21-02-22-03
【画像】かつて販売されていた「京阪時刻表」
2006年版は鉄道だけではなく、バスの時刻表もあり、今見ても中身が充実しております。

2021-2-22 23時掲載開始

「特製時刻表の掲載と今後の運用調査について」で、まず、「特製時刻表」からとなります。京阪は、前のダイヤで、去年の5月から、ホームページに掲載されていた冊子時刻表の掲載が終了しました。

京阪時刻表の歴史は、現状ダイヤのまま継続して販売だった場合は、23巻目となる筈です。1980-5-28ダイヤ改正が、1巻目の京阪時刻表となり、土居-寝屋川信号場までの複々線が完成する、1つ前のダイヤでした。

16-2009-9-12改定(この号で販売は終了)
17-2011-5-28改定
18-2013-3-16改定
19-2016-3-19改定
20-2017-2-25変更
21-2017-8-20変更
22-2018-9-15変更(京阪HPでのPDF時刻表終了)
23-2021-1-31変更

17~22は、京阪HPでPDF版として時刻表公開が継続となり、編集をJTBに委託する形となっておりました。これで、41年に渡る歴史が終了となったわけですが、コスト減や委託費用がままならない程、京阪自体がコロナの影響で、緊縮的な予算でしょうか?

最も、最近のインターネット時代、時刻表検索サイトも普及しました。Googleのマップアプリでは、駅にいれば、スマホに自動的に時刻表が出てきたり、駅のタップで時刻表が出てくるという機能もあります。

そうした利用の転換と、紙媒体の衰退、でしょうか。交通新聞社発行の時刻表で、種類によっては休刊となってしまうことが発生しましたので、小型版でも、「本を持ち歩く」という考え方がなくなっているかもしれません。



しかしながら、関西の私鉄は、東京の私鉄の時刻表を網羅した「東京時刻表」という出版物が存在しません。何故、東京にあって、関西ではないのかで常々疑問がありますが、「出版しても売れない」のでしょうか?

これにより、近鉄と南海以外、京阪と阪急阪神で、大手私鉄ながらも、一覧の時刻表が存在しません。かつてJTBが「私鉄時刻表」を売れ出していた時期がありましたが、現在は販売されておりません。

広告を募集して、編集費用の捻出もありませんから、そもそも、ビジネスとしては難しい分野でしょうか。


となれば、私の出番という訳ではありませんが、「特製時刻表」を作って、ネット上に公開しようということになりました。

但し、内容は、駅掲出時刻表から、駅すぱあと時刻表、JR時刻表Liteアプリからの、著作権上で認められた引用が基本となりますが、電子的な形態となりますので、正直な所、難しい面もありますし、記入ミス等の予想されますので「同人・特製」としています。

駅掲出時刻表から、駅すぱあと時刻表、JR時刻表Liteアプリ(課金)も存在しますので、これらと併せて、ご活用頂ければ幸いかと思います。


本来は、鉄道会社か、出版物で、一覧形式の時刻表としてまとめて頂きたい訳ですが、京阪と阪急阪神では、そういった形態がありませんので、特に、「同人・特製」として、自家製で製作しています。


鉄道ファン 2021年 04月号 [雑誌]
鉄道ファン編集部
交友社
2021-02-20

JR時刻表 2021年3月号 [雑誌]
交通新聞社
2021-02-25


▼特製時刻表の掲載範囲などについて
特製時刻表の掲載範囲は、京阪と阪急のみとなります。阪神は、取り急ぎでは掲載しないことになりました。

理由としては……
★ダイヤグラム形式では平日・土休日で各12枚で済むが、時刻表形式だと、大阪梅田-山陽姫路に、広範囲かつ駅数や列車が多いため、須磨浦公園か垂水当たりで2つに分けても、ページ数が膨大になる
★それによる見にくさの懸念、複雑化

となります。

いずれ、阪神や山陽でも必要だろうと認識していますが、現時点では、編集時間とその方法をどうするかも、決まっておりません。

勿論、2分割を、阪神では須磨浦公園、山陽では神戸三宮として分けて掲載も有ですが、ひとまず、取り急ぎでは掲載せず、阪急の特製時刻表の掲載が一段落後に、改めて製作の有無を考えることにしますので、ひとまず「ダイヤグラム」のみとなります。

阪急では京都線→宝塚線→神戸線の順で掲載の予定です。



京阪については、既に、ダイヤグラム、特製時刻表の掲載は一段落しました。特製時刻表は、お陰様で歓迎のご意見も頂戴するなど、アクセス数も比較的多くあります。

ただ、一般の乗客でも分かりやすい作り方を基本としましたので、鉄道ファン向けではやや物足りないかもしれませんが、運用表に掲載している整理番号(車両運用)も付記しました。

