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【画像】新型車両のイメージ図(※プレスから引用)

2023-10-6 16時掲載開始
2023-10-7 14時加筆

前々から噂、そして、株主総会で「有料座席サービスは新車」となっており、その詳細がいつか、ということになっていましたが、本日の14時で情報解禁となったのか、一斉に発表となったようです。

「阪急2000系2300系」が、来年夏に登場する見込みとなりました。

このイメージ図が本日発表ですから、山口県下松市にある日立製作所(笠戸)では、既に、車両の製造工事は着手かもしれませんね。

私鉄車両年鑑2023 イカロスMOOK
柴田東吾
イカロス出版
2023-06-09

鉄道ダイヤ情報 2023年 11月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2023-09-21



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【画像】これまでの最新鋭車両、1000系(左)と1300系(右)

デザインとしましては、先頭車乗務員室と最初のドアの間、側面となりますが、比較すると、まず「小窓がない」という点が分かります。6000系以降でも、最初は設置されずも、その後改造で設置、新車でも新製時で設置の流れでした。

プレス記載にはありませんが、何らかの理由で、窓なしとなった可能性があります。この辺りは、今後の詳細・実車を待つ必要があります。これは推測ですが、乗務員室スペースを少し拡大による影響?でしょうか? 2人座席の有無も気になります。

どうせなら、6000系6300系登場時の原点回帰、この部分に「H」マークを付けても良さそうな……。

側面の車番も、ホーム柵による車端上部追加の他、既存の位置での表示も継続となるようです。前面の細かい塗り分けが、1000系1300系と少し異なりますから、全体的に「マルーン塗色」が、若干戻ったような感じもします。

次に、京都線用2300系では、「4号車で有料座席」の他、「転換クロスシート」の採用により、特急運用を想定した仕様となっています。これにより、OsakaMetro堺筋線の乗り入れは、ひとまず、想定がされていないことになります。

但し、最大寸法の仕様を見ても、ほぼ、1300系と同様ですので、堺筋線乗り入れそのものは可能な設計とみられ、実際は乗り入れはなしでも、設備自体は対応かもしれません。

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「転換クロスシート」は、ドア付近の座席は、新車でも、9300系同様に固定となるようで、完全な転換クロスシートは、色々とスペースでも余裕がない感じでしょうか? この辺りは少し残念な感じもしますが、ドア付近の混雑対策も考えられ、やむを得ずでしょう。

「有料座席」は40人の定員とありますが、淀川対岸、京阪のプレミアムカーも、同じ40人となりますから、ほぼ同程度の座席でしょうか? この辺りは、とっくに「二番煎じ(にばんせんじ)」的な感じでしょうかね…。

過去記事、ダブルダッカーの予想は大ハズレとなりましたが、まあ、当然でしょうね。これは当方の大博打的な予想でした。

台車の形式を含めて、編成もの組成も、1000系、1300系と変わらず、先頭車がモーター車ではない車両となりますが、定員は少し減るようです。

制御装置は、これまで通り、神宝・京とメーカーが異なる(東芝、東洋電機製造)ため、別々となりますが、それぞれ、全SiCのVVVFと、ハイブリットSiCとなります。

しかし、中津付近とみられる車両限界の問題が解決しないのか、なかなか、全線共通の車両にはならないようですね。

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【画像】車番から想像して今後の推測

車番付与も、1000/1300系を基本とした付与となりそうです。有料座席の詳細は、まだ公表段階ではないようですが、2:1配列か、ドアを1カ所ではなく2カ所ですと、2:2配列のどちらかでしょうか?

一方の2000系は、神戸線と宝塚線用となりますが、ロングシートの端座席の仕切りで、拡大があるようです。ドア付近で「もたれ掛かる」乗客との間仕切りでしょう。

更に、1000系と同じく、10両連結は最初から想定されていない模様で、これで、神戸線で残る10両運用の8両は、7000,8000,9000系に絞られます。
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【画像】京都線の車両の動きが活発になりそうな気配

◆今後の車両の置き換えは…
神戸線では、本線部分は既に、増結用を除いて、既に、7000系以上になっています。投入による置き換え車両は、今津北線の5000系が予想出来ますが、6両化となりますから、7000系車両での組替が再び予想出来ます。

以下、予想ですが、通勤特急10両での8両をVVVF編成の方向とし、8両チョッパ車(7000,7002,7007~7010,7020の7編成分に、6両で残る7001,7023,7003)を、既に転用の7004と同様に、今津北線に転用という可能性も予想出来ます。
(本線系統の完全VVVF車化も、3本線で真っ先に可能となります)


