
2020-11-27 19時掲載開始
|阪急|阪神|京阪|OsakaMetro|南海|
そろそろ年末、年越しの鉄道名物と言えば「終夜運転」となります。私も色々と終夜運転を見続けましたが、2021年については、コロナの社会的状況により、関西では・・・
▼終電延長(2時台または2時まで)
▼終夜運転中止
▼終夜運転継続も列車本数削減
この3パターンとなりそうです。関東の私鉄では、例年実施の東武、小田急、東急で終夜運転の中止(小田急は一部始発で臨時列車)と、軒並み中止となっています。東京都の感染者数等々と比較しても、やむを得ず、JR東日本も列車本数削減となっています。
関東では、高尾山や大國魂神社の京王、成田山の京成、川崎大師の京急があり、これらの会社は、11/27時点まだ未発表ですが、他社の影響となるのは確実でしょう。
関西は京都奈良など、各地の寺社仏閣を沿線に控え、西国三十三カ所、日本三大八幡宮の一つ「石清水八幡宮」、稲荷車の総本社「伏見稲荷大社」は、特に京阪沿線では深夜でも賑わう初詣スポットです。
▼京阪は終夜運転の中止に
その京阪では、終夜運転そのものが、コロナ事由とはありませんが、事実上中止となる事態となりました。
12/31は終日、通常の土休日ダイヤ、1/1~3は、正月ダイヤとなります。例年は、正月ダイヤは正式には1/2~3となり、12/31~1/1は、大晦日・正月ダイヤとなりますが、2021年は元旦から正月ダイヤとなります。
12/31~1/1は、大晦日・正月ダイヤは、運用や運行管理システムの管理上で、一定のパターン(過去記事参照)がありましたが、終電が発生しますので、2020/12/31~2021/1/1の限り、そのパターンがありません。分かりやすく言えば、行楽ダイヤの実施と同じ要領となります。
京阪の終夜運転は1957年大みそかからと歴史がありますが、中止は、それ以来初ではないかとみられます。
▼阪急阪神は終電延長2時台または2時まで
こちらは揃って終電延長となりました。阪急・阪神共に寺社仏閣が沿線には多いのと、例年も、2時台まではまたまたお客さんが多く、3,4時台が少なめでした。この需要と現実を比較し、可能な限り動かす考え方でしょうか。
但し、千里線は北千里-淡路間のみとなり、淡路-天六間の運転はなく、通常の終電となります。OsakaMetro堺筋線では、終夜運転が継続となりますが、今回は阪急車がなく、Metro車のみの運行となります。
能勢電も同じく、阪神も同様で、本線の普通列車の終電延長となります。山陽区間も阪神のプレスで、結果的に判明となりました。
▼OsakaMetroは継続も列車本数削減か
こちらは継続運転ですが、例年より列車本数が削減かもしれません。堺筋線は上述の通り阪急との運転はなし、御堂筋線の北急はそのまま、中央線の近鉄は12月上旬頃のようです。
▼南海も2時台まで
少し遅れて本日、南海も判明しましたが、南海線の難波-羽倉崎のみとなり、高野線と泉北高速は通常の終電(終夜運転なし)となりました。住ノ江2:42発以降の難波行が最終となりそうです(難波3:00~4:45頃は駅のシャッターが閉まる計算に)
やはり、住吉大社が大きいようです。
▼未発表は近鉄とJR西日本
関西では、未発表は近鉄とJR西日本となります。JRの今年はこちらですが、既に縮小傾向でした。今回、終夜運転をするかも微妙で、終電延長の可能性もあります。
近鉄は広大なネットワークと、奈良大和路に伊勢神宮、名古屋方面が存在ですが、伊勢神宮は既に、参拝が5~17時までとなっており、一部のカ所ではそれよりも短い時間で開放のようです。
正月行事の細かい所まではまだ分かりません。近鉄も、伊勢神宮を夜通し開けるのか、開けないのかで、12月上旬の発表となった可能性があります。
もし、伊勢神宮の終日開放がない場合、終夜運転すらもない可能性が考えられます。ただ、橿原神宮は、助勤巫女募集から、年越しで終日解放があるもようですので、動きが気になる所です。
▼運用調査と運用表について
運用表については、手元で得られるデータを最大限活用出来れば、それぞれの運用表で、終夜運転や延長ダイヤをまとめてみたいと思います。
当方自身での運用調査そのものは行いません。データのご提供などは歓迎です。私でまとめさせて頂きます。他の方で独自にやって頂く、運用表やデータをそれぞれ公開する分は、どうぞ、皆様でご自由に。
京阪については上述のように正月ダイヤのみとなりますが、2019-2020年とダイヤが改定・変更されておりません。プレスを比較しても、変わりがないようですので、そのまま実施の可能性があります。