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京阪線を自転車で下る【京阪特集その1】
2008-10-28 24時更新

やっと、京阪2008-10-19ダイヤ改定の運用表、平日・土休日とも、暫定版ながら、現地確認したメモの整理がまとまり、すでに公開しています。

この、現地確認の作業中、中之島線開業の様子、改定後の実際、雑感等、色々な作業を当方、しておりましたが、これらを、【京阪特集】として、4回に分けて、お伝えしたいと思います。やっと、この掲載の編集作業が出来るようになりました。

予定している内容は、下記の通りです。

その1「京阪線を自転車で下る」……分散留置の実際と深夜の沿線各駅
その2「中之島線開業を見る」……中之島駅、大江橋駅と天満橋駅
その3「新ダイヤの雑感」……改定前と改定後のダイヤ比較、乗客の動向、感想や特徴的な運用や実際など
その4「京阪京都3駅の駅名変更」……神宮丸太町、祇園四条、清水五条の駅名変更前後

また、その1では、7両化となった6001、6002の中間車と、2008-10-24確認時点で、暫定8両化となった2211(+2351)についても、下記の寝屋川車庫の場面で記入しています。
↑上記の記事は下記へ移転して、改めてまとめました。
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左、樟葉駅は1:05に出発、ロータリーではスケートボードをする若者の姿が
一旦京都方に行き、分散留置を確認、6番線(上り線側折返線)は、さっきの深夜急行の9002、7番線(下り線側折返線)は、2451の留置。駅構内と、大阪方折返し線の5番線の留置は、ありませんでした。

跨線橋を潜り、淀川沿いの京街道(府道13号)で、再び下ります。往来するのはトラック程度の閑散とした状況です。

右:牧野-1:29
最初の途中駅は牧野、背後にコンビニがあるため、やや照明が明るい。深夜ジョギングをする若者の姿も。

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左:御殿山-1:39
下りホームの改札口、シャッターなしの改札機剥き出し
手前のゴミがあるので、未明にでも、業者により回収されるのでしょうか。考えすぎかもしれませんが、不審火に心配が…。

右:枚方市-1:48
東口、客待ちのタクシーも手持ち無沙汰、6番線に10000系、10番線(折返し線)に2226が留置
意外と人通りが余りなく、空いている居酒屋も限定的。高架下では、こちらも若者が、音楽に興じていた。

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枚方市-1:55
左は西口上り側、そして、枚方公園踏切を渡る。
深夜なのに、ウォーキングするご夫婦連れの方が、誰もいない深夜だからこそ、往来する自動車に邪魔されず、ウォーキングがしやすいのかもしれませんね。

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駅前にはシーモ2が、誰もいない静寂な駅周辺に、液晶画面の映像と音声が響く、まずここで、タッチして一服。
枚方公園名物?の、「おんぢうどん」の看板、これは、当方が子どもの頃からあります。明るいものはファミリーマート。

「開いてて良かったコンビニ、あってよかった自動販売機」、ということになります。しかし、下る途中に交番を6~7カ所見ましたが、警察官がいたのは、繁華街の京阪京橋駅の交番のみで、後は、事実上の無人化。コンビニの社会的な使命は、とても大きいことになりますか…。

その割には、アルバイト店員は、互いにH系の雑誌なんか見ていたりしますが…。(勿論、夜中に届く商品の補充や、端末で在庫の確認されている方もいます。)

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ひらパーも夢の中…。

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光善寺-2:08
八尾枚方線といわれる、府道21号を下ります。京阪と並行の道路です。この府道、近鉄奈良線の若江岩田付近にも達します。やがて、枚方市市寝屋川市の市境に。赤井堤防踏切の近くですが、この踏切は、寝屋川市寄りにあります。

一応車幅がありますので、将来、京阪線の高架化も可能ではあります。これを地下にすれば、府道も、結果的に両方向2車線の府道となります。後は、大阪府の予算の問題でしょうか。大阪~枚方市までは、車庫出入り線の下木田踏切以外の踏切を、無くしてほしい気も…。

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香里園-2:17
香里園は駅構内が開放状態ですが、自動改札と駅事務所はシャッターとなっています。向こう側まで行くことが出来ましたので、もしかすると、公道の歩道橋扱いである可能性があります。香里園、改札口には、有人改札が実はなく、インターホーンを押す必要があるのは、この理由によるのかもしれません。

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寝屋川市-2:34
香里園と寝屋川市の駅間、実は、京阪線でも結構、駅間が長いのです。2.6キロあります。萱島~香里園間4.8キロ間、寝屋川市しか駅がありません。複々線区間だと、後2~3駅あってもおかしくはない駅間、つまり、駅のない地域では、京阪バスに任している格好となりますね。

しかし、改めてみると、当方、地上駅の寝屋川市を知っていますので、よく、高架化になったと思います。このアングルで、ネット上のライブカメラもあります。

駅前では24時間のマック、若者を中心に結構お客はいます。右写真の、寝屋川市名物、回る風車も回転中。

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寝屋川車庫-2:48
まず、区間急行が折返す、正門近くの折返し線での留置はありませんでした。ですから、車庫内での運用つながりは、ないことになります。

