列車番号T-TAKE(てぃーていく)

関西大手私鉄(近鉄、阪急、阪神、南海、京阪)とJR大和路線、東海運用の車両運用表を掲載しています。

列車番号T-TAKE、本人のブログです。
JR西日本、近鉄、阪急、阪神、南海、京阪と関連の車両運用表掲載・調査+時々東海運用。
他、鉄道、旅、奈良、プロ野球観戦(阪神)、放送、アマチュア無線(3エリアVHF/UHFのみ)、競馬競艇、相撲、献血など
※長期で呟き&リフォロー&DM返信なし有
インスタ+YouTubeは ttakewebpage で有
ツイッター本垢 @ttakewebpage
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近鉄

今更の近鉄運用表ですが。5

12-02-17-1562-VE45X61
【画像】落雷事故の影響とは言え、8A系新造により置き換えとなった形とみられる、近鉄8600系「X61」

2024-12-2 5時掲載開始

2024/3/16ダイヤ変更の近鉄運用表ですが、9ヶ月経過の12/1で、奈良線系統からの掲載開始となっています。今までに無い、遅い時期の掲載となっています。今更の近鉄運用表です。申し訳ございませんでした。

理由は幾つかありますが…




鉄道ダイヤ情報 2025年 01月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2024-11-21


▼他の作業や多忙による理由
例年・毎回となりますが、他の作業や項目を優先することが多く、近鉄は後回しになることが多くありました。他の路線がすぐにでも運用が判明の場合は、先に済ます傾向もあり、特にそうなっています。また、最近の東海運用の掲載化による影響もあったと思います。

それと、本業もあります。ちなみに、当方は奈良市内在住ですが、運用垢の小頻度でも分かるように、近鉄を通勤の手段としては、環境上、定期券を所持する位の、毎日の利用はしていません。これも大きいでしょう。

近鉄駅ものがたり (爽BOOKS)
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2024-08-27

私鉄車両年鑑2024 イカロスMOOK
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2024-05-28


▼「事前準備」な、ダイヤグラムの作成に時間が掛かる
2022/12/17変更版では、南大阪線の変更がありませんでしたが、それでも、奈良・大阪・名古屋と、ダイヤグラム(OuDiaSecondV2)の、全作業の完成が、2023/7/23と記録にありました。

「他の作業や多忙による理由」による影響も含みますので、JRや他の私鉄が一段落した後、現在のダイヤでも、着手が8月と遅く、奈良線と大阪線の順に、現在、やっと名古屋線の打ち込みが終わったところです。

名古屋線は公開の範囲外となっていますが、全体の動きも把握する必要などで、打ち込んでいます。名古屋線(名古屋-賢島)だけでも、全列車・平日・土休日と、半月以上は掛かっています。

残りは南大阪線だけですが、南海線やけいはんな線のダイヤ改正も控えており、どうしようかと思う所です。単に打つだけではなく、スジの細かい修正、着発線の打ち込みもあります。

また、これらは手入力に頼る必要があります。過去「えきからOuDia」があった頃は、データの吸いだしも可能でした。個人的のみでの利用の範囲でしたら、著作権法でも問題はありませんでしたが、吸いだしが不可能になったのも大きく、要領良く打ち込んでも、時間はどうしても掛かります。

これは、JRや他の私鉄も、ここ最近では、同じ作業をしています。ダイヤを作る、作らないとでは、運用表の出来(流れの把握・情報整理)でも、変わってくるからです。

当方ではこれらを「事前準備」
としています。こうした自らの手入力のお陰で、阪急・京阪・南海・OsakaMetroと、ダイヤグラムそのものの公開も可能になっています。
(※近鉄・阪神山陽・JRでは、諸事情もあり、ダイヤグラムは公開の対象とはしていません)


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▼実際の運用調査も範囲が広い
近鉄を除いて、関西私鉄はある程度推測も出来ますが、大阪難波や桜川折返しは、現地確認の必要があります。運用も複雑になっているため、そうした手間暇も、ライブカメラと在線の記録も駆使し、現地確認も時間を掛けてはいますが、近鉄は範囲がどうしても広くなります。

******

これから控える南海線ダイヤ改正(2024/12/21)は、事前準備を含めて、要領・見通し・情報の多さもあります。他にも理由がありますが、近鉄に限ってはどうしても時間を要します。

それでも、2025年春でも、万博を控え、再度、近鉄のダイヤ変更はあるでしょう。また、こちらでも書きましたが、「南大阪線」は、縮小せざるを得ない理由にもなっています。

残りの大阪線・特急運用表掲載も、目途はあります。特急については、大きく変化した所はありませんで、細かい修正のような感じですが、今後のダイヤ変更により、運用表の適用期間が短くなるかもです。

運用表は「ツメの甘さ」を含めて、不十分な点もあるかもしれません。それでも、ご参考になれば幸いです。


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09-02-19-L8314-11-30-X67
【画像】8A系登場で姿を消した、L83とX67(何れも手前の4両)
X67は、中間車が編入車と特殊もあるのか、検査切れと共に廃車となったようです。(前2両目に注目)

◆あれよあれよという間の「8A系」
8A系は4両12編成分投入となりますね。奈良線ですと、乗車頻度の問題もあり、残念ながら乗車機会に恵まれませんが、京都線橿原線では、確認頻度も多くなったようです。流石に評判は良い模様ですね。

近鉄は、特急車両は「ひのとり」「しまかぜ」などを含めて、置き換えは一段落しましたが、通勤車は、2008年のEH30,EE39新造以来、新車はありませんでした。関連会社の粉飾決算もありましたし、1兆を超える有利子負債の多さもでしょうか?

現在は、会社としての預金分(2千億以上とまあまあある)を除いた、実質的な有利子負債としては、1兆を切るようです。有価証券報告書でも公開されていますが、このような財務体質の改善に加え、コストの削減、そして、運賃の値上げにより、ようやく、新型通勤車両「8A系」が登場となっています。

2025年度では、このように大阪線・名古屋線・南大阪線でも増備が予定されております。少しずつですが、沿線の景色も変わるでしょう。
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【画像】8A系登場で姿を消した、L84とL88(何れも手前の4両)

Lの編番は、8000系となります。シリーズ21登場時でも、かなりの車両が廃車でしたが、現在も残す車両は後期車両、途中の改造で「位相制御」に変わった「回生車」となります。古い車両で1968年製と、55年以上も運行でした。

これら8000系と、抵抗車の8600系で、検査切れと同時に廃車となっています。奈良線系統では、来年度までに4両21編成分が新造されるため、大多数の8000系(L),8400系(L),8600系(X)が、廃車になるだろうとみられます。

2026年度以降は公表されていませんが、続いて新造されるのは濃厚でしょう。大阪線や名古屋線、南大阪線では、奈良線以上に古い車両を多く残しています。6両固定は奈良線程度しか用途がありませんので、ワンマン用を含めた、3両や2両も登場でしょうか?

8400系(B)を含めた、特に名古屋線と南大阪線で多い「3両」の存在もあります。名古屋線では、米野駅などで3両限界と、名古屋市内の駅で、意外に4両化も難しくさせています。

南大阪線も、長野線の富田林西口以南で5両限界駅が存在します。恐らく、3両編成の新車も登場させるか、減車となるかでしょう。

2008年から通勤車両の製造がなかった「ツケ」が影響していますし、省エネ・部品確保・電気代も含めて、新車の投入により、間違いなく、運行経費の大幅な削減にもなっているでしょう。


08-03-01-X5214-11-08-L90
【画像】8A系登場で姿を消したX52と、今後離脱見込みとみられるL90(何れも手前の4両)

L90は現在も運行ですが、12/14に、名古屋線の富吉車庫で撮影会のようです。終了後は恐らく、このまま塩浜へと廃車回送でしょう。前日までには回送だろうとみられます。

奈良線の車両が名古屋線に行くのは、過去の転属でもありました。珍しいことでもありませんが、ファン向けの撮影会実施も有り難いところです。ショーバイに抜かりのない「近鉄らしい」所です。

24-08-15-8A2


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鉄道ファン編集部
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近鉄8A系、10/7~13の動き4

24-08-15-8A2
【画像】近鉄8A系

2024-10-20 2時掲載開始

またまた、前回のブログ記事から、1ヶ月を経過してしまいました。HPの更新をする余裕もありませんでしたが、南海でも、高野線に8000系で転属するなど、色々と動きも出ています。ネタはあります。

岡山や香川に旅行(これは、インスタやXで主にあげています)もしましたが、この間でも、お陰様で、近鉄運用の情報整理は進捗し、奈良線系統は、ようやく、目途も立ちました。他路線と比較しても、情報量が多いため、毎回、近鉄運用は、OuDiaSecondV2ダイヤの作成、情報の整理でも時間を要しています。

しかしながら、基本データは概ね揃い、運用表の公開だけです。
奈良線系統は一段落も、一部の箇所で、もう少し再確認も必要です。回送列車の裏づけでしょうか?

