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【画像】681系W08編成

2024-2-20 23時掲載開始

こちらで、681系の廃車編成が明確になるというツアーが開催のようです。「W08編成」は、冒頭画像の車両ですが、元々は「サンダーバード」用のT03編成でした。

2009/7/4で、683系4000代の増備により京都に転属、W13編成となったものの、2015/3/14で、今度は「しらさぎ」用として、金沢に舞い戻ったことになります。

しかし、今後廃車となる車両・編成の発表となるのは、異例です。ツアーとしての開催となり、ツアー開催日までに吹田総合車両所に、W08編成が入ることになります。

「能登半島地震」で被災の編成も、営業運転は「しらさぎ」で既に復帰となっており、ツアーが3/17(日)ですので、ダイヤ改正を前に、吹田入りとなりそうですね。
JTB私鉄時刻表 関西 東海2024
JTBパブリッシング
2024-03-18


JR時刻表 2024年3月号
交通新聞社
2024-02-24


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【画像】大垣に停車する681系
大垣入出区を兼ねた「ホームライナー」運用も、ダイヤ改正後もひとまず維持。東海運用のお陰で、東海区間は調査も、北陸が遠征もなく、残念ながらでした…。

◆車両の組替の多かった681系
1995/4/20ダイヤ改正で、681系の運行が開始でした。元々、3月のダイヤ改正が、阪神淡路大震災の影響と、六甲道駅の被災から復旧したのが、この改正だったようです。

1992年以降登場した、9両固定の「プロトタイプ」と呼ばれていた車両に、量産車の登場、6両編成がT01~T06、3両編成がT11~T17編成という具合でした。3両で1編成多かったのは、七尾線和倉温泉方面の運用により、+1運用でしょうか。

当時の運用はあいにく分かりませんが、プロトタイプ編成は予備なしとして、共通で、各予備2編成(繁忙期は臨時列車でフル稼働)とした場合、9両1運用、6両4運用、3両5運用でしょうか?

「スーパー雷鳥」の485系に、「雷鳥」の当時は、東日本車の充当もありましたが、古い国鉄型車両と比較しても、乗客は「新車のサンダーバード」に流れがちでした。

1997/3/22ダイヤ改正で、「ほくほく線」開業による、越後湯沢-金沢間「はくたか」の登場で、6両編成W01,W02,N01,N02、3両編成W11,W12,N11,N12編成の、3+6両4編成が登場、他に、485系金沢車2編成と、新潟車2編成(1運用)でしたね。

2001/3/3ダイヤ改正から、681系の製造は取りやめ、次形式の683系にシフトとなります。3+6両4編成の登場からでした。その後、下記の681系はくたか転用で、各2編成の追加増備に。

ここで、681系と683系で、扉位置の相違が発生により、681系で大がかりな車両の組替と工事が着手、例えば、8号車と3号車モハ車のトレードはその例です。

これまでの3号車は、越後湯沢方で車掌室に、同時に3,4号車間で扉がなかったため、車掌の乗務も、3号車の大阪方扉から乗務、客室を伝って車掌室という、面倒な感じでした。

683系の3号車は、越後湯沢方で扉の設置に、車掌室が4号車の大阪方に設置と、これらは改善されたのですが、681系で扉の増設は、大がかりになるなどで、両側に扉があった8号車とのモハ車両で、組替となっていました。

3両で1編成分多かったため、W14編成のみ、組替発生も、モハ681-7と、唯一、3両編成のモハで統一の改造でしたから、越後湯沢方で扉を撤去するという工事でした。

これで、編成で比較的揃っていた検査周期・時期がバラバラになったり、車両番号も編成で統一感がなくなりましたが、車両の構体を改造する工事が不要となった訳です。

4号車の「カフェテリア」が廃止→車掌室化改造で、可能な限り683系の仕様に統一、車両運用も共通化とさせた訳です。8号車の新モハで車掌室設置車両になりましたが、2015年以降を含めて、撤去工事も含みます。

