列車番号T-TAKE(てぃーていく)

関西大手私鉄(近鉄、阪急、阪神、南海、京阪)とJR大和路線、東海運用の車両運用表を掲載しています。

列車番号T-TAKE、本人のブログです。
JR西日本、近鉄、阪急、阪神、南海、京阪と関連の車両運用表掲載・調査+時々東海運用。
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近鉄

近鉄南大阪線「さくらライナー」の重連が、ダイヤ変更で消滅の見込み

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【画像】さくらライナー重連運行時の様子(連結面)

2024-2-10 13時掲載開始

近鉄は、けいはんな線を除いた全線で、2024/3/16にダイヤ変更となりますが、特急列車の時刻表は、特急券発売前が1ヶ月に迫っているため、先に公開となりました。今後も近鉄時刻表、下記の私鉄時刻表も発売になります。

これの、南大阪線・吉野線の記載では、現状、3608列車で「さくらライナー」重連列車が存在します。吉野からは5-8号車で運行し、橿原神宮前で、前4両の1-4号車を連結、大阪阿部野橋まで8両で運転。

大阪阿部野橋到着後、1-4号車と5-8号車が解放、5-8号車が、一旦、引上線となる6号線に入って待機、1-4号車は河内天見の車庫に回送した後、6号線に入った車両が再び駅に入線し、909-4008-河内天美回送となる運用となります。橿原神宮前は、18号線4両位置から出庫となりますが、土休日は4両単独で出庫となる運用でした。

で、2024/3/16にダイヤ変更後、この重連列車が消滅となるようです。新ダイヤの平日では、608列車と708列車それぞれとなっており、「さくらライナー」の26000系は、4両2編成しか存在しませんので、時刻表を見ても明らかに、重連が消滅となります。

出庫も、2編成共六田車庫出入庫となるなど、運用にも変化となります。また、運用減により、橿原神宮前駅と、六田車庫の留置も、多少の余裕が生まれるでしょうか?

JTB私鉄時刻表 関西 東海2024
JTBパブリッシング
2024-03-18

JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 (JTBのMOOK) [ JTB時刻表 編集部 ]
JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 (JTBのMOOK) [ JTB時刻表 編集部 ]

鉄道ダイヤ情報 2024年 03月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2024-01-19

私鉄車両年鑑2023 (イカロスMOOK)
イカロス出版
2023-05-29


10-09-20-SL02【画像】26000系登場時の「さくらライナー」

「さくらライナー」は、1990年に登場した、南大阪線・吉野線での狭軌特急車両ですが、1988年に、標準軌路線で「アーバンライナー」が登場でしたので、要するに、その南大阪線・吉野線版ともいえます。

デザインも、アーバンライナーと似た感じとなっており、これは推測ですが、複数あったとみられるデザイン案から、何か、影響となるものがあったのかもしれませんね。

アーバンライナーは、大阪名古屋と、都市圏を結ぶ特急列車ですが、一方で、さくらライナーは、大阪から郊外となるために、最初から観光列車としての用途も兼ね備えられており、左画像を見ても分かりますが、先頭座席から前面展望が楽しめる車両でした。

1回だけ、その先頭座席に座って乗ったことがある私ですが、見晴らしは抜群です。DX席でもない「一般席」ということもあり、気軽さもありました。

これは、現在の「ひのとり」と似た感じですが、「ひのとり」は、プレミアム特別車両となっており、特急料金と別に料金が必要です(大阪難波-名古屋間1930円+900円となる)

2011年に2編成共、1回目の更新工事、外観の塗色も大きく変わったほか、前面展望が廃止、乗務員室近くに扉が追加に、3号車でDX席の追加と、大がかりな改造となっています。

「さくらライナーの重連」は、平日朝での通勤特急需要としての、8両運転となっておりました。しかしながら、昨今の乗客減が著しいのか、2024/3/16ダイヤ変更後の今後は、4両編成だけで運行することになります。

また更に、一般特急車で唯一の4両固定編成だった、16000系のY08+Y51編成が、ダイヤ変更を前に「定期運転終了」となるようです。これにより、4両分の運用減は確実ですが、現状平日で、908列車で初出庫となる2両特急運用が存在しているため、ダイヤ変更による運用変更で、それよりも前に出庫となる可能性があります。
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【画像】登場時の運転台
元ダメに、制動の空気管が3本存在する電磁直通ブレーキ車でも、新しい運転台も注目でした。左手のマスコンは、当時はデッドマンがありませんでしたが、現在は、握り手が飛び出ることによる「力行時のデッドマン」対応車となっています。

【特急列車編成一覧】
さくらライナー……SL01,SL02(4両2編成)
一般特急2両……Y07,Y09,Y11,16400系YS01,YS02,16600系YT01,YT02

2両は7編成存在しますので…

新ダイヤ平日運用予想
 ○-7608-709-3808~
○-回-608-809-3908~【さくらライナー】
○-回-3608-橿原増結
○-回-708【さくらライナー】
○-回-808~

一般特急は3運用となりますが、7608,808は今まで通り2両としても、問題は、3608列車の扱いとなります。

仮にこれが、吉野からは2+2両として出庫し、橿原で前に2両増結の6両の場合、既に、2両は5編成は充当されていることになりますから、残りの2編成は、予備車としても充分な数です。2両2編成の予備は、現在も同じとなります。これは、さくらライナー車両が、五位堂に検査入場の場合、予備車がなくなる計算です。

Y08+Y51編成は「定期運転終了」というのがポイントです。4月の吉野桜満開のシーズンですと、30分毎での臨時特急の運転が、2023/4月だったようです。

大阪阿部野橋-吉野間特急が30分毎ですと、「青のシンフォニー」を除けば、特急車の運用としては、6運用は必要です。内、さくらライナーで2運用ですと、一般特急は4運用分となりますが、4運用を全て4両(2両8編成分)として運転ですと、予備車のフル稼働でも、2両1編成分が不足することになります。