一部、名張駅の夜間留置は、下記動画(14分10秒以降~)のように、先にやれましたが、大阪線や南大阪線はまだまだ先です。

更には、来春の万博の関係で、近鉄も再度のダイヤ変更となるでしょう。現行ダイヤの、運用表適用期間が短くなりそうな見込みですが、何とか、鋭意努力します。



そんな中、冒頭画像の「8A系」の営業運転が、2024/10/7~開始されました。

当方でも運用調査をしておりましたが、10/7~13の動きに限って、記事でまとめたいと思います。以降については未確認日もありますので、省略となります。一部の情報を頂きました方々には、改めて御礼を申し上げます。

尚、編成は、現時点では、8A01~8A04までは揃っており、8A05は、先日高安に陸送、今年度は8A12までの新製が予定されており、東大阪市にあります、鉄道車両メーカーである近畿車輌でも、多くの製造中の車両を、私自身で、実際に確認出来ております。

【動画】奈良テレビのニュース


◆初日の特例
まず、「回送-4032-4131-回送」と、1往復の快速急行で、上のニュース動画のように、営業運転開始を兼ねた奈良駅でのお披露目・テープカット・マスコミ向け報道公開となっています。所定は6両の運用ですので、初運転を8両化、変運用の上で運行しています。

編成は、大阪方から8A03+8A01となります。

カレンダー
2024/10/7(月)--平日ダイヤ
10/8(火)--平日ダイヤ
10/9(水)--平日ダイヤ
10/10(木)--平日ダイヤ
10/11(金)--平日ダイヤ
10/12(土)--土休日ダイヤ
10/13(日)--土休日ダイヤ


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◆8A01編成

▼10/7、西大寺→新田辺
1442-1641-1740-1843
5140
5341-5342

以降、申し訳ないですが、充当となった列車番号のみ掲載します。詳しくは近鉄時刻表や、上記の私鉄時刻表などでご確認下さい。

▼10/8 新田辺→新田辺
583-681-881-980-1183-4380-4381-1480-1693-4894~この間天理線~5391-2390

▼10/9 新田辺→新田辺
587-780-885-3980-4069-4190~この間天理線~4293-4266
1540-1681-1882-2081-2282

新田辺の翌日移変はある程度つながりますが、車庫ですので、異なった移変となる場合もあります。

▼10/10 新田辺→天理4番
781-884-1085-4282-4391-4392~この間天理線~4695-1690-4841-1844-2041
5395

5395で再出庫、天理4番入庫のために再出庫でした。

▼10/11 天理4番→新田辺
3592-3591-590-791-890-983-4084
1142-1381-1580-1741-4840-1981-2080-2281-2380

▼10/12 土休日 新田辺→西大寺
532-531-683-882
1330-1481-4682-4793-4792-4881-1980-2032-2181-5380

日中の新田辺移変がつながる運用ですが、別々扱いにしています。

▼10/13 土休日 西大寺→橿原神宮前(22号線か)
3583-3680-3687-782-3941
1640-1783-4980-2042(新田辺で前2両連結)-2261

新田辺の連結は、車両のリニューアルを済ませた、VE38だった模様です。やはり、下述の天理3番出庫運用からつながるようです。

【動画】試運転時の様子

◆8A02編成
▼10/7 西大寺→新田辺
1540-1681-1882-2081-2282

8A02編成だけは、1540~が初運転でした。

▼10/8 新田辺→西大寺
781-884-1085-4282-4391-4392~この間天理線~4695-1690-4841-1844-2041

10/9→10での8A01と同じ翌日移変となりますが、2041入庫以降の再出庫はありませんでした。

▼10/9 西大寺→東花園
【8A02+X71+VE37】
7830-回3893

8A系で初、朝の10両運転となっています。多くの通勤客にも注目されたことでしょう。

【8A02+VE44】
ヒハ→サイ回 11:38着(回8171?)
7350-7451-151-1520-1667-1766-1863-5060-回9072?

10両快急の東花園入庫で、11時台に、西大寺回送が6両で設定ですが、これに充当し、VE44を奈良方に連結・組成替えでした。入庫運用で、この回送列車に充当されるパターンは、一定しない模様です。

▼10/10 東花園→新田辺
【8A02+VE44】
792-753

以降単独
4897-1990
2181-2284

▼10/11 新田辺→天理3番
693-3790~この間天理線~4091-1090-1133

【EE21+8A02】
1532-1631-回7643?-7642-4730-1765-1960-2067

693~の運用は、1133新田辺入庫後の再出庫は、4741が多かったのですが、当日は、EE21を京都方に連結し、京都線1532~再出庫でした。
京都線1532~の運用は、東花園594~935(EE21+X66)と、運用上では、そのまま6両で新田辺移変でしたが、わざわざ、新田辺車庫で、4両側のX66と8A02を組み換えたことになります。そのX66は、8A02の後半となるはずの、4741~で再出庫でした。

▼10/12 土休日 天理3番→西大寺
【EE21+8A02】
3592-3593-3690-3691-3694-3695-3790-3793-766-841(新田辺後2両解放)-1040-1131-1232-1385-4582
4642-1732-1881-2080-2241-5340

土休日の天理3番出庫運用である3592~は、841で後2両が新田辺で解放となりますので、前日の時点で2+4両限定となります。平日の3番出庫での制限はありません。
ちなみに、解放となったEE21は、2042の前2両連結まで、新田辺車庫にいる模様です。

▼10/13 土休日 西大寺→西大寺
3783-884-3945-4042-1132-1281-4480-4481-4584-4695-4694~この間天理線~5191-2190-2341

鉄道ダイヤ情報 2024年12月号
交通新聞社
2024-10-21

鉄道ピクトリアル 2024年 12月号 [雑誌]
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鉄道ファン 2024年 12月号 [雑誌]
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◆8A03編成
▼10/7 西大寺→橿原神宮前(23号線)
4440-8530-1587-4880-4885-4982
5040-2132-2231-2381

初日から駅留置線で翌日となりました。

▼10/8 橿原神宮前(23号線)→天理4番
580-683-880-3941-1040-1123-回120-1240-1341
4542-1691-4794~この間天理線~4893-1890
5395

天理4番入庫運用の前は一定しないようです。

▼10/9 天理4番→新田辺
3592-3591-590-791-890-983-4084
1142-1381-1580-1741-4840-1981-2080-2281-2380

▼10/10 新田辺→新田辺
581-682-835-932-1083-4280
4542-1691-4794~この間天理線~4893-1890-5041
5140
5341-5342

▼10/11 新田辺→新田辺
583-681-881-980-1183-4380-4381-1480-1693-4894~この間天理線~5391-2390

▼10/12 土休日 新田辺→西大寺
583-680-881-3982-4081-4180-4181-4284
1442-1587-4780-4883-4982-5081-5182

▼10/13 土休日 西大寺→西大寺
3742-883-3984-4093-4092~この間天理線~4391-4366-1342-1581-1780-1885-5084-5183-5260

8A01,8A02,8A03と、奈良線の横の系統よりも、京都線・橿原線・天理線と、縦の系統の充当が目立ちました。

私鉄ディテールガイド 新車詳解 近鉄8A系一般車両
私鉄ディテールガイド 新車詳解 近鉄8A系一般車両
近鉄特急の世界 (トラベルMOOK)
近鉄特急の世界 (トラベルMOOK)

◆8A04編成
▼10/13 土休日 東花園→西大寺
【VE70+8A04】
3577-3661-760-867-966-1063-1260-1363-1560-1663-1860-1923

東花園から初営業運転となっていますが、10/9の夜間に回送があったようです。10/13からと出遅れましたが、これで、4編成分の運行が揃いました。

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◆8A05編成
陸送後、10/19~20に開催の「近鉄まつり」高安会場で、一般公開がされている模様です。試運転が終われば、車両配置も早いでしょう。以降の編成は、近畿車輌で製造中となりそうです。

こんな感じで、10/7~13の間の8A系の動きでした。漏れや記入ミスもあるかもしれませんが、「近鉄新時代」の始まりですね。今後に期待です。


近鉄西大寺車庫で脱線の5800系、DH04に動き(2024/7/4 7時加筆等)

24-07-03-0012

2024-7-3 15時掲載開始
2024-7-4 7時 一部訂正・その後の追加等

4/26の、近鉄西大寺検車区・車庫内での脱線により、しばらく動きがなかった、近鉄5800系DH04(5804~5304、6両編成)でしたが、7/3に動きがありました。

取り急ぎ、取材をし、簡単に動画でまとめています。


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今後、奈良県香芝市にあります、五位堂検修車庫へと、5804のみが陸送ではないかとみられます。陸送は、ルート上の警察で色々な許可等も必要となるらしいですが、その目途も付いたのでしょう。他の5両は脱線はしておりませんので、モトと連結で、直接、五位堂入場でしょうか?

しばらく動きがなかったDH04編成も、ようやくですが、今後、修理の目途が立ったことになります。

脱線した5804で、台車に損傷があるかは分かりませんが、近鉄は、近畿車輌のメーカー台車が採用となっており、過去、東青山駅の事故でのVC57(1253系1257編成)でも、同じ台車の形式で、台枠が新規の取替品に交換となっています。

今後の営業運転復帰にも期待が出来ます。
24-07-03-05
【画像】仮台車の存在を失念していました。申し訳ございませんでした。

但し、その後の情報で、どうも陸送ではなく、仮台車に振替の作業ではないかという情報を受けました。当方も、撮影済画像をもう一度見直しますと、上画像のように、仮台車の留置がありました。(当日の現場と動画掲載後も気が付かず……)

見直し後にこれを確認しました。不自然な位置に仮台車となりますから、損傷とみられるKD306台車から、仮台車に振替が目的で、2台の大型クレーンが用意された可能性があります。

これにより、車体や台枠には問題はなさそうも、単純に仮台車振替の模様で、台車で支障がありそうですね。


04-11-14-02【画像】JRの日根野支所にあった、ジャッキ設備
JRは、機器類の取替、車輪替えなどは、所属車庫で行う模様です。JR西日本では、各支所でこういう設備がある模様ですが、JR東日本でも、三鷹車両センターでもこういう設備がありました。

近鉄西大寺車庫で、左画像のJRのように、1両単位で、車体を持ち上げるジャッキのような設備の有無までは、確認が取れておらず、分かりません。

ただ、元々、単純な車輪の交換作業(タイヤ替え)も、五位堂へと日帰りでの入場だった記憶がありました。これは調べますと、現在もこういうやり方のようです。

一見五位堂入場の回送でも、その日の内に出場があり、床下を確認して、車輪替えだったりすることがありましたので、近鉄は、設備の関係で、五位堂送りの方が、回送の手間が掛かっても、便利・手っ取り早く済むのかもしれません。

15-09-08-01
【画像】モト97-98をサンドイッチにした、南大阪線YS02編成検査出場時での場面

上画像は、2015-9-8での、南大阪線特急車、YS02編成の検査出場時の様子です。

旧上本町局管内を始めとする標準軌路線は、合併等を重ねた近鉄の歴史的な経緯で、南大阪線など、旧天王寺局管内での狭軌路線とで、線路幅が異なるため、五位堂検修車庫の検査時は、橿原神宮前駅にある台車振り替え場で、それぞれの台車を交換する作業が必要となります。

五位堂~橿原神宮前と、京急神武寺などのような、三線軌道にもなっておりませんし、それよりも、振り替え場での単純に台車交換の方が、検車係員の振替作業・人件費、モトの輸送で手間が掛かっても、まだコストが安いという判断でしょう。

