【画像】中津川21:30発、松本行最終普通列車"843M"
2023-9-14 5時掲載開始
◆2回分残った18きっぷ
「夏」の青春18きっぷの残りは2回分、これが9月に入ってからも残るという、色々とバタバタした状態、京阪のダイヤ変更の取り急ぎの確認も影響でしたが、さて、どない消化しようかと色々考えておりました。
2回あれば、奈良からですと、東京の単純往復、はたまた、四国高松、または東海地区の撮影だけ、または、既に元は取れているなどで、残り2回は放棄、などと、色々考えておりましたが、中央線(中央西線)のJR東海エリア(塩尻-名古屋間)で、岐阜県の中津川駅まで乗り入れる、JR東日本車の211系列車の存在を思い出しました。
時刻表を開くと、「822M-829M//834M-843M」という列車が、JR東日本の211系長野車、3両で運転される列車となりまして、これは、115系だった頃と、ダイヤも殆ど変化せずに、はるばる、岐阜県まで運行する定期の普通列車となります。
国鉄時代は、田立-坂下間の県境と同じで、管理局境(長野・名古屋)でしたが、JR化後、塩尻-洗馬と、東海エリアが北進した今でも、中京圏、岐阜県進出の東日本車としては、唯一の存在となります。
塩尻-松本間が東日本エリアとなり、殆どの列車は、乗客の利便もあり、松本まで乗り入れますので、313系の他社キロ計は266.0Km(塩尻-松本間合計)に対し、211系東日本車の他社キロは379.6Km(塩尻-中津川2往復分)となります。
つまり、後者の他社キロ(東海キロ)が少し多くなります。特急「しなの」は、東海車すべてで、他社キロ(東日本キロ)は約3割分となり、それぞれ、完全な相殺は出来ていないものの、しかし、長年、こうした運行体系で継続ですので、「そういう決まり」で、運行されているのでしょうか?
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中津川-塩尻間は、特急「しなの」の独壇場で、普通列車は、得に昼間は、2~3時間に1本程度の、313系の2両編成、しかも、ワンマン列車(※但し、松本-塩尻間は、どの313系列車も車掌は乗務する)が殆どの中、3両で、車掌乗務という珍しい列車にもなりますが、特に「829M,834M」は、昼間の運転ですので、以前から、比較的乗客が多い列車でした。
18きっぷのシーズンですと余計に、となります。(過去、2両ワンマン車で乗り通し経験でも、立席はありますが、それ以外は閑散、地元民中心でしょう)
しかしながら「822M,843M」は、上りの始発、下りの終電となりますので、昼間と比較しても、そんなに乗客は多くないだろう、という予感は、やはり当たってました。
9月のシーズンでも、実際乗ってみて、目立った混雑はなく、殆どガラガラでしたが、それ以上に、終電車の「魅惑」と言いますか、何か、個人的にも、旅情等が感じる列車の一つでした。
822Mは115系時代でも乗車しましたが、843Mはなく、また元々、当方の都内在住時(1999~2006)には、中央線特急の撮影等で、松本は足繁く通っていたことも大きく、久しぶりに来訪して、この往復の乗車で、消化をしよう、ということで、目的地を松本駅として、9/8,9の2日間で向かったわけです。
◆木曽ローカル運用の再確認
【画像】中津川の東日本待機は下8と定番の位置
東海車と車両の向きが異なるため、クモハが名古屋方となるのも特徴。
東海運用表をHPで掲載している当方ですが、どうしても、中津川以北の運用調査は難しく、他力本願もありました。今まで確認が難しかった部分の確認も含めて、便乗、忘れずに、事前準備はしておりました。
つまり、「木曽ローカル」運用となります。6運用分存在し、過去、何度か現地確認も行いましたが、大きくは変化せずも、細かい所で、ダイヤ改正の度に変わっています。
それでも、過去、838M分割後の流れで大きな誤認(逆だった)があり、フォロワー様にも、随分とご迷惑もお掛けしました。この件は、本当に申し訳なかった限りで、当時すぐに訂正しましたが、当方自身でも、現行ダイヤでも確認する必要性はありました。
838Mは、松本駅5番で併合となり、823M同様、313系4両で運転される列車となります。ワンマンではなく、東海車でも車掌が乗務になりますが、座席数もトイレも倍になりますから、乗り通しでも便利な列車の一つです。但し、823Mは中津川始発の早朝ですので、名古屋からの接続では、乗車は出来ませんから、乗車の難易度は高めです。
中津川2番到着後は分割となり、前編成が下9に入区、翌朝は、南木曽-中津川間のシャトル普通列車のような運行となり、1858M充当後は、すぐに、9:14.00に回送で神領、車両区に戻るのも確認出来ました。