ですので、Y08+Y51編成で、臨時特急の登板がまだ存在すると仮定した場合、2両1編成の予備を残すだけとなり、残り、昼間の特急が4両でフル稼働が可能になるわけです。

残念ながら、南大阪線の運用は充分な運用調査が出来ておらず、サボり気味に、他作業繁忙の甘えが影響となっていますので、最近の実状もよく分かっていない所がありますが、こうした予備車両を残すことで、最繁忙期の輸送を確保し、通常の定期列車では運行させない感じの模様です。

さくらライナーの五位堂入場時でも、予備車が、Y08+Y51のこれで、更に確保にはなります。
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【画像】26000系SL01編成
SL02編成の差異は、標識灯のLEDの形状で異なる所があります。

南大阪線の特急の4両固定は、特に昼間では過剰輸送は明らかです。2両でも、尺土→大阪阿部野橋で十数人程度の乗客しかいない列車が、以前、昼間で利用した時に存在でした。新ダイヤの「さくらライナー」も、平日は朝夕のみで、昼間は車両の整備に充てられているようです。

土休日も、昼間のさくらライナーは1編成の運行に、阿部野橋21:10発が最終と、特急の運行終了も、現在のダイヤでも繰り上げとなっておりますので、2両編成の方が、小回りに利く上に、連結で6両列車も対応と、都合が良いのでしょう。

16000系、16010系の南大阪線特急も、Y08+Y51を除くと、「Y07,Y09,Y11」を残すだけですので、そろそろ、16600系の増備再開による車両の置き換えで、乗客サービス向上にも期待したいところですが、そんな話は全くないようです。

「さくらライナーの重連消滅」により、南大阪線特急8両編成の消滅にもなるでしょう。一般特急8両は既に消滅ですが、南大阪線系統は、長野線を含めた大阪府内が主の輸送で、奈良県内での輸送に、限りも影響でしょうか?(吉野線は、湯の山線や志摩線同様、加算運賃区間にもなる)

また、重連の「まともな撮影」は出来ておりませんが、乗務員も前編成・後編成とそれぞれの車掌乗務も必要だったことから、これも解消となりそうです。撮影自体は今の内ですね。便利な駅撮りも、南大阪線ではし易いでしょう。


近鉄の運用調査、運用表に関しては、情報量や作業量が多く、ご期待に添えないことも多くて、申し訳ない限りです。こちらも、2024/3/16でダイヤ変更となりますが、出来るだけ早期に把握したいのは、気持ちとしても存在します。


油断していた近鉄のダイヤ変更(2024/3/16)

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【画像】近鉄大阪線の10両快速急行
2024/3/16ダイヤ変更で、快速急行10両運転廃止、最大8両化減車へ

2024-1-16 18時掲載開始

◆京都線での日中急行増発など
◆奈良線で始発の繰り上げ
◆大阪線での10両快急の廃止
◆旧天王寺管内も運用変更発生か
◆名古屋管内は限定的?
◆さて、どうしようか

「油断していた近鉄のダイヤ変更」と書きましたが、正直、そんなところです。情報は噂でも伝わらず、JRのダイヤ改正、先日の名鉄だけと、すっかり思い込んでいたためです。こちらとなります。

前回のダイヤ改正は、2022/12/17となりましたが、今回は、阪神線内のダイヤ改正はない模様で、近鉄線内のみとなるようです。「けいはんな線」を除く近鉄全線となります。京都市交烏丸線も、今の所プレスがないため、「そのまま」でしょうか?

JTB私鉄時刻表 関西 東海2024
JTBパブリッシング
2024-03-18

JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 [ JTB時刻表 編集部 ]
JTB私鉄時刻表 関西 東海2024 [ JTB時刻表 編集部 ]

JTB時刻表の3/16再出版、ダイヤ変更が多く、タイミングとしてはgood。


◆京都線での日中急行増発など
京都線は、現在、大和西大寺行き・始発が多く存在しますが、日中、1時間に3→4列車増に加え、奈良-橿原と交互で運転となるようです。ラッシュ時や、新田辺での普通の乗り換え等は、狛田・山田川駅が依然と4両限界駅であるため、そのままでしょうか。

15分毎ではなく、10,20分毎と、時刻の変則的なパターンは、普通列車が1時間に3列車のままの関係でしょう。


◆奈良線で始発の繰り上げ
「始発の繰り上げ」は、「早く大阪に行きたい」などで、実は、個人的な要望として、近鉄にも上げていたことがありますが、これが実現となるようです。

区間準急として、大和西大寺5:00発→大阪難波5:41着となり、大阪到着が16分も繰り上げとなります。JR大和路線並の、早起きな始発列車設定となるのは、個人的には歓迎です。早起きで最遠、旅行の予定もしやすくなるでしょう。

阪神線内でのダイヤ変更がない模様ですので、奈良線内は、大きなスジの変更はなさそうな気配もします。土休日の8両快急もそのままとみられますが、阪神車両の運用では、近鉄線内では、多少、変更の可能性があるかもしれません。


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◆大阪線での10両快急の廃止
1998/3月ダイヤ変更での、青山町留置線完成までは、五位堂から回送で車両の送り込みがあったり、名張車庫もほぼ満杯、朝の名張の連結解放などで、10両快急・区快の運転も、当時は輸送量のピークでしたので、大混雑でした。大和八木駅でも、足の踏み場がない位でした。

ですので、所要編成、運用が増える一方での、青山町留置線となります。京都線での宮津車庫に続く、比較的大型の設備投資となります。

これが年々輸送量が減少し、現在、どうも、榛原でも、朝の上り快急で座れてしまう位となってしまいましたが、遂にと言いますか、10両快急が廃止となり、最大8両で運転となります。

バブル期は、名張での住宅建設ラッシュもありましたが、住宅ローンを支払う「お父さん」が定年を迎え、子供孫世代も…でしょうか?