モト97-98は、南大阪線車両のサンドイッチで、最大3両分の連結が可能です。4両編成の場合は、2両に分けて2回分行う事になりますが、モトのトレーラー部分には、台車を乗せるスペースが画像のようにありまして、狭軌用の他、標準軌用の仮台車も搭載出来るようになっています。これは、モト97-98が高安所属のため、単独で回送時のためです。

YS02は2両ですので、残り1両分も、ウェイト・重りの関係が、そのまま積んでいます。画像では分かりませんが、ボルスタレス台車の場合でも、仮台車用のボルスタ(台車の枕)・空気バネも別にしっかりとあります。

従って5804は、陸送ではなく、モトでそのまま、五位堂送りの可能性が高くなりました。昨日時点では充分に確認が出来ず、陸送で先張ってしまいました。この点は、申し訳ございませんでした。

冒頭の動画では、サムネイルは変更していますが、動画中のサムネイルは変更出来ませんので、そのままとします。

仮台車の用意ですし、廃車は予想しにくいでしょう。VC57を修理した近鉄ですから、台車の台枠は、安全上、新品に取替とみられますが、全面的に復旧させる方向だと個人的には思います。


09-03-10-979816-02-12-77-78-HL02
【画像】
左は、台車の積載・搭載がない姿のモト97-98
右は、西大寺所属で、けいはんな線の五位堂検査時で使用、線路幅は同じなため、仮台車はありませんが、トレーラー部分には、重心の関係か、ウェイト・重りの搭載も分かります。

先頭車に水色の帯で、けいはんな線(OsakaMetro)用の連結器対応となり、反対側が、近鉄標準の連結器と、形状や高さが異なります。
13-11-02-61
【画像】高安公開時のイベントで、DH02をサンドイッチにした貸し切り列車の運行時
ブレ画像ですみません。水色の帯で連結器差異を区別、けいはんな線・OsakaMetro用の連結器となっています。過去にはこうした変わり種の列車、イベント列車も運行されています。今後も期待出来る運転方法でしょう。


24-07-03-04
【画像】西大寺車庫の現場で作業する5804

09-3-31-DH04
【画像】10両編成で営業運転時のDH04(手前6両)

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【画像】阪神線内で運行のDH04


鉄道ファン 2024年 08月号 [雑誌]
鉄道ファン編集部
交友社
2024-06-20

私鉄車両年鑑2024 (イカロスMOOK)
柴田東吾
イカロス出版
2024-05-28


近鉄8A系を個人的に見る

24-05-10-01
【画像】近鉄8A系

2024-6-1 9時掲載開始

5/31未明、近鉄8A系が、大阪府東大阪市の徳庵駅近くにある「近畿車輌」から、八尾市の高安車庫へと陸送されたようです。陸送については、当方自身では確認していませんが、各種報道などの記事で、仕様が明らかになっているようです。



先頭車前面部分(こちら)
まず、運転台ですが、運転士側・車掌側の前面窓が小さくなっており、運転台自体が「高運転台」のような感じです。シリーズ21(以下、シリーズ車)よりも、少し高くなっているのは確実です。

連結時の貫通路は、シリーズでは、通路が車掌側に寄っていたのが、ストレートに中央部分となっています。連結時の通路も、運転士側・車掌側で完全閉鎖出来るような感じの模様です。

車掌側の窓で、上部に、小さいアンテナのようなものが設置されています。列車無線は、アナログでスプリアス対応がされているため、デジタル機器の可能性は薄い感じもしますが、気になりますね。

客室側からの「前面展望」は、貫通路部分だけで、左右両側は壁となり、これは、機器類の増加でやむを得ずでしょうか。夜間やトンネル走行時の「バックカーテン」も、貫通路部分でも対応ではとみられます。





床下機器(こちら)
東洋電機製造のプレートが確認出来ます。ク8A101に搭載でしたので、SIV(補助電源)でしょう。

VVVF(制御装置)はこの画像のように、三菱製のような感じです。近鉄80000系「ひのとり」の、HV01~HV04,HV51~HV53のVVVFと似た感じがします。増備車で、今後、日立製の機器も採用されるのかも注目でしょう。

当方が予想をしていた0.5Mシステムではなく、1Mシステムの模様で、大阪京都方から「モ8A401-サ8A301-モ8A201-ク8A101(奈良橿原方)」という組成ではとみられます。5/31は、奈良橿原方2両分の陸送だった模様です。

また、こちらの画像では、ブレーキ管が分かる画像となっており、「SAP/MP/BP」と3つの管でしたので、シリーズ車同様の、電気指令式空気ブレーキながら、従来車との連結も、空気指令で残した形となります。

やはり、車両運用上でも必要なのか、HL車(7000系など)、KL車(3200系など)、ひのとりみたいに、完全な電気指令式空気ブレーキとはならなかった模様です。シリーズと同じく、空気指令系統は、機器で読み替え対応となるようです。

08-03-01-EE33
【画像】シリーズ21での空気管「SAP/MP/BP」
BP管により、非常制動、駅折返し時、ATS動作時の「爆発音」と、「SAP」管によるブレーキ排気音は健在に。

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空調
分散型の空調機器が殆どとみられる近鉄車両で、集中型の空調が搭載でした。1両に1台のみとなりますが、その分、容量も大きくなりますので、大型となります。また、換気用の装置も別にある感じです。

X(ツイッター)では、三菱製ではと書きましたが、そうではなく、下記の動画では、どうも、ファン・スリット(切れ目)の形状などから、日立製のような感じが窺えます。

但し、「三菱製では?」というご意見もあります。明るい時間帯での画像で、今後、判断したい思います。(2024/6/4加筆)





その他
この画像では分かりやすいですが、車掌スイッチ(扉開閉のスイッチ)の形状も、シリーズ車と同じのようです。「ひのとり」で採用された、開閉共に1つのレバー式ではなく、開閉上下の、今まで通りのボタンですね、

行先表示のLEDも大型化となっており、利用者としては、すぐにでも分かりやすい感じです。


上記動画は、尺の長いテレビ大阪の場合ですが、事前にマスコミにも、陸送日の公表で取材対応となっていた模様です。

これは、シリーズ車、最初の車両の陸送時は、陸送自体が撮影禁止だったように記憶もしますので、正反対の対応となります。2008年以降、長年、増備を含めた新型通勤車両が登場しなかったこともあり、近鉄としても、「より宣伝・報道」をして欲しい感じだったのが窺えます。



今後、編成で車両が揃い、準備が出来次第、車庫内での報道公開もされるだろうと思われます。この時に、車内や乗務員室など、より、詳細の様子や仕様も分かってくるだろうと思われます。

鉄道ファン 2024年 07月号 [雑誌]
鉄道ファン編集部
交友社
2024-05-21

鉄道ダイヤ情報 2024年 07月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2024-05-21




待ちくたびれました!近鉄新型通勤車両「8A系」

24-05-10-01
【画像】近鉄新型通勤車両「8A系」

2024-5-10 18時掲載開始
(2024-5-10 22時一部加筆等)

近鉄の通勤型車両は、「シリーズ21」以来となり、最新のEH30,EE39編成は、2008年製となりますから、16年ぶりとなりますが、「ようやく」な、近鉄新型通勤車両の公式発表となりました。

イメージ図(過去記事参照)とは、デザイン・塗色・印象も変化し、無難な、赤色と白色という感じでしょうか? 個人的には、イメージ図よりも、上画像の完成車両で、適当な感じでは思います。置き換えられる旧型車両と、新型車両の、イメージの折衷?、でしょうか?

2024/10月から、奈良線系統で運行開始となりますが、それまでには、運用調査・運用表の掲載を一段落させる必要性となってきました。また、形式名は「8A」となるようです。



鉄道ダイヤ情報 2024年 06月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2024-04-19

私鉄車両年鑑2024
柴田東吾
イカロス出版
2024-05-28

【5と0のつく日はエントリーでポイントup!】JTB私鉄時刻表 関西 東海2024
【5と0のつく日はエントリーでポイントup!】JTB私鉄時刻表 関西 東海2024


▼車番をどうするか?
「8A」により、車両番号の付与方、例えば、ハイフンで区別でしょうか? JRのように、「8A」を形式として、ハイフンで車種の区別は容易に予想出来ます。「8A-01」などでしょうか?

ただ、「8A」が中途半端な感じもあり、当方としては、奈良線系統は「千の位8」として奈良線用とし、南大阪線は「6A」、大阪名古屋線は「1A,5A」などと、既存車両同様、投入線区によって、形式が個別となる可能性も予想出来ます。

例えば「8000A-8100A-8200A-8300A」という感じでしょうか?

千の位で線区とし、南大阪線で「6000A」、大阪名古屋線で「1000Aか5000A」でしょうか?

千単位の既存車番は空きもなく、万単位も既に特急車両となっているため、他社のように、車番のインフレ化や、番号の後戻りが難しく、「8A」という形式で、まずは、最初に投入される、奈良線系統の新型車両の形式からでしょうか?

京都市交乗り入れ車と、けいはんな線も、もし、今後、同じような車両が出るとしたら、「3A」「7A」となりそうなのは、調子に乗りすぎでしたかね(失礼)



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▼2025年度以降で、大阪線、名古屋線、南大阪線系統にも

2025年度以降の新造車両計画も、同時に掲載されています。

奈良線
4両12編成(2024年度)
4両9編成(2025年度)

大阪線
4両2編成(2025年度)

名古屋線
4両3編成(2025年度)

南大阪線
4両3編成(2025年度)

2024年度で48両、2025年度で68両の新造両数となるようです。合計116両となります。

相当な車両、編成の置き換え、転配が予想出来ますが、この予想はひとまず自重します。

特に、名古屋線はDG12(5800系)以来の、通勤新造車配置となりますし、南大阪線でも、シリーズ21(6820系)以来の新造車配置となりそうです。

先に奈良線系統となってしまいますが、2026年度以降で、奈良線以外の路線でも、本格的な車両の置き換えでしょう。

この間、輸送状況の見直し→ダイヤ変更も予想され、運用変更にもなります。

2両や6両編成の登場も気になりますし、名古屋線で意外と普通列車で重宝な、3両編成も気になります。
(※米野や黄金など、普通しか停車しない一部の駅では、ホームの3両限界駅が存在する)

奈良線直系の近畿日本鉄道(近鉄HD)は、合併を重ねて路線拡大の、114年に渡る歴史ですので、標準軌車両と狭軌車両の違いも含めて、細かい仕様や差異はどうしても発生します。

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奈良線系統、大阪・名古屋線系統でも、車両の向きが逆転するなどが現状でしたが、「8A」以降でも、それを踏まえて、奈良橿原方1位(車両にある向きの表示)、大阪名古屋方1位と、既存車の向きを揃えるのか、または、標準軌路線で共通車両(JRのように、予備車の共通化や、標準軌路線間での転配も容易にするなどで)として、これまでとは異なる考え方、向きを統一にするかも注目です。

(ちなみに、南大阪線は狭軌線ですが、吉野方が1位、阿部野橋方が2位の向きとなるようです)

しかしながら、車番でも、各線区で個別設定も予想されるため、「車両向きの統一」は、残念ながら、考えにくいという現状でしょうか。

元々、奈良線と大阪・名古屋線でも、運転台スイッチ類(高加速・低加速・電気連結器ツナギの仕様など)の、細かい差異もありました。

更に、大阪・名古屋線では、1時間以上渡る、長距離での急行列車(伊勢神宮・宇治急とはよく言われる)もありますから、トイレの設置有無も大きいでしょうか?

