
【画像】今年5月の検査出場でも「デジタル列車無線」の取付がなかった、313系Y112編成
助士側(画面向かって左側)の「モニタ」と、ダイバシティアンテナの設置がないのが分かる。
2023-9-22 7時掲載開始(予約投稿)
2021/11/7未明の豊橋駅の取材から、1年11ヶ月近くとなろうとする2023/9/21、8両編成の製造も、最終のC23編成が日本車両を出場した模様です。今回も取材は、仕事等の都合で叶いませんでしたが、これで、8両編成の製造は完遂、今後は、静岡分を含めた、4両40編成(160両)分の製造が、2025年まで製造となります。
C23の出場で、中央線8両22運用での「予備車相当」となります。但し、C5-C7編成で「非常用蓄電池」設備が準備工事のままで、現在、C5編成が日本車両で工事となっています。211系は、当分の間は、4+4両の1編成程度は、その補充の予備車として残る可能性があります。
それでも、既に、中央線名古屋口(名古屋-中津川)の22運用分は揃っており、1編成予備は確保された形ではありますので、211系8両1編成を予備車としても残さず、全て、近日、離脱の可能性も考えられます。
現在の運用上では、2年半程度で60万㎞の検査回帰を迎えますが、C1編成を考えても、まだ、回帰まで余裕はあるものとみられます。ですから、日本車両の入場が、実質、検査入場と同様の考え方となります。
このため、211系の中央線名古屋口での運行は、今秋で終了する可能性もあります。
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神領車の予備車は、21(2014,2019,2020,2021)→22(2022)両から、今改正で少し多めに配置でしたので、+6の28両となりますが、20両に減る形は確実となりそうです。
元々21両の予備車配置(各運用に1編成分の予備、4+3+3+2+2<313系B0+B100+B200+B400+B500>/4+3<211系>)でしたので、20両は適正な予備車の両数でしょうか?
(8両22運用23編成予備1=8両、ワンマン2両予備2編成=4両、関西線予備4両2編成=8両)
関西線4両運用が2編成も予備となりますが、これは、315系化後の予備車を見通したものとみられます。
315系8両は1編成予備ですが、4両予備が2編成ですと、8両編成が検査入場でも、4+4両として、8両予備がもう1編成確保された形となります。4両編成も、1編成検査入場でも、もう1編成予備が存在することになります。つまり、全体で共通予備化となります。ワンマンも1編成から、2編成の予備化となるのは確実でしょう。