ラッシュピークの充当車両が減ることになりますから、運用減が確実です。現在は、268両の最大充当両数(※当方独自計算による)ですが、更に減るでしょう。一方で、朝の上り準急を高安始発にすることで、8両の準急が増加という動きもあります。

高安8両準急の始発は、大阪府内での輸送も、空車による着席サービス増加にもなります。短時間の乗車でも違うでしょう。これにより、連結解放を少なくするのも、でしょうか?

特急停車駅以外での10両ホームは、撤去、立ち入り不可となる可能性が予想出来ます。10両対応駅は、特急停車駅では、榊原温泉口~鳥羽間も含めて、全部の他、八尾、河内山本、高安、五位堂、桜井、室生口大野、赤目口、美旗と、青山町になります。

鳥羽まで10両対応なのは、阪伊特急で10両運転があったためです。伊賀神戸や榊原温泉口もその名残のようです。

車両の動きとしては、大阪線の車両運用では、使い勝手がよくない(3+3の6両固定となってしまうため、運用でも限定があった)、一部の高安所属3両編成は、単独でも運行が可能な名古屋管内へ転出、また、老朽車も、廃車となる可能性があります。

来年度から、2008年以来16年ぶりに、通勤新車の再開とみられる新型車両は、奈良線系統からとなりますので、「新車での置き換えがない廃車」となりそうです。

14-11-11-539110両快急は、これで奈良線の平日・土休日朝で運転されるのみとなります。

左画像、夜間で存在した、名張→青山町での5391列車(10両普通)も、消滅でしょう。

平日・土休日、これも消えますが、終車近くですので、現地ホテル泊か、車来訪になります。トヨタのシェアレンタカーは名張でもあるようですし、コインパーキングも充実しています。

名張市夏見浅尾23にあったコミックバスターは、既に潰れて、現在は更地です。

特急の10両運転で、大阪線では設定がありませんが、繁忙期対応で残すかどうかも注目です。
(但し、この正月でも、阪伊特急での10両運転は無かった模様です。ちなみに、平日奈良線の3616列車のみ10両特急で運転です。)

しかし、よくここまで、10両快急をガマンした感じも受け取れます。2021/7月ダイヤ変更で消えそうな感じだった10両快急も、コロナ期でも残ってましたから。


◆旧天王寺管内も運用変更発生か
南大阪線でも動きとなり、平日夜間で編成増強となりますが、他にも、大幅な運用変更が発生ではとみられます。古市・橿原神宮前での連結解放も相変わらすでしょう。


◆名古屋管内は限定的?
一方、名古屋管内は鈴鹿線、特急の程度のようです。管内での運用変更は確実でしょうが、いずれにしても詳細が気になります。JRとの運賃差、近鉄の運賃値上げによる影響も、ダイヤでどうなるかも気になります。

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【画像】2024/3/16以降は、JRからになります。
調査費用等で、18きっぷシーズン内での東海運用が先、その次が大和路線・環状線となります。
特に東海運用は、安定的に、アクセス数を現在も、多く頂戴しまして、誠に、ありがとうございます。「後押し」「力」にもなっています。


◆さて、どうしようか
3/16のダイヤ変更、JRだけではなく、近鉄も対象となり、作業量が倍以上となってしまいました。近鉄の追加となりましたが、当方としては、「先にJR」の方向で、既に準備となっていましたので、JRが一段落後の近鉄となりそうです。

JRは、奈良車・森ノ宮車、東海運用の継続で、神領車・大垣車となります。幸いにも、アクセス数が安定して多くあるのが、当方としても「後押し」なのは確かで、先に、18きっぷシーズン内で、東海から着手となりますが、これらは、今回も確実に行いたいと思います。

また、近鉄も、特急を除く名古屋管内の対象外は現在もですが、旧天王寺管内(南大阪線)も、そのまま継続か、範囲外にするかの検討となっています。調査範囲が多いのと、正直、南大阪線の利用機会が、1年に数日程度と、極端に少ないためもあります。
(正直、公用でもまま利用する東海管内と比べても少ない…、PL花火がないことによる「後回し」感もありますかね…)

現在の2022/12/17変更ダイヤでも、運用表掲載まで1年近く掛かってしまいましたが、そうした「課題」「遅さ」の解消は、常々考えておりました。近鉄に関しては、年々、充分な運用調査は、明らかに出来ていませんでしたし、時間だけ要しておりました。

近鉄は、まずは「旧上本町管内」である、大阪線と奈良線系統に、特急となります。これらだけは「何とかしたい」というのが、現在の気持ちです。

勿論、「やる気、体力、軍資金」等で余裕があれば、という所です。


尚、「目先の課題」である「南海高野線」は、前記事からダイヤの打ち込みが進捗し、準備作業は、ほぼ、一段落となりました。運用変更が意外とありまして、やはり、単なる「修正」ではないボリュームです。

何れも、鋭意努力をさせて頂きます。いつもながら、よろしくお願いします。



鉄道ダイヤ情報 2024年3月号
交通新聞社
2024-01-19



近鉄特急の運用表について

21-07-31-AS21
【画像】もうすぐ名古屋、近鉄特急8912列車

2023-11-25 5時掲載開始

◆ビスタカー運用
◆一般特急運用
◆アーバンライナー運用
◆伊勢志摩ライナー運用
◆しまかぜ運用
◆ひのとり運用

冒頭に余談ですが「エゴサーチ」は、余裕があればツイッター(X)では、本垢・運用垢どちらかとなります(重複もあります)が、「いいねの印」はするようにしています。

嬉しいご意見は当然力になりますし、読みにくいなど、厳しいご意見も感謝、わざわざ時間を掛けて、リポストまでして頂けるんですから。

それはそれで感謝の意味で「いいね」はしておりますし、記事の批評に関しては誰もが出来ることですから、然るべき、当然だろうと思います。どんな事を言われても、気にはしておりません。