設計やデザインでは、車両共通の考え方はあるものの、大きく分けて「3線区」の仕様に分けるのは、やはり、現実的にも、シリーズ21と同様でしょうね。

10-10-31-DG12
【画像】名古屋線は、このDG12編成以来の新造配置
運賃値上げでJRの乗客が多くなる中、近鉄も「攻め」「車両改善」と、「名古屋線新時代」に。


▼シリーズ21や従来車との連結解放はどうするか?
近鉄の特徴として、連結解放の多さは、車両運用でも明らかですが、シリーズ21」を基本として、電気指令ブレーキにはするものの、空気指令系「SAP管、BP管」を残すのか、または、完全な電気指令のみとして、他車両の連結はなしになるかも注目でしょうか?

ただ、2025年度までに、標準軌路線で4両26編成、狭軌路線で4両3編成となる点に、2両編成の新造がないことから、個人的には、「シリーズ21基本」ではないかと思われます。

空気指令系でのブレーキ緩解音がうるさくなるのはデメリット、コストに、メンテナンスにも影響となりますが、急行など、6両や8両編成での組成で、どうしても、既存2両での連結は必要になってくるでしょう。

小田急3000形みたいに、空気系車両の連結で、ブレーキ指令の読み替えだけで、連結に対応する方法もありますが、いずれにしても、細かい仕様までは、現時点では公開されておりません。今後の報道公開待ちでしょうね。

尚、「ひのとり」80000系では、完全な電気指令ブレーキとなっており、空気指令系「SAP管、BP管」はありませんので、個人的にも、仕様で気になる所として抱いています。
24-05-03-02
【画像】VL35は、車両更新後、電気連結器が二連仕様となっている(画像赤丸の下に注目)


▼既に車両更新となっている一部の従来VVVF車と、「8A」の連結は想定?
従来VVVF車では、既に、車両更新が着手されています。特に、VL35編成は、「8A」車両同様、電気連結器が、シリーズ21と同じく二連仕様【上画像】となっております。
(※一部の車両では、車両更新後でも、二連の電気連結器ではない場合もあります。)

「8A」と、更新車でも、半自動ドアが設置となることから、車両更新がされた「従来VVVF車」は、特に、最初から連結解放を想定されている可能性があります。

大阪線や南大阪線での「従来VVVF車」での更新車は、VVVFも機器更新されている車両(VW39、Mi05など)があるようです。最近の、近鉄車両の動きは、殆ど把握出来ていない当方ですので、今後の運用調査と並行して、洗い直す必要性は、充分に認識しています。

問題は、「従来VVVF車」以前の車両も連結対応にするかでしょう。これを「しない」と想定すれば、新型車両の仕様も、それ程課題もなさそうです。

「シリーズ」は、旧型車と連結対応となっていますが、「8A」の、連結の相手は、「シリーズ」「車両更新がされた従来VVVF車」に限っても問題はなさそうでしょうか?

******

他にも、京王2000系名鉄の発表など、色々と動きがあったようです。「待ちくたびれました!近鉄新型通勤車両「8A系」」として、取り急ぎ、記事にしました。

当方も、近鉄の運用調査・運用表掲載に、鋭意、努力をしたいと思います。これを把握しないと、充当列車も読めない…。JRもほぼ一段落ですので、頑張りますわ…。



JR電車編成表 2024夏
交通新聞社
2024-05-24


近鉄南大阪線「さくらライナー」の重連が、ダイヤ変更で消滅の見込み

17-07-31-SL01SL02
【画像】さくらライナー重連運行時の様子(連結面)

2024-2-10 13時掲載開始

近鉄は、けいはんな線を除いた全線で、2024/3/16にダイヤ変更となりますが、特急列車の時刻表は、特急券発売前が1ヶ月に迫っているため、先に公開となりました。今後も近鉄時刻表、下記の私鉄時刻表も発売になります。

これの、南大阪線・吉野線の記載では、現状、3608列車で「さくらライナー」重連列車が存在します。吉野からは5-8号車で運行し、橿原神宮前で、前4両の1-4号車を連結、大阪阿部野橋まで8両で運転。

大阪阿部野橋到着後、1-4号車と5-8号車が解放、5-8号車が、一旦、引上線となる6号線に入って待機、1-4号車は河内天見の車庫に回送した後、6号線に入った車両が再び駅に入線し、909-4008-河内天美回送となる運用となります。橿原神宮前は、18号線4両位置から出庫となりますが、土休日は4両単独で出庫となる運用でした。

で、2024/3/16にダイヤ変更後、この重連列車が消滅となるようです。新ダイヤの平日では、608列車と708列車それぞれとなっており、「さくらライナー」の26000系は、4両2編成しか存在しませんので、時刻表を見ても明らかに、重連が消滅となります。

出庫も、2編成共六田車庫出入庫となるなど、運用にも変化となります。また、運用減により、橿原神宮前駅と、六田車庫の留置も、多少の余裕が生まれるでしょうか?

JTB私鉄時刻表 関西 東海2024
JTBパブリッシング
2024-03-18

JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 (JTBのMOOK) [ JTB時刻表 編集部 ]
JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 (JTBのMOOK) [ JTB時刻表 編集部 ]

鉄道ダイヤ情報 2024年 03月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2024-01-19

私鉄車両年鑑2023 (イカロスMOOK)
イカロス出版
2023-05-29


10-09-20-SL02【画像】26000系登場時の「さくらライナー」

「さくらライナー」は、1990年に登場した、南大阪線・吉野線での狭軌特急車両ですが、1988年に、標準軌路線で「アーバンライナー」が登場でしたので、要するに、その南大阪線・吉野線版ともいえます。

デザインも、アーバンライナーと似た感じとなっており、これは推測ですが、複数あったとみられるデザイン案から、何か、影響となるものがあったのかもしれませんね。

アーバンライナーは、大阪名古屋と、都市圏を結ぶ特急列車ですが、一方で、さくらライナーは、大阪から郊外となるために、最初から観光列車としての用途も兼ね備えられており、左画像を見ても分かりますが、先頭座席から前面展望が楽しめる車両でした。

1回だけ、その先頭座席に座って乗ったことがある私ですが、見晴らしは抜群です。DX席でもない「一般席」ということもあり、気軽さもありました。

これは、現在の「ひのとり」と似た感じですが、「ひのとり」は、プレミアム特別車両となっており、特急料金と別に料金が必要です(大阪難波-名古屋間1930円+900円となる)

2011年に2編成共、1回目の更新工事、外観の塗色も大きく変わったほか、前面展望が廃止、乗務員室近くに扉が追加に、3号車でDX席の追加と、大がかりな改造となっています。

「さくらライナーの重連」は、平日朝での通勤特急需要としての、8両運転となっておりました。しかしながら、昨今の乗客減が著しいのか、2024/3/16ダイヤ変更後の今後は、4両編成だけで運行することになります。

また更に、一般特急車で唯一の4両固定編成だった、16000系のY08+Y51編成が、ダイヤ変更を前に「定期運転終了」となるようです。これにより、4両分の運用減は確実ですが、現状平日で、908列車で初出庫となる2両特急運用が存在しているため、ダイヤ変更による運用変更で、それよりも前に出庫となる可能性があります。
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1991-SL02
【画像】登場時の運転台
元ダメに、制動の空気管が3本存在する電磁直通ブレーキ車でも、新しい運転台も注目でした。左手のマスコンは、当時はデッドマンがありませんでしたが、現在は、握り手が飛び出ることによる「力行時のデッドマン」対応車となっています。

【特急列車編成一覧】
さくらライナー……SL01,SL02(4両2編成)
一般特急2両……Y07,Y09,Y11,16400系YS01,YS02,16600系YT01,YT02

2両は7編成存在しますので…

新ダイヤ平日運用予想
 ○-7608-709-3808~
○-回-608-809-3908~【さくらライナー】
○-回-3608-橿原増結
○-回-708【さくらライナー】
○-回-808~

一般特急は3運用となりますが、7608,808は今まで通り2両としても、問題は、3608列車の扱いとなります。

仮にこれが、吉野からは2+2両として出庫し、橿原で前に2両増結の6両の場合、既に、2両は5編成は充当されていることになりますから、残りの2編成は、予備車としても充分な数です。2両2編成の予備は、現在も同じとなります。これは、さくらライナー車両が、五位堂に検査入場の場合、予備車がなくなる計算です。

Y08+Y51編成は「定期運転終了」というのがポイントです。4月の吉野桜満開のシーズンですと、30分毎での臨時特急の運転が、2023/4月だったようです。

大阪阿部野橋-吉野間特急が30分毎ですと、「青のシンフォニー」を除けば、特急車の運用としては、6運用は必要です。内、さくらライナーで2運用ですと、一般特急は4運用分となりますが、4運用を全て4両(2両8編成分)として運転ですと、予備車のフル稼働でも、2両1編成分が不足することになります。

ですので、Y08+Y51編成で、臨時特急の登板がまだ存在すると仮定した場合、2両1編成の予備を残すだけとなり、残り、昼間の特急が4両でフル稼働が可能になるわけです。

残念ながら、南大阪線の運用は充分な運用調査が出来ておらず、サボり気味に、他作業繁忙の甘えが影響となっていますので、最近の実状もよく分かっていない所がありますが、こうした予備車両を残すことで、最繁忙期の輸送を確保し、通常の定期列車では運行させない感じの模様です。

