【画像】新今宮から難波方面、東西で行き交う車両に変化…、
私も長く運用調査をやってきましたが、高野線での8300系が本当に増加しました。
2023-11-3 17時掲載開始
◆南海線2023/10/21修正運用表、一段落しました。
◆「泉佐野以南とみられる普通列車のワンマン化」について
◆2000系2035編成のワンマン化について
◆1000系の台車枠更新
◆今後
◆南海線2023/10/21ダイヤ修正運用表、作業は一段落しました。
2023/10/21南海線ダイヤ修正、今回は、過去比較で異例の速さもありますが、事前準備のお陰もあり、既に、一段落となっています。特に、10/21~25と、10/30~31で、合間の確認ですが、運用調査となっています。◆今後
◆南海線2023/10/21ダイヤ修正運用表、作業は一段落しました。
またこの間、多少のご協力を頂きました方々にも、改めて、御礼を申し上げます。
特に、10/30,31は、高野線の見直しも含めて、合間ではない、まとまった運用調査となっています。充当編成の結果は、既に、各運用表中でまとめています。10/27で、南海線でダイヤ乱れがあった以外は、平常運転でした。土休日も含めて、もうこれで、大丈夫ではと思います。
南海線で4両分の運用増加も、元々4両分減だったため、2019/4/6ダイヤの314両に、結果的に戻した感じといえます。
「関空需要」の出戻りは確かで、早朝の難波発8両空港急行もですが、朝の関空行「特急ラピート」も、満席列車の続出、特に、難波7:00,7:30,8:00の列車は満席というアナウンスでした。
ラピートは、これ以上の増発も予備車の関係で厳しく、30分に1列車運行から、増発は厳しい感じです。もう1編成を増備するか、8両化も、2031年なにわ筋線開業は、まだまだ先ですので、それに対応した新型「ラピート」も、時期尚早です。当分は、空港急行の役割・輸送は大きいと言えます。
空港急行も、日中8運用で、2運用はどうしても6両運用となります。土休日も同じとなります。2019年は、8709+8710の増備が運用増による新製となり、代替廃車がなかったようですが、これ以上の8両運用増は、予備車が40両から減りますから、もし、完全8両化ですと、車両の多少の増備も、必要になってくるでしょうか?
一方で、高野線の1051編成が、当分、千代田工場の屋外で離脱となり、他の1000系と同じく「インバウンド改造」となっています。10/28の千代田工場公開、南海電車まつりは、当方も、2018年以来、5年ぶり3回目と、久々に行きましたので、取材のお陰なのですが、となれば、仕様の統一で、1051編成は、前記事でも書きましたが、南海線出戻りも予想出来ます。
この改造は、室内の配線を取り換える位な、意外と大がかりな工事のようです。1051編成を除く、1000系全編成(72両)も、2017~2020年と、4年も掛かっています。
この入れ替わりに、南海線の8300系が、南海線→高野線となるか、それとも、転出のまま、南海線で今後の増発分に充てるかも分かりませんが、新製車の8300系は、今年度は14両の増備のようです。4両3編成、2両1編成のようで、8321~8323と8719となります。
個人的予想ですが、12月以降、近畿車両からの甲種輸送も含めて、所々の動きとなるでしょうか?
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話はダイヤ修正に戻しますが、平日朝で、6508~出庫運用が「6508-8001-8024-6819-8702」と、6508到着後で、一旦1往復で、新たに住ノ江回送も発生しています。8024時点で始発普通にもせず、往復回送という変わった運用となっています。
基本的には、2021/5/22変更と大きな変化はありません。回送も、細かい所で変更もありますが、ほぼ、確認出来ております。その列番も、ほぼ確定ではと思われます。
ただ、今回は「修正」ですので、取り急ぎで、空港需要の出戻りによる両数増・ラピート復活を優先された格好とも言えます。根本的な、大幅なダイヤ変更は、来年以降に見直しではと思われます。
高師浜線営業の復活、泉佐野以南とみられる普通列車のワンマン化が想定出来ます。特に、高師浜線の羽衣付近高架化状況次第で、次回のダイヤ変更は確実でしょう。
【画像】高野線ではなく、久々に南海線で新製配置となった、8300系8320編成
新製時から側面のカメラが設置、既に対応されている。8718側は準備工事で新製。この編成から、台車が近畿車輌製に変更されている。これにより、入れ替わりで、8311+8710編成が高野線転出となっています。
◆「泉佐野以南とみられる普通列車のワンマン化」について
既に発表されている事柄ですが、一部の南海線8300系で「ワンツーマン改造」という工事がされているようです。前記事でも書きましたが、10/30は、効率の良い、朝ラッシュ時で撮影(たった1日で1824カット…)もしましたので、当方でも改めて、搭載編成をまとめます。
▼搭載済
8301,8302,8304,8305,8320
▼準備工事対応
8303,8718
▼工事中
8307
▼未対応
8306,8308,8309と、高野線4両全て、8718を除く2両全て
8307が離脱し、現在、千代田工場でこの改造中です。恐らく、4両の上記以外の残り、8306,8308,8309も、今後工事ではとみられます。8303は、工事工程の都合か、準備工事で出場となりました。これで、8300系4両10編成で、今後、取付は確実でしょう。
一方で2両側は、新製時の準備工事での8718以外、動きはありませんが、現状ダイヤで、4両運用は8運用しかなく、今後のダイヤ変更で余り変化せずと想定も、準備工事車の本搭載を含めて、まずは、4両10編成あれば充分という感じでしょうか?
