
【画像】中之島線開業前の香里園駅
枚方市急行が香里園で特急待避、このため、急行は8両でも比較的空いており、10分ヘッド時代の課題を感じます。
2026-6-28 12時掲載開始
2026-7-4 17時一部修正
【お詫び】(2026/7/4 17時)
当方の認識相違で、4両の運転増加を、ワンマン運転の拡大と誤った認識となっておりました。申し訳ございませんでした。
過去記事を含めて、文面を修正・訂正しています。
いつも当ブログ、当サイトをご覧頂き、誠にありがとうございます。広告等のご覧も、よろしくお願いします。
京阪運用の調査は、当方では2007/1/27~実施しており、以来、14回目が現行ダイヤとなります。お陰様で19年に渡る運用調査、皆様にも色々と支えられました。改めて、感謝を申し上げます。
14回のダイヤ変更は、比較的多いのではと思われます。15回目が、今後の新ダイヤ、2026/8/22となります。
中之島線開業前後、その後の見直し、5ドア車の運用減と廃止、京阪特急プレミアムカーサービス開始、コロナ渦、万博などがありました。最長は2013/3/16での3年適用ダイヤでしたが、ここ最近は、ダイヤ変更の頻度が多くなっています。
京阪は、大津系統では、京津線と京市交東西線との乗り入れがありますが、本線系統は、他の鉄道会社との乗り入れはなく、線路は接続されていません。大手私鉄では、何らかの他社との相互直通がありますが、これは、九州の西日本鉄道と、本線に限った京阪という程度でしょうか?
かつては、近鉄京都線の奈良電時代を含めて、丹波橋でレールが接続・相互で乗り入れ運転でしたが、近鉄側が先に直流1500V昇圧(京阪の昇圧が1984年と遅かった)、近鉄はその後、20㍍大型車体化もあり、1968/12/20で廃止されています。
【画像】丹波橋駅連絡通路ただ、丹波橋で現在も乗り換えの乗客が多いのは、この名残とも言えます。
近鉄京都駅が、JRとの改札内改札だった時代(以前は、JRの改札内に近鉄の乗り換え改札でした)、1997年の京都駅ビル建設前までは、JR改札の乗り換え改札口で、自動券売機がありませんでした。
有人の窓口がズラリと並び、「学園前まで」「樟葉まで」と乗客が窓口係員に目的地を申告し、きっぷを買うシステムでしたが、京阪の連絡きっぷも、現在でも購入可能な上、当時は改札内改札だったため、JRの運賃精算(逆の場合の販売)も兼ねていたのです。
(このため、JR京都駅北口・中央口に近鉄の切符売り場も存在していた)
ネット上で、こうしたブログ記事が見当たりませんでしたので、今となっては分かりにくいでしょうが、その後、JRでの自動改札機導入もあり、こうした特徴的な改札は、京都駅ビル建設を機に、解消されています。
少し余談となりましたが、こうして、独立した路線が「京阪本線」ですので、ダイヤの変更は自社だけで可能という点が特徴です。ダイヤの変更で、他社の調整が一切不要なのです。