後編成は、分割後、「1865M-1870M-1867M-回-1869M-回」と、中津川から坂下、南木曽と3往復の普通列車となります。南木曽以北は843Mが最終列車となりますが、843M以降の時間帯(21~23時台)でも、南木曽までは、一定の乗客がいる故の列車設定でしょう。
この辺りは、下記の動画でも簡単にまとめております。
この他で確認出来る運用も、843Mは夜間でしたが、運良く反対列車の離合でも、停車中など、編番を失念せずに確認が出来ましたので、翌朝の822M乗車時の、明るい時の確認と併せて、現在の運用表掲載の内容で、流れも、相違がなかったことは確認出来ました。
木曽福島駅留置については、上2,上3となり、冬季の霜対策も兼ねて、駅留置線の屋根が、2台あるパンタグラフの位置にもなりますが、843M乗車中では、「1840M-回」の、274とみられる運用が既に上2に入区・留置、上3は1844Mと、843Mよりも後に入区となりますので、ここから、正確な位置も相違なしでした。
ただ、昼間の松本駅留置は、依然と確認出来ておりませんが、合間は、上1~上3と、上6,上7の何れかと思われます。兎に角、確認分は、今後運用表の更新で、反映予定です。
【画像】現、長野車N305編成となる、高崎車A62時代
運良く、2005年撮影画像がありました。上野駅の場面ですが、クモハ211-3062の同じ車両が、9/8の中津川駅、冒頭の車両でした。ですので、足跡が幅広いことになります。
元々は、宇都宮線用として小山の新製配置、E231系登場により高崎、そして幕張と、一旦千葉管内で運行となりつつ、現在は長野となります。長野配置で、スカートの形状でも変化となります。
◆松本駅と松本車両センター
特急「あずさ」と「しなの」の中間点、東京にも行け、名古屋にも行けと、松本駅は鉄道では便利な所ですが、先述の通り、過去、何度か来訪、撮影と土地勘はありますが、この来訪は2年ぶりとなります。
駅に隣接する形で「車両センター」があるなど、駅のホームからもその様子が容易に分かるという、珍しい駅ですが、駅構内でも留置線があります。
上記動画でも分かりますが、まず、駅(ホーム上)の夜間留置があり、0番線は、帰路で乗った822M、4番線は「あずさ4号」となります。以前は「あずさ2号」となる列車でしたが、現在は「かいじ」と列車の「号」が、「あずさ」と分けずに、通しとなりましたので、狩人の有名な曲にあるような「あずさ2号」は、既に存在しません。
これは、E257系時代と変わらずですが、当時、最終の下り「あずさ」が入区でした。ところが、現在ではそうでは無い模様で、843M到着時に既に留置でしたので、それ以前の到着列車からの入区か、入換で入区かになります。
0番線の東側に、「上1~上4」が存在しますが、上4は架線の通電も「切」と表示でしたので、普段でも使用がされていない模様です。上1は428M出区、上3は424M出区と、何れも、211系6両編成でした。上2は、E353系のS118編成でしたが、どの列車から出区かは、822M出発後になるようです。
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松本駅の南松本方に薄川がありますが、この近くに、「上6~上7」もあります。上6は、843Mで到着した編成の入区となっておりました。中津川の2往復「822M-829M//834M-843M」は、間に1530M-1541Mと、一旦小淵沢の往復運用があるようですが、出区が0番、入区が上6となりますから、運用上では一定することになります。
駅留置はJR東日本の運用でも、運用上で一定されますので、運用調査でも大いに参考となります。但し、822Mでの前日入区と、843Mでの翌日出区は未確認ですが、後者は、822M出発後でも、まだ上6留置でした。
上7は、「1557M」表示となっており、小淵沢22:30→松本23:41の、中央東線最終普通列車から入区となるようです。こちらも出区は残念ながら確認出来ませんでした。他にも、「上5」が過去に存在しましたが、現在は線路を含めて、撤去されている模様です。
また、「上8~上9」も、車両センター側に存在します。車両センターの番線ではなく、駅構内となり、上8の夜間留置は設定されていませんでしたが、上9は、塩尻方がN309、長野方がN304の、211系3+3となり、1240M(長野22:56→松本0:10)の、篠ノ井線最終列車で入区し、出区は、大糸線始発3221M(松本5:56→信濃大町7:02)でした。
その隣で「電」と付く番線が、車両センター構内、こちらは、運用上でのパターンはない模様です。E353系が12両丸ごと留置出来る番線は、構内が狭いこともあってか限られます。これは、E351系の時代でも制約があったようです。ざっと、この位置の留置線(電8~電10だったか)だったと思います。