ただ、泉佐野駅は、高架化後に想定の4面5線ではなく、3面4線の駅です。
4面5線は、高架化となる時点で、泉佐野折返しで以南列車が既に想定されており、真ん中の線路が、難波方で行き止まりという配線が想定だったようです。
現在も、東側の空きスペースで、ホームと線路の増築は可能な設計、用地確保、駐輪場などのスペースとなっていますが、費用が掛かるのか、拡大はされていません。費用も、高架化による税金投入はなく、元々の地平時代(2面4線)以上の拡張は、南海が殆ど負担となるからかもしれません。
このため、普通の系統・運転区間の分断ではなく、現在と同じ普通列車で運行のまま、泉佐野以北・以南で、乗務員室内に取り付けられたスイッチによる切替で、その都度、ワンマン、ツーマンではとみられます。この方が、乗客も乗り換えもありません(少ない)ので、色々と都合がいいでしょうか?
【画像】改造で側面にカメラが取付の8305編成
運転台上部にモニターも設置された模様。
【画像】南海電車まつり、千代田工場公開時での「2000系2035編成」
◆2000系2035編成のワンマン化について
上画像の通り、千代田工場電車まつり(10/28)開催時で、ワンマンステッカーが貼付でした。2200系で、2202編成が銚子電鉄に譲渡となっていますが、現在、高師浜線が高架化による運行休止で、予備車に余裕がありましたので、このような動きとなったようです。
2024年度に高架化、高師浜線営業再開は見込まれますので、この補充の車両は、2035編成で濃厚でしょう。これで、高野線から南海線転出となります。
2200系は、空港線の運用はありませんでした。もしかしたら団体列車等で、過去、空港線に乗り入れの可能性もありますが、営業運転では、空港線以外で、現在の南海全線・全区間で走行実績があることになります。
2000系は、平日・土休日とも、1往復のみで現在でも、関西空港の乗り入れ存在(平日夜の7009-7008と、土休日朝の7003-7004のみ)しますので、2200系では入線しなかった空港線を含めて、高師浜線、汐見橋線、多奈川線、加太線、和歌山港線にも乗り入れが想定出来ますから、2000系の形式としては、南海全線・全区間での走行が、出場後に見込まれるでしょうか?
[鉄道模型]マイクロエース (Nゲージ) A8053 南海2000系 3次車 4両セット
これらは、2017/8/26、高野線ダイヤ変更で、Z車(2000系)の運用が減らされ、2300系を含めた予備10両が、18両に増大しておりました。この分、20m4ドア車の運行が増え、その分の予備が減っていますので、2000系で余剰車が発生となっていました。
このダイヤ変更から6年、現在は2021/5/22変更<2018/3/31>となります。
高野線の運用表は、ここからダイヤ変更がないため、以来、長く続いています(2021年は終電繰り上げの程度なので、実質、2018/3/31から変化せず)が、この間、2000系8両余剰車の目立った動きはなく、あっても、特急車の小原田車庫での脱線による、自由席特急の代走な程度だったと思われます。(また最近は、2021,2038,2039編成が動いていない可能性)
2200系(2201,2231~2233 4編成分)も老朽化や経年が相当(1969~70年製)ですので、置き換えは確実でしたが、この動きで、置き換えは確定となりましたね。残りの余剰編成も、今後、改造ではと思われます。
2035編成は、VVVFや補助電源も、今の所、機器更新はされていない模様です。機器更新でしたら、下記画像のVVVFなども、既に、工事で取り外されいると思われます。2035は、車端がボックスシートですが、これもそのままでした。
2300系のような、バックアップ対応の機器更新(台車単位のVVVF制御)ではなく、そのままでしょう。ワンマン車は現状でも1ユニット単独運行もあります。出場時期は不明ですが、来春目標でしょうか?