【画像】ダイヤ変更での車両運用の変化
◆これまでの車両運用の変化
2007/1/27からとなりますが、車両運用としては、中之島線開業後(2008/10/19)が最大でして、88運用、611両、所属696両でした。8両も9000系を含めると17運用まであり、5両運用も存在でした。
これらは当方の独自計算となります。
列車本数が最も多かった時代ですから、その後のダイヤ変更での減便、中之島線快速急行の廃止は、乗客減、輸送体系の変化で大きく影響しました。延伸したのは良いものの、輸送量が大きく増えずな現実でしたよね。
東西を結んだ、好調な阪神なんば線と異なり、中之島止まりと中途半端でした。
【画像】中之島線開業前の天満橋駅昼間で到着する列車はなく、真っ暗でした。これは、現在の淀屋橋方面ホームとなります。
元々、朝夕夜のみ運転な天満橋止でしたし、淀屋橋至上主義な実状は、現在も継続です。御堂筋線と京橋の利便性が良すぎます。
この間、5両はなくなり、9000系もロングシート改造で一般8両込み、5000系の廃車もありましたが、7両は、2017/8/20の45運用が最大でした。
運用数もまだ80以上、減っても78はありましたが、コロナ渦以降の2021/9/25ダイヤで72運用になるなど、一気に減便となっています。
このダイヤでは、日中で10分→15分間隔となっていますから、余計に減っており、リストラとしては、思い切った大ナタでしょう。
2025/3/22ダイヤで4両運用が増大、萱島以南の一部普通等でワンマン化、現状で合計74運用となります。
余談になりますが、乗務員の人件費コストもでしょうが、以前から、京阪は乗務員の人員でも色々と話は聞きます。申し上げられない話が多すぎますが、それでも、枚方市から中書島に移転の、国交相指定教習所でみっちり勉強し、厳しい運転士の動免を取得すれば、乗務員でも一人前なのは確かでしょうし、鉄道員としての自覚・仕事の醍醐味に、面白さもあると思います。
一方で、特急のプレミアムカーで客室乗務員が増えていますから、正直な所、全体的な乗務員の数は変化してないかもしれません。正確な数まではよく分かりませんし、公開されていませんが、一応はこちらで464人のデータはあります。ただこれは「本社のみ」ですから、直営のみと言えそうで、プレミアムカー客室乗務員は、別会社のため、実際はもう少しあるでしょう。これと別に、駅員の配置もあります。
会社側としては、幅広い世代での継続的な人材育成は重要と認識も、余り人員を増やしたくはない実状でしょうか?
毎年、運輸部門で新卒採用はされているようですが、駅も無人化・遠隔制御が増えてきました。一部駅では、券売機の機能を縮小し、乗車駅証明書発行とICチャージに限定、交通系IC以外の利用は、降車時の精算機利用となりました。タッチ決済は遅れていますが、QR乗車券は既に開始されています。
これは、交通系ICの利用者が殆どという実状もでしょう。毎日利用する場合、定期券だとICが便利過ぎます。
こうした総合的な実状で、4両運転の増加は、致し方ない面でしょうかね。もっと言えば、中期的には、可動式ホーム柵の全駅拡大、定位置停止装置、運転士がいるATO自動運転も、視野になると思われます。
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で、2026/8/22新ダイヤの運用数は「予想」ですが、前記事にあるように、7両で22運用としています。日中が8運用程度にまで減になる影響として、当方独自の予測となります。
4両は、前記事の通り増大、27運用になるのは確実ですが、実際と比較しても、数値で多少の前後となる可能性がありますので、その点はご注意下さい。
ここから、8両運用の減も予想出来る訳ですが、既に、13019までの新造で、7両で7000系以上は26編成に揃うことになりますから、旧形式の車両は一斉に離脱という可能性もあります。
これらは、2030年代の国交省VVVF車問題にも、比較的早い時期から、目標に近づけることも出来るでしょうか。8000系も置き換えとなるのことは、既に発表されています。残りは大津系統の2両と6000系だけです。(2026/6/29 6000系の位相制御を忘れてましたすみません)

【画像】京阪、ダイヤ変更での両数別運用数の変化
グラフでもまとめますと、上図の通りです。
特急は殆ど変化はありません。一般車の変化が目立ちます。2026/8/22は当方の完全推測となりますので、ご注意下さい。
このため、2023/8/26ダイヤ比較、4両18運用分の増、2026/8/22新ダイヤでは、元々7両や8両運用の「減車」は、確実とも言えます。
これまでの8両運用減は、7201,7202,9001~9004編成の7両化と、10001,10002編成の7両化改造も発生しています。
【画像】伏見桃山駅京阪では、伏見桃山-東福寺間で、特急と急行が停車する丹波橋・伏見稲荷以外は、現在でも7両限界駅であるためです。これは以前にも何度か、ブログ記事等でもまとめています。
特に、伏見桃山、東福寺は、ホーム両端に踏切も介在するため、他の7両駅と比較しても、8両化をしようにも、一方の踏切を閉鎖する必要が出て来ます。ドアカットも、安全対策上厳しいでしょう。この周辺での連続立体高架化の動きもありません。
地下化は伏見の酒蔵で、近鉄京都線の桃山御陵前付近、開業時から高架化した歴史や、北陸新幹線問題を見ても不可能です。ですから、昼間の通しの列車で、8両編成の運行が少ないことにもなります。
8両運用は、今まで、枚方市特急、快速急行、枚方市普通と、ダイヤが変わる度、アレコレ変化はありましたが、現行ダイヤでは、8両の日中運用がなくなってしまう位です。
また、どうしても平日朝ラッシュの大阪方面下りで、7両列車があるのはこの理由です。
京都から通しで運行の場合は、以前から影響し、昭和から5000系5扉車があった当時は、優先的にこうした列車に充当、「やむを得ず7両も5扉で、乗降の利便性」という理由にもなっていました。
4両18両分増は、72両となりますが、もしそのまま7両運用維持ですと、126両となりますから、54両分の減車にもなります。

