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【画像】泉北7000系(7523編成)

2023-7-27 5時掲載開始

関西5私鉄の車両運用表で、公開が比較的遅かったのが、南海方面(2007年頃)でしたが、泉北高速については、2007/8/25から、泉北車からでした。南海線も2007/8/11~でしたが、高野線は先に泉北運用のみでした。

まだまだ情報も不十分で、要領を得ない当時でしたが、それでも運用調査は果たし、平日で、10両4運用、8両7運用、6両1運用、102両の運用は導き出しています。

当時、122両の所要編成
でしたので、予備車は20両、8両1編成分が検査入場中でも、12両の予備となりますし、この、6両運用は、ラッシュ終わりの10時出庫でしたので、実際は運用上の予備車も存在とみられ、もう少し余裕があったようです。

近鉄・阪急と並んで、南海高野線での10両運転があった当時でした。晩年は泉北車のみでしたが、南海車もそれ以前のダイヤでは、10両運転が存在したようです。

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10両運転は、2012/11/23ダイヤ変更で終了となり、現在のダイヤは2021/5/22変更が最新版です。既に11年近く前の昔話となりますが、それだけ、輸送量がまだまだ多かった時代といえます。

現状は、8両10運用、6両1運用の、86両分となります。10時以降の初出庫となる6両1運用は除外、これを朝予備として含めても、92両分ですから、2007/8/25ダイヤから、泉北車だけでも、30両分の運用が減ってしまっています。

2007/8/25ダイヤ当時から、大きく変化したのが「泉北ライナー」の登場となります。
2015/12/5~となりますが、乗客減に悩む泉北において、南海11001編成を使った泉北ライナーは、登場当時は色々と言われましたが、その後、現在に至るまでの乗客の安定と言いますか、その後の専用車両の新製、ダイヤ増発、ラピート編成の運行などと、発展、座席指定サービスの拡大と、収入増は大きかったのではと思われます。

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【画像】南海8300系
右の8712編成単独回送は、南海線→高野線転属回送時でした。左の前4両8311は、8710と共に今月、高野線に転出となり、南海線予備車が52→46、高野線予備車が38→44と、ほぼ揃った感じとなっています。
(※特急車両を除く、運用上の朝予備を除く、高野線は別途朝予備、9時初出庫運用の6両1運用が存在します)


そんな中に、南海8300系【上画像】と同じ仕様で登場した「泉北9300系」でしたが、ようやく、2023/8/8(火)から、営業運転が開始されるとアナウンスがありました。甲種輸送などは2022/12月でしたので、調整や習熟等に十分な時間を掛けて、この夏のデビューとなります。残念ながら、9300系はまだ未撮影です。

ダイヤは南海線・高野線共に変更されておりませんので、拙著運用表でも既に対応済となりますが、現行ダイヤで「シルバニアファミリー号の運行予定表」が、2021年頃の過去、公開されており、この運行予定やら、在線アプリの活用やらと、あらゆる公開情報を引用し、当方の運用調査をも踏まえた運用表となっていますので、ご活用となればと思います。

現在は、8両運用が9割以上ですので、日中も含めて、意外と、確認出来る頻度は多くなるだろうと思われます。区間準急・準急の他、泉北線内折返しの普通も充当でしょう。また、回送の列番や時刻も、裏付けはある程度出来ております。

平日で、8205で出る運用は、午後、8225で再出庫のパターン、これは土休日でもありますが、午前・午後とつながらない場合も予想出来ます。また、依然と確認出来ていないのが、夜遅くの和泉中央留置回送です。設定自体は確定ですが、平日・土休日共に、何時頃のダイヤかが未確認です。

和泉中央駅2番線の、西側にある留置線に留置となる運用のようですが、これ以外は、全て光明池車庫から出庫となる運用ですので、翌日津繋がりはこの1運用だけです。車庫の翌日つながりも一定しないようです。

この9300系の新製で、相当分の3000系が廃車、または、あっても南海線譲渡でしょうか?


◆泉北車の最近の動きと検査履歴
最近の動き・組成をまとめます。

平日8両10運用、6両1運用+朝予備1運用
5501,5503,5505,5507,5509
7507+7505
7509+7551(6+2)
7523+7571(6+2)
7525+7503
3511+3519
3521+3523
3509+3511+3513
9301+9302

8両13編成

7501
7521
6両2編成

ここから、3509,3551,3553の8両分離脱でも、特に問題は無いでしょうか? 4+2+2を廃車とし、3000系は4両4編成のみ残す計算となりましたが、6両編成の検査入場時でも、7000系での6+2両組成が2本も存在しますので、8両2編成の予備相当分から、数としては捻出は可能だからです。

