚意もあって、ホーム上で撮影も出来ていたようですが、現在は完全閉鎖など、異なる可能性もあります。ご注意下さい。

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【画像】和田岬駅
現在、画像の建物は既に取り壊され、跡地はコンビニとなっています。JRでよくあるセブンイレブンではなく、ファミマですが、JRの関連会社の営業という可能性もあります。2009年8月に解体され、2009/9月時点では既に更地だったようです。


【画像】
左、旧建物の改札内側
右、取り壊し後はバス停のような簡単な作りになっています。トイレもありませんので、徹底的なコストダウンとなっています。今後の無人駅で増えそうな仕様でしょうか?

【画像】103系R1編成の運転台
いかにもという運転台も、追設機器以外は、殆ど手が加えられていないのも特徴でした。103系は207系と異なり、ノッチの投入制限はありませんでした。

【画像】103系R1編成の運転台
元々環状線で配置の車両もあり、ATS-PはP1型と、1991年初期の搭載でした。現在は、P3型に交換された可能性もありますが、当方では確認が出来ておりません。

【画像】103系R1編成の車内
広告類はなく、路線図だけの殺風景な車内でした。R1編成の廃車により、初期の更新仕様車はなくなることになります。残る103系は、加古川線、播但線、JR九州の筑肥線だけではとなります。
ともあれ、新たな和田岬線の時代となります。輸送の役割がまだまだ大きい和田岬線、しばらく注目でしょうか。