【画像】近鉄新型通勤車両「8A系」
2024-5-10 18時掲載開始
(2024-5-10 22時一部加筆等)
近鉄の通勤型車両は、「シリーズ21」以来となり、最新のEH30,EE39編成は、2008年製となりますから、16年ぶりとなりますが、「ようやく」な、近鉄新型通勤車両の公式発表となりました。
イメージ図(過去記事参照)とは、デザイン・塗色・印象も変化し、無難な、赤色と白色という感じでしょうか? 個人的には、イメージ図よりも、上画像の完成車両で、適当な感じでは思います。置き換えられる旧型車両と、新型車両の、イメージの折衷?、でしょうか?
2024/10月から、奈良線系統で運行開始となりますが、それまでには、運用調査・運用表の掲載を一段落させる必要性となってきました。また、形式名は「8A」となるようです。
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▼車番をどうするか?
「8A」により、車両番号の付与方、例えば、ハイフンで区別でしょうか? JRのように、「8A」を形式として、ハイフンで車種の区別は容易に予想出来ます。「8A-01」などでしょうか?
ただ、「8A」が中途半端な感じもあり、当方としては、奈良線系統は「千の位8」として奈良線用とし、南大阪線は「6A」、大阪名古屋線は「1A,5A」などと、既存車両同様、投入線区によって、形式が個別となる可能性も予想出来ます。
例えば「8000A-8100A-8200A-8300A」という感じでしょうか?
千の位で線区とし、南大阪線で「6000A」、大阪名古屋線で「1000Aか5000A」でしょうか?
千単位の既存車番は空きもなく、万単位も既に特急車両となっているため、他社のように、車番のインフレ化や、番号の後戻りが難しく、「8A」という形式で、まずは、最初に投入される、奈良線系統の新型車両の形式からでしょうか?
京都市交乗り入れ車と、けいはんな線も、もし、今後、同じような車両が出るとしたら、「3A」「7A」となりそうなのは、調子に乗りすぎでしたかね(失礼)
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▼2025年度以降で、大阪線、名古屋線、南大阪線系統にも
2025年度以降の新造車両計画も、同時に掲載されています。
奈良線
4両12編成(2024年度)
4両9編成(2025年度)
大阪線
4両2編成(2025年度)
名古屋線
4両3編成(2025年度)
南大阪線
4両3編成(2025年度)
2024年度で48両、2025年度で68両の新造両数となるようです。合計116両となります。
相当な車両、編成の置き換え、転配が予想出来ますが、この予想はひとまず自重します。
特に、名古屋線はDG12(5800系)以来の、通勤新造車配置となりますし、南大阪線でも、シリーズ21(6820系)以来の新造車配置となりそうです。
先に奈良線系統となってしまいますが、2026年度以降で、奈良線以外の路線でも、本格的な車両の置き換えでしょう。
この間、輸送状況の見直し→ダイヤ変更も予想され、運用変更にもなります。
2両や6両編成の登場も気になりますし、名古屋線で意外と普通列車で重宝な、3両編成も気になります。
(※米野や黄金など、普通しか停車しない一部の駅では、ホームの3両限界駅が存在する)
奈良線直系の近畿日本鉄道(近鉄HD)は、合併を重ねて路線拡大の、114年に渡る歴史ですので、標準軌車両と狭軌車両の違いも含めて、細かい仕様や差異はどうしても発生します。
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奈良線系統、大阪・名古屋線系統でも、車両の向きが逆転するなどが現状でしたが、「8A」以降でも、それを踏まえて、奈良橿原方1位(車両にある向きの表示)、大阪名古屋方1位と、既存車の向きを揃えるのか、または、標準軌路線で共通車両(JRのように、予備車の共通化や、標準軌路線間での転配も容易にするなどで)として、これまでとは異なる考え方、向きを統一にするかも注目です。
(ちなみに、南大阪線は狭軌線ですが、吉野方が1位、阿部野橋方が2位の向きとなるようです)
しかしながら、車番でも、各線区で個別設定も予想されるため、「車両向きの統一」は、残念ながら、考えにくいという現状でしょうか。
元々、奈良線と大阪・名古屋線でも、運転台スイッチ類(高加速・低加速・電気連結器ツナギの仕様など)の、細かい差異もありました。
更に、大阪・名古屋線では、1時間以上渡る、長距離での急行列車(伊勢神宮・宇治急とはよく言われる)もありますから、トイレの設置有無も大きいでしょうか?
設計やデザインでは、車両共通の考え方はあるものの、大きく分けて「3線区」の仕様に分けるのは、やはり、現実的にも、シリーズ21と同様でしょうね。
【画像】名古屋線は、このDG12編成以来の新造配置
運賃値上げでJRの乗客が多くなる中、近鉄も「攻め」「車両改善」と、「名古屋線新時代」に。
▼シリーズ21や従来車との連結解放はどうするか?
近鉄の特徴として、連結解放の多さは、車両運用でも明らかですが、「シリーズ21」を基本として、電気指令ブレーキにはするものの、空気指令系「SAP管、BP管」を残すのか、または、完全な電気指令のみとして、他車両の連結はなしになるかも注目でしょうか?
ただ、2025年度までに、標準軌路線で4両26編成、狭軌路線で4両3編成となる点に、2両編成の新造がないことから、個人的には、「シリーズ21基本」ではないかと思われます。
空気指令系でのブレーキ緩解音がうるさくなるのはデメリット、コストに、メンテナンスにも影響となりますが、急行など、6両や8両編成での組成で、どうしても、既存2両での連結は必要になってくるでしょう。
小田急3000形みたいに、空気系車両の連結で、ブレーキ指令の読み替えだけで、連結に対応する方法もありますが、いずれにしても、細かい仕様までは、現時点では公開されておりません。今後の報道公開待ちでしょうね。
尚、「ひのとり」80000系では、完全な電気指令ブレーキとなっており、空気指令系「SAP管、BP管」はありませんので、個人的にも、仕様で気になる所として抱いています。
【画像】VL35は、車両更新後、電気連結器が二連仕様となっている(画像赤丸の下に注目)
▼既に車両更新となっている一部の従来VVVF車と、「8A」の連結は想定?
従来VVVF車では、既に、車両更新が着手されています。特に、VL35編成は、「8A」車両同様、電気連結器が、シリーズ21と同じく二連仕様【上画像】となっております。
(※一部の車両では、車両更新後でも、二連の電気連結器ではない場合もあります。)
「8A」と、更新車でも、半自動ドアが設置となることから、車両更新がされた「従来VVVF車」は、特に、最初から連結解放を想定されている可能性があります。
大阪線や南大阪線での「従来VVVF車」での更新車は、VVVFも機器更新されている車両(VW39、Mi05など)があるようです。最近の、近鉄車両の動きは、殆ど把握出来ていない当方ですので、今後の運用調査と並行して、洗い直す必要性は、充分に認識しています。
問題は、「従来VVVF車」以前の車両も連結対応にするかでしょう。これを「しない」と想定すれば、新型車両の仕様も、それ程課題もなさそうです。
「シリーズ」は、旧型車と連結対応となっていますが、「8A」の、連結の相手は、「シリーズ」「車両更新がされた従来VVVF車」に限っても問題はなさそうでしょうか?
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他にも、京王2000系、名鉄の発表など、色々と動きがあったようです。「待ちくたびれました!近鉄新型通勤車両「8A系」」として、取り急ぎ、記事にしました。
当方も、近鉄の運用調査・運用表掲載に、鋭意、努力をしたいと思います。これを把握しないと、充当列車も読めない…。JRもほぼ一段落ですので、頑張りますわ…。