【画像】京阪、ダイヤ変更での運用数・運用両数・所属両数合計の変化
4両運用増は、こうして、運用両数、所属両数の減となっています。所属両数は、京阪線のみで、大津系統と鋼索線の分を除きます。
13000系13031~13036登場時の6両は、京阪会社側としても、最小限の減車をしたかったのだろうと、簡単な推測も出来ます。実際、中之島-萱島間と日中の運転でした。
その後の4両化改造は、当方でも予想を超えた感じでしたし、実際、朝ラッシュ時の4両運用は、混雑傾向で厳しい実状も感じています。当然、混雑します。
東武野田線の6→5両化、柏-船橋間のワンマン運転も、こうした背景もあるのでしょうか? 6両でのワンマン運転が出来るような法整備、役所の問題もでしょうかね。
編成で減車をしたその分、特に複々線区間で、4両でも、その本数を増やして対応も良さそうですが、千林で大阪方面の普通は、8時台の8列車が最高です。2017/2/25ダイヤと今でも、大きな変化はありませんし、B線の区間急行の設定は、現行ではなくなりました。
これらは、4両運用が増えた・増える分、新ダイヤでどうなるのかも気になる所です。

【画像】香里園駅での待避、旧塗色時代
◆「香里園問題」とは?
京阪の、枚方市-大阪方面は、京阪会社側としても「ドル箱」の区間であると言えます。実際、この間の利用者が多いようですし、並行鉄道は山側に寄っている、JR学研都市線だけで、周辺地域で京阪バスの営業エリアにもなります。
平坦な道路も多いため、家からは、自転車や単車で駅まで行く乗客も目立つでしょうか?
複々線は、戦前に開通した京橋手前の蒲生-守口市付近に、1970年代に建設し、1980年3月に完成した、守口市-寝屋川信号場間となります。
後に延びた区間は、京阪で当時、不動産部門が直営(現在は別会社)でしたので、ローズタウンなどの開発利益を、連続立体高架化と同時に、京阪負担分の、複々線の線増に生かしたという話もあるようです。(※ただ、この裏付けは、文献等の勉強不足がありますのでご注意を)
ですから、枚方市-大阪方面で持っている京阪電車と言えますが、寝屋川信号場-枚方市間は複線で残るため、この間、待避出来る駅は、枚方市と香里園だけです。
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つまり、ダイヤ変更をする上で、香里園の待避がポイントとなります。多く利用する区間で香里園の待避ですと、やはり、枚方市から、直接、特急に乗りたくなるわけですが、元々の特急は、日中15分間隔に、七条-京橋間はノンストップでしたので、枚方市・樟葉は、香里園の待避があっても、日中の急行が大阪方面に先着していたのです。
2003/9/6ダイヤ変更で、日中15→10分間隔化、樟葉・枚方市が終日特急停車となっていますが、冒頭画像の「中之島線開業前の急行」は、2006/4/16から香里園待避だったようです。当時の時刻表が手元にありませんので、詳細までは分かりません。
2006/4以降、枚方市からは特急が京橋先着ですから、結論を先に言えば、理想としては、日中の準急以上で、香里園の待避なしとなります。私が大げさに「香里園問題」としたのは、これが理由です。