【画像】9月の検査出場でデシタル列車無線が取付となった、313系Y106編成、赤丸のダイバシティアンテナとモニタがその目印
◆デジタル列車無線情報の相違について
まず、東海車の電車で、デジタル列車無線の有無で相違がありました。てっきり、検査出場で全て設置と失念(無駄な思い込み)しました。一部編成、特に、2021~2022年度の検査出場編成を中心に、アナログのままを失念しておりました。
ご指摘があり、9/8~9の再来訪時でもこれを確認しております。
アナログのまま残る編成を、2023/9/17時点で、静岡車も含めて、下記にまとめます。
<大垣車>
6両 Y101,Y103,Y112,Y114,Y116
4両 Y7,Y9~Y14,J1,J2,J9,J10J12,J13
3両 J152
2両 Y35,Y38,Y40,Y41,Y45,Z1,Z4
<静岡車>
3両 T4~T7,N4~N6,F3(F12~F14)
2両 W9,V4,V10
実に、これだけの編成で、検査出場後でもアナログのままを確認しました。今まで、不十分な確認のままで、申し訳ございませんでした。幸いにも、形式撮影等で見直しが出来ておりますので、日頃の来訪・撮影も助かりました。
2023/9/21の更新で、運用表の記載は訂正していますが、過去運用表の記載を訂正予定も、この情報の掲載自体を、2023年運用表のみ掲載し、2019~2022年のその記載は、一斉に削除としました。既に訂正更新しています。
尚、括弧の373系F12~F14編成は、東日本区間乗り入れ当時で、既にデジタル列車無線は対応も、モニタは未設置の模様です。F1~F4のみ、アナログ存置でした。
工事は、Y117編成で、2019-12月出場以降から、検査毎で順次となります。しかし、検査時期から、2021~2022、そして今年度の一部でも未設置編成、アナログ機器のままの編成が存在します。
一方で、神領車の313系は既にデジタル化は完了です。315系は新製時からとなります。
デジタル列車無線という機器ですので、時節柄、メーカーの半導体不足の影響かは不明ですが、車両区または臨時で工場に入場し、工事をしない限り、地上設備のデジタル化を行っても、当分、デジタル化は予想出来ません。アナログ運用のまま、新スプリアス規格対応を優先させた形となりそうです。
愛知環状鉄道はこの優先となるようです。検査毎の設置ではなく、車庫で機器をデジタル化、2021年度で全編成デジタル化となったようです。これらも運用表の記載を訂正していますが、スプリアス規格対応を優先させ、地上設備のデジタル化は行っていない模様です。この関係が「モニタ」は未設置のようです。
東海道線の一部駅の地上局では、デジタル化に対応した基地局とアンテナが設置されていますが、まだまだのようですし、新スプリアス規格対応も、去年11月末から、当分は、コロナ時勢で、延伸での運用も法律上では可能ですので、先延ばしの可能性はあります。
中央線(名古屋-塩尻間)は、既に車両側のデジタル化は、211系が完全に離脱すれば、地上側の設備を待って、いつでも可能となりますが、東海道線よりも地上側の対応が、各駅の基地局の状況などから、少し遅れているようです。
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何度もあります「モニタ」というのは、デジタル列車無線化と同時に設置となる設備で、タッチパネルで列車番号の設定により、指令所に列番を送信する設定器ではとみられます。個別で指令から呼び出し、つまり、電話のような運用もでしょうか?
画像は221系のそれですが、回送の列車番号が判明出来ることになりますから、運用調査をする上では、参考になっています。運転士側、車掌側の設定もあります。
この、「次列番設定」で、次の運行列車も判明となります。その都度手動設定か、行路・運用を記録したメモリーカードもあるかは分かりません。
315系は、こうしたモニタが同じ位置には存在しませんので、仕様自体が異なるか、見えない位置と思いますが、運転台自体もまだじっくりと確認出来てません。次回来訪の課題となります。
◆今後を予想
過去、色々と315系投入後の「予想」は、このブログでも色々と書きましたが、8両23編成が揃いましたので、現時点までの動きから、改めて、今後を予想してみたいと思います。
8両編成の置き換えは一段落となります。211系は廃車となり、313系の転出で大垣車311系置き換え、運用増、運用移管は既に達成となっています。
まず「関西線」となります。C103編成以降の投入が予想されますが、これまでの動きをまとめます。
<4両運用>
6運用8編成予備2
315系
C101
C102
313系(組成は9/8時点、左は亀山方)
B401+B406
B402+B407
B403+B404
B408+B405
B4
B5
B6
6運用ある中、既に315系の稼働で9編成も存在しますので、予備は3編成も存在します。
B400編成での「日本車両でのセラジェット取付」は、B404,B406を残すだけですが、今の所改造はまだのようです。次に、上記編成の検査回帰ですが、B404の出場以降、B405,B6編成となりますが、まだ余裕がありますので、予備車を1編成程度、その改造工事で離脱しても、B4編成の大垣転出は可能ではあります。
C103編成以降の日本車両出場が、C23編成に続いて、10/5と予想、C103+C104の出場ですと、B4~B6編成の3編成分、大垣転出は可能となります。これにより、大垣車の311系は、3編成程度離脱、J14~J16編成として置き換えが続くことになりそうです。
この間、B404,B406のセラジェット取付を完了させることでしょう。年末まででしょうか?
C105~C112も続けて出場ですと、10/19(C105+C106),11/2(C107+C108),11/16(C109+C110),11/30(C111+C112)と予想は出来ますが、C103編成以降の出場が、年明けから年始も予想出来ます。
正直な所は何も分かりませんが、間を開けて、年明けも有かもしれません。

【画像】B408編成、スカート内部にあるスノープラウがなく、スカスカである。(画像では分かりにくいですが……)
当方としては、まず、C103~C108は、神領配置、関西線4両6運用の置き換えは確実とみられます。C101~C108編成と合わせ、既に、6運用8編成予備2となります。
ここから、B4~B6編成と、B401~B408編成が余剰となる計算です。前者の大垣転出は確実ですが、後者の転出先となります。
B401~B408は、最近「セラジェット取付」「ワンマン準備工事の本設置改造」となっています。これで、B501~B524と同仕様化と思いきや、改造と新製時から「スノープラウ」が設置されていないようです。