これらは「車両設備統一工事」「サービス改善工事」でしたが、主に「サンダーバード」で使用されていた編成が中心の工事で、「はくたか」は、車両の組替もなくそのままでした。

その「はくたか」は、2005/3/1ダイヤ改正で、東日本485系は、北越急行のN03+N13、683系の新車で置き換えとなった時期ですが、西日本485系は、2002/3/23ダイヤ改正と、3年早く681系化となり、サンダーバード用683系3+6両2編成の新製→681系3+6両の「はくたか」転用という形でした。T03,T04→W03,W04,T14,T16→W13,W14と変わったのがこれです。

2009年に「はくたか増発」用として、T06→W05、T17→W15と更にとなり、サンダーバードとして残ったのがT01~T03,T07と、T11~T13,T18となります。

T07,T18は、プロトタイプ車で、2001年に9両固定から3+6両化となっています。1往復だけ9両固定運用と運用上に制約があったため、他の運用と共通化で先頭車改造でした。
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【画像】カフェテリアがあった当時の、サハ681-202
左は3号車、車掌室の窓に注目。

2009年、683系4000代登場(T41~T52)による転配の動きが発生、さらに、2015/3/14ダイヤ改正、北陸新幹線金沢延長時に、「しらさぎ」用の681系が登場、在来線「はくたか」の運行廃止による「しらさぎ」化となり、比較的新しい車両だった、683系2000代の車両は、289系化「くろしお」「こうのとり・きのさき・はしだて」などに転用で、国鉄型の381系(福知山も末期は、183系ではなく381系でしたね)を廃車にしています。


これら「車両設備統一工事」「サービス改善工事」がされなかった「しらざき」681系も、転用時前後で車両の組替が発生するなど、編成で新製時の組成は全てなくなるなど、「車両の組替」が、最後まで動きが多かった681系でした。

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簡単にまとめるのが、自分でも分かりにくい位、目まぐるしい動きだったのは確かでしたが、最近の681系で「サンダーバード」としての活躍は、京都車V11~V14編成(旧、T15,T13,T11,T12編成)の3両編成の程度で、12両増結用としての活躍が殆どでした。

683系4000代車両が12編成もあることから、サンダーバードでの、681系6両編成の出番は、あっても、臨時列車という程度でしょうか?

このため、681系6両編成は「しらさぎ」の運行のみとなっており、W01~W08,N01,N02の、10編成8運用予備2というのが最近。3両編成と連結した9両編成は、東海区間では殆ど無かったようで、米原での併合・分割での、西日本区間での運行中心。

ですから、こんな私でも、「しらさぎ」3両編成の撮影カットは、遠征もありませんでしたので、殆どありません。

東海管内では豆に撮影も、6両ばかりでしたが、幸い、2000年代初頭~2005年頃の、ネガ一眼時代に撮影したカットは、手前味噌ながら、熱心に遠征が出来ていた当時もあってか、今も残しております。

大量の形式写真があり、プリントは、アルバムに入れてまで、当時の編成別でまとめていますが、フィルムスキャナーの入手が依然とまだで、デジタル化もまだ、皆様にすぐにお伝えできないのは残念です。何れ、ネタとして、お伝え出来ればと思います。
(サハ681-202→302の2画像は、単なるスキャナーの機能でデジタル化のため、解像度で難がありますが、参考として掲載しました。)


貴重な9両固定「681系」の走行音はこちらです。


「サンダーバード」と「はくたか」の681系走行音も、YouTubeで既に上げています。
YouTube上で今後も「旅行気分」はお楽しみになれます。



◆そんな中、W08の廃車
W08編成は、6号車が、クモハ681-503~以下の6両となります。

元々「サンダーバード」用でしたので、「車両設備統一工事」「サービス改善工事」が、編成で全車されていますが、検査の履歴は、2020-11-12吹田出場と、他の6両編成と比較しても、検査出場から一番古く、次回の検査入場は、この編成ではとみられましたが、「検査切れで廃車」は濃厚でしょう。

