【画像】名鉄9500系(9511)
2022年度新造と新車の部類に入る
2024-5-22 24時掲載開始
豆にブログ記事を書きたいと思いますが、今回は、関東私鉄を中心に、大手私鉄、今年度の鉄道車両新造の詳細が分かってきました。当方的にまとめます。
但し、西鉄はよく分かっていない所がありますので、大手私鉄ながら省略します。
東武
総額約403億円
野田線80000系5両5編成25両の新造
東上線9000系の後継車両(大体更新)の設計
当分は、アーバンパークライン、野田線の車両置き換えとなるだろうと思われますが、5編成分は、野田線10000系修繕車(11631,11632,11633,11635,11636)と同じ編成数のようですので、これらは推測ですが、修繕車を本線系統に転出、そして、本線系統の未修繕10000系の廃車ではないかと思われます。
2両編成の修繕、ワンマン路線転用も継続とみられます。本線地上用の10000系は、修繕車を中心に継続、4+4両も半固定化、修繕車でも、経年で廃車の可能性も予想出来ます。
2025年度以降で、8000系と未修繕10000系の野田線車両を、直接、置き換えとみられます。それが一段落した後に、東上線9000系置き換えという段取りでしょう。
西武
総額約334億円
40000系8両3編成24両の新造
「サステナ」小田急からの車両、9000形6両1編成6両
2025年度に新宿線10000系車両の新型車両置き換えの記載ですが、西武は、元々新宿線は、池袋線よりも遅れ目の動きがありました。ラビューの特急車両も池袋線、複々線も池袋線という有様でしたが、新宿線でもその置き換えとなるようです。
40000系は8両編成となるようです。40101~40106と、ロングシートのの40151~40164が投入済ですが、8両化により、車番がどうなるかも気になります。
今後、メトロ乗り入れは、6000系は順次撤退し、新宿線を含む地上転用、メトロは40000系への流れとみられそうですが、東急車8両が、既に西武池袋線にも乗り入れているため、西武8両の登場で、両社の走行キロ精算の関係もでしょうか?
尚、サステナ車は、先日、小田急8261編成が西武へと搬入されています。堤時代末期までは、西武線をよく利用していたこともあり、雰囲気も知っていますが、時代が変わりましたね。
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小田急
総額約413億円
5000形10両2編成20両の新造
3000形6両3編成18両のリニューアル(修理)
上記5000形新造で、8000形の廃車→「サステナ」として西武譲渡の進捗か
5063,5064編成の投入とみられます。5060~5062編成は川崎車両製でしたが、日本車両、総合車両と交互で製造される傾向があります。これまでは、5051川重→5052川重→5053総合→5054総合→5055川重→5056川重→5057~59日車→5060~5062川車でしたので、久々に総合車両で製造でしょうか?
【画像】京王9000系、9701は2000年製造と早24年、もう機器更新の段階に。
2005年は京王もよく利用しておりました。
京王
総額約398億円
5000系10両2編成20両の新造
2026年に2000系導入への準備
8000系と9000系10両各1編成の機器更新
5000系は5739,5740編成とみられ、7000系が廃車でしょう。VVVF車で機器更新もされていますが、40年近くの車齢だったりします。2000系の投入シフトで、7000系廃車が進むものとみられます。
「京王ライナー」車両の5000系も、10編成も揃えば充分でしょうか?