車両の留置は、この松本の他、豊田車両センター、高尾駅、大月駅、塩山駅、甲府電留線、小淵沢駅、上諏訪駅、長野駅、長野車両センター、辰野駅、信濃大町駅、南小谷駅と、東海管内の飯田駅となるようです。E353系は幕張・三鷹車両センターや、拝島電留線も存在しますが、E257系時代のように、湘南新宿ライナーの運用で、東海道線の早川、湯河原の留置は、既に過去帳となりました。
駅の留置は、夏場でも夜間、通電したままとなるようです。211系は列車番号表示がありますから、4時頃の、ハローサイクリングでの外周確認でも、お陰で、この存在はとても大きかったです。パンタグラフが下降していた状態では、列番の情報が得られず、無理でしょう。
また、表示自体もなければ、入区列車もこれほど簡単には判明していないでしょう。843M到着時は、既に最終列車の出発は終了しており、降車番線以外での、他のホームの立ち入りが出来ない状態もありました。大いに助かってます。
松本のまとめ(2023/9/9 土 早朝出区時点)
スラッシュの左は、列番表示から確認出来ている入区列車(9/8)、右は出区列車(9/9)です。
←塩尻/長野→
駅出区
上9 N309+N304 1240M(長野22:56→松本0:10)/3221M(松本5:56→信濃大町7:02)
上8 なし
駅5 なし
駅4 S106 未確認/5004M(あずさ4号 松本6:30→東京9:26)
駅3 なし
駅2 なし
駅1 なし
駅0 N320(松本6:32→中津川8:46)
上1 N601 未確認/428M(松本7:13→高尾10:56)
上2 S118 未確認/未確認
上3 N611 未確認/424M(松本6:17→塩山8:54)
上4 なし
上6 N305 843M(中津川21:30→松本23:33)/未確認
上7 N300 1557M(小淵沢22:30→松本23:41)/未確認
車両センター出区
回1249M-2228M(松本3番5:27→聖高原6:03→松本6:35) A102
1221M(松本6:18→長野7:27) A9+A+A
1531M(上諏訪5:40→松本6:16)→426M(松本6:40→甲府8:41) N321
422M(松本5:47→高尾9:24) N604
148M(松本5:52→辰野6:31) A7
3223M(松本6:28→信濃大町7:39) 編成未確認だか211系3両 上6注意
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9/8のみ、1550M(長野21:52→上諏訪23:48) N302
1000代のセミクロスシートも充当するようで、運用上の区別がなかった模様です。◆843Mと822M
822Mは、上画像の通り、松本駅0番出区でそのまま充当となります。乗車日は土曜日(2023/9/9)でしたので、学校が休みなのか、高校生の姿はそれ程多くはありませんでしたが、意外と、松本-塩尻間から乗車し、東海区間で下車する乗客がいますね。
前日夜の843Mでは、限られた地元民と旅行客、3両で20名程度でしたが、822Mではそれ以上はありましたが、混雑する位まではありませんでした。843Mでは、23時にもかかわらず、洗馬から乗車するお客さんが1人いました。
843Mでは、離合待ちがなく、所要時分も普通列車で2時間程と、他の列車と比較しても早い方ですが、822Mは、上松で「しなの2号」の待避や離合待ちもあり、その時間を利用して、車掌さんが検札という場面でした。東海エリアは営業面でも、相変わらず抜かりはありません。
当日、木曽福島で「さわやかウォーキング」の開催もあり、特急列車は相当な混雑も、中津川折返し後の「829M」は「822M」以上の混雑、当方的には、前日終電、翌日始発で良かった感じです。
この区間の普通列車は、本数が限られるため、やや難易度がありますが、これで「中央西線東日本車の211系」の往復乗車は達成です。ダイヤも大きな乱れはなく、満足しています。
【画像】N320の運転台(クモハ211-1004)
211系で1000代となる運転台と、3000代でも微妙に差異があるようですが、東日本車と東海車でも異なる所はあるでしょうか? 東海用「CAST」を入れるらしいスペースも。タブレットは運転時刻表の代わりです。
お陰様で、充分すぎる位の「青春18きっぷの元」は取れました。
正直、松本はホテル泊にしたかったのですが、滞在時間は6時間程度の夜遅く・朝早くでしたので、安価なネットカフェとハローサイクリング、併せて、ホテル1泊より割安、4000円以下程度となりましたが、色々と情報の収穫もあり、また、リフレッシュなど、それなりに「旅」は出来たと思います。
行かない後悔より行く努力と体力、でしょうか?