HPで運用調査・運用表掲載開始から年数も経過しておりますが、いつも、影響力も感じております。ブログ記事もアクセス数は分かりますが、そういうこともありまして、下手な事は出来ないなぁ、と、常々思っております。カテゴリーランキングも、時々上位になることもありますから、余計です。

「伝えたいものは伝えたい」が、私の基本です。その「独断と偏見」も含めて、話が飛んだり、話に筋道がなかったり、時々、誤記を訂正したりもします。ご意見・苦情・批評は真摯に受け止めて、今後に生かしたいのは確かです。

当方は、運輸現業の人間ではありません。故にこそ書ける、継続的に車両運用を調べられる、運用表を掲載出来ることが出来る(※現業の人間ですと、内部事情等で答えが分かっていても、守秘義務等で書けない、伝えられないこともある…)などという自負はあります。自称調査員、自称記者、また、いわゆる独自研究ということにはなりますが、よろしくお願いします。

鉄道ファン 2024年 01月号 [雑誌]
鉄道ファン編集部
交友社
2023-11-21


JR時刻表 2023年12 月号
交通新聞社
2023-11-20

近鉄時刻表 2022年12月17日ダイヤ変更号(2023年4月1日運賃改定版)
近鉄時刻表 2022年12月17日ダイヤ変更号(2023年4月1日運賃改定版)

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さて、近鉄特急の運用表もHP掲載となりました。他作業優先もあり、時間が掛かってしまい、すみませんでした。当方としては、特に「一般特急」の運用をまとめていますが、暫定版としての掲載のため、幾つか注意点があります。

▼名古屋方面はチケットレス検索等
大阪管内は当方の調査結果の判明もありますが、名古屋管内は、本格的な運用調査は出来ておりません。チケットレス・シートマップによる座席数の差異から、車種や両数を参考にしています。

このため、米野・富吉回送も推測ですが、時刻については、ライブカメラのスクショにより参考としている場合があります。この画角は、何とか…ですが、米野車庫付近の様子が確認出来ます。

特急運用優先ですので、それ以外の名古屋管内の運用の掲載予定は、HPで記入の通り、ありません。名古屋方面の運用調査の課題も、充分に認識しています。


▼日中の車庫戻りで差し替えの場合がある
特に高安や西大寺となりますが、日中の車庫戻りで、車両が差し替えの場合があります。前後の運用が別々だったり、特に、明星車庫の翌日繋がりは、異なる可能性があります。


▼回送の列車番号も推測、その他
回送の列車番号も推測です。また、大阪難波・桜川折返しの個別は省略しています。桜川の場合でも、すべて大阪難波扱いとしています。

その他、両数や車種も変更の場合があります。運用の流れは裏取りも出来ておりますが、臨時列車の運行などで、変運用が発生の場合があります。(多客期・繁忙期ではなく、通常の運用を基本としています)

その上で、各運用についてです。

説明が出来ていないかもしれませんが、当サイトの運用表と併せてご参考下さい。
22-01-29-1502-V06V08
【画像】「V8」ビスタカーの重連列車
現在も、平日7604-1903列車の名張-大阪難波間往復で設定がある

◆ビスタカー運用
大阪管内で平日10運用、土休日11運用とみられます。名古屋持ちのビスタカーは3運用となります。西大寺所属となりますが、予備が平日2、土休日1となりそうです。名古屋持ちは明星所属となり、予備なしとなりますから、平日でも一般車の代走はよくあります。

出庫運用は、高安3、西大寺4、明星5とみられます。所定でも存在しますが、時々、2両増結で6両(2V4)の場合があります。

土休日で、「4005-4302」という臨時列車の運行があります。どうも、6804列車の後、2103列車までの車庫戻りの間合いとなります。この運用は、昼間の車庫戻りが、高安か東花園かはまだハッキリしていません。

阪伊・名伊も、キャビン席(階下席)のグループ需要により設定がありますが、それでも、全体的に奈良線系統の特急が、まだまだ多めです。

平日は予備車で余裕があり、同時に、1706~が初出庫となる運用があるものとみられ、毎月26日の京都-天理間の特急としても、ビスタカーが運行されることがあるようです。
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【画像】一定する運用もあるが、基本的には一定しない22000系の運用(車椅子対応)

◆一般特急運用
4両と2両で運用が別れます。AL車(22000系/22600系)の、3号車が車椅子対応の車両は、運用上でも限定の場合がありますが、日によって、サニー車(12400系、12410系などのNN)の場合もあります。

所属に問わず4両、2両共17編成存在します。平日は、4両11運用、2両12運用、土休日は、4両13運用、2両10運用として、まとまっていますが、公式の運用表ではありませんので、前後の場合があります。

所属が、東花園・西大寺・高安・明星と4カ所となります。予備編成の数と場所は推測となりますが、この内、高安の予備車は、後述の「伊勢志摩ライナー」の代走と「阪神直通の貸切列車」に充当の場合があります。所属別で運用にも「組」とかは、特にはないようです。やはり、共通、混み運用でしょうかね。

阪伊で、上本町50分発の特急(布施駅停車の特急)が、日中で削減となっていますが、完全に復活の場合、最低でも5運用程度の設定が必要ですので、昼間の高安回送がその相当とみられますし、予備車がもう少し、少なくなるとみられます。検査間合いもありますから、完全復活は、そのままでは厳しい状況でしょうか?


