【画像】中央線名古屋口での運行パターンが、2013年改正以来、11年ぶりに大幅変更となる、2024/3/16ダイヤ改正
2023-12-18 5時掲載開始
◆中央線315系統一で、速度向上と大幅な運用変更
◆飯田線日中運用減
◆一方の静岡管内は大きな変化か?
◆「トイレなし」列車の削減優先で、13両増は一時的?
◆ひとまず、名古屋管内の315系は一段落、2025年度以降に再びか?
まず、5chスレッドなどで、私に関する厳しいご指摘に関しては、お詫びします。要するに「予想を外した」ということですが、本当に内通もありませんので、予想が外れても当然だろうと思います。逆に「当たりすぎ」ますと、内通も疑われますし、本来、こうしたことは、最初から一切不要であろうと思います。
言い替えれば、ブログ、運用表を通じた「影響力」の大きさは、常々痛感しております。5chをしない、見ていない訳ではありませんし、いい反応に関しては、希ですがカキコもあります。
こうした厳しいご指摘も、当方への評価・批評と受け止めつつ、今後も、ブログ記事等で、幾ら推測を立てても、今後も予想は外すと思いますが、影響力には気をつけたいと思います。
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さて、内容は、東海労組からの、2024/3/16ダイヤ改正情報が、早速出て来ました。名古屋、静岡と、このようになります。
◆中央線315系統一で、速度向上と大幅な運用変更
来春ダイヤ改正で変更の、名古屋管内での中央線は、315系統一による130km/h運転、名古屋-中津川間で、朝夕で3分の時間短縮となっています。
YouTubeで前面展望動画を見ましても、130km/hを出せる区間は、定光寺-古虎渓間の「愛岐トンネル」に、瑞浪-釜戸間など、中津川方面での、駅間が長く、また、直線区間ではないかと思われます。やはり、中津川方が中心でしょうか?
現状では、211系の性能に合ったスジの模様ですので、最高速度は110km/h止まりのようですが、20km/hの速度向上に、また、315系は加速度も2.1(K0+K0の場合とする、K0+K100+K100は、MT比が6:4のため、多少高くなる)→2.6と上がっておりますので、僅か3分、今後のホーム柵の設置駅追加でも、可能なのでしょう。
同時に、日中の「区間快速」設定で、通過となるのが高蔵寺-多治見間だけとなり、高蔵寺以西は、各駅停車となってしまいますから、神領通過での130Km/h走行も不可能となります。
かつての「セントラルライナー」は、2005年ダイヤですと、時刻表では名古屋11:28→中津川12:32、金山、千種、高蔵寺、多治見-中津川間各停でしたので、1時間4分。「しなの」で、名古屋-中津川間ノンストップだった「しなの13号」が44分でした。
現在は、「しなの」でも48分(1009M)、快速は1時間16分(2715M)は掛かりますし、途中停車駅の「しなの」は、当時でも48分でしたので、130Km/hと停車駅限定の「セントラルライナー」は、速かった列車ともいえます。
名古屋-中津川間で1時間16分から、3分の時間短縮でも、区間快速では、快速停車駅から2駅停車化ですので、停車分、時間は余り変わらないかもしれません。時間短縮は「朝夕」と記載ですし、日中の普通は多治見以西ですから、せいぜい1分程度の短縮でしょう。
名古屋-中津川間に限った「朝夕」の快速と普通で、平均3分の時間短縮が見込めるということでしょうか。
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2013/3/16ダイヤ改正で、現在の日中運行パターンとなってしますが、来春では11年ぶりに、ここに大ナタとなり、大改正となります。
日中では減便が発生しますから、大幅な運用変更となります。車庫で昼寝となる運用・車両が増えそうですので、走行㎞(列車キロ)も減るでしょう。
一方で、朝夜は、大きな変更はなさそうで、多少の変更程度でしょうか?