さくらライナーの五位堂入場時でも、予備車が、Y08+Y51のこれで、更に確保にはなります。
12-01-29-SL01
【画像】26000系SL01編成
SL02編成の差異は、標識灯のLEDの形状で異なる所があります。

南大阪線の特急の4両固定は、特に昼間では過剰輸送は明らかです。2両でも、尺土→大阪阿部野橋で十数人程度の乗客しかいない列車が、以前、昼間で利用した時に存在でした。新ダイヤの「さくらライナー」も、平日は朝夕のみで、昼間は車両の整備に充てられているようです。

土休日も、昼間のさくらライナーは1編成の運行に、阿部野橋21:10発が最終と、特急の運行終了も、現在のダイヤでも繰り上げとなっておりますので、2両編成の方が、小回りに利く上に、連結で6両列車も対応と、都合が良いのでしょう。

16000系、16010系の南大阪線特急も、Y08+Y51を除くと、「Y07,Y09,Y11」を残すだけですので、そろそろ、16600系の増備再開による車両の置き換えで、乗客サービス向上にも期待したいところですが、そんな話は全くないようです。

「さくらライナーの重連消滅」により、南大阪線特急8両編成の消滅にもなるでしょう。一般特急8両は既に消滅ですが、南大阪線系統は、長野線を含めた大阪府内が主の輸送で、奈良県内での輸送に、限りも影響でしょうか?(吉野線は、湯の山線や志摩線同様、加算運賃区間にもなる)

また、重連の「まともな撮影」は出来ておりませんが、乗務員も前編成・後編成とそれぞれの車掌乗務も必要だったことから、これも解消となりそうです。撮影自体は今の内ですね。便利な駅撮りも、南大阪線ではし易いでしょう。


近鉄の運用調査、運用表に関しては、情報量や作業量が多く、ご期待に添えないことも多くて、申し訳ない限りです。こちらも、2024/3/16でダイヤ変更となりますが、出来るだけ早期に把握したいのは、気持ちとしても存在します。


油断していた近鉄のダイヤ変更(2024/3/16)

16-05-12-1442
【画像】近鉄大阪線の10両快速急行
2024/3/16ダイヤ変更で、快速急行10両運転廃止、最大8両化減車へ

2024-1-16 18時掲載開始

◆京都線での日中急行増発など
◆奈良線で始発の繰り上げ
◆大阪線での10両快急の廃止
◆旧天王寺管内も運用変更発生か
◆名古屋管内は限定的?
◆さて、どうしようか

「油断していた近鉄のダイヤ変更」と書きましたが、正直、そんなところです。情報は噂でも伝わらず、JRのダイヤ改正、先日の名鉄だけと、すっかり思い込んでいたためです。こちらとなります。

前回のダイヤ改正は、2022/12/17となりましたが、今回は、阪神線内のダイヤ改正はない模様で、近鉄線内のみとなるようです。「けいはんな線」を除く近鉄全線となります。京都市交烏丸線も、今の所プレスがないため、「そのまま」でしょうか?

JTB私鉄時刻表 関西 東海2024
JTBパブリッシング
2024-03-18

JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 [ JTB時刻表 編集部 ]
JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 [ JTB時刻表 編集部 ]

JTB時刻表の3/16再出版、ダイヤ変更が多く、タイミングとしてはgood。


◆京都線での日中急行増発など
京都線は、現在、大和西大寺行き・始発が多く存在しますが、日中、1時間に3→4列車増に加え、奈良-橿原と交互で運転となるようです。ラッシュ時や、新田辺での普通の乗り換え等は、狛田・山田川駅が依然と4両限界駅であるため、そのままでしょうか。

15分毎ではなく、10,20分毎と、時刻の変則的なパターンは、普通列車が1時間に3列車のままの関係でしょう。


◆奈良線で始発の繰り上げ
「始発の繰り上げ」は、「早く大阪に行きたい」などで、実は、個人的な要望として、近鉄にも上げていたことがありますが、これが実現となるようです。

区間準急として、大和西大寺5:00発→大阪難波5:41着となり、大阪到着が16分も繰り上げとなります。JR大和路線並の、早起きな始発列車設定となるのは、個人的には歓迎です。早起きで最遠、旅行の予定もしやすくなるでしょう。

阪神線内でのダイヤ変更がない模様ですので、奈良線内は、大きなスジの変更はなさそうな気配もします。土休日の8両快急もそのままとみられますが、阪神車両の運用では、近鉄線内では、多少、変更の可能性があるかもしれません。


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◆大阪線での10両快急の廃止
1998/3月ダイヤ変更での、青山町留置線完成までは、五位堂から回送で車両の送り込みがあったり、名張車庫もほぼ満杯、朝の名張の連結解放などで、10両快急・区快の運転も、当時は輸送量のピークでしたので、大混雑でした。大和八木駅でも、足の踏み場がない位でした。

ですので、所要編成、運用が増える一方での、青山町留置線となります。京都線での宮津車庫に続く、比較的大型の設備投資となります。

これが年々輸送量が減少し、現在、どうも、榛原でも、朝の上り快急で座れてしまう位となってしまいましたが、遂にと言いますか、10両快急が廃止となり、最大8両で運転となります。

バブル期は、名張での住宅建設ラッシュもありましたが、住宅ローンを支払う「お父さん」が定年を迎え、子供孫世代も…でしょうか?

ラッシュピークの充当車両が減ることになりますから、運用減が確実です。現在は、268両の最大充当両数(※当方独自計算による)ですが、更に減るでしょう。一方で、朝の上り準急を高安始発にすることで、8両の準急が増加という動きもあります。

高安8両準急の始発は、大阪府内での輸送も、空車による着席サービス増加にもなります。短時間の乗車でも違うでしょう。これにより、連結解放を少なくするのも、でしょうか?

特急停車駅以外での10両ホームは、撤去、立ち入り不可となる可能性が予想出来ます。10両対応駅は、特急停車駅では、榊原温泉口~鳥羽間も含めて、全部の他、八尾、河内山本、高安、五位堂、桜井、室生口大野、赤目口、美旗と、青山町になります。

鳥羽まで10両対応なのは、阪伊特急で10両運転があったためです。伊賀神戸や榊原温泉口もその名残のようです。

車両の動きとしては、大阪線の車両運用では、使い勝手がよくない(3+3の6両固定となってしまうため、運用でも限定があった)、一部の高安所属3両編成は、単独でも運行が可能な名古屋管内へ転出、また、老朽車も、廃車となる可能性があります。

来年度から、2008年以来16年ぶりに、通勤新車の再開とみられる新型車両は、奈良線系統からとなりますので、「新車での置き換えがない廃車」となりそうです。

14-11-11-539110両快急は、これで奈良線の平日・土休日朝で運転されるのみとなります。

左画像、夜間で存在した、名張→青山町での5391列車(10両普通)も、消滅でしょう。

平日・土休日、これも消えますが、終車近くですので、現地ホテル泊か、車来訪になります。トヨタのシェアレンタカーは名張でもあるようですし、コインパーキングも充実しています。

名張市夏見浅尾23にあったコミックバスターは、既に潰れて、現在は更地です。

特急の10両運転で、大阪線では設定がありませんが、繁忙期対応で残すかどうかも注目です。
(但し、この正月でも、阪伊特急での10両運転は無かった模様です。ちなみに、平日奈良線の3616列車のみ10両特急で運転です。)

しかし、よくここまで、10両快急をガマンした感じも受け取れます。2021/7月ダイヤ変更で消えそうな感じだった10両快急も、コロナ期でも残ってましたから。


◆旧天王寺管内も運用変更発生か
南大阪線でも動きとなり、平日夜間で編成増強となりますが、他にも、大幅な運用変更が発生ではとみられます。古市・橿原神宮前での連結解放も相変わらすでしょう。


◆名古屋管内は限定的?
一方、名古屋管内は鈴鹿線、特急の程度のようです。管内での運用変更は確実でしょうが、いずれにしても詳細が気になります。JRとの運賃差、近鉄の運賃値上げによる影響も、ダイヤでどうなるかも気になります。

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【画像】2024/3/16以降は、JRからになります。
調査費用等で、18きっぷシーズン内での東海運用が先、その次が大和路線・環状線となります。
特に東海運用は、安定的に、アクセス数を現在も、多く頂戴しまして、誠に、ありがとうございます。「後押し」「力」にもなっています。


◆さて、どうしようか
3/16のダイヤ変更、JRだけではなく、近鉄も対象となり、作業量が倍以上となってしまいました。近鉄の追加となりましたが、当方としては、「先にJR」の方向で、既に準備となっていましたので、JRが一段落後の近鉄となりそうです。

JRは、奈良車・森ノ宮車、東海運用の継続で、神領車・大垣車となります。幸いにも、アクセス数が安定して多くあるのが、当方としても「後押し」なのは確かで、先に、18きっぷシーズン内で、東海から着手となりますが、これらは、今回も確実に行いたいと思います。

また、近鉄も、特急を除く名古屋管内の対象外は現在もですが、旧天王寺管内(南大阪線)も、そのまま継続か、範囲外にするかの検討となっています。調査範囲が多いのと、正直、南大阪線の利用機会が、1年に数日程度と、極端に少ないためもあります。
(正直、公用でもまま利用する東海管内と比べても少ない…、PL花火がないことによる「後回し」感もありますかね…)

現在の2022/12/17変更ダイヤでも、運用表掲載まで1年近く掛かってしまいましたが、そうした「課題」「遅さ」の解消は、常々考えておりました。近鉄に関しては、年々、充分な運用調査は、明らかに出来ていませんでしたし、時間だけ要しておりました。

近鉄は、まずは「旧上本町管内」である、大阪線と奈良線系統に、特急となります。これらだけは「何とかしたい」というのが、現在の気持ちです。

勿論、「やる気、体力、軍資金」等で余裕があれば、という所です。


尚、「目先の課題」である「南海高野線」は、前記事からダイヤの打ち込みが進捗し、準備作業は、ほぼ、一段落となりました。運用変更が意外とありまして、やはり、単なる「修正」ではないボリュームです。