車庫内は、一般道からも結構、内部は確認できます。確認できた範囲内での編成は、下記の通りでした。

8531-7004-8006-3005-3004-5552
2225-2454-8008-6004-6002-2223-7001-1502-3006
2221-7003

左画像は、この改定で半端(はんぱ)車となった中間車、元々の2351と、6552-6551です。中之島線ステッカーもそのままとなっており、10000系の5両化用などとして、利用用途がないものかと思ってしまいます。

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萱島-2:55
萱島駅の分散留置はありませんでした。

古川橋-3:07
古川橋では、ギター少年がギターを弾いていた。尚、大和田の撮影については忘れてしまいました。

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門真市-3:13
西三荘-3:17
門真市は、近畿自動車道の関係で、橋上駅舎ですが、さすがに、自転車のペースが鈍化、この写真でご勘弁を。西三荘も画像の通り。アンスリーに関しては、駅構内のため24時間営業ではない。

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守口市-3:23
さすがに守口市になると、賑やかに。居酒屋も多くなります。
分散留置はやはり3番線で、2217の留置。B→A→B線のポイント磨きのために、3番線留置になっている模様です。上りもあり、中之島始発のQ0504Zが、B→A→B線のポイント磨きのためか、2番線の普通列車扱いとなっています。

土居-3:27
歩いてもつける範囲内、目と鼻の先です。途中、半高架と高架の境目があります。守口市は、元々は地平の駅で、複々線化で高架になりましたので、この境目も一目瞭然。

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滝井-3:32
道路上は近くですが、途中で国道479号があるため、迂回する必要があり、5分掛かりました。

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千林-3:35
千林商店街の中に駅はあります。さすがに深夜はシャッターです。駅前では、屋台のラーメン店が、ちょうど店じまいをして帰るところでした。

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森小路-3:39
ちょうど新聞配達のおっちゃんが通っています。2時間半経過したら、もうこんな時間です。

右画像は、国道163号の関目ガード下(いわゆる京阪ガード下)、制限高が低いため、まま、立ち往生する車がありまして、京阪側も、防犯カメラで監視するなどの対策がなされています。

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関目-3:46

関目は、今里筋線の関目成育駅と隣接【下記画像】していますが、駅名は違います。谷町線の関目高殿がある影響もあるでしょう。さきほどの京阪ガード下にも、今里筋線が地下に通っています。

大抵の駅は、自動改札機の電源は切っておりました。しかし自動精算機の電源は入れっぱなし、間から手を触れましたが、いつでも稼働OK、の状態…。

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野江-3:52
やっと野江、ここまで来れば後少し、かつて、蒲生信号場があった所も通過

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京橋-4:01
やっと京橋に到着、樟葉から3時間で到着できました。どちらもまだシャッターが閉まっていますが、昼間のここは、ティッシュ配りから募金、待ち合わせの人が多いため、この、がら~んとした状況には、信じられないくらいです。

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もう一つ信じられないことが、環状線内に乗り入れていた、京阪バスの1系統(京橋~寝屋川市)が、京阪のダイヤ改定に併せて、京橋乗り入れを廃止、守口市~寝屋川市のみになっていたことです。

ルートは国道1号となります。尚、守口市~寝屋川市は結構ダイヤがありますが、大阪市内は市バスの籠城下、廃止前のダイヤは、平日のみの3~4本と、瀕死の状態でしたから、廃止はやむなきでしょうか。当方、いつか乗りたかったのですが、これも実現できずでした。乗り場案内の表示灯も、裏返しになっています。

尚、上新庄で、JR吹田~守口市という系統があり、淀川を、豊里大橋で経由するので、大阪市内の東淀川区や旭区では、京阪バスの路線が維持されていますが、都心部の路線は、これでなくなったことになります。

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天満橋-4:17
なにわ橋-4:24

着きました。一応予定通りでした。まだシャッターが開いていませんでしたので、朝食をとりたかったのですが、周辺には意外と、吉野屋、松屋などの牛丼チェーン店らしい店が皆無で、コンビニで腹ごしらえするわけにも行かず…、周辺をうろうろしている内に、始発の時刻に…。京橋で済ませば良かったか…。

なにわ橋、構内の電気はついているようです。

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天神橋まで足を伸ばしましたが、う~ん、24時間営業のコンビニはあっても、食事までは無理ですか…。朝刊を配る自転車だけ目立ちます。

さて、自転車、OMMビル近くで、便利な駐輪場がありました。これが右画像です。未明は画像の通りガラガラですが、昼、帰るときに戻ってみると満杯でした。平日朝ラッシュの確認をするために駐輪し、いざ、始発列車。

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さきほどの、天満橋の出入口開いていました。駅員もしっかりいます。始発は5時過ぎとなりますが、乗車する方はわずかながら、います。しかし、構内は非常に静か、到着メロディーでびっくりするほどです。淀屋橋、中之島始発どちらも5000系、京都まで上っての下りが、ラッシュのピークになるためです。


結果的に、分散留置に関しては当初の予想通りでした。ですが、前々から、実際にこれを確認したかったので、この、ダイヤ改定のタイミングでの深夜の確認、やって良かった気がします。結果的にこれで、早期の車両運用の把握につながったと思います。

つづいて、中之島線。その2となります。

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