運用調査自体も、新ダイヤ以降では併合車両がなくなり、また、315系登場以前、2021年ダイヤと比較しても、複雑な運用・車種・両数から、8両編成統一により、2023年ダイヤでも、調査時のメモ記入は大幅に軽減しています。また如何に、事前の準備作業でも、運用の推測が出来て、効率良く運用も把握出来るかとなります。
ただ、名古屋管内の業務ニュースでは、詳しい記載は特にありませんね。まだ「持ち帰り検討」故にでしょうか? しかしながら、今後出てくる情報にも注意します。
ちなみに「BCP行路」は、事業継続計画として、土休日の乗務員行路で、感染症対策による特別行路のようです。限られた乗務員で、土休日ダイヤを中心に、多くの乗務が発生するようですが、ダイヤの問題よりも、乗務員行路問題の記載が殆どですね。鉄道運輸現業の厳しさも伝わります。
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【画像】現状運用での削減対象とみられる列車(上図黄色枠カ所)
◆飯田線日中運用減
ダイヤの記載では、飯田線日中の列車減便がありますが、対象列車は上図の通りです。現状の車両運用を、新ダイヤでも踏まえた場合、263運用の「431G-434G」と、267運用の「421G-424G-425G-428G-429G-432G」と、豊橋-豊川間でのワンマン列車となります。
この削減で、豊川以北直通の列車で、「船町・下地」通過の普通列車を停車化で、本数は削減しつつ、途中駅の利便は確保となりますが、実際、乗客が少ない時間帯でしたので、仕方無いかなぁ、という印象もします。
豊橋-豊川間は、意外と沿線に高校が多いようですので、通学の帰宅時間帯には対応なのか、15時以降は、ほぼそのままのようです。
削減時間帯は、豊橋運輸区、正確には「大垣車両区豊橋派出」となりますが、車庫留置でしょう。ワンマン列車ですので、乗務員削減というよりも、全体の行路で余裕となる考え方になりそうです。
313系R100での、南部運用でどうなるかという所ですが、北部と213系運用が変わらない場合、運用もそのままという可能性もありますが、やはり、ダイヤ改正後の実際でしょうか?
飯田線で大きな運用変化がなければ、今回も、色々と助かりますが、東海道線・中央線・関西線と比較しても、運用調査では後回しになると思います。少なくとも、213系の置き換えは、下述にもありますが、2024年ではなさそうな感じもします。
【画像】12/1に廃車回送となった、211系静岡車、LL15編成
転入16両(B401~B408→L1~L8編成化)による廃車は3両分だけとみられ、残り13両分で、2024/3/16ダイヤ改正の所要増とみられます。
◆一方の静岡管内は大きな変化か?
続いて、静岡管内の業務ニュースです。
静岡管内までは、当方自身で運用は調べておりませんが、こちらは、支社から提示された資料も掲載されており、積極的な情報公開と、中身もありますが、引用・抜粋しますと…
▼朝の通勤時間帯の輸送力の見直し
▼日中パターンダイヤの見直し(熱海-浜松、興津-島田)
▼JR東日本直通列車の見直し(17-20時の3往復を10→5両)
▼身延線ワンマンの拡大
▼昼間の時間帯の列車本数の見直し
▼新幹線の停車、通過の見直し
▼来年度中に315系の投入と211系の廃車
▼沼津・静岡・浜松の分割併合作業の削減
▼身延線日中の削減(富士-西富士宮間6列車)
実に、在来線で大きな変化が感じられるダイヤ改正の模様です。
「列車本数」では、普通で20列車の削減、朝時間帯、日中パターンダイヤの見直しや、身延線の削減・減便となるでしょう。
一方で「車両数」は増え、既に転入されている、旧神領車B400×4編成に、残りの4編成も今後転入、順次、L1~L8編成化とみられ、16両増、ただ増減は13両の記載ですので、211系のLL編成1編成の廃車が、転入と同時に見込まれることになります。
これは、先日廃車回送となった、LL15編成【上画像】か、または、別の1編成ではないかと思われますが、やはり、LL15編成の分でしょうか?。LL15編成は、3-8NGと、他編成の状況か見ても、検査切れによる廃車とみられます。
(これで、S編成を含めて、各車種に予備1編成が存在することになる。S編成は、LL/SSで予備2のため、共通予備化)
言い替えれば、来春ダイヤ改正までは、これ以上の廃車は、315系静岡車登場まで、予想が出来ない裏付けにもなるでしょうか? 従って、13両で、2024/3/16ダイヤ改正、静岡車運用増とみられます。
「列車キロ」は、車両運用の合計キロとなります。特急は変わらずですので、373系はそのままの運用とみられます。一方、それ以外で、60㎞減となっております。昼間時間帯など、列車減便相当となります。
「車両キロ」は、1両毎での走行キロとなりますが、これは、2390㎞も増えており、言い替えれば、列車減便や日中の運行パターン変更でも、列車毎で増結となる可能性、となります。
B400転入で車両が増えますが、一部車両を除いて、既にワンマン車となります。「一部車両」は、L2とL3となる編成で、ワンマン化が一部機器のみ対応、他、L4,L6編成で、セラジェットが未取付となっています。
設備が中途半端なままの車両は、ダイヤ改正当日までに、取付工事を完了・一段落させることでしょうか。これら、L編成は、身延線などのワンマン化拡大でしょう。「L編成は6~7運用8編成予備1~2」として予想します。
【画像】211系GG編成
◆「トイレなし」列車の削減優先で、13両増は一時的?
