【画像】おおさか東線南区間新駅(2016-11-28時点)

2016-12-6掲載開始

JRおおさか東線の「南区間」(放出-久宝寺)が開業したのが、2008年3月と、来年春で早9年を迎えますが、2019年春には、ようやく、新大阪~放出間の「北区間」が開業となる見込みとなっています。

その1年前、2018年春の開業を目標に、この南区間でも、新駅が追加で開業となる見込みです。丁度、JR長瀬~新加美の間となりますが、2016-11-28時点で、冒頭画像のように、工事が進捗し、ホームの形が見えていました。「JR-F13」という駅ナンバーも、既に用意されています。

鉄道車両年鑑2016年版 2016年 10 月号 [雑誌]: 鉄道ピクトリアル 増刊
電気車研究会
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【画像】おおさか東線南区間新駅の位置関係

丁度、東大阪市と大阪市平野区の境付近【画像赤丸】となります。住所は、東大阪市衣摺(きずり)6丁目と、平野区加美北9丁目となります。仮称が衣摺の模様ですが、まだ正式な駅名ではありません。

地下鉄千日前線の南巽駅や、近鉄大阪線の弥刀駅が近くにありますが、距離が遠く、大阪市営バスの30系統や、近鉄バス加美線40系統もありますが、いわゆる「鉄道はあっても、駅がない鉄道空白地帯」な地域であるのは一目瞭然です。

冒頭画像は、久宝寺方面行の先頭車から撮影しましたが、信号機は「下り1番閉塞信号機(進路予告機有)」となり、JR長瀬から距離にして、約1.1㎞離れた感じです。

【画像】おおさか東線南区間新駅

新駅ホームは、島式ではなく相対式となります。相対式ホームは、新加美駅と同じです。これは既に、高架化された区間であるためで、また、2008年3月開業時でも、準備工事もされてなかったために、その壁面を削る形でのホーム設置となっています。来年春ではなく再来年春という点も、工事に時間を要する感じの模様です(コスト面もあるかもしれない)

上画像左下で、2と書かれた17.2㎞ポストが見えますが、恐らく、ホーム中央が17.3㎞付近になるのではとみられます。JR長瀬から約1.3㎞、新加美から約1.4㎞となります。

他の新駅と同様、8両編成対応のホームではないかとみられます。ただ実際には、運行される普通列車も、今まで通りの6両編成のままとなりそうです。尚、奥に見えるのが、正覚寺信号場の場内信号機です。左方面が久宝寺駅、右方面が平野駅、百済貨物ターミナルに行く、貨物列車専用の線路です。


放出~久宝寺間の普通列車も、所要時分が1分程度増えることになりそうですが、車両運用面では、6両4運用でも、放出・久宝寺折返しの時間には、元々余裕がありますので、特に問題はないものとみられます。

2018年春の駅部分の開業、2019年春の全線開業と、工事内容の変更やその後の変化などにより、本来の予定(2012年春)よりも延長となり、時間が掛かりましたが、大阪、北河内方面と摂津方面のJRの路線網は、確実に拡大となっていますねぇ。

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