マイオーディオルーム ~マルチフォーカスチューニング体験記~ (CDジャーナルムック)
山本耕司
音楽出版社

2015-6-1掲載開始

さて、上記のようなオーディオルームが我が家でも、というのは、かつての夢でもありました。過去、親戚の家に、その手の部屋がありまして、そりゃあもう憧れも的であった訳です。

時々、調子が悪い時もあり、他人の私が、何故か調整する内に治ったということもありましたが、我が家の一室も…、と企んでも、環境的に無理というオチだったりします。

そりゃあそうです。その為の部屋を維持する時点に、更には「音漏れ」の面があるでしょう。その親戚の家は、最初から防音設備でして、しっかりと近所迷惑とならない部屋の作りでしたし、部屋に入る扉のノブが、いかにも厳つく、プロのオーディオルームかと思うような、分厚い扉だったからです。

ですので、そうした「本物」と、私のような「ミーハー」では、環境面からでも、雲泥の差といえるでしょう。もし、我が家を防音設備で改造したとしても、相当なお金が必要ですし、そんなお金があれば…。

憧れは持っていても、実は、それ程の「オーディオマニア」でもなかったりします。要は私、元々興味がないのかもしれません。

スピーカーブック2015 ~音楽ファンのための最新・定番スピーカー徹底ガイド~ (CDジャーナルムック)
音楽出版社
音楽出版社

先日、私の家族が引越をしたんですが、衣類とゴルフセット以外の品物(殆ど)を、大量に残した訳です。まあ、何故か整理整頓を私がやり(他にやる人もいなかった…)、合間でしたので、2ヶ月程掛かりましたが、しかし、色々とありました。

これらを一斉に廃棄するにも、「処理費用」は相当です。

過去にも、その手の経験がありました。和室2部屋を大掃除する機会がありましたが、数十万の処理費用…、和室が綺麗になったのは確かですが、しかし、失うものも、やはりお金です。

ゲーム機や大量の本、売れる物は売却、を順次行った訳ですが、値はそれ程でもありません。しかし、それでも数万はあり、廃棄費用の一部として、捻出が出来た訳ですが、その中にはオーディオセットもあった訳です。

話が長くなりましたね。どうも、5.1サラウンドシステムを組んでいたようで、その為、スピーカーがウーファーを含めます。しかも、場所を取るものばかりです。

上画像もありますが、スピーカーもピンキリです。音響面での違いは分かりません。マニアだと、それを自慢したくなるのは当然ですが、そんな私ではありません。

で、ステレオ一式は、アンプにCDプレーヤー、MDデッキなど色々。最近のDVDプレーヤーとかブルーレイはありません。埃もあり、暫く使っていなかったようです。ここ数年は住んでいる場所も違いましたが、引越作業が伸び伸びでした。

内、MDデッキは、過去に走行音収録で録り貯めたMDディスクが、相当(汗)あるため、携帯用のMDレコーダーが壊れて、動かなくなっていた状況に、「渡りに船」的な感じでしたので、これはありがたかった。中古品を探すにも苦労しておりしまたので、頂戴出来るものはしっかりと…。

残った他の機器、売ろうにも、幾つかその手のお店に、リストにまとめて見積をしましたが、どうも反応がイマイチですねぇ。買取不可が大半でした。

いわゆる「オーディオマニア」的にも、需要のない品物ばかりのようでしたし、その需要すらも、少なくなっているようです。そりゃあ、携帯型プレーヤーが普及する時代、「音楽を多く聴く」か「高級な機器で音楽を聴くか」となれば…。

かといって、廃棄せず、私の部屋にシステムを組んで楽しむ…、も、確かに、冒頭の夢を実現する機会でしたが、私を思いよこせば、音楽をよく聴いているという状況もなく、聴いても、ヘッドホン着用でした。やはり、現実面との比較でも、夢物語です。機器スペースも無駄になりかねません。


そんな中、あるお店で、リストの中から売れそうな物は、BOSEのスピーカー各種、CDプレーヤー、ウーファーでした。アンプや一部のスピーカーは尚も買取不可、それでも見積で1万円行くか行かないかという程度、やはり、厳しいもんです。

お店からは、スピーカーを梱包する箱やプチプチが送られてきましたが、梱包だけでも大変でした。佐川急便は着払いでしたが、2箱となってしまい…。

それでも、残るものは残っています。何れも、見た感じ、リサイクルショップでも売れそうな感じがしません。廃棄となる訳で、不要品の処分もバカになりませんねぇ。よく街中の軽トラで「無料で引き取ります~」も、実は、品物によってはリサイクル費用が発生する場合もある訳です。

自分の部屋と比較しても、本当にこの物は必要なのか、不必要なのかは、いつまでもつきまとう悩みですねぇ。愚痴的なブログ記事失礼しました。

Rail Magazine (レイル・マガジン) 2015年7月号 Vol.382
ネコ・パブリッシング
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