続いて、現在、身延線で2両編成のW編成、313系2300代、2350代となりますが、こちらはワンマン準備工事車両でも、本工事となった車両はありませんが、211系GG編成のトイレなしとは異なり、トイレが存在します。
W編成は、身延線や御殿場線での運用が主のようですので、身延線ワンマン化の拡大で、L編成に運用変更とみられます。で、W編成は、トイレ有を生かして、LL/SS+Wで、一部運用で、一時的に5両運転として運転、315系投入後は4両減車、ダイヤ改正時点で、13両分増えることになりますが、これは、組成の関係による、一時的な増ではないかと思われます。
列車キロは減る反面、1両毎の車両キロが2390㎞増えていますので、315系準備運用で4両でも、一時的に3+2両が発生、トイレ有をひとまず優先された、両数増となります。
2024年度投入分は、4両16編成(64両分)となりますが、これらは静岡投入分だけとみられます。静岡車は、併合や車種・両数が一定しませんので、簡単に運用の推測が出来ませんが、「トイレなし」列車の削減を優先、少しでも行いつつ、輸送力の見直し、運行パターンと運用変更になるだろうと思われます。
LL15の廃車時点(2023/12/1)で、LL編成は残り15編成(45両)、SS編成は残り11編成(33両)、GG編成は9編成(18両)、合計、35編成96両の211系となります。
315系静岡車は、最終的には、13両の一時的な車両増を減、その他、輸送力見直し等で、4両20編成(80両)の前後でしょうかね?
「日中パターンダイヤの見直し(熱海-浜松、興津-島田)」ですが、「熱海-浜松、興津-島田」に変わるのかという点もですが、現在は、静岡分断の一部を除いて「熱海-島田、興津-浜松」と交互です。加えて「沼津・静岡・浜松の分割併合作業の削減」も加わりますから、運行系統毎で、ある程度、半固定編成で運行も予想出来ます。
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「JR東日本直通列車の見直し(17-20時の3往復を10→5両)」は、現在の325M-332M,327M-334M,329M-336M相当となります。
沼津では、東日本車(E231系、E233系)で10両4編成の留置が存在しますが、3往復の10→5両化減車により、熱海駅での分割併合は、組成の関係で、現在と比較し、神戸方の10両編成の入換で、時間を要することにもなります。
(2023/12/19 17時加筆、上記3列車の分割併合は、現在、熱海ではなく、平塚となる模様です。改正後は逆の5両編成が沼津となりますので、前10両を、例えば伊東方面とするか、どうするかとなります。)
車掌が2人(グリーン車乗務)から、1人に減る可能性ですが、沼津の要員が増えていることから、コレまででも1人乗務の可能性があります。7分程度掛かる丹那トンネルがありますから、検札等も、この区間を利用しているかもしれませんが、熱海以西の東海区間で、普通グリーン車を乗ったことがないため、実際がどうかは未確認です。
但し、Suicaグリーンでは、熱海以西では利用が出来ないため、紙券となるようです。車両の夜間留置の関係で、やむを得ず、10両4編成の留置で沼津までとなっていますし、そもそもSuicaのエリア超えですから、扱いがややこしいですね。このためか、特に、18きっぷシーズンを含めた乗車が見込める夕方の時間帯で、5両減車も納得という感じです。
静岡支社の車両キロで東日本車も含む場合、21.6㎞(熱海沼津間)×6片道(減列車分)=129.6 ここから、車両キロ15両分減車をかけ算して=1944㎞の車両㎞減となります。2390㎞の車両増も、実質的には、その1944㎞を加算した、4334㎞増かもしれません。
◆ひとまず、名古屋管内の315系は一段落、2025年度以降に再びか?
2024年度で静岡となりそうですから、2025年での「静岡配置」は、誤った記述かもしれません。名古屋管内の315系は、2024年度では見込まれず、特に、315系4両編成は、2023年度までの投入分、12編成程度で、ひとまず一段落と思われます。
名古屋管内でも業務ニュースでは、今の所、特に記載も無いことから、「313系B500運用、関西線・武豊線」は、2024年度では、ほぼ現状維持の可能性が高くなりました。
静岡車での列車キロは減っておりますので、大垣車の、静岡駅、菊川駅、浜松の留置を含め、豊橋以東の運用も、変わらずではないかと思われます。
神領車315系4両で、6運用は関西線、2運用を予備とした場合、残り4運用となりそうですが、直接、311系大垣車の運用を置き換えるかどうかになるでしょうか。
武豊絡みの区間快速運用(4運用)が予想出来ますが、武豊線は、今後(来年1月以降)の、試運転の動きにもよるでしょう。武豊線で試運転等が、ダイヤ改正までになければ、関西線での運用変化となりそうです。
従って、飯田線213系置き換えは、2025年度以降となりそうです。今年度、最近でも、213系で全検出場車両が数編成ありますし、当分は、動きがないものと思われます。
これ以上の予想は、キリもありませんので自重・控えます。