【画像】B502編成での「スノープラウ」は画像丸印


【画像】B522編成での「スノープラウ」
右画像上丸印は「セラジェット」となり、B500編成のクモハ台車で装着となります。ちなみに、左画像の「NG005694」は、クハ前位台車の番号です。
「スノープラウ」というのは、除雪装置となります。313系では、3000代のR101~R116、1500代のJ171~J173、1300代のB501~B524編成に、新製時取付のようですが、3000代のR101~R116編成は、元々は神領車のB301~B306でしたので、目的は、木曽ローカルと、JR東日本区間の積雪に対応ではとみられます。

【画像】213系先頭
セラジェットは設置も、スノープラウは未設置なのが分かります。
J171~J173も最初から新製時でスノープラウ設置ですが、こちらは、「快速みすず」として、新製時は、長野までの運行が存在でした。現在は松本が北限で、115系時代も、仕様上で最初からでしたが、一方で、飯田線の213系は、近畿車両でのトイレ設置などの改造後でも、撮影済画像を見ても、スノープラウは設置されていませんでした。
313系は、元々新製時からスノープラウ設置でしたが、213系では設置されていないことから、飯田線車両では、「特に必要が無い設備」といえます。反面「セラジェット」は、213系では追加で設置されています。
ですが、長野県の積雪で、2022年ですと…
長野 2/10 12cm
松本 2/10 16cm
諏訪 2/10 28cm
飯田 2/13 11cm
となっておりますが、いずれにしても213系でのスノープラウはありません。
ですので、現時点では、B401~B408は、大垣転属、飯田線と予想しています。しかしながら、2両8編成分の転出は確実だと思います。213系2両14編成が置き換え対象となります。
C103~C108で、関西線4両6運用の置き換えは一段落となりますが、続いて、今年度新製のC109~C112となります。これを、一部の関西線と、武豊線置き換えとして想定することにします。
<2両運用>
まず、武豊線の神領車2両3運用の「ワンマン運用」は、315系4両化として想定しています。2両が4両と増強になりますが、運用上では、朝は2+2両として、夕方は大府留置の他、平日では656G,660G,664Gと、一部の列車しか充当がありません。分割併合も存在します。
一方で、大垣車の武豊線運用は、平日ですと、熱田上3,下2と、4両3運用が熱田で昼間留置となります。これを生かす形で、運用の効率も上げ、この一環で、昼間も4両化という予想です。ですから、4両増強でも、車両数が増える意味ではなく、既に、運用変更で対応が可能となります。
つづいて「関西線の2+2両運用」を、そのまま4両固定編成化、例えば、現状、平日の関西線で存在する「1308M-303M-308M/2313M-1318M-1323M」の2+2運用を、315系4両化とします。昼間の運用は他の運用に差し替えなどとします。
これで、B500編成、2両5編成を捻出、B401~B408編成と合わせて、13編成の2両編成が揃いますので、これで、213系13運用分は置き換えが出来ることになります。
その上で、「1300G-1305G」の関西線の運用は、1305Gの後、併合で、1312Mへ移変させることで、運用そのものを1減させ、213系運用分の予備車を捻出、土休日は朝の運用がない分もあり、変更、これで、予備車1編成も含めて、213系の置き換えは一段落となります。
これで、B400は8編成、B500は6編成捻出、14編成分を大垣転属とし、残りのB500、18編成分となりますが、これはそのまま、関西線・木曽ワンマン運用して現状維持とさせる訳です。
武豊線と関西線一部の運用(都合6運用分)を315系化で、関西線残りは10運用、木曽運用は変わらず6運用、予備2として最終的に…となります。

【画像】B401~B408は神領残りで、関西線中心のワンマン化か、飯田線か…?
または、B401~B408編成は、スノープラウ設置なしを生かして、関西線でそのままワンマン運用として神領に残し、10編成分のB500も神領、14編成分のB500を大垣転出も予想出来ます。
この場合、木曽6運用は冬季を中心に、B500編成充当限定とさせ、B400は関西線充当限定、不足分はB500、ということです。
「B401~B408,B519~B524」…14編成大垣転出(飯田線スノープラウ有無混在)
「B501~B518」…18編成神領維持(編成番号変更なし)
または
「B401~B408,B501~B510」…8+10編成神領維持(スノープラウ有無により、編成番号変更なし)
「B511~B524」…14編成大垣転出(飯田線スノープラウ全編成有のみ)
神領残しの編成番号を揃えるという意味で、上記で予想しています。大垣転入後は編成番号は変わるはずです。どちらかになるのは確実だと思います。
<都合>
関西線4両6運用→4両7運用化
関西線武豊線2両16運用→2両10運用化と4両3運用化
※木曽運用2両6運用は変わらず
315系4両運用は10運用
C101~C112、予備2編成
内、関西線7運用、武豊線3運用
313系2両運用は16運用
関西線10運用+木曽6運用、18編成分、予備2編成
213系2両13運用→そのまま313系化
313系14編成分大垣転入、予備1編成
更に、313系4両3編成大垣転入、311系置き換え
これらで、C112編成までの今年度分の置き換え、動きになるだろうと予想します。
<問題点>
2024ダイヤ改正で運用変更となるが、これは想定内。
B402,B403でワンマン化の工事が中途半端(一部のみ)のままである。
スノープラウ有無で、2両大垣転出をどうするか。
213系→313系化でワンマン対応となるのと、東日本区間の絡み。
関西線の運用を全て、315系化ですが、それは、両数自体が増えることになりますから、考えにくく、一部で2両列車も残すものとみられます。分割併合も残るでしょう。315系は352両製造予定、置き換え分は338両、14両分増えることになりますが、この14両は、既に、大垣車での運用増(2022ダイヤ改正)分でしょう。
また、セラジェット設置、スノープラウなしで、B400編成の静岡転属も予想しましたが、当方としては、上記で予想しました。