何れも、鋭意努力をさせて頂きます。いつもながら、よろしくお願いします。



鉄道ダイヤ情報 2024年3月号
交通新聞社
2024-01-19



近鉄特急の運用表について

21-07-31-AS21
【画像】もうすぐ名古屋、近鉄特急8912列車

2023-11-25 5時掲載開始

◆ビスタカー運用
◆一般特急運用
◆アーバンライナー運用
◆伊勢志摩ライナー運用
◆しまかぜ運用
◆ひのとり運用

冒頭に余談ですが「エゴサーチ」は、余裕があればツイッター(X)では、本垢・運用垢どちらかとなります(重複もあります)が、「いいねの印」はするようにしています。

嬉しいご意見は当然力になりますし、読みにくいなど、厳しいご意見も感謝、わざわざ時間を掛けて、リポストまでして頂けるんですから。

それはそれで感謝の意味で「いいね」はしておりますし、記事の批評に関しては誰もが出来ることですから、然るべき、当然だろうと思います。どんな事を言われても、気にはしておりません。

HPで運用調査・運用表掲載開始から年数も経過しておりますが、いつも、影響力も感じております。ブログ記事もアクセス数は分かりますが、そういうこともありまして、下手な事は出来ないなぁ、と、常々思っております。カテゴリーランキングも、時々上位になることもありますから、余計です。

「伝えたいものは伝えたい」が、私の基本です。その「独断と偏見」も含めて、話が飛んだり、話に筋道がなかったり、時々、誤記を訂正したりもします。ご意見・苦情・批評は真摯に受け止めて、今後に生かしたいのは確かです。

当方は、運輸現業の人間ではありません。故にこそ書ける、継続的に車両運用を調べられる、運用表を掲載出来ることが出来る(※現業の人間ですと、内部事情等で答えが分かっていても、守秘義務等で書けない、伝えられないこともある…)などという自負はあります。自称調査員、自称記者、また、いわゆる独自研究ということにはなりますが、よろしくお願いします。

鉄道ファン 2024年 01月号 [雑誌]
鉄道ファン編集部
交友社
2023-11-21


JR時刻表 2023年12 月号
交通新聞社
2023-11-20

近鉄時刻表 2022年12月17日ダイヤ変更号(2023年4月1日運賃改定版)
近鉄時刻表 2022年12月17日ダイヤ変更号(2023年4月1日運賃改定版)

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さて、近鉄特急の運用表もHP掲載となりました。他作業優先もあり、時間が掛かってしまい、すみませんでした。当方としては、特に「一般特急」の運用をまとめていますが、暫定版としての掲載のため、幾つか注意点があります。

▼名古屋方面はチケットレス検索等
大阪管内は当方の調査結果の判明もありますが、名古屋管内は、本格的な運用調査は出来ておりません。チケットレス・シートマップによる座席数の差異から、車種や両数を参考にしています。

このため、米野・富吉回送も推測ですが、時刻については、ライブカメラのスクショにより参考としている場合があります。この画角は、何とか…ですが、米野車庫付近の様子が確認出来ます。

特急運用優先ですので、それ以外の名古屋管内の運用の掲載予定は、HPで記入の通り、ありません。名古屋方面の運用調査の課題も、充分に認識しています。


▼日中の車庫戻りで差し替えの場合がある
特に高安や西大寺となりますが、日中の車庫戻りで、車両が差し替えの場合があります。前後の運用が別々だったり、特に、明星車庫の翌日繋がりは、異なる可能性があります。


▼回送の列車番号も推測、その他
回送の列車番号も推測です。また、大阪難波・桜川折返しの個別は省略しています。桜川の場合でも、すべて大阪難波扱いとしています。

その他、両数や車種も変更の場合があります。運用の流れは裏取りも出来ておりますが、臨時列車の運行などで、変運用が発生の場合があります。(多客期・繁忙期ではなく、通常の運用を基本としています)

その上で、各運用についてです。

説明が出来ていないかもしれませんが、当サイトの運用表と併せてご参考下さい。
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【画像】「V8」ビスタカーの重連列車
現在も、平日7604-1903列車の名張-大阪難波間往復で設定がある

◆ビスタカー運用
大阪管内で平日10運用、土休日11運用とみられます。名古屋持ちのビスタカーは3運用となります。西大寺所属となりますが、予備が平日2、土休日1となりそうです。名古屋持ちは明星所属となり、予備なしとなりますから、平日でも一般車の代走はよくあります。

出庫運用は、高安3、西大寺4、明星5とみられます。所定でも存在しますが、時々、2両増結で6両(2V4)の場合があります。

土休日で、「4005-4302」という臨時列車の運行があります。どうも、6804列車の後、2103列車までの車庫戻りの間合いとなります。この運用は、昼間の車庫戻りが、高安か東花園かはまだハッキリしていません。

阪伊・名伊も、キャビン席(階下席)のグループ需要により設定がありますが、それでも、全体的に奈良線系統の特急が、まだまだ多めです。

平日は予備車で余裕があり、同時に、1706~が初出庫となる運用があるものとみられ、毎月26日の京都-天理間の特急としても、ビスタカーが運行されることがあるようです。
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【画像】一定する運用もあるが、基本的には一定しない22000系の運用(車椅子対応)

◆一般特急運用
4両と2両で運用が別れます。AL車(22000系/22600系)の、3号車が車椅子対応の車両は、運用上でも限定の場合がありますが、日によって、サニー車(12400系、12410系などのNN)の場合もあります。

所属に問わず4両、2両共17編成存在します。平日は、4両11運用、2両12運用、土休日は、4両13運用、2両10運用として、まとまっていますが、公式の運用表ではありませんので、前後の場合があります。

所属が、東花園・西大寺・高安・明星と4カ所となります。予備編成の数と場所は推測となりますが、この内、高安の予備車は、後述の「伊勢志摩ライナー」の代走と「阪神直通の貸切列車」に充当の場合があります。所属別で運用にも「組」とかは、特にはないようです。やはり、共通、混み運用でしょうかね。

阪伊で、上本町50分発の特急(布施駅停車の特急)が、日中で削減となっていますが、完全に復活の場合、最低でも5運用程度の設定が必要ですので、昼間の高安回送がその相当とみられますし、予備車がもう少し、少なくなるとみられます。検査間合いもありますから、完全復活は、そのままでは厳しい状況でしょうか?


2両に関しては、前ダイヤ以前も含めて、一部運用で「限定」も感じます。4両の一般車両も数が限られますから、どうしてもでしょうか? 名張発京都行き3500列車も、前日も含めて2+2限定でしょう。

奈良線の3616列車絡みも、前日・翌日運用の流れはまだ推測です。途中で西大寺が絡みますので、車両の差し替えも良く発生します。3616列車自体も2+2+2+4限定とみられます。

名古屋管内の一般特急もまとめています。前ダイヤと余り変化がない所も目立ちますが、冒頭画像のように、22000系AS21編成が、どうも最近、休車で動きがないようです。名古屋管内の注意点は前述の通りです。
22-01-29-UL22
【画像】「ULN6」21020系
運用はほぼ固定だが、時々21000系の運行もある。

◆アーバンライナー運用
土休日で運行のピークとなりますので、検査入場用の予備1編成以外はフル稼働のようです。名阪乙(主要駅停車)と、名伊、間合いで阪奈はこれまで通りです。平日は、もう1運用、東花園で運用上の予備が設定とみられますが、不定期回送により、富吉の可能性もあります。回送は夜間に設定があるようですが、経由により、夜間で、橿原線でのアーバンライナー走行の目撃情報も、この関連でしょうか?

平日・金曜・土曜・日曜と、細かい変更点も反映させていますが、名阪甲(津停車、大和八木停車または通過)は、ひのとりだけとなり、運用もスッキリしたと言いますか、以前ほど複雑でもなくなりました。

相変わらずネクスト【上画像】は名張入出庫のパターンです。車両も、液晶表示の故障が目立ち、そろそろリニューアル着手もあればと思いますが、まだのようです。

車内設備の変化としては、窓側座席のみですが、コンセントが取付となりました。DX席に関しては全席あるようです。取付編成の有無は、近鉄アプリの表示でも反映されています。
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【画像】10月の「きんてつ鉄道まつり」で機器更新工事、10月末に出場したiL04

◆伊勢志摩ライナー運用
目立つのは、夜間の間合いで京奈、京橿と、前ダイヤの運用比較も増えています。DX車、サロンはガラガラの場合も、一般席4両分で充分な乗客数です。名古屋管内でも、富吉入出庫がなくなり、明星、その分充当列車も僅かですが増えています。

平日に限って、土曜日のように、運用の途中で西大寺に戻る、来る運用ではないようです。土休日は901→7214、4500→1717という感じも、平日は、2運用共明星→明星のループですから、土休日ダイヤにならない限りは、平日での名古屋管内での充当編成は、同じ2編成のままとなりそうです。

7115-7414間での差し替えも、賢島の着発線(1番)により、そういう運用ではないようです。前述の通り、車両の検査時は特定運用で一般車代走が、これまで通り発生します。特に土休日は6編成フル稼働のため、高安所属のAF/ATなど、AL車を中心に、その役割のようです。

車両の変化は、iL03、iL01に続いて、iL04も、VVVFの機器更新となっています。


◆しまかぜ運用
大きな変化はありません。京都しまかぜでの回送で少し、時刻変更がある程度です。
20-07-20-HV11
【画像】2020年の運行開始以来、すっかり近鉄特急のイメージとなった「ひのとり」
イメージ向上、乗り心地の良さ、快適性は、私も乗車の度に感じています。

◆ひのとり運用
最後になりましたが、ひのとりです。こちらも大きな変化はありませんが、朝で、0757(名古屋7:20発)と、0308(難波8:20発)の臨時列車の設定があります。運用でも、高安・富吉と、朝の運行がない運用で充当のようです。

土休日は、どうしても16~18時台での設定が多いため、マックスがこの時間帯です。それでも検査予備で1編成設定となります。アーバンライナーと同じく、8両予備はありませんので、検査時などは6両減車で対応となります。

余談になりますが、2024年元旦の終夜運転も、「ひのとり」による伊勢方面の列車が設定となりました。初詣往路列車を中心に満席は、2022年元旦の終夜運転でした。

******

他作業の影響で、今頃の運用表掲載となり、暫定版となりますが、見直し等、今後も鋭意努力をさせて頂きます。また、大幅な訂正の可能性があります。その点、ご注意して頂き、ご参考下さい。


