【画像】三田線志村基地一般公開時
左の6308は現在廃車となり、5181は8両化、6327は現在も6両で運行
2023-8-1 5時掲載開始
ダイヤ作成及び乗務員運用自動作成システム開発業務委託【大阪市交通局】を見る
これまでにも、当ブログでは、公営地下鉄のHPでの情報公開、仕様公開から、色々と記事化はしておりました。
冒頭リンクの、OsakaMetroのダイヤグラム、行路表の業務用ソフトとなりますが、これは現在も使用されています。交通局時代のため、HPアドレス変更などで、引用元は既に消えてしまっていますが、当時はとても興味深く記事を作成し、お陰様で現在も残っております。
他にも、京都市営地下鉄での検査入場時期など、色々ありますので、鉄道愛好家としても、こうした情報公開には興味があるわけです。一方で「プロ市民」などと、政治的な思惑を始め、行政を監視する存在もありますが、公営企業は市民が納めた税金を使っているという意味でも、こうした、情報公開・情報公開制度は必要だろうとは思います。
東京都交通局も同様なサイトがありましたが、ここが面白いのが「車両概要の情報提供」という項目です。
◆車両表示器
▼車両車外表示器行先表示内容リスト
▼車両車内表示器表示リスト
◆自動放送案内
▼車両自動放送内容リスト
◆車両形式図
以上、4路線の地下鉄路線と、日暮里舎人ライナー、荒川線各項目、公開となっています。PDFのプロパティを見ると、一部だけですが、2023/7/20の作成となっておりましたので、最近、公開となったようです。
当方、都営地下鉄の乗車は、2022年9月の上京時、大江戸線と新宿線、浅草線と利用でしたが、最近の車両の動きは、正確には把握はしておりませんでした。もっとも、当サイトで、新横浜開業前の東急運用を掲載し、三田線だけは、当時の運用表をまとめておりました。
「車両表示器」は、要するに行先表示と、車内での案内表示となります。この内容を仕様としてまとめたPDFとなります。他社への相互乗り入れ運用があるため、他社も対応しているなど特徴もあり、ドット(文字の荒さ)も再現ですが、「運行番号」の数字まで仕様で決まっている点は興味深いでしょうか。
都営運用の「T」を始め、京成・京王・東急の「K」、京急の「H」、北総の「N」、メトロの「S」、埼玉高速「M」、大江戸線の「A」「B」などとありますが、新宿線で京王運用代走の「kT」もあるなど、仕様としてまとめられています。
車内の表示器は、細かい表示内容が決まっていますが、三田線の6300形は396ページも存在します。プログラムの設定だけでも相当な内容です。一方、液晶の案内は、「図」が仕様となっているせいか、「文字」よりかは、プログラムの内容は比較的軽減のようですね。
他にも、異常時表示のパターン、英語、ハングルなどの外国語表示もあります。詳しい内容は、それぞれの内容見て頂いた方が、これ以上、私が説明するよりも分かりやすいでしょう。
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「自動放送」も同様で、細かい内容が設定ですが、案内表示同様、変化等で、所々で修正もあります。「車両形式図」は、実に細かい図面となりますが、6500形はやや、ボカシが入った図面です。現在でも製造の大江戸線車両と、異なる扱いも感じます。今後の増備が見込まれるための影響か、単なる設定ミスか…?
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この他の項目「情報公開の状況」で、2021/11月の「三田線運転線路図」は一部開示の判断のようです。線路の勾配と曲線に関する情報は運営に支障、ATCに関する情報も同様の理由のようです。BVEなどの、パソコン上での、運転シミュレーションゲームでの再現は、こうした、基礎的な情報が必要ですが、地下鉄という、防犯・保安上の理由も大きいでしょうか?
JRとかは、時々、鉄道部品点等でこうした情報が、時々出て来ますが、私鉄や地下鉄はまずありません。確かに、線路の勾配と曲線、信号の閉塞・種類・建植位置等、細かい情報となります。踏切や橋梁、トンネルもそうなります。
ATC区間の、軌道のトラック区間は意外と厄介な調査ですが、結局は、自力で調査するしかなさそうです。
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2021/10月での「都バスの運行表、運転士用行路表」は、ページが膨大となっていますが、こちらは全開示のようです。運行表は、いわゆる「時刻表」のことかは分かりませんが、運転士用行路表も全て公開というのは興味深いところです。過去分も調べますと、都営地下鉄の行路表も、これと同様のようです。趣味誌・同人関係での請求でしょうか?
「列車運行図表」は、こちらにありましたが、基本的には非公開のようです。但し、イベントなどで過去のダイヤは、廃品として、販売されることがあるようですが、現行ダイヤがダメなんでしょうかね?
(※過去でも試運転ダイヤは掲載されているし、現行でも、駅の柱にスジが分かる場合もあるが←これはやめといた方がいいと毎度思うが)
大半は、落札した業者とみられる工事の内容、図面等で、マスコミ報道を含めた、業務上必要となる情報とみられる請求ですが、鉄道愛好家とみられる手続きが、一定数、あるのでは?、という感じもします。お金が掛かる、大変な作業ではありますが。
「車両概要の情報提供」は、過去にも何度か請求がありますから、今回、HPの項目として一斉公開に至ったのでしょうか?
他にも「都営バス車両台帳」がありますね。細かい形式や年度別の台数、営業所別などもありますが、バスの番号一覧などは、Excelのファイル内のありました。
細かい車種、車号が、リストになっておりますから、所属区別の一覧も、比較的容易に情報が分かりますね。
【画像】現在の「W代」は、H23年度(2011年度)となります。欠番がありますが、一回りしたことになりますね。
情報公開は異論反論もでしょうが、鉄道趣味的な公開は歓迎でしょうか? 当然、一般的な常識を超えた、保安上、防犯上で公開されない情報に、マル秘、個人情報はやむを得ないでしょう。
可能ならば、民間でも公開という気はしますが、現実は厳しいでしょうね。オープンデータとしての公開を望むしかありませんし、公開があるだけマシです。(JR貨物は、新製日やコンテナの個数等を公開しなくなった会社ですから)
Nゲージの鉄道模型は、調べますと、三田線の6300形、6500形、新宿線など製品化のようですので、個人的な利用のみな、インレタの加工等は可能でしょうか?
最近はフルカラーLED表示器がアマゾンでも売られていたりします。加工・再現も可能ですね。
ちなみに、当方はこうした公開制度は一度も利用しておりません…。車両運用のデータは開示されないでしょうから…。