
2024-7-3 15時掲載開始
2024-7-4 7時 一部訂正・その後の追加等
4/26の、近鉄西大寺検車区・車庫内での脱線により、しばらく動きがなかった、近鉄5800系DH04(5804~5304、6両編成)でしたが、7/3に動きがありました。
取り急ぎ、取材をし、簡単に動画でまとめています。
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今後、奈良県香芝市にあります、五位堂検修車庫へと、5804のみが陸送ではないかとみられます。陸送は、ルート上の警察で色々な許可等も必要となるらしいですが、その目途も付いたのでしょう。他の5両は脱線はしておりませんので、モトと連結で、直接、五位堂入場でしょうか?
しばらく動きがなかったDH04編成も、ようやくですが、今後、修理の目途が立ったことになります。
脱線した5804で、台車に損傷があるかは分かりませんが、近鉄は、近畿車輌のメーカー台車が採用となっており、過去、東青山駅の事故でのVC57(1253系1257編成)でも、同じ台車の形式で、台枠が新規の取替品に交換となっています。
今後の営業運転復帰にも期待が出来ます。

【画像】仮台車の存在を失念していました。申し訳ございませんでした。
但し、その後の情報で、どうも陸送ではなく、仮台車に振替の作業ではないかという情報を受けました。当方も、撮影済画像をもう一度見直しますと、上画像のように、仮台車の留置がありました。(当日の現場と動画掲載後も気が付かず……)
見直し後にこれを確認しました。不自然な位置に仮台車となりますから、損傷とみられるKD306台車から、仮台車に振替が目的で、2台の大型クレーンが用意された可能性があります。
これにより、車体や台枠には問題はなさそうも、単純に仮台車振替の模様で、台車で支障がありそうですね。

JRは、機器類の取替、車輪替えなどは、所属車庫で行う模様です。JR西日本では、各支所でこういう設備がある模様ですが、JR東日本でも、三鷹車両センターでもこういう設備がありました。
近鉄西大寺車庫で、左画像のJRのように、1両単位で、車体を持ち上げるジャッキのような設備の有無までは、確認が取れておらず、分かりません。
ただ、元々、単純な車輪の交換作業(タイヤ替え)も、五位堂へと日帰りでの入場だった記憶がありました。これは調べますと、現在もこういうやり方のようです。
一見五位堂入場の回送でも、その日の内に出場があり、床下を確認して、車輪替えだったりすることがありましたので、近鉄は、設備の関係で、五位堂送りの方が、回送の手間が掛かっても、便利・手っ取り早く済むのかもしれません。

【画像】モト97-98をサンドイッチにした、南大阪線YS02編成検査出場時での場面
上画像は、2015-9-8での、南大阪線特急車、YS02編成の検査出場時の様子です。
旧上本町局管内を始めとする標準軌路線は、合併等を重ねた近鉄の歴史的な経緯で、南大阪線など、旧天王寺局管内での狭軌路線とで、線路幅が異なるため、五位堂検修車庫の検査時は、橿原神宮前駅にある台車振り替え場で、それぞれの台車を交換する作業が必要となります。
五位堂~橿原神宮前と、京急神武寺などのような、三線軌道にもなっておりませんし、それよりも、振り替え場での単純に台車交換の方が、検車係員の振替作業・人件費、モトの輸送で手間が掛かっても、まだコストが安いという判断でしょう。
モト97-98は、南大阪線車両のサンドイッチで、最大3両分の連結が可能です。4両編成の場合は、2両に分けて2回分行う事になりますが、モトのトレーラー部分には、台車を乗せるスペースが画像のようにありまして、狭軌用の他、標準軌用の仮台車も搭載出来るようになっています。これは、モト97-98が高安所属のため、単独で回送時のためです。
YS02は2両ですので、残り1両分も、ウェイト・重りの関係が、そのまま積んでいます。画像では分かりませんが、ボルスタレス台車の場合でも、仮台車用のボルスタ(台車の枕)・空気バネも別にしっかりとあります。
従って5804は、陸送ではなく、モトでそのまま、五位堂送りの可能性が高くなりました。昨日時点では充分に確認が出来ず、陸送で先張ってしまいました。この点は、申し訳ございませんでした。
冒頭の動画では、サムネイルは変更していますが、動画中のサムネイルは変更出来ませんので、そのままとします。
仮台車の用意ですし、廃車は予想しにくいでしょう。VC57を修理した近鉄ですから、台車の台枠は、安全上、新品に取替とみられますが、全面的に復旧させる方向だと個人的には思います。


【画像】
左は、台車の積載・搭載がない姿のモト97-98
右は、西大寺所属で、けいはんな線の五位堂検査時で使用、線路幅は同じなため、仮台車はありませんが、トレーラー部分には、重心の関係か、ウェイト・重りの搭載も分かります。
先頭車に水色の帯で、けいはんな線(OsakaMetro)用の連結器対応となり、反対側が、近鉄標準の連結器と、形状や高さが異なります。

【画像】高安公開時のイベントで、DH02をサンドイッチにした貸し切り列車の運行時
ブレ画像ですみません。水色の帯で連結器差異を区別、けいはんな線・OsakaMetro用の連結器となっています。過去にはこうした変わり種の列車、イベント列車も運行されています。今後も期待出来る運転方法でしょう。

【画像】西大寺車庫の現場で作業する5804

【画像】10両編成で営業運転時のDH04(手前6両)

【画像】阪神線内で運行のDH04