2両に関しては、前ダイヤ以前も含めて、一部運用で「限定」も感じます。4両の一般車両も数が限られますから、どうしてもでしょうか? 名張発京都行き3500列車も、前日も含めて2+2限定でしょう。

奈良線の3616列車絡みも、前日・翌日運用の流れはまだ推測です。途中で西大寺が絡みますので、車両の差し替えも良く発生します。3616列車自体も2+2+2+4限定とみられます。

名古屋管内の一般特急もまとめています。前ダイヤと余り変化がない所も目立ちますが、冒頭画像のように、22000系AS21編成が、どうも最近、休車で動きがないようです。名古屋管内の注意点は前述の通りです。
22-01-29-UL22
【画像】「ULN6」21020系
運用はほぼ固定だが、時々21000系の運行もある。

◆アーバンライナー運用
土休日で運行のピークとなりますので、検査入場用の予備1編成以外はフル稼働のようです。名阪乙(主要駅停車)と、名伊、間合いで阪奈はこれまで通りです。平日は、もう1運用、東花園で運用上の予備が設定とみられますが、不定期回送により、富吉の可能性もあります。回送は夜間に設定があるようですが、経由により、夜間で、橿原線でのアーバンライナー走行の目撃情報も、この関連でしょうか?

平日・金曜・土曜・日曜と、細かい変更点も反映させていますが、名阪甲(津停車、大和八木停車または通過)は、ひのとりだけとなり、運用もスッキリしたと言いますか、以前ほど複雑でもなくなりました。

相変わらずネクスト【上画像】は名張入出庫のパターンです。車両も、液晶表示の故障が目立ち、そろそろリニューアル着手もあればと思いますが、まだのようです。

車内設備の変化としては、窓側座席のみですが、コンセントが取付となりました。DX席に関しては全席あるようです。取付編成の有無は、近鉄アプリの表示でも反映されています。
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【画像】10月の「きんてつ鉄道まつり」で機器更新工事、10月末に出場したiL04

◆伊勢志摩ライナー運用
目立つのは、夜間の間合いで京奈、京橿と、前ダイヤの運用比較も増えています。DX車、サロンはガラガラの場合も、一般席4両分で充分な乗客数です。名古屋管内でも、富吉入出庫がなくなり、明星、その分充当列車も僅かですが増えています。

平日に限って、土曜日のように、運用の途中で西大寺に戻る、来る運用ではないようです。土休日は901→7214、4500→1717という感じも、平日は、2運用共明星→明星のループですから、土休日ダイヤにならない限りは、平日での名古屋管内での充当編成は、同じ2編成のままとなりそうです。

7115-7414間での差し替えも、賢島の着発線(1番)により、そういう運用ではないようです。前述の通り、車両の検査時は特定運用で一般車代走が、これまで通り発生します。特に土休日は6編成フル稼働のため、高安所属のAF/ATなど、AL車を中心に、その役割のようです。

車両の変化は、iL03、iL01に続いて、iL04も、VVVFの機器更新となっています。


◆しまかぜ運用
大きな変化はありません。京都しまかぜでの回送で少し、時刻変更がある程度です。
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【画像】2020年の運行開始以来、すっかり近鉄特急のイメージとなった「ひのとり」
イメージ向上、乗り心地の良さ、快適性は、私も乗車の度に感じています。

◆ひのとり運用
最後になりましたが、ひのとりです。こちらも大きな変化はありませんが、朝で、0757(名古屋7:20発)と、0308(難波8:20発)の臨時列車の設定があります。運用でも、高安・富吉と、朝の運行がない運用で充当のようです。

土休日は、どうしても16~18時台での設定が多いため、マックスがこの時間帯です。それでも検査予備で1編成設定となります。アーバンライナーと同じく、8両予備はありませんので、検査時などは6両減車で対応となります。

余談になりますが、2024年元旦の終夜運転も、「ひのとり」による伊勢方面の列車が設定となりました。初詣往路列車を中心に満席は、2022年元旦の終夜運転でした。

******

他作業の影響で、今頃の運用表掲載となり、暫定版となりますが、見直し等、今後も鋭意努力をさせて頂きます。また、大幅な訂正の可能性があります。その点、ご注意して頂き、ご参考下さい。


平日奈良線系統からの「近鉄運用、暫定運用表掲載」について

16-05-12-1442
【画像】大阪線10両快速急行

2023-7-26 5時掲載開始

2022/12/17ダイヤ変更の近鉄運用表ですが、この変更は、他線のダイヤ改正も同時となったために、阪急運用、一部の阪神運用を優先的に運用調査を行い、早期に運用表掲載でした。

2023/3月のJRダイヤ改正で、JR大和路線・JR環状線運用と、東海運用の運用表掲載の継続にもなっており、お陰様でご好評も頂きました。
そして、ご協力をして頂ける方々にも恵まれ、本当に感謝申し上げます。ここに改めて、御礼を申し上げます。ありがとうございます。

近鉄運用の調査自体は、既に行っておりましたが、他線の運用表作成、公開で、近鉄の暇や余裕がなかったため、先延ばし状態となっておりました。

更に、情報整理用の「OuDiaSecondV2」の、ダイヤグラムの作成が出来ておらずでした。これはどうしても必要な作業となりますから、自力で、合間にタイピング、編集でしたが、旧上本町局管内、名古屋管内と、2ヶ月の時間を要して、先日、漸く、一段落という段階でした。毎度毎度苦労する作業です。

ところが、8/26に、今度は京阪のダイヤ変更と、ダイヤの変更が続いています。ゆっくりと、マイペースで、運用表の作成という段階でしたが、京阪でもダイヤのタンピング作業が、そろそろ必要になるなどがあり、まずは、平日奈良線系統から、「暫定版運用表」として、OuDiaSecondV2の、運用表機能を用いた形式で、7/26 5時時点、運用表を取り急ぎで、先に公開をしようということになりました。

24時間の「簡略版」と、5時間30分で横長にした「詳細版」と、「一覧表」の3種類となりますが、それぞれ、7ページ、28ページ、3ページとなります。

詳細版は、細かい時刻も盛り込んだものですので、横長となります。コンビニ印刷など、印刷枚数にはご注意下さい。詳細版は、ソフトの仕様で、糊代もありますので、印刷となれば、紙が大きくなりますが、つなぎ合わせ形式となります。印刷の場合は、蛇腹にするなどでご参考下さい。

