【画像】大幅遅延で京都駅で打ち切りとなった「サンライズ瀬戸・サンライズ出雲」
2024-9-12 17時掲載開始
寝台特急「サンライズ出雲」の運休計画について
運休計画についてはこちらをご覧ください。(PDF形式 345キロバイト)
概況についてはこちらをご覧ください。(PDF形式 74キロバイト)
285系「サンライズ出雲」の計画運休が発生するという情報が、本日14時~となっています。これは、8/29に、鳥取県米子市にあります「後藤総合車両所」で、このような事象が発生していました。これは、廃車で留置だった381系と接触、場所は、検査入場だった、285系I5編成の、1~3号車付近の、東京に向かって左側の側面だったようです。修理で時間が掛かるとありますから、285系I5編成入場の検査出場時期が予定より延長、長期化ということになります。
このため、10月下旬で「サンライズ出雲」で、計画的な運休が発生します。
【方向幕テープ】285系サンライズエクスプレス
◆285系の検査時期と運用について
これは、4運用5編成1予備という車両運用となっていますから、検査入場車両が発生すると、予備なしで運転を継続することになります。
2予備ですと、問題が無いのですが、予備が1編成と、1998年の登場以来、元々からカツカツな状況ですし、検査周期がハイペース、長距離の寝台列車による、走行キロが大きいためによる影響となりますので、1年に2~3編成の検査入場となります。
ですので、こうした計画運休が発生するようです。検査入場車(I5編成)での修理で、予備車の離脱が、本来の予定よりも長期化となるため、既存車両(I1~I4)で、時間に余裕を持った車両の整備が必要となった、ということになりそうです。
▼直近の検査出場時期
I1---不明
I2---R6-1
I3---R5-7
I4東海車---R5-11
I5東海車---R4 /R6-10見込み
未確認も多く、目撃情報のまとめとなりますが、こんな感じとなるようです。I1も去年には検査出場とみられますが、予備車が臨時列車の充当が無い、シーズンオフの時期に、省令検査となっています。
(※令和以降、JR西日本は、妻面の検査標記掲出がなくなったため、容易には分からなくなっています。検査標記省略は、省令上では、2002年から省略でも、問題はありません。)
運用は、出雲支所A61~A64となり、出雲上り(A61 1-7号車)→瀬戸下り(A62 1-7号車)→瀬戸上り(A63 8-14号車)→出雲下り(A64 8-14号車)です。
走行キロはそれぞれ、953.6+804.7+804.7+953.6=3616.6㎞となります。回送は除外していますが、1日でも最低800㎞の走行となります。80万㎞回帰となれば、もう少し回帰も延長とみられますが、やはり、2年~3年で迎えてしまいます。
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◆9/2時点の充当編成と、その後の充当編成の推測
次に充当編成です。
9/2始発駅時点~現在まで、運休もなく順調となっていますが、このまま、運用通りに進んだ場合を想定します。運休が発生すれば充当編成は変わります。
9/2(月)時点の充当編成
A61 I1
A62 I3
A63 I4
A64 I2
このようになっています。
I5の入場で、予備車がないため、4日後には元に戻るということになります。
※9/6(金),10(火),14(土),18(水),22(日),26(木),30(月),10/4(金),8(火),12(土)も、上記と同様となるものとみられる。
このまま、運休もなく、順調に流れて、10/13(日)時点の充当編成推測ですと…
A61 I2
A62 I1
A63 I3
A64 I4
このような充当編成となる見込みとなります。
10/14(月)時点、上り出雲のみ運休となります。I4編成が離脱となります。
A61 I4---運休
A62 I2 瀬戸下り
A63 I1 瀬戸上り
A64 I3---出雲市到着後離脱
I4---10/14~18整備運休?
I3---10/15~18整備運休?