やはり、出場後の仕様等が気になる所です。
【画像】2035に搭載のVVVF、VFG式
HP1810A B39487-7 1994-10となります。
【画像】2035編成の高野線運行時(手前2両)
この他、電車まつり関連では……(2023/10/28時点)
▼南海線
1006,7167,10009,8012は検査入場、但し、10009は10/30,8012は10/31に検査入場
8307は改造
都合、40両予備中20両
▼高野線
6521,2046は検査入場、但し、2046はその後に検査入場
1051,2035は改造
都合、38両予備中16両
(最近は、2021,2038,2039編成が動いていない可能性で、残り22両→16両分となる)
このような感じでした。
【画像】1006に予定の新台枠台車(SS194M)
今後、組み立てとなる模様、形状から、手前が難波方、奥が和歌山方とみられます。ブレーキシリンダは、左側のみと、元々上記が仕様です。
◆1000系の台車枠更新
1006は、台枠が更新されており、SS127台車から、SS194M台車となります。日本製鉄、住金製はそのままです。
ラピートの台車亀裂が影響か、ほぼ同時期に製造された1000系台枠も、今後、更新となるようですが、他の編成では、1006を除く全編成で、まだ従来台車でしたので、1006から着手開始のようです。今後の検査入場で、台枠の変更が実施とみられます。
但し、実際に亀裂となったラピートの台車は、SS137と、元々形式は異なります。こちらは、台枠変更後はSS189Mとなっています。何れも、ラピートと同様、モーター車のみが対象で、付随車は従来台車でそのまま維持となります。
ラピートのSS189Mでは、軸箱支持方式が、板バネから、モノリンクに変更となっていましたが、SS194M台車では、板バネのままになるようです。空気バネ下部の形状に変化が分かります。
【画像】SS194M台車の組み立て後
画像は、1306の難波方に予定の台車で、こちらは既に組み立てられた形です。
銅色の板バネ(軸箱支持、台車と軸を繋ぐバネ)に注目ですが、車体と装着前は、板バネで角度がありますが、装着すると、車体の重みで、2枚の板バネが、上下でほぼ水平となります。板バネが伸びて、台車に車体が支えられる・載せられるということになるでしょうか?
【画像】ラピートでのSS189M台車
こちらは板バネではなく、「モノリンク」と呼ばれる支持のようです。ですので、形式が異なります。元々のSS137も、ブレーキシリンダはありませんでした。1000系と50000系とで、ブレーキ方式でも異なるようです。
【画像】泉北9300系台車
泉北9300系と、南海8300系で8320,8718以降は、台車のメーカー自体が変わって、車両の製作メーカーである近畿車輌製台車に変化となりました。長く続いた日本製鉄、住金製から決別のようです。
JRは、国鉄時代を含めて、住金は殆ど無く、共通設計で、車両製作メーカーでの台車でした。関西私鉄では、近鉄以外では、京阪のモーター台車などの一部で、KW=川崎車両(川崎重工)製がある以外は、住金台車ばかりでしたが、余程の影響と、また、南海側で、日本製鉄側にも不信感もあったのか、近畿車両台車に変更となっています。
KD325という形式で、軸箱支持が「積層ゴムブッシュ片側支持」と、今までとまるで異なる方式となりました。最近の近鉄車両で、よくある台車となっていますが、狭軌用となります。
最高速度もそんなに出さないのか、横揺れ軽減(蛇行動)の、ヨーダンパの取付準備工事も分かります。
◆今後
京阪(2023/8/26)も、既に一段落となっています。また、今後、東海方面の再来訪の予定も、今の所はありませんので、315系4両の増備を、再度、取材する予定もありません。
兎に角、残りの近鉄の諸作業を、進捗させたいと思います。後もう少し、お待ち下さい。
近鉄も一段落となれば、2022/12/17以来のダイヤ改正・変更の諸作業は、ようやく一段落となります。今回は本当に、1年近くの時間と、また、費用が掛かってしまいました…。