私鉄車両年鑑2023 (イカロスMOOK)
イカロス出版
2023-05-29

私鉄車両編成表2023
交通新聞社
2023-07-13

近鉄特急の世界 (トラベルMOOK)
近鉄特急の世界 (トラベルMOOK)

【ご注意】
▼平日奈良線系統は、特に夜間の新田辺・東花園折返しなど、他にもまだまだ、未確認も多いです。今後の再確認までお待ち下さい。確認後、内容を更新することがあります。

▼回送列車は、推測を含みますので、列番を含めて、時刻や行先が異なる場合があります。特に、大阪難波・桜川折返しは、全部が全部確認しておりませんので、完全な推測ですが、この前後の運用つながり自体は確定です。また、生駒線・田原本線送り込み・返却回送は、ほぼ確定です。

▼京市交烏丸線は、20系の運行予定表の引用反映もしています。既に土休日も含めて、市交車全運用の洗い出しは終わっていますので、それ以外が近鉄車運用となります。

▼尼崎、橿原神宮前で、一旦引き込み線に入換となる場合もまとめていますが、この番線・号線が異なる場合や、入出庫の番線・号線も異なる場合があります。
(他駅の入換の号線や時刻、タイミング等も、推測でまとめていますので、実際と微妙に異なる場合があります。公式資料から引用したものではなく、「みたまま」と「推測」になります。)

▼運用表を利用され、運用相違があって、撮影などに見込み違いなど、時間や金銭等で損害等があっても、当方では一切の責任は負いかねます。鋭意努力しましたが、情報は完璧ではありません。参考程度でお願いします。

▼線の色は、極力、公式の種別と同じ色としていますが、特に普通で、運転区間の区別など、一部で独自の線の種類・色としています。「乙特」と「区急」は、正式にはそれぞれ特急、急行となりますが、これは、日中一部停車の、西ノ京駅停車有無で線の種類・色の区別としてます。

▼阪急のように、ダイヤグラムそのものの公開は、現在の所、予定はありません。

▼充分に見直しをしてまとめてはいますが、時刻等の記入ミス、誤記、認識相違を含めた記載ミスの可能性があります。



【整理番号について】
▼基本的に、運用最初の列番が整理番号となります。但し、特急車は、分かりやすいよう、営業列車初列番が整理番号としました。
数字の最初に「KS」は、烏丸線市交車、出庫の時間順で公式運番となりますので、それを踏まえた要領でまとめています。京都方先頭車にある、市交用トラポンの設定器にある、運番設定も番号も一部は確認していますが、この近鉄車の運用は、不十分な所もありますので、運番の数字が異なる場合があります。この近鉄車は「KL」となります。
「T」は、新田辺出庫運用、「M」は、一部のみ記載ですが宮津出庫運用です。

数字の最後の「KL」は、烏丸線に入らないKL車運用(3200.3220系)となりますが、日によっては、KL車以外で充当する場合があります。

▼「K」「H」は、阪神相直運用で、近鉄車、阪神車を表します。「G」は生駒線運用、「i」は田原本線運用、「A」は特急車運用で、「UL」「HV」「iL」「SV」「V」は、アーバンライナー、ひのとり、伊勢志摩ライナー、しまかぜ、ビスタと、それぞれの車種別となります。「宮回」は宮津回送とみられる運用となります。

▼「a」「b」「c」などと小文字の整理番号がある場合は、途中、連結解放がある場合で、連結位置として小文字で区別しています。小文字aは、奈良方、橿原方の組成となり、bcdと進むにつれ、神戸方、京都方となります。但し、「6+2」などの組成でも、運用途中で連結解放が無い場合は、一つの運用として扱い、この記載はしていません。

▼「●」は連結「▲」は解放運用となります。

▼10両と8両の運用で、上記はの区別はありません。つなみに、両数は、「-10」「-8」などと、それぞれの列番の右で表示していますが、奈良線系統と阪神の場合の6両、京都橿原線系統急行での6両、京都橿原線系統普通の4両、生駒線、田原本線は、元々、所定の両数として設定列車が多いため、編集時間割愛で、両数記載を最初から省略してます。
但し、近鉄車を「-K8」、阪神車を「-H8」「-H6」として区別している場合がありますが、近鉄車の「-K6」は省略しています。

▼特急の両数は、上記と同じ要領で、例えば「V4」「ULP6」「HV8」「2V4」「10」「6」「4」などと、ハイフンなしの数字で区別しています。

▼「AL4」となる場合は、車椅子座席がある一般車特急運用として別途区別していますが、日によって、車椅子座席有、なしと異なる場合がありますので、近鉄時刻表で特記のみ「AL4」としますので、一般特急の場合は、AL車(22000系、22600系)で充当の場合でも、単に「2」「4」「6」「8」「10」「4+4」などと数字のみとします。


【その他】
▼新田辺、東花園、大和西大寺の折返しパターンは、特に新田辺ではとても苦労しましたが、ある程度は確認出来ています。東花園5号線、大和西大寺9,10,11号線折返しも同様ですが、大和西大寺に関しては、全て確認済です。

新田辺折返が確定の場合、折り返し後の列車に「折OK」がある分は確定、「折推測」は、前後が推測になります。
新田辺の一部列車で、同じ方向でそのまま、別列車になる場合があります。(いわゆる化け列車)

阪神車の場合で、東花園・西大寺車庫折返しも同様ですが、この近鉄車は、今回から、車庫折返しの場合でも、前後の運用は個別化としている場合がありますが、一部は繋がる運用としてまとめている場合があります。

駅名は省略記入になります。一部、ソフトの仕様で、文字が重なって、ご覧になりにくい、見えにくい場合があります。今後の更新で、可能な限り改善に努めます。

未確認列車により、漏れの可能性もあります。

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【画像】尼崎での増結車解放


◆奈良線系統、土休日版掲載見込みについて
「暫定運用表掲載」は、奈良線系統で土休日もまとまり次第、この運用表で先出しの予定です。新田辺と東花園の折返しで、依然と情報不足があります。