【画像】C19編成出場時
◆2024年度以降
車番、3013以降の4両編成となりますが、311系は、前述の通り、8編成分置き換えただけとなります。まだ7編成も残します。
やはり、大垣→神領・静岡と、ダイヤ改正の度に運用移管も発生と予想し、315系の大垣配置は、当方としては、ないとみています。配置となっても、数が少なく、既に313系で大半の大垣車で、予備車の配置でも非効率だからです。神領移管、集中配置で、予備車を共通としています。
上記武豊線運用の他に……
▼名古屋~武豊間の区間快速全運用など、関係運用を315系化
▼浜松~豊橋間の大垣車運用の殆どを静岡移管
それぞれ、各4運用分程度を移管する形で、神領、静岡運用にさせる訳です。従った神領車は、C113~C116、静岡は、車番3017以降、2025年度新製の3042までと予想します。
運用移管で、311系残り7編成を置き換え、1編成分は、運用移管で余剰となる分、とりあえず、大垣車で予備車の増加分としています。
大垣車は、2021年改正では364両分の車両配置、予備は18両となりますが、14両運用増+2両予備増で、380両と、所属編成が少し増えていますが、運用移管で32両分の車両が不要、神領・静岡移管となりますから、最終的な所属両数は、352両、予備24両になるのではと予想しています。運用増でも一部運用の移管で、所属両数が改正前程度となる訳です。
一方で神領車は、2021年改正で275両、今改正で272両となりますが、運用移管で284両と、やや増える形となります。但し、運用移管ですから、所属車両は増えても、夜間留置は増えることではありませんので、実質、-4の268両となります。
<大垣→神領4運用移管>
大府2番、大府3番、大府電留、大垣の出区分を移管、早朝に存在する、平日106F(土休3106F)もそのままとする。(4両4運用分)
<先述、2両3両分の315系化>
車両区、武豊1番、武豊上1の出区分の移管
名古屋~武豊間の区間快速は5運用あれば、30分毎で運転となりますが、他の列車の充当など、少し余裕を見て7運用、これを関係する武豊線列車を中心に、全て315系化。
<大垣→静岡4運用移管>
現状、浜松、菊川、静岡と、大垣車で出区する運用をそのまま静岡移管(8両1運用、4両2運用、16両分)
仮に、日中、浜松~豊橋間普通20分に1本でも、4運用分あれば可、大垣車は豊橋以西の名古屋管内のみとする。ダイヤ乱れ時の影響も縮小。
これで、大垣車は置き換えは一段落となる、という予想です。
一方で静岡車は、315系4両26編成104両分、置き換え対象が、211系3両27編成81両分、2両9編成18両分、計99両ですので、+5両の増加となる程度で済みます。
2両編成が少なくなりますので、こちらも、大幅な運用変更が必要となります。過去の予想と変わった所があるかもですが、現時点こんな感じだと予想します。
◆その他
忙しいのは有り難いですが、課題は溜まる一方です。京阪運用表は、暫定を先に掲載していますが、運用表編集作業必要もあり、また、近鉄運用も含めて、少しずつ進捗させたいです。今回に限ってはなかなかです。ご期待に添えず申し訳ございません。
10/21に、南海線のダイヤ修正もありますね。空急8両化戻り増加、ラピート日中運転復活、まあ、泉北ライナーの代走終了は先に判明でしたので、これは予想通りでしたね。