21-02-22-02【画像】特製時刻表

このような形式となっています。ベタデータは、当方で自作していた「OuDia」でのデータをcsv出力をし、Excelで再編集したものをPDF化としています。

文字サイズ12でも、全体を40㌫縮小化ですので、文字の小ささがあるかもしれませんが、可能な限り、文字はJR時刻表と同じ大きさとなりました。

フォントは、「Meiryo UI」を基本に…

「Century Gothic」……両数・整理番号・着発線・キロ・ナンバリング
「Arial Nova Cond」……列車番号と運番、時刻、整理番号で6桁を越える場合

列車番号と運番は斜体にし、種別は枠色も付けることで区別としています。空白の二点リーダ「‥」は、選択した空白セルを一斉に文字を付与する機能により、以前はその都度ベーストしていたものが、ほんの僅かで一度に完了しています。

ヘッダーのバナー広告は「遊び心」として私が作ったものです。広告料収入は1円もありませんが、それぞれの鉄道会社での商品宣伝も兼ねています。

太字は、優等列車として区別しています。主に急行以上で太字としています。準急などはやっておりません。

この他、女性専用車、京阪の場合での指定席・自由席有無等も盛り込みましたが、以下の点で注意事項があります。

★着発線・号線の相違
特に阪急の終着駅での号線は、情報公開も曖昧で、引用が出来ないため、推測を含みます。私自身で確認した場合もありますが、実際と異なる場合がありますので、ご注意下さい。

★時刻の相違
2021-1-31変更の京阪は、各駅、細かい時刻の見直しを、駅掲出時刻表で、平日・土休日共全駅で行いました。OuDiaでのタイピングも、細かい所で間違いがあり、充分に見直しはしたつもりですが、時刻が前後の場合があります。

阪急は、京都線で「*」がある時刻は、ダイヤグラム上での調整で実際の時刻と異なります。見直しは今後の作業となります。

尚、車両運用や両数は概ね確定です。これらは、今まで掲載していた運用表のデータが基本となります。

21-02-22-01【画像】特製時刻表

こちらは、文字化け改善前となります。「DiaPro」フォントを利用しています。これは、実際の時刻表フォント(タイプ)となり、今までこれを利用しておりましたが、iPhone(iOS)でご覧の場合は、「文字化けがする」というご意見がありました。

幸い、手元に古いiPhoneをWi-Fiで使っておりましたが、事象ょ確認出来ました。どうも、このフォントの文字化けが原因のようでした。

理由は不明ですが、元々iOS側で、PDFでの埋め込みフォントに対応していないのかは分かりませんが、原因も分からず、まずは、上述のように、代替フォントの変更で対応し、諸問題は解決となっています。

このフォントより、代替フォントの方が見やすいというご意見もあり、今後、代替フォントの掲載としますが、DiaProも指定席などのマークは文字化けしてませんでしたので、フォント仕様の問題でしょうか。

特に、番線は、数字の前に「platform1」で、上図のような丸文字に1となりますが、項目のセルを一括選択して、1の前にplatformを付与する作業が必要となります。この手間暇を掛けてやっても、iOS上では文字化けとなるようでしたら、手間暇掛けて作る必要がない訳です。

お陰様で、結果的には作業量の削減となりました。代替フォントの数字だけでも見やすいというご意見もあり、これで変更します。

他にも、編集作業の効率化で、複雑の作業を削減して、編集時間の長期化をなくし、他の未公開項目も、準備が出来次第、公開にする予定です。


これにより、過去の古い特製時刻表は、文字化けのままとなりますが、編集時間の都合もあり、iOS上では文字化けのままとなりますので、ご了承下さい。

もし、iOS上でご覧の場合は、AcrobatなどのPDFリーダーのアプリを利用して頂き、こちらでの閲覧をお願いします。この場合は文字化けはないのを確認しております。

また、Android、PC画面では文字化けはありません。運用表はフォントをMSPゴシックだけですので、iOS上でも文字化けはない筈です。

16-01-01-740T-A9
【画像】現在の奈良車NB808編成
2021/3/13ダイヤ改正後、225系増備で、8両5編成と4両3編成に、225系4両が5編成の増備であるため、どうも京都から4両2編成の転入(網干223系京都転入のR01,R02編成)が見込まれ、6両10編成に組み換えて、201系の置き換えか?