平日奈良線系統からの「近鉄運用、暫定運用表掲載」について

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【画像】大阪線10両快速急行

2023-7-26 5時掲載開始

2022/12/17ダイヤ変更の近鉄運用表ですが、この変更は、他線のダイヤ改正も同時となったために、阪急運用、一部の阪神運用を優先的に運用調査を行い、早期に運用表掲載でした。

2023/3月のJRダイヤ改正で、JR大和路線・JR環状線運用と、東海運用の運用表掲載の継続にもなっており、お陰様でご好評も頂きました。
そして、ご協力をして頂ける方々にも恵まれ、本当に感謝申し上げます。ここに改めて、御礼を申し上げます。ありがとうございます。

近鉄運用の調査自体は、既に行っておりましたが、他線の運用表作成、公開で、近鉄の暇や余裕がなかったため、先延ばし状態となっておりました。

更に、情報整理用の「OuDiaSecondV2」の、ダイヤグラムの作成が出来ておらずでした。これはどうしても必要な作業となりますから、自力で、合間にタイピング、編集でしたが、旧上本町局管内、名古屋管内と、2ヶ月の時間を要して、先日、漸く、一段落という段階でした。毎度毎度苦労する作業です。

ところが、8/26に、今度は京阪のダイヤ変更と、ダイヤの変更が続いています。ゆっくりと、マイペースで、運用表の作成という段階でしたが、京阪でもダイヤのタンピング作業が、そろそろ必要になるなどがあり、まずは、平日奈良線系統から、「暫定版運用表」として、OuDiaSecondV2の、運用表機能を用いた形式で、7/26 5時時点、運用表を取り急ぎで、先に公開をしようということになりました。

24時間の「簡略版」と、5時間30分で横長にした「詳細版」と、「一覧表」の3種類となりますが、それぞれ、7ページ、28ページ、3ページとなります。

詳細版は、細かい時刻も盛り込んだものですので、横長となります。コンビニ印刷など、印刷枚数にはご注意下さい。詳細版は、ソフトの仕様で、糊代もありますので、印刷となれば、紙が大きくなりますが、つなぎ合わせ形式となります。印刷の場合は、蛇腹にするなどでご参考下さい。

私鉄車両年鑑2023 (イカロスMOOK)
イカロス出版
2023-05-29

私鉄車両編成表2023
交通新聞社
2023-07-13

近鉄特急の世界 (トラベルMOOK)
近鉄特急の世界 (トラベルMOOK)

【ご注意】
▼平日奈良線系統は、特に夜間の新田辺・東花園折返しなど、他にもまだまだ、未確認も多いです。今後の再確認までお待ち下さい。確認後、内容を更新することがあります。

▼回送列車は、推測を含みますので、列番を含めて、時刻や行先が異なる場合があります。特に、大阪難波・桜川折返しは、全部が全部確認しておりませんので、完全な推測ですが、この前後の運用つながり自体は確定です。また、生駒線・田原本線送り込み・返却回送は、ほぼ確定です。

▼京市交烏丸線は、20系の運行予定表の引用反映もしています。既に土休日も含めて、市交車全運用の洗い出しは終わっていますので、それ以外が近鉄車運用となります。

▼尼崎、橿原神宮前で、一旦引き込み線に入換となる場合もまとめていますが、この番線・号線が異なる場合や、入出庫の番線・号線も異なる場合があります。
(他駅の入換の号線や時刻、タイミング等も、推測でまとめていますので、実際と微妙に異なる場合があります。公式資料から引用したものではなく、「みたまま」と「推測」になります。)

▼運用表を利用され、運用相違があって、撮影などに見込み違いなど、時間や金銭等で損害等があっても、当方では一切の責任は負いかねます。鋭意努力しましたが、情報は完璧ではありません。参考程度でお願いします。

▼線の色は、極力、公式の種別と同じ色としていますが、特に普通で、運転区間の区別など、一部で独自の線の種類・色としています。「乙特」と「区急」は、正式にはそれぞれ特急、急行となりますが、これは、日中一部停車の、西ノ京駅停車有無で線の種類・色の区別としてます。

▼阪急のように、ダイヤグラムそのものの公開は、現在の所、予定はありません。

▼充分に見直しをしてまとめてはいますが、時刻等の記入ミス、誤記、認識相違を含めた記載ミスの可能性があります。



【整理番号について】
▼基本的に、運用最初の列番が整理番号となります。但し、特急車は、分かりやすいよう、営業列車初列番が整理番号としました。
数字の最初に「KS」は、烏丸線市交車、出庫の時間順で公式運番となりますので、それを踏まえた要領でまとめています。京都方先頭車にある、市交用トラポンの設定器にある、運番設定も番号も一部は確認していますが、この近鉄車の運用は、不十分な所もありますので、運番の数字が異なる場合があります。この近鉄車は「KL」となります。
「T」は、新田辺出庫運用、「M」は、一部のみ記載ですが宮津出庫運用です。

数字の最後の「KL」は、烏丸線に入らないKL車運用(3200.3220系)となりますが、日によっては、KL車以外で充当する場合があります。

▼「K」「H」は、阪神相直運用で、近鉄車、阪神車を表します。「G」は生駒線運用、「i」は田原本線運用、「A」は特急車運用で、「UL」「HV」「iL」「SV」「V」は、アーバンライナー、ひのとり、伊勢志摩ライナー、しまかぜ、ビスタと、それぞれの車種別となります。「宮回」は宮津回送とみられる運用となります。

▼「a」「b」「c」などと小文字の整理番号がある場合は、途中、連結解放がある場合で、連結位置として小文字で区別しています。小文字aは、奈良方、橿原方の組成となり、bcdと進むにつれ、神戸方、京都方となります。但し、「6+2」などの組成でも、運用途中で連結解放が無い場合は、一つの運用として扱い、この記載はしていません。

▼「●」は連結「▲」は解放運用となります。

▼10両と8両の運用で、上記はの区別はありません。つなみに、両数は、「-10」「-8」などと、それぞれの列番の右で表示していますが、奈良線系統と阪神の場合の6両、京都橿原線系統急行での6両、京都橿原線系統普通の4両、生駒線、田原本線は、元々、所定の両数として設定列車が多いため、編集時間割愛で、両数記載を最初から省略してます。
但し、近鉄車を「-K8」、阪神車を「-H8」「-H6」として区別している場合がありますが、近鉄車の「-K6」は省略しています。

▼特急の両数は、上記と同じ要領で、例えば「V4」「ULP6」「HV8」「2V4」「10」「6」「4」などと、ハイフンなしの数字で区別しています。

▼「AL4」となる場合は、車椅子座席がある一般車特急運用として別途区別していますが、日によって、車椅子座席有、なしと異なる場合がありますので、近鉄時刻表で特記のみ「AL4」としますので、一般特急の場合は、AL車(22000系、22600系)で充当の場合でも、単に「2」「4」「6」「8」「10」「4+4」などと数字のみとします。


【その他】
▼新田辺、東花園、大和西大寺の折返しパターンは、特に新田辺ではとても苦労しましたが、ある程度は確認出来ています。東花園5号線、大和西大寺9,10,11号線折返しも同様ですが、大和西大寺に関しては、全て確認済です。

新田辺折返が確定の場合、折り返し後の列車に「折OK」がある分は確定、「折推測」は、前後が推測になります。
新田辺の一部列車で、同じ方向でそのまま、別列車になる場合があります。(いわゆる化け列車)

阪神車の場合で、東花園・西大寺車庫折返しも同様ですが、この近鉄車は、今回から、車庫折返しの場合でも、前後の運用は個別化としている場合がありますが、一部は繋がる運用としてまとめている場合があります。

駅名は省略記入になります。一部、ソフトの仕様で、文字が重なって、ご覧になりにくい、見えにくい場合があります。今後の更新で、可能な限り改善に努めます。

未確認列車により、漏れの可能性もあります。

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【画像】尼崎での増結車解放


◆奈良線系統、土休日版掲載見込みについて
「暫定運用表掲載」は、奈良線系統で土休日もまとまり次第、この運用表で先出しの予定です。新田辺と東花園の折返しで、依然と情報不足があります。

また「けいはんな線」も更新を予定も、余裕が出来てからとなりそうですので、OsakaMetro中央線で、40000系等の撮影等は、けいはんな線、近鉄時刻表の列番下二桁が運用となりますので、ひとまずこちらでご確認ください。
(JR時刻表Liteのご活用もお勧めです、こちらの方が分かりやすいと思います)

大阪線も同様に、概ね出来ておりますが、大阪線と特急に関しては、この運用表で掲載せず、最初から、Excelで作成の運用表となります。

この理由として、名古屋管内では、情報の借用等がありまして、諸問題もあり、そのままで公開すると問題が発生するためです。この配慮もあり、旧上本町管内(大阪線系統)と、名古屋管内を含めた特急運用表のみは、運用表として公開出来る目途は立ちましたので、この扱いとします。

8月中には何とか、旧上本町管内全てと、特急運用表が公開出来れば…という思いです。ダイヤ変更から半年以上が経過し、時間が掛かりましたが、これでも、ようやく、近鉄運用表の公開となっています。


また、南大阪線運用表で一部相違がある模様です。今後も手直しをしつつ、訂正が出来ればと思います。さらに、8/26ダイヤ変更の京阪も、継続を予定してます。

所々のご支援等々も、よろしくどうぞお願いします。

JR時刻表2023年8月号
交通新聞社
2023-07-20

鉄道ダイヤ情報 2023年 09月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2023-07-21


近鉄特急しまかぜ「お召し列車」を撮る(過去を含む)

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【画像】平城宮跡・若草山と、
上皇・上皇后陛下、行幸啓による、近鉄特急しまかぜ「お召し列車」

2023-5-17 5時掲載開始

近鉄の「お召し列車」は、その当時の最新鋭特急車両が出番となり、色々調べましたら、過去、スナックカー(12200系)、サニーカー(12400系)、アーバンライナー(21000系)、伊勢志摩ライナー(23000系)、アーバンライナーネクスト(21020系)、などとなるようです。

ここ最近の最新鋭特急車両は、80000系「ひのとり」となりますが、これが登場後でも、「しまかぜ」が継続です。ですから、ここ10年の近鉄の「お召し列車」は、50000系「しまかぜ」が専従となります。