または、3000系の2両は6両分として充分な予備として残し、3509,3511の4両を単純に廃車も考えられます。

泉北車は、南海車では省略されている検査標がありましたが、現在は、再び南海千代田工場での検査委託となりましたので、検査標が省略されていますが、手元に記録がある限りでは…

(元号年-月)
3509……24-1/28-5/R2-7
3511……24-3/28-11/R2-11
3519……21-8/25-6/29-7/R3-4
3521……19-7/23-3/26-8/30-10/R4-4
3523……19-8/23-3/26-8/30-10/R4-4
3551……19-1/未確認/28-11/R2-11
3553……13-7/17-8/21-6/25-6/29-5/R3-4

その他
5501……14-10/18-11/22-9/27-3/R1-8/R3-12(機器更新)
5503……16-3/20-2/23-9/28-1/未確認/R5-3(新塗色)
5505……17-6/21-11/25-12/30-2/R4?
5507……14-7/18-8/22-6/26-3/31-3/R5?
5509……19-11/23-6/27-6/R2-7?

7501……12-5/16-5/20-8/24-8/28-9//R2-9
7503……20-9/24-12/29-1/R3?
7505……12-12/16-11/20-12/25-3/29-3/R3-2
7507……13-1/16-11/20-12/25-3/29-5/R3-2
7509……14-2/18-3/22-1/25-9/H29?/R3-7
7551……14-2/18-3/22-1/25-9【7509とほぼ同時期検査?】

7521……22-12/26-5/H30?/R4-3
7523……23-11/28-3/R2-6
7525……24-7/28-7/R1?/R5-6(新塗色)
7571……24-7/28-3/R2?【7525とほぼ同時期検査?】

となります。赤字部分はSNS上での目撃情報による、検査出場時期の引用となりますが、現在、検査中の車両は、どうも無い模様です。3000系では、3509+3551+3553が、検査出場時期から遠い編成となってますので、やはり…、でしょうか?

新塗色は、5503、7525編成のみのようです。7571はまだのようですが、未確認の編成もありますので、多少、前後もあると思われれますが、5000系、7000系は、今後4年間の検査時期で、帯色・塗色変更とはなりますから、今後に関しては、それ自体で検査出場時期が分かって来るだろうと思われます。
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【画像】注目される泉北3000系、今後も追加で南海線譲渡、一時的な運用増・増強用か、そのまま廃車か?

◆今後?
泉北運用でも8両が殆どとなっておりますので、9300系の増備は4両単位となるでしょうか? 7000系の4両編成を含めて、単独での運行は可能にはなっていますが、しかし、今更、8両固定編成というのも考えにくいです。2両編成の登場となれば、6両運用にも可能性となりますが、注目はココでしょうね。

泉北7000系の2両と、9300系が連結出来るかも影響でしょうか? 電気連結器等の影響で不可能な場合は、2両分も少しは新製の可能性もあるでしょうか。


南海線でも、関空乗客の出戻りに、泉佐野から和歌山市方面のワンマン運転の有無等もあるようです。8300系の車体の側面カメラ設置と、ワンマン・ツーマン切替スイッチの設置があるようで、専用編成の折返しを想定でしょうか? 2000系の支線転用の話も出て来ていますね。

となれば、例えば「難波-関空・羽倉崎と、ラピート、空港急行・普通」、「泉佐野-和歌山市でワンマン運転普通」、「サザンで難波-和歌山市間速達列車」でしょうか?

泉佐野の配線も、南方面で、内側が南海線、外側が空港線となっており、現状、普通列車の待避は全て外側となっていますが、泉佐野折返しは2/3番線だけで対応は可能ではあります。こうした、泉佐野着発線の工夫次第でしょうか?

南海7100系、6000系の廃車となる車両がなく、今月に高野線に転出した8311+8710を戻す場合(予備車は38両戻りになるが、運用上の予備、9時に初出庫となる運用が6両分存在するため、現状、高野線の方が予備車が多い)に、南海線では6両分の運用増、泉北車の譲渡も8両分もあれば、合計14両増…。

現状ダイヤで、平日で6両5運用分の8両化、土休日6両6両分の8両化、12両は必要ですが、14両増も思惑には入りますが、そのままでは、普通運用や区急の和歌山市も存在するため、どうしてもダイヤ変更は必要となります。

2019/4/6改正は、平日で6両2運用、土休日で6両3運用は残すものの、8両空急が多い運用・ダイヤでした。どうしても運用上で6両が存在でした。

可能な限り、運用も空港急行、出入庫で、8両の羽倉崎区急などとして、再度の空港急行全8両化、または、可能な限りの8両化ではありますが、前回のダイヤ変更から2年近くにもなります。

いずれにしても、今後、何らかのダイヤ変更があるのではという感じはしていますが、どうでしょうか?