東急
総額約468億円
大井町線車両の新造(6020系ベース)
目黒線所属車両のリニューアル
東横線・目黒線と田園都市線関連の車両置き換えが一段落し、40年近くの車齢となる9000系の置き換えとなるようです。9020系は機器更新もされ、西武の「サステナ関連」も対象で、大井町線車両の置き換えとなるようです。
田園都市線はTASC、定位置停止装置により、ワンマン化も可能な範囲ですが、保安装置でのCBTC化もあるようです。
目黒線車両のリニューアルは、3000系初期車が25年経過の車齢のため、機器更新も想定でしょうか? 中間車2両組込で8両化となっていますので、新造中間車と機器統一の可能性は、容易に予想が出来ます。ATO機器は高価な模様ですから、流石の東急もリニューアルで継続なのでしょう。
京急
総額約324億円
1000形8両1編成、4両2編成、計16両のリニューアル
新造車両はない模様です。尚、チョッパ車は既に引退し、京急も事業用車両を除けば、オールVVVF化は達成しています。言い替えれば、今後の車両の置き換えは、初期VVVF車時代となってしまいます。
京成
総額約243億円
新3200形の新造、6両1編成
2019年から登場の3100形は3157編成まで投入も、次世代形式になるようです。2両単位での組成が可能となっており、6両や4両のチョッパ車、抵抗車の残りを置き換えるのは確実でしょう。
3400系は3448Fを残すのみですが、他社乗り入れの関係で、3100系を継続で製造されるのかどうかも注目です。また、3000形の両数が、15年以上、毎年製造で、既に326両(8両19編成、6両29編成)と多すぎるため、京成といえば3000形のイメージでしょう。毎年、少しずつでも新造されていたのは、評価に値します。
相鉄
総額約104億円
10000系車両のリニューアル
JRと東急の乗り入れが一段落したのも大きいでしょう。
【画像】東京メトロ18000系
半蔵門線では、押上開業時の08系が6編成存在するため、どうしても車両形式が線区で統一も出来ず、2種類のままとなりそう。そう思えば、銀座線・丸の内線・日比谷線・千代田線の車両統一は評価も、どうしても有楽町・副都心線と東西線は、車両が多すぎる。
東京メトロ
総額約1146億円
半蔵門線18000系新造の継続
南北線一部車両の8両化
半蔵門線は18112編成以降とみられ、残りは、8000系8編成分となります。8000系は機器更新とリニューアル、緊急的なデジタル列車無線取付もあり、結果的に延命が可能となっていますが、そろそろ置き換えでしょう。
9000系も中間車の製造で8両化となるようです。既存車と車齢がバラバラとなってしまいますが…。
名鉄
総額約360億円
9500系4両3編成、9100系2両2編成の新造(16両、貫通構造)
貫通構造にデザインを変更となります。こうした「中通し」は、昨今気になる客室の安全対策でも必要という判断でしょう。2+2+2のブツ6ですと、中間2両は前後に通り抜けすら不可能でした。
近鉄
8A系4両12編成48両、2025年度以降も製造
この前記事に書いたとおりです。この他、軌間変換車、けいはんな線との直通はどうなったのでしょうか?
南海
総額約140億円
8300系12両の新造
1000系6両の機器更新
これも前記事に書いたとおりです。
阪急阪神
2300系8両1編成
阪神は、5700系の残り車両新造か?
阪急側は1編成と、PRiVACE6両のみです。今年度は、その京都線で精一杯とみられ、神宝の2000系は次年度以降の模様です。慣例と、最初の編成が神戸線新製配置で続きましたので、2000系は宝塚線新製配置ではと思われます。
阪神側も、5700系の残り車両新造とみられます。5727と5729とみられます。その後は、これは確定情報ではありませんが、8000系の置き換えになるのではと思われます。
京阪
13000系の新造継続、7000系のリニューアル継続とみられる
※但し、鉄道事業設備投資計画は、毎年6月下旬に公開される傾向
詳細がよく分かっておりませんが、13031~で4両化という情報があります。また、川崎車両で、まとまった製造車両があるようですし、13037~13039編成が、既に、寝屋川に搬入された模様です。
鉄道事業設備投資計画も、毎年、6月下旬に公開される傾向のため、追って分かってくるでしょう。
余談ですが、京阪は、関西私鉄の中で一番のご無沙汰となっております。正月ダイヤ以来、公私共乗車がなく、なかなか再訪も叶っておりませんので、最近の動きが分かっておりません。京都競馬場のリニューアル後も再訪果たせずでして、申し訳ございません。
【画像】山陽6000系
山陽
約29億円
6000系新造、5000系機器更新とリニューアル
6000系が追加で新造となるようです。5000系もリニューアルと機器更新が継続、これまで通りの流れでしょうか? 利用者としては、綺麗で明るい車内は良いモノです
6018編成以降とみられます。6000系で6両編成が製造されるかどうかも気になりますが、阪神尼崎での被災の件で、5004編成で4両廃車もあり、代替車両の製造も気になります。
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久々の近鉄の通勤車両の新造もあり、大手私鉄も明るい材料が目白押しですが、鉄道車両以外は「高架化」「ホームドア」「QR、タッチ決済」などが目立ちますね。利用する乗客側でも、「QR、タッチ決済」は、機器操作の対応で勉強も必要でしょうか。
3.1時代からの昔からWindowsマニア、前職でも放送機器でなれた私も、機器の操作や変化には早すぎますね。
それでも、「今年度設備投資計画(鉄道車両)の個人的まとめ」、簡単にまとめてみました…。