また「けいはんな線」も更新を予定も、余裕が出来てからとなりそうですので、OsakaMetro中央線で、40000系等の撮影等は、けいはんな線、近鉄時刻表の列番下二桁が運用となりますので、ひとまずこちらでご確認ください。
(JR時刻表Liteのご活用もお勧めです、こちらの方が分かりやすいと思います)

大阪線も同様に、概ね出来ておりますが、大阪線と特急に関しては、この運用表で掲載せず、最初から、Excelで作成の運用表となります。

この理由として、名古屋管内では、情報の借用等がありまして、諸問題もあり、そのままで公開すると問題が発生するためです。この配慮もあり、旧上本町管内(大阪線系統)と、名古屋管内を含めた特急運用表のみは、運用表として公開出来る目途は立ちましたので、この扱いとします。

8月中には何とか、旧上本町管内全てと、特急運用表が公開出来れば…という思いです。ダイヤ変更から半年以上が経過し、時間が掛かりましたが、これでも、ようやく、近鉄運用表の公開となっています。


また、南大阪線運用表で一部相違がある模様です。今後も手直しをしつつ、訂正が出来ればと思います。さらに、8/26ダイヤ変更の京阪も、継続を予定してます。

所々のご支援等々も、よろしくどうぞお願いします。

JR時刻表2023年8月号
交通新聞社
2023-07-20

鉄道ダイヤ情報 2023年 09月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2023-07-21


近鉄特急しまかぜ「お召し列車」を撮る(過去を含む)

23-05-16-SV01
【画像】平城宮跡・若草山と、
上皇・上皇后陛下、行幸啓による、近鉄特急しまかぜ「お召し列車」

2023-5-17 5時掲載開始

近鉄の「お召し列車」は、その当時の最新鋭特急車両が出番となり、色々調べましたら、過去、スナックカー(12200系)、サニーカー(12400系)、アーバンライナー(21000系)、伊勢志摩ライナー(23000系)、アーバンライナーネクスト(21020系)、などとなるようです。

ここ最近の最新鋭特急車両は、80000系「ひのとり」となりますが、これが登場後でも、「しまかぜ」が継続です。ですから、ここ10年の近鉄の「お召し列車」は、50000系「しまかぜ」が専従となります。

登場以来、過去、京都-奈良・橿原神宮前間と、名古屋-伊勢方面、その他も含めて、SV01,SV02,SV03と、3編成全てで、何らかの「お召し列車」が、運行、充当済となっているようです。

「しまかぜ」は、座席が全てプレミアム仕様となりますから、お召し列車はいつでも可能な仕様といえます。

14-11-17-SV03-2【画像】御手を御振りな上皇后陛下(当時、皇后陛下)

2008年、2010年の「アーバンライナーネクスト」がお召し列車だった頃は、先頭車のみがDX席でしたので、中間車をDX席に改造させる工事が発生でした。

即ち、1号車から4号車に、DX席の腰掛を全て移設改造となります。

これが「ひのとり」も…ですと、これまでの慣例で、中間車にその座席となりますから、やはり、ネクストのように、腰掛の移設改造が発生となります。

改造工事で、編成の離脱が長くなり、営業列車の影響も大きい、手間暇やコストの問題か、ひのとりはお召しの出番とならず、しまかぜで継続となった、一つの理由とも言えそうです。

特に、50501~50503と、2号車のみがその指定号車となります。御着席の位置も決まっており、直接、硝子の記述までは確認しておりませんが、防犯上、この車両に限れば、硝子は防弾仕様とみられます。

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さて、前置きが長くなりましたが、今後の近鉄「お召し列車」も、しまかぜとなるでしょうし、今回の上皇・上皇后陛下行幸啓も、出番、となりました。その様子が冒頭画像です。

下り列車ですので、上り列車の「被り」も予想でしたが、敢えてこの構図でした。北側から南側も、逆光になるなど、思ったカットが予想出来ず、結局は、過去の実績と同じような感じでした。

まあまあでしょうかね。迫力感には欠けますが、奈良大和路らしくはなりましたでしょうか? 天候の良さも幸いしていますし、この区間での「しまかぜ」の走行も、営業列車ではありませんので、珍しくなります。

これにより、京都しまかぜが、一部の日(大阪・名古屋しまかぜが運休となる日に運転)を除いて、運休となっています。

JR電車編成表2022夏
JRR
交通新聞社
2022-05-19




今回は、既に、奈良県HPで発表となっておりますが、5/14~18の、上皇・上皇后陛下行幸啓となり、京都では「時代祭」などを御観覧、奈良では、生駒郡斑鳩町にある中宮寺と、天理市にあるなら歴史文化村を御訪問のようです。

奈良の予定では、列車の利用がありませんので、車でしょう。この辺りは、奈良県警HPで交通規制情報として、既に上がっておりますので、一つの目安にはなるでしょう。

これにより、5/18(木)、帰路の「お召し列車」も、奈良10:30~11時頃発ではないかと、ある程度の予想も出来ますが、帰路の当方の撮影予定はありません。

16-04-02-SV03
【画像】2016/4/2で運転の「お召し列車」

私も、過去、幾度かに近鉄の「お召し列車」の撮影には、日程にも恵まれまして、2014,2016は、この記事で掲載している画像の通りです。以降は、過去の事例をお伝えしたいと思います。

2016/4/2での「お召し列車」は上画像ですが、このように、最後部車両中央の硝子に、丸に、白色の紙を、硝子に貼り付けられています。

これが、近鉄での「お召し列車」として運行の目印となっている模様です。これは、先頭車両には表示されず、最後部が特徴ですので、先頭の撮影よりも、後追い撮影の方が、後々から画像を見ても、色々と分かりやすくはなります。