宝塚線では、5100系や、抵抗制御の6000系8両編成を、そのまま、置き換えでしょう。こちらは、能勢電6002も含めて12編成も存在します。1000系同様、能勢電の「日生エクスプレス」乗り入れも想定出来そうです。

個人的に、9000系、1000系は、最初の編成が神戸線新製配置と続きましたので、2000系は、8000系以来、最初の編成は、久々に、宝塚線新製配置という可能性も考えられます。(※8000編成は宝塚線新製配置も、日生絡みで神戸線クロスシート車とのトレードで、現在は神戸線配置になっている。)


京都線は、2300系が転換クロスシートとなるため、これまで特急で運行されていた9300系の処遇、動向となりそうです。やはり、ロングシート化と、堺筋線乗り入れの可能性が、より一層、高くなるでしょうか?

9300系自体での「有料座席改造」は、可能性としては、薄くなった感じがしますね。京都線の特急は、2300系新車で揃える感じがします。

置き換え車両は5300系と3300系、嵐山線6300系となりそうですが、ひとまず9300系は、予想ですが、特急の運行は離脱しても、地上限定で運行は継続、ロングシート化後に堺筋線線化、でしょうか?

京都線7両運用は、河原町2号線の制約と、桂・正雀車庫の、一部留置番線の7両制約で、どうしても、7両編成が多く存在しますから、今後、大きな車両の動きとなりそうです。これにより、8300系や7300系の組替等も予想出来そうです。

特に、10両増結が無くなって、休車中となっている7300系の2両3編成は、8→7両化による中間車の組込で、嵐山線編成の対応も出来そうでしょうか?

ただ、11編成ある9300系で、一度に、2300系の導入は考えにくく、年度で数編成程度の導入で、例えば、40分か30分に1列車かなど、少しずつの有料座席サービス化でしょうか? 当然、年度毎での導入編成数が気になる所です。



2023-10-7 14時加筆
神戸新聞の記事では、2000系、2300系各1編成の登場が、2024年度の製造の模様です。短い間に2編成以上登場した1000/1300系と異なるようです。

このため、京都線での座席指定サービスとしては、1編成程度では、列車本数としては不足しますので、取り急ぎ、9300系連結用として、4号車の座席指定車両だけを、これとは別に、まとまって何両か製造し、9300系に一時的に組み込むなどの方法が、まずは予想出来ます。

仮に、その組み込み用として、中間車11両新製に、2300系1編成ですと、12編成となりますが、現状、日中特急運用は10運用(2運用の一般8両特急運用を含む)に、昼間の運行がない2運用分と合致すれば、ほぼ「全運用」で、座席指定サービスは可能な範囲となります。

但し、12運用分まるまるですと、予備車はなくなりますから、どうしても一般8両の代走は発生しますので、現在の一般特急2運用を、そのままにしても、10運用2編成予備となる計算です。そうなれば、客室乗務員募集人員の募集云々と、まとまった職場(列車本数)も、まあまあ、ピッタリでしょうか?

その後、予想になりますが、2300系は7両編成で新製→先に新製の4号車を組込→正規8両化→9300系は格下げ等でロングシート改造、という感じでしょうか?

2000系は、やはり最初は、宝塚線新製配置と予想します。5100系の直接置き換えになるでしょうか?

神戸線は、本線ではワンマン車で統一となり、置き換え対象の5000系は今津北線のため、車両の転配組替が必要にもなり、2024年度が1編成だけでしたら、取り急ぎという感じが予想が出来ません。最も、2+6両の6両側もありますが、こちらは、7000系残りの機器更新・リニューアルを2024年までにでしょうか?(アルミ合金車で未更新として残る7023×6両は確実にだろうか?)

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1000/1300系登場から11年、2030年以降の向こう10年間で、2000系/2300系の置き換えで、今津南・甲陽・伊丹・箕面線での、特殊なワンマン支線系統(6000系4両3両)を除き、神宝京本線系統では、車両のVVVF化統一が目標とみられ、抵抗制御車の廃車は、より進捗とみられそうです。
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【画像】新しいと思っていた9000系も、いつの間にかベテラン世代に……。

2003,2006年の9300系/9000系登場からも、相当年数が経過し、私も「歳取ったなぁ…」と感じるのは確かですが、新型車両により、阪急電車の新しい時代を迎えるのは、確かです。

私も長年、運用調査をしていた甲斐もあり、これは自負でもありますが、しかし、今後の動きに、大注目ですし、楽しみが生まれました。
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