090318_ama【画像】尼崎駅終電付近
粘りに粘りました…。

いゃあ、JR西日本の車両運用調査は、ほぼ完了しました。それでも、土休日網干明石車(6~10時の確認)を残していますが、奈良車、森ノ宮車については、平日・土休日共にほぼ完了、残りは、整理後の、不審点の再確認程度です。特に、土休日夜間の再確認が発生しています。

本業、そして車両調査…、正直、最近話題のWBCの観戦どころではありません…。しかし、WBCのV2は喜ばしいことであり、景気や経済もこの調子で…、となりたいものです。

で、JR西日本の車両運用調査、特に、網干明石車の確認、精力的な調査を行いましたので、下記にまとめます

まず、冒頭の通り、一部土休日朝の確認を残していますので、今後終わらせる予定です。何度も書いていますが、主に、終電付近の列車の削減となっていて、網干明石車では、23時頃、神戸行や甲子園口行列車が設定されている、一部運用パターンの変更や車種変更がされています。

また、本線での0時台の新快速については、当方としては、緩急の分離や、中距離方面に帰宅する乗客には、改正前の快速と比べて、乗り換えが要するものの、概ね、落ち着いているのではないかと思われます。緩急をよりつけることで、帰宅時間短縮にもなっているようです。

ただ、例えば、平日本線新快速下り最終の3547M(12両)だと、神戸で、先に内側線を走行している267Cに追いつきますから、この後の最終269Cを、神戸止にするなどの方法もあったのです。大阪駅で、3547Mと269Cは接続しますので、兵庫以西の乗客は、新快速に乗車し、神戸で、乗り換えが発生するものの、267Cと接続するわけです。これにより、269Cで、神戸に1編成留置させることで、翌上り平日の506C、西明石→神戸間の送り込み回送も、削減できるわけですし、新快速の深夜運転というメリットが、より発揮できると思うのです。(改正後も、この送り込み回送はあります。)

しかし、この269Cは、西明石までの運行を維持しています。西明石到着が1:36と、改正前よりも1分増加しており、関西圏の鉄道では一番、夜更かしをする列車となっています。これは、東京での中央線、高尾1:37着の最終列車(東京0:20発)と1分違いです。確かに、多くの線区で終電時刻が繰り上がっていますが、変化していない、逆に繰り下がっている場合もあり、ダイヤ改正における、デメリットということになるのでしょうか?


調査では、なかなか確認しにくい、塚口・北伊丹の分散留置についても、今回は、平日・土休日に渡って、実際、夜間に確認をするなどで、データの裏付けも行いました。つまり、折り畳み自転車の利用4回目(阪急、京阪、阪神以来)というわけです。

もっとも、先に行った、平日-平日については、塚口→北伊丹→阪急雲雀丘花屋敷間は、都合で徒歩(!)で行ったのですが、さすがに疲れましたので、次の土休日-土休日(北伊丹→塚口→阪急西宮北口→阪神今津→阪神尼崎)については、折り畳み自転車を利用しました。行程が楽だったのは、言うまでもありません。


090318_tsukaguchi◆徒歩2時間半
尼崎0:36発4671M列車、普通宝塚行は、下りJR宝塚線の最終列車です。新三田まで、大阪圏のベットタウンであるために、最終列車は尼崎0:21と遅く、宝塚まででも冒頭の通りです。阪急では、宝塚までだと、もう少し終電が早いため、JRが便利といえますが、川西能勢口や雲雀丘花屋敷は、阪急が有利となります。

この最終を、塚口で下車し、まずは、夜間留置の確認【左画像、運用番号は、これ以降も同様入庫の時点】を、その後は、阪急雲雀丘花屋敷まで歩いてしまおう、ということで実行したわけです。
そういえば、最近体が鈍(なま)っていたし…。

実に、距離にして10キロ程、4キロの道のりを1時間、2時間半程度で付くことが出来ると想定したわけです。

線路沿いの道は暗いため、県道13号(尼崎池田線)を北上、途中、伊丹の南本町にあるマックで休憩、といっても、最近のマクドナルド、24時間営業の店が増えていますねぇ。東京在住時の5年前、24時間営業の店は、新宿歌舞伎町のマック程度で、しかも、夜10時から割増料金になるなど、その存在は珍しいものでした。