▼今後の運用調査について
JRダイヤ改正が来月となりました。月日の経過は早いものです。

3月の近鉄のダイヤ変更はない模様です。2年毎の変更でしょうか。お陰様で今年は負担が少なくて済みます。近鉄も、去年のコロナ事由で、まだまだ運用調査の必要がありますが、ひとまずは「JRダイヤ改正」となります。

いつもの通り、奈良車の運用調査は継続予定です。

また、森ノ宮車、日根野車は、掲載の対象外です。当方としては取り急ぎの調査予定はありませんが、また今回も、特別版として掲載出来るかどうかとなります。

終電の繰り上げで、運用変更の発生は避けられない気配ですが、それ以外での大きな変更は、ゆめ咲線の減便の程度です。これにより、森ノ宮車で予備が2→3に減るのでしょうか。

奈良車はそれ程の変更はなさそうな気配がしますが、まずは奈良車です。


東海運用は、315系の登場が2021年度となります。早くても夏でしょうか? 2014,2019年と神領車でしたが、2020年は大垣車も加わりました。飯田線など、一部のデータはフォロワー様の情報提供もありますが、ダイヤがそれ程変わらずも、315系受け入れによる、車両運用の変化や準備が見込まれますので、2021年ダイヤも再調査をしたい認識を持っております。


阪急も、2021/3/14で終電繰り上げとなりました。こちらの再調査も必要だろうと思っています。


近鉄は、コロナ事由の調査遅れによる見直しとなります。大和西大寺方面をもう少し再調査をしたい認識があります。

特急運用ですが、2021/2/13以降の名阪甲完全ひのとり化、名阪乙完全アーバン化でも、コロナ事由の減便が発生しておりますので、再調査が出来ない状況です。

近鉄では、
★名古屋線では伊勢ローカル以外はほぼ確定
★南大阪線ではほぼ確定も、古市の折返や六田車庫で変更が発生の模様
★大阪線・奈良線はほぼ確定も、大阪線での平日→土休日、土休日→平日の繋がりをもう少し確認したい
★京都線・橿原線は大和西大寺での確認不足でもう少し確認したい
★特急の運用変更を確認したい(2020/6/13~以降は確認済も、名古屋方面での回送スジの変更等も気になる)
★特急の減便ダイヤ自体で思った以上の長期化となっている。

こういう状況です。

減便ダイヤも思った以上に長くなっておりますので、減便ダイヤそのものの運用調査が、必要になってくるだろうという感じもします。まずは、チケットレス洗い出しでしょうか? いつまで減便ダイヤなのかも気になりますので、運用調査をしてまでデータを得て、まとめるかどうかも微妙な所です。

私としては、通常ダイヤでの運用調査優先となります。



185系「踊り子」最終章
Rail Magazine編集部
ネコ・パブリッシング
2021-02-17


20-12-29-1702
【画像】2021/2/22現在、東名古屋港廃車回送により、既に車両として廃車となった1702
VVVFなどは部品取りとして撤去され、ほぼ同じ機器を使用する、3100系などの代替部品として活用でしょうか。


▼名鉄の運用調査について
名鉄の運用調査が中途半端なままとなっています。2020/12/13,29と、2回に分けて、土休日ダイヤの運用調査をしましたが、データの整理が思った以上に複雑で、手間が掛かりました。

2020/12/29の確認は、9:30~18:30と、ほぼ連続で運用調査をしましたが、それでも、未確認時間帯との影響があり、情報を整理して、運用を確定するまでには至っておりません。

土休日で未確認の、始発~8時台と、18時台から終電での再確認・再訪問も、1/31の京阪ダイヤ変更による事前準備と、運用調査、運用表作成等、こうした作業の影響で、全く、情報整理の再開から、再訪問すら至っておりません。

兎に角、情報不足や、こうした状況で、今後、どうするかもままならない程です。

目途として…
★JRダイヤ改正の3/13以降、土休日ダイヤを中心に再調査(金山駅等、JRの運用調査と同時に行う)
★平日ダイヤは未着手なため、まずは土休日次第

となります。

中途半端なままでは終わらせたくないのと、平日ダイヤも含め、OuDiaでのタイピングが、概ね完了しているため、なるべくならば、データを生かして、公開に漕ぎたけたい所です。

東海運用と追わせて、遠隔地故に、調査費用・金銭の余裕も必要ですが、末永くお待ち頂きたいと思います。

それにしても、名鉄車両研究所様サイトの閉鎖が本当に残念ですね。「逃した魚は大きい」とはいいますが、「失った魚は大きい」といえます。