10/15(火)以降、10/19(土)までは、下記の通りとなりそうです。
瀬戸下り---I1
瀬戸上り---I2
10/15,17(木),19(土)時点、10/16(水),18(金)時点は逆になる
※そのまま、素直に、I1,I2編成の巡回として考えるが、取替で、回送等による送り込み・返却にも注意。
10/20(日)は、出雲上りのみ運転再開となり、I3☆またはI4編成★のどちらかで充当となりそうですが、先に離脱したI4★として、ひとまず想定します。
A61 I4★
A62 I2 瀬戸下り
A63 I1 瀬戸上り
A64 運休
10/21(月)時点見込み、後に離脱したI3☆充当として想定
A61 I3☆
A62 I4★ 瀬戸下り
A63 I2 瀬戸上り
A64 I1
10/22(火)時点見込み
A61 I1
A62 I3☆ 瀬戸下り
A63 I4★ 瀬戸上り
A64 I2---出雲市到着後離脱(10/26まで離脱)
10/23(水)時点見込み
A61 運休
A62 I1 瀬戸下り
A63 I3☆ 瀬戸上り
A64 I4★
10/24(木)時点見込み
A61 I4★
A62 I3☆ 瀬戸下り
A63 I1 瀬戸上り
A64 運休
10/25(金)時点見込み
A61 運休
A62 I1 瀬戸下り
A63 I3☆ 瀬戸上り
A64 ★
10/26(土)時点見込み
A61 I4★
A62 I3☆ 瀬戸下り
A63 I1 瀬戸上り
A64 運休
10/27(日)時点見込み
A61 I2見込みか?
A62 I4★ 瀬戸下り
A63 I3☆ 瀬戸上り
A64 I1
こんな感じとして、今後の充当編成の推測は可能となります。
I1編成だけ、休みなしが続くことになりますが、当方の予想通りとはならず、10/15~19の間に、回送での送り込み・返却にも要注意だと思いますので、充当編成の変化、運用推測の違いも、大いに予想出来ます。最新情報にもご注意下さい。
【画像】南海特急「ラピート」の千代田入場回送時
◆南海線特急について
「ラピートは5運用」も、11時と15時で取替となるため、予備1編成も、取替をなくすことで、4運用2予備は可能
「サザンも6運用予備1編成」だが、全部の取替(9,12,15,18時の4回)をなくすことで、5運用2予備は可能
→1編成検査時でも、別に、もう1編成の予備車が捻出出来る。
車両運用上で工夫されており、運用自体も余裕があるばかりか、予備2編成が確保されている。所定の運用で予備1、運用を切り詰めて、予備がもう1編成確保出来ることになります。
→泉北ライナーはこれにより、予備車が一時的に高野線へ
車両運用上で工夫されており、運用自体も余裕があるばかりか、予備2編成が確保されている。所定の運用で予備1、運用を切り詰めて、予備がもう1編成確保出来ることになります。
→泉北ライナーはこれにより、予備車が一時的に高野線へ
泉北ライナー車(11001F,12021F)は予備車がありません。これまでに、南海線の12000系、またはラピートの予備車が、一時的に高野線に転出し、予備車確保・検査入場もありました。
(12021F-2024-5 11001F 2021-6)
→高野線の特急3編成は冬季運休で対応
元々、冬場は氷点下も当たり前となる高野山、めちゃくちゃ寒い冬季に、観光で行く人は少ないため、減便・運休で対応。3編成の検査周期は3年として設定し、毎年1編成は入場していた。
(2022-30003F 2023-31001F 2024-30001F、従って次回<2025-1~2>は30003Fとなる見込み。)
南海でのこの車両運用の考え方は、以前から上手く出来ているという印象です。サンライズとは関係のない話となりますが、予備車の、一つの考え方として、「こういう手法」もお伝えします。
(12021F-2024-5 11001F 2021-6)
→高野線の特急3編成は冬季運休で対応
元々、冬場は氷点下も当たり前となる高野山、めちゃくちゃ寒い冬季に、観光で行く人は少ないため、減便・運休で対応。3編成の検査周期は3年として設定し、毎年1編成は入場していた。
(2022-30003F 2023-31001F 2024-30001F、従って次回<2025-1~2>は30003Fとなる見込み。)
南海でのこの車両運用の考え方は、以前から上手く出来ているという印象です。サンライズとは関係のない話となりますが、予備車の、一つの考え方として、「こういう手法」もお伝えします。
◆後継285系の予備車は「2編成」は欲しい!
1998年の製造から30年近くになる285系で、やはり、1編成だけの予備は厳しく、もし、後継の285系が登場ですと、2編成程度の予備車が欲しい所です。毎日運転となるため、検査入場時に、その1編成と別に、もう1編成、予備車があるのは大きいと思います。
当然、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など、多客が見込まれる「繁忙期」では、予備1~2編成共、臨時列車として運行させて、フル稼働でもいいのではと思います。
また、過去、このような「計画運休」はなかったと思います。今回は、冒頭の事象による、既存車の車両整備の時間を確保させるための運休となりますが、これとは別に、今後、閑散期を中心に、列車を運休をさせることも予想出来ます。