店内に客は片手を数えるほどです。テリヤキのセットもの、ホットコーヒーを注文すると、当然、品物が出来るまでの時間が掛かるわけです。先にホットコーヒーが出て、しばらく待ちます。ポテトは、冷凍された素材を、一から揚げていまして、お陰で、出来たての熱々はいいのですが、その手間と、コストが掛かっているだろうと想像できます。

県道沿いは、物流拠点が多いのか、大型トラックの駐車が目立ちます。仮眠や食事を摂るドライバーも多くあり、それを抜けて、北伊丹駅には2:30頃、ここまで休憩を鋏んでも、1時間半。
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【画像】北伊丹駅
北伊丹駅は、日中15分毎の普通しか停車しない、閑静な駅で、JR直営営業ではなく、関連会社の委託駅です。28年前の電化時に設けられたと思われる、留置線が4線があり、内3線、夜間留置に活用されます。右画像は、左から電留1-電留2という名称です。

最終の4671Mは、電留2留置となりますが、土休日4685Mの場合、下記画像の着発2番となります。
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【画像】北伊丹駅
列車が終わったことを示す案内が表示
右は、着発2番となります。隣が着発1番ですが、ここは空です。着発線と電留線の間にシーサスクロッシングがあり、電留1-電留2の出入庫のためです。

ここからは、川西池田→阪急雲雀丘花屋敷、そして、関西の鉄道では一番早起きの、阪急宝塚線2列車に乗車して、梅田→大阪、とりあえず、6時半まで確認し、以降、京橋で若干の確認をして、この日の確認を終了。雲雀丘花屋敷は3:30着、概ね予定通りでしたが、さすがに徒歩はヘトヘト…。筋肉痛は、後の祭りです。


◆朝ラッシュ時は若干の変更程度
6時半以降は、後日に確認しました。それほど変わりはありません。車種変更や一部の運行パターンの変更程度です。9時半頃まで一気に確認しましたので、整理が済み次第、すぐに、運用表が公開できると思います。

090317_tsukaguchi尚、昼の塚口留置は、平日では左画像の通りです。いずれも、夕方電留5→4→6番の順に、5702M→5704M→5706Mと充当されます。土休日は、おおさか東線直通快速後の2列車留置となります。夜間留置は19時頃から始まり、平日よりも早めです。

それにしても、「おおさか東線直通快速」、尼崎から先の運行にも期待したいところです。近鉄×阪神も直通しましたので、加古川や西明石までの快速か、尼崎から新快速に変わるなど、発展してもよさそうなのですが、どうも、今改正での動きがありませんでした。223系宮原車の運用も、運用番号も全く変化していません。


090321_5032m【画像】大阪着発が遅くなった、上りサンライズエクスプレス
東海道~山陽筋の夜行列車もこれのみに、かつては、色々な列車があって、確認していた時には、楽しみでもあったのですが…。

◆土休日、その他について
土休日も、平日と概ね同様です。一部運用パターンの変更や車種変更、終電繰り上げによる列車削減です。特に、何もいうことはありません。

また、その他の留置カ所ですが、どうも、大阪駅留置がなくなり、全部、宮原操(宮原総合運転所)になった模様です。大阪駅工事の関係かもしれません。まだ、未整理のため確証できませんが、もしかすると、環状線のように、折返し線の留置(本線の場合、内側線に、下り線方、上り線方それぞれにある)に変更となった場合もあります。

学研都市線内、京橋、放出駅、四条畷、長尾、松井山手、京田辺、木津、そして奈良電車区も、留置そのものは変化はありません。但し、入出庫するつながり、車種が変わっている程度です。その他も同様でしょう。

塚口は下記の通りですが、北伊丹は…
着発2:C0851+C0645
電留1:C0836+C0617
電留2:C0806+C0606
となっています。(※入庫時点)

このため、塚口同様、平日-土休日、この逆のつながりが判明しました。
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【画像】
左:土休日塚口の場合
右:23時台の甲子園口行、甲子園口駅折返し線が今改正から復活し、同時にバリアフリー工事も完成していますが、その、甲子園口始発、終着設定本数が、やや増えているのが特徴です。


◆見通し
網干明石、奈良、森ノ宮車の車両運用を、特に確認しましたが、日根野車については、結構な車両運用の変化、JRダイヤ改正… にもありますが、4月以降となります。近鉄×阪神の確認以降となります。

同時に確認できている、223系の宮原車(113系含む)は、変更がありませんので、そのまま掲載。223系網干車は、確認出来ている分のみ、付属資料として掲載しますが、223系網干車は、広範囲な運行エリアのため、いつもの通り、本格調査の予定はありません。

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