検査回帰が80万㎞に延長された車両により、2~3年で検査回帰のところが、3年以上になっていますから、まず、検査切れで間違いないでしょう。

最近、HPで、過去に調査しておりました検査データを生かすべく、編成表を作り直しました。奈良車、京都車、日根野車とまとめまして、最近の検査も把握出来ておりましたので、同時となります。時期によっては、未確認の場合もありますが、ご参考下さい。

N01編成は、2023-11-30に吹田出場と、この編成が直近の検査出場編成でした。683系N03編成が現在吹田に入場中ですが、「しらさぎ」で唯一だった683系もあり、出場は、289系化の可能性もあります。元々は、160㎞/hにも対応した、北越急行車でした。

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北陸新幹線の敦賀延長により、2024/3/16ダイヤ改正以降、「しらさぎ」も、JTB時刻表の記載で681系の運行があるとあっても、8運用からの減は確実(5~6運用程度?)ですので、多少は、サンダーバードから転用の、683系(289系)の運行になるだろうと思われます。

廃車による681系も、W08編成と、他にもあるでしょう。特に、3両編成を中心した廃車は、避けられないと思いますし、または、とりあえず、当分は、681系「しらさぎ」をメインとしつつ、683系(特に6両)は、一旦、289系化改造を待ってから、などの動きにも予想出来ます。

3/16以降の特急券は、2/20時点では既に発売ですが、e5489チケットレスを全部確認もしておりませんし、現在の段階で、運用の予想を幾らしても、やはり、無理がありますので、これらは自重しますが、いずれにしても、どの程度の681系の廃車になるかは、注目といえます。相当数の可能性があります。

「しらさぎ」も、ダイヤ改正後、東海区間の方で走行㎞(79.9㎞、西日本の敦賀-米原間は45.9㎞)が多くなります。走行㎞とその車両使用料との関係で、例えば、大垣入出区相当、2編成程度、所属だけを西日本→東海に変更しつつ、検査は今まで通り、西日本の京都(向日町操)に委託なども考えられます。これは、当方の完全な推測です。回送では名古屋の先、熱田まで入線します。


また、W08編成は、冒頭でも少し書きましたが、七尾線で「能登半島地震」による被災もあったようです。脱線はなかったものの、地震による揺れなのか、パンタグラフの破損があったようです。

時間的にも、「能登かがり火5号」で和倉温泉に到着後、運用では、七尾駅で泊・入区となるようですが、その、和倉温泉→七尾間での回送時に、地震で被災だったようです。大きな脱線や車両の転覆がなく、パンタグラフの破損程度で済んだのは、不幸中の幸いとも言えます。
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【画像】車掌室設置後のサハ681-302(今のW07編成)
金沢駅の七尾線ホーム北端での形式撮影は、両側面が撮影出来て、便利でした。遠征撮影時のその一部ですが、撮影から、19年が経過してしまいました…。
先程の改造前の、同じ車両・車番(改番前)の画像と、比較してみて下さい。


◆東西南北、新潟・大阪・名古屋・和倉温泉と、北陸で幅広く活躍した681系
越後湯沢からの681系は、「はくたか」で何度も利用しました。時には「長岡駅」まで迂回もあったようで、北陸本線を全線に渡って活躍・走行したのも、683系より、681系の方が、その頻度も多かったと思います。

「能登かがり火」は、2024/3/16ダイヤ改正後も残りますが、これに使われる特急車両以外は、全て、京都転出は廃車でしょう。

金沢総合車両所の検査も去年秋でなくなっており、521系も既に、吹田での検査に移管ですから、交直流で残る特急車両も、683系の一部車両のみでしょうか。所属も金沢がなくなる可能性もあります。

ひよっとすると、特急車両全車が京都所属となり、1編成分、3ヶ月に1回程度の交検回送で、車両が取替となる可能性があります。

このように、北陸本線を中心に、新潟県・名古屋・大阪と、幅広い在来線特急の活躍があったのは、681系の大きな功績とも言えます。北陸本線も、1社だけから、5社に分割となってしまいますから、今後、このような在来線特急車両は、現れないことでしょうね。

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