登場以来、過去、京都-奈良・橿原神宮前間と、名古屋-伊勢方面、その他も含めて、SV01,SV02,SV03と、3編成全てで、何らかの「お召し列車」が、運行、充当済となっているようです。

「しまかぜ」は、座席が全てプレミアム仕様となりますから、お召し列車はいつでも可能な仕様といえます。

14-11-17-SV03-2【画像】御手を御振りな上皇后陛下(当時、皇后陛下)

2008年、2010年の「アーバンライナーネクスト」がお召し列車だった頃は、先頭車のみがDX席でしたので、中間車をDX席に改造させる工事が発生でした。

即ち、1号車から4号車に、DX席の腰掛を全て移設改造となります。

これが「ひのとり」も…ですと、これまでの慣例で、中間車にその座席となりますから、やはり、ネクストのように、腰掛の移設改造が発生となります。

改造工事で、編成の離脱が長くなり、営業列車の影響も大きい、手間暇やコストの問題か、ひのとりはお召しの出番とならず、しまかぜで継続となった、一つの理由とも言えそうです。

特に、50501~50503と、2号車のみがその指定号車となります。御着席の位置も決まっており、直接、硝子の記述までは確認しておりませんが、防犯上、この車両に限れば、硝子は防弾仕様とみられます。

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さて、前置きが長くなりましたが、今後の近鉄「お召し列車」も、しまかぜとなるでしょうし、今回の上皇・上皇后陛下行幸啓も、出番、となりました。その様子が冒頭画像です。

下り列車ですので、上り列車の「被り」も予想でしたが、敢えてこの構図でした。北側から南側も、逆光になるなど、思ったカットが予想出来ず、結局は、過去の実績と同じような感じでした。

まあまあでしょうかね。迫力感には欠けますが、奈良大和路らしくはなりましたでしょうか? 天候の良さも幸いしていますし、この区間での「しまかぜ」の走行も、営業列車ではありませんので、珍しくなります。

これにより、京都しまかぜが、一部の日(大阪・名古屋しまかぜが運休となる日に運転)を除いて、運休となっています。

JR電車編成表2022夏
JRR
交通新聞社
2022-05-19




今回は、既に、奈良県HPで発表となっておりますが、5/14~18の、上皇・上皇后陛下行幸啓となり、京都では「時代祭」などを御観覧、奈良では、生駒郡斑鳩町にある中宮寺と、天理市にあるなら歴史文化村を御訪問のようです。

奈良の予定では、列車の利用がありませんので、車でしょう。この辺りは、奈良県警HPで交通規制情報として、既に上がっておりますので、一つの目安にはなるでしょう。

これにより、5/18(木)、帰路の「お召し列車」も、奈良10:30~11時頃発ではないかと、ある程度の予想も出来ますが、帰路の当方の撮影予定はありません。

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【画像】2016/4/2で運転の「お召し列車」

私も、過去、幾度かに近鉄の「お召し列車」の撮影には、日程にも恵まれまして、2014,2016は、この記事で掲載している画像の通りです。以降は、過去の事例をお伝えしたいと思います。

2016/4/2での「お召し列車」は上画像ですが、このように、最後部車両中央の硝子に、丸に、白色の紙を、硝子に貼り付けられています。

これが、近鉄での「お召し列車」として運行の目印となっている模様です。これは、先頭車両には表示されず、最後部が特徴ですので、先頭の撮影よりも、後追い撮影の方が、後々から画像を見ても、色々と分かりやすくはなります。

平城宮跡も含めて、走行する線区で、近鉄の保線社員が線路、各踏切でも、事故防止のため、関係者の配置で警戒となります。駅で撮影の場合は、制服は当然、私服警官の警備もありました。社員、関係者は当然、総動員という感じです。

上記は東寺駅でしたが、やはり、警備には万全の体制でした。

もっとも、スーツに、無線の片耳イヤホン、鋭い目つき、体格、歩き方等で、私服警官であるのも、すぐに分かってしまいますが…。




お召し列車に乗務する運転士、車掌は、勤務成績が極めて優秀な、列車区の社員さんではないかと思われます。もっとも、ぶっつけ本番ではなく、運転当日以前に、当日とほぼ同じダイヤで、リハーサルのような試運転がある模様です。

官報、宮内庁、都道府県庁など、報道による行幸啓の発表で情報解禁、その後、試運転の目撃情報があれば…、情報としては大きいでしょうか。

しかし諸外国ですと、こうした情報は、政治的・軍事的秘密の意味合いも大きいとみられ、報道すらされない場合がありますが、日本は本当に、色々と恵まれた国だと個人的には思います。

14-11-17-AS0314-11-17-SV03
【画像】2014/11/17で運転の「お召し列車<右画像>」と、平城宮跡周辺<左画像>
平城宮跡も、所々変化があるようです。現在は、左画像のようなアスファルト、駐車場はありませんでした。


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【画像】2016/4/4で運転の、橿原神宮前駅での「お召し列車」

撮影に関しては、特に規制はなく、撮影不可ということもありませんが、警察官から職質される可能性はあります。私は幸いにも、過去を含めてありませんでしたが、職質されたら、目的とか、質問に受け答え、身分証明の所持(運転免許、学生証等)もあれば、それらに越したことはないかもしれません。特に、身分証明の提示で、警察官には好印象、職質に協力的な方だ、とはよく言われるらしいとか…。

続いて、上画像のような「日の丸の国旗」は、専門の方が観客に、無料で配布しているようです。

報道では当たり前のように、沿道の方々は手に国旗の姿でしたが、ボランティアのお手製、こうした事業があるのは初見でした。報道では、なかなか報じられない事柄でしょう。

16-04-04-012016/4/4当時、橿原神宮前駅での、上画像の場面は、何とか、御姿も撮影が出来ないかと、当方なりに探した改札内からの場所が、左画像でした。

4番線の車両の停止位置も絶妙、また、たまたま、このカ所に広告がなかったため、本当に隙間でしたが、これでも、今までの中では、現場の様子がよく分かり、また、よく見つけ、よく撮れたのではないかと、自負もあります。

沿道民、マスコミ撮影、同行の方、近鉄関係者、そして、当時の天皇皇后両陛下も分かりますが、既に沿道や駅構内は混雑でしたので、多少の運もあったと思います。

ちなみに、前画像、中央の背広の方(※中央カメラマンすぐ右)は、当時の近鉄社長、和田林さんです。

管区駅長も同様でしょうが、やはり、社長自ら、お召し列車の案内役となります。

ですから、陛下から、何か質問を聞かれても、すぐに答えられる体制、また、答えられる方に相応しい適任者が、近鉄の社長、ではないかとみられます。

今回のお召しも、実際未確認ですが、現在の社長、都司さんも、その出番だったのではとみられますので、社内の体制も、最上位の扱いでしょうか?

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【画像】お召し「控え車」

また、万が一のために、「お召し列車」でも、予備車といいますか、「控え車」のような車両が用意されています。近鉄の場合は、22600系の2両編成がその役割となっているようで、2016/4/4は、京都方から、AT58+AT56+AT55でした。

上画像のAT55、22655は、一部分の腰掛が、向かい合わせとなっているのか分かります。今回も、京都方から、AT56+AT55+AT58がその出番となっておりました。

2016/4/4と、組成は違いますが、編成は同じとなっておりますので、控え車としての役割がある模様です。ただ幸いにも、控え車自体が、お召し列車の代車として動かすことは、過去を含めてなかった模様です。


お召し列車の運転は、通常ダイヤの隙間を縫って運行となります。近鉄の場合は、途中駅で一旦停車することもありません。また、通常ダイヤと接近する場合は、その変更、臨時で、通常列車を待避が可能な駅で待避させ、お召しは通過、このため、数分程度の遅延が発生することがあります。

近鉄の場合は、予め、駅掲示でも「時刻変更」「のりば変更」の場合がありますが、通常列車遅延や、のりば変更は、どうしても発生しますので、列車を乗車する場合は、多少の時間的余裕も必要でしょうか。

「近鉄アプリ」では、不自然な列車の間隔と、こうした、列車の遅延がありました。警察ヘリコブターの旋回もあります。これら、参考情報でしょうか?
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【画像】2016/4/4で運転の、橿原神宮前駅での「お召し列車」

このように、2016/4/4でも、駅構内は大変な混雑でしたが、画像右、向かい側の1番線には、「目隠し用」の車両が留置されています。これも、警備上の特徴です。万全の体制であることが窺えます。

このため、通常列車の運用変更、のりば変更、時刻変更が発生します。

白色の丸は、実際に、車両に陛下が乗られてから貼付でした。上画像の場合は、陛下は、まだホーム上におられることになります。
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【画像】奈良県赤十字会終了後の「寛仁親王妃信子殿下」(画像中央)

このように、「お召し列車」は、天皇、皇后、上皇、上皇后が、鉄道を使うための特別な列車となりますが、一方で、それ以外の皇族が鉄道を利用する場合は「御乗用列車」と、言い方が変わる模様です。

上画像は、2015/11/11に、奈良県文化会館で開催された「奈良県赤十字会」で、来賓臨席の、「寛仁親王妃信子殿下」帰路の場面です。

この大会は、私自身の献血実績の多さもあり、記念品授与により、参加出来たから故の撮影でしたが、専用の列車ではなく、一般の特急列車で、4号車の一部分だけ、車両を貸し切った状態のみでした。

この場合は、報道されることが少ない場合があります。現に、奈良駅での見送りは、私と、他数名の乗客と関係者の程度でした。

佳子様でも、この動画のように22600系での御乗用列車だったようです。ですから、警備体制、専用の貸切車両、特別なダイヤで運転される「お召し列車」は、本当に特別な存在、ということになります。それだけでもニュースになりますからね。


更に、首相、総理大臣の場合は、通常の一般特急の列車に、2両編成を増結する形で運転される場合があるようです。近鉄は、伊勢神宮(参拝)の存在が大きく、また、警備の問題なのか、通常列車で運転も、車両で貸切にはなるようです。


近鉄は、広大なネットワークに、京都、奈良、橿原神宮、神武天皇陵、名古屋管内でも伊勢神宮がありますから、年単位ながら、運行の頻度も多く、一応のノウハウもあることが窺えます。


過去の事例を含めて、近鉄では、こうした色々な勘と情報は得られましたが、次回も機会があるならば…。
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