
【画像】12/5 廃車回送となった、211系K1(手前4両)
後部4両の313系B4編成も、既に大垣へ転出し、東海道線を中心にJ14編成として運行中。気が付けば、中央線名古屋口の快速・普通列車は、315系だらけです。
2023-12-5 17時掲載開始
2023/12/5(火)の明け方・朝に、JR東海の神領車両区(愛知県春日井市)で、最後まで残った211系5000代、K1+K15編成(8両)が、西浜松(静岡車両区浜松派出、静岡県浜松市)へと、廃車回送になった模様です。
いわゆる「西浜松」は、在来線車両が廃車になった場合、解体される場所となりますが、神領車両区・中央線名古屋口は、2021/11月から続く、315系8両23編成による新造により、一部の313系は、大垣・静岡へと転出(311系などの置き換え用+東海道線名古屋口増強用)に、また、1986年以降に製造された211系は、2022/3/7以降、老朽化により廃車となっておりました。
![[鉄道模型]トミックス (Nゲージ) 98820 JR 315系通勤電車セット(8両)](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/jism/cabinet/1923/4543736988205.jpg?_ex=128x128)
[鉄道模型]トミックス (Nゲージ) 98820 JR 315系通勤電車セット(8両)
![[鉄道模型]カトー (Nゲージ) 10-1861 211系5000番台(東海道本線) 3両セット](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/jism/cabinet/0145/4949727690001.jpg?_ex=128x128)
[鉄道模型]カトー (Nゲージ) 10-1861 211系5000番台(東海道本線) 3両セット
神領車では、4両22編成(88両)、3両17編成(51両)、139両分が廃車分となりますが、最後まで残ったK1+K15編成が、12/5に廃車回送、これにより………
▼神領車両区での211系所属配置が全てなくなる
▼同時に所属全車両が、383系特急車両を含めて、全て、VVVFインバーター制御車となる
▼一連の、中央線名古屋口(名古屋-中津川)の、315系8両23編成新造の置き換えが完遂する
国鉄時代の1986年11月ダイヤ改正による、末期のK51+K52編成(0代4両2編成8両)の配置から、JR化後の5000代を含めて、37年も211系が配置でしたが、211系配置消滅により、大きな転換点を迎えました。同時に、所属全車両のVVVFインバーター制御車により、車両の整備・メンテナンス体制にも、変化となっています。
2022年3月ダイヤ改正以前は、10,8,6,4両と、4種類の列車毎の両数の他、313系は、4,3,2両と、3両の旧セントラルライナー車と、車種も多かったため、車両運用が複雑、併合時のパターンも多種多彩でした。
名古屋駅・神領駅・中津川駅・車両区内などと、分割併合(連結、解放)作業は、毎日のように多く、特に、車両区のそれは、翌朝の出区車両の準備のため、ダイヤが乱れると、深夜帯に渡ることもあったようですから、深夜勤勤務者の労務面でも苦労だったことでしょう。
これらは、2019年ダイヤ改正から続く、当方による運用調査、運用表掲載を、ご覧頂ければ分かりますが、中央線の他、関西線でも運行だったため、特に、「ダイヤが乱れる」と、その回復にも、時間が掛かるという欠点があり、乗客にも不利益がありました。

【画像】中央線名古屋口の「主」となった315系
315系の投入は、211系の車両老朽化、そして、神領車両区での、分割併合を伴う複雑な「車両運用の大幅な見直し」に加え、中央線名古屋-中津川間の営業列車で、「8両固定編成統一・ロングシート化」という、大きな目的もありました。
2022/3、2023/3の、2回に渡るダイヤ改正を中心に、増備の度でも、その都度、変更等、動きとなっておりましたが、315系8両編成の投入は、2023/10月で完遂し、中央線での運行も、特急を除けば、「315系8両編成統一」は既に達成、ダイヤが乱れても、その回復で大幅な改善になっています。車両区での、深夜帯の車両の入換・組替作業も皆無となったようです。
211系も、先月末でK1+K15編成(8両)を残すだけでしたが、関西線4両運用も、315系4両編成が10編成も揃い、一時的な211系運行(10,11月)も、12月に入れば終了でしたので、211系神領車消滅は時間の問題でもありました。
「ついにその時が来たか」という感じです。2年間はあっという間でしたね。
これで、「中央線名古屋口輸送改善」は一段落し、来春ダイヤ改正は、東海道線や関西線など、名古屋圏での他の線区、そして、静岡管内での動きとなるでしょう。
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取り急ぎ、211系発車場面を上げました。もう、中央線名古屋口を走行する姿・211系は実現出来ません。
◆現状
中央線の運行は315系8両23編成で、既に揃っています。
22運用全てとなり、C6編成の非常用蓄電池取付も一段落、C7編成を残すだけです。C7編成がそれで、現在、日本車両(愛知県豊川市)に入場中のため、予備車がありません(出場は恐らく年明け、1月だろう)が、C107+C108編成が、関西線ではなく、一時的に中央線を運行する形で、予備1編成の確保だった模様です。
C101~C106編成は、関西線4両運用に充当、運用自体も、2023/3/18~5/30での、関西線4両6運用に戻ったのと、211系運行終了、B0×3編成の大垣転出と、B400×4編成の静岡転出は、前記事の通りです。
この予備車は、C109+C110の営業運転開始(12/4時点ではまだの模様)までは、残るB400×4編成でいいと思います。開始後に、残るB400×4編成は静岡転出でしょう。
C7編成が年明けに戻って、2023年度製造予定分のC112編成まで出揃う(C110編成までは揃ったため、C111+C112のみ残る)とみられます。残り、C111+C112編成も、木曜日定例の場合、早くて12/14(※但し、出場日は完全推測ですので、異なる場合があります)に、日本車両出場でしょうか?
ですので、年内には、今年度分の新造、全てが出揃うのは確実です。来年、2024/3/16とみられるダイヤ改正までは、8両予備1編成、4両予備6編成程度になります。
当然、来春ダイヤ改正以降は、新しい車両運用になるでしょう。尚、来春以降も、東海運用の運用調査・運用表の掲載は、引き続き、継続を予定しております。よろしくお願いします。