【画像】2018/9/15と2021/9/25変更での香里園の待避比較(12~13時平日)
最近では、2018/9/15ダイヤでは、枚方市普通が香里園待避なしに対し、準急が、必ず香里園待避のダイヤが日中でした。当時はまだ10分間隔です。
2021/9/25ダイヤで15分間隔となり、これが逆転します。準急が枚方市から京橋先着、枚方市普通は香里園で快速急行との接続でした。特急などの間隔が広がったことにより、準急が待避なしとなっている訳です。
2025/3/22ダイヤで12分間隔、準急が枚方市から京橋先着は変わらずですが、10分間隔に戻した場合は、どうしても「香里園待避」となることでしょう。
準急で萱島待避も、転線が多く時間が増えますが、現状で一部の準急が、萱島待避も設定となっています。何度も言いますが、ラッシュ時以外の日中は、香里園待避なしが理想でしょう。
もっと理想を言えば、枚方市や寝屋川市までの複々線ですが、もう、複々線が延びることもないでしょう。そんな時代でもありませんし、既に、寝屋川市-枚方市の高架化工事開始となり、あり得ません。
日中のダイヤ上で「香里園待避」は、この問題の解消となり、利用者としても大きいと言えます。ラッシュ時は仕方ない面ですが、日中ですよね。

【画像】現在でも利用者が最も多い京橋駅、始発時間帯は閑散
可動式ホーム柵設置前
◆平日朝ラッシュ時
朝ラッシュ時の枚方市駅大阪方面は、7時台で26列車の設定となります。萱島から複々線区間となり、区間急行・普通と増え、京橋到着で8時台に33列車となります。ちなみに、2018/9/25ダイヤでの京橋到着は34列車、中之島線開業時は39列車、開業前は40列車でした。
枚方市-萱島間は、現在でも限界一杯のダイヤでしょう。2分間隔で1時間ですと、30列車が限界です。またこの区間には踏切もありますから、踏切を一定時間・開放させる必要も出て来ます。その為に、高架化工事の開始となっていて、高架化後の効果が大きい区間なのです。
2分に1列車以上は到着する京橋駅の平日朝ラッシュで、33列車とコロナ渦前でも変化しない列車本数も、4両列車が発生しているため、実質、輸送出来る両数は減っています。
2026/8/22新ダイヤでは、萱島以北でも4両列車の増大となりますが、既に現状でも、淀出庫の関係で、3列車の4両列車(車掌乗務)は存在でした。
更に、複々線区間でA線となる中央の線路は、中之島線へ、B線となる普通の線路は淀屋橋へとなりますから、中之島シフトとならず、淀屋橋での列車が依然と多い現状で、京橋でのポイント転線がどうしても多くなっています。40→33列車に減ったのも、乗客減に加え、こうした影響もでしょうか。

【画像】戦前に完成し発展した、京阪複々線の存在は大きい
これを未来永劫、連綿と残したい。
毎回、色々と「理想と現実」を感じる、京阪のダイヤ変更ですが、当方としては、現実的にも、12分間隔のまま、今後も継続ではと思われます。
その上で、新ダイヤ、2026/8/22変更は、枚方市快速急行と8両の日中運転復活で、現状の乗客の不満に、少しでも改善するような感じではと思われます。3000系特急でのプレミアムカー拡大、一般が実質6両も大きいでしょう。
一方で、4両の増加は、こうした中での縮小を感じる大きな点ですが、もし本線で4両がどうしても課題ならば、今後、可動式ホーム柵設置駅の増大を、複々線区間と大阪方面で急ぎ、定位置停止装置、自動運転→6,7両のワンマン運転を待つ必要もでしょうか?
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大阪側はまさにベッドタウンの連続であり、枚方市から分かれた交野線沿線もまたしかりです。一方で意外と見落とされがちなのは京都側の観光地や大学でしょうか。観光客や学生は平日昼間も一定以上必ず乗るため、慎重に減らさないと良くないような気がします。
6000系についてですが、卵型電車+1000系が廃車されるとなると、通勤車で唯一の非VVVF車となります。また、リニューアルされたものの今年で12年が経過し(リニューアル第一号が2014年)、あと10年以上は安泰だとしても2030年代や2040年代になれば話は変わってくるでしょう。(一説によると床下艤装スペースや編成組成の関係から、6000系や8000系はVVVF化できなかったという話もありますが、あくまで噂話であり私個人としても疑問ではあります。)
会社としてはやはり本線に大きく手を付けたくない意図なのでしょうか。現に宇治線交野線はGoA2.5自動運転の試金石とする一方、本線は駅リニューアル(+沿線開発)と8000系後継車のみの公表となっています。今後の本線の動きに期待したいですね。
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