平城宮跡も含めて、走行する線区で、近鉄の保線社員が線路、各踏切でも、事故防止のため、関係者の配置で警戒となります。駅で撮影の場合は、制服は当然、私服警官の警備もありました。社員、関係者は当然、総動員という感じです。

上記は東寺駅でしたが、やはり、警備には万全の体制でした。

もっとも、スーツに、無線の片耳イヤホン、鋭い目つき、体格、歩き方等で、私服警官であるのも、すぐに分かってしまいますが…。




お召し列車に乗務する運転士、車掌は、勤務成績が極めて優秀な、列車区の社員さんではないかと思われます。もっとも、ぶっつけ本番ではなく、運転当日以前に、当日とほぼ同じダイヤで、リハーサルのような試運転がある模様です。

官報、宮内庁、都道府県庁など、報道による行幸啓の発表で情報解禁、その後、試運転の目撃情報があれば…、情報としては大きいでしょうか。

しかし諸外国ですと、こうした情報は、政治的・軍事的秘密の意味合いも大きいとみられ、報道すらされない場合がありますが、日本は本当に、色々と恵まれた国だと個人的には思います。

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【画像】2014/11/17で運転の「お召し列車<右画像>」と、平城宮跡周辺<左画像>
平城宮跡も、所々変化があるようです。現在は、左画像のようなアスファルト、駐車場はありませんでした。


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【画像】2016/4/4で運転の、橿原神宮前駅での「お召し列車」

撮影に関しては、特に規制はなく、撮影不可ということもありませんが、警察官から職質される可能性はあります。私は幸いにも、過去を含めてありませんでしたが、職質されたら、目的とか、質問に受け答え、身分証明の所持(運転免許、学生証等)もあれば、それらに越したことはないかもしれません。特に、身分証明の提示で、警察官には好印象、職質に協力的な方だ、とはよく言われるらしいとか…。

続いて、上画像のような「日の丸の国旗」は、専門の方が観客に、無料で配布しているようです。

報道では当たり前のように、沿道の方々は手に国旗の姿でしたが、ボランティアのお手製、こうした事業があるのは初見でした。報道では、なかなか報じられない事柄でしょう。

16-04-04-012016/4/4当時、橿原神宮前駅での、上画像の場面は、何とか、御姿も撮影が出来ないかと、当方なりに探した改札内からの場所が、左画像でした。

4番線の車両の停止位置も絶妙、また、たまたま、このカ所に広告がなかったため、本当に隙間でしたが、これでも、今までの中では、現場の様子がよく分かり、また、よく見つけ、よく撮れたのではないかと、自負もあります。

沿道民、マスコミ撮影、同行の方、近鉄関係者、そして、当時の天皇皇后両陛下も分かりますが、既に沿道や駅構内は混雑でしたので、多少の運もあったと思います。

ちなみに、前画像、中央の背広の方(※中央カメラマンすぐ右)は、当時の近鉄社長、和田林さんです。

管区駅長も同様でしょうが、やはり、社長自ら、お召し列車の案内役となります。

ですから、陛下から、何か質問を聞かれても、すぐに答えられる体制、また、答えられる方に相応しい適任者が、近鉄の社長、ではないかとみられます。

今回のお召しも、実際未確認ですが、現在の社長、都司さんも、その出番だったのではとみられますので、社内の体制も、最上位の扱いでしょうか?

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【画像】お召し「控え車」

また、万が一のために、「お召し列車」でも、予備車といいますか、「控え車」のような車両が用意されています。近鉄の場合は、22600系の2両編成がその役割となっているようで、2016/4/4は、京都方から、AT58+AT56+AT55でした。

上画像のAT55、22655は、一部分の腰掛が、向かい合わせとなっているのか分かります。今回も、京都方から、AT56+AT55+AT58がその出番となっておりました。

2016/4/4と、組成は違いますが、編成は同じとなっておりますので、控え車としての役割がある模様です。ただ幸いにも、控え車自体が、お召し列車の代車として動かすことは、過去を含めてなかった模様です。


お召し列車の運転は、通常ダイヤの隙間を縫って運行となります。近鉄の場合は、途中駅で一旦停車することもありません。また、通常ダイヤと接近する場合は、その変更、臨時で、通常列車を待避が可能な駅で待避させ、お召しは通過、このため、数分程度の遅延が発生することがあります。

近鉄の場合は、予め、駅掲示でも「時刻変更」「のりば変更」の場合がありますが、通常列車遅延や、のりば変更は、どうしても発生しますので、列車を乗車する場合は、多少の時間的余裕も必要でしょうか。

「近鉄アプリ」では、不自然な列車の間隔と、こうした、列車の遅延がありました。警察ヘリコブターの旋回もあります。これら、参考情報でしょうか?
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【画像】2016/4/4で運転の、橿原神宮前駅での「お召し列車」

このように、2016/4/4でも、駅構内は大変な混雑でしたが、画像右、向かい側の1番線には、「目隠し用」の車両が留置されています。これも、警備上の特徴です。万全の体制であることが窺えます。

このため、通常列車の運用変更、のりば変更、時刻変更が発生します。

白色の丸は、実際に、車両に陛下が乗られてから貼付でした。上画像の場合は、陛下は、まだホーム上におられることになります。
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【画像】奈良県赤十字会終了後の「寛仁親王妃信子殿下」(画像中央)

このように、「お召し列車」は、天皇、皇后、上皇、上皇后が、鉄道を使うための特別な列車となりますが、一方で、それ以外の皇族が鉄道を利用する場合は「御乗用列車」と、言い方が変わる模様です。

上画像は、2015/11/11に、奈良県文化会館で開催された「奈良県赤十字会」で、来賓臨席の、「寛仁親王妃信子殿下」帰路の場面です。

この大会は、私自身の献血実績の多さもあり、記念品授与により、参加出来たから故の撮影でしたが、専用の列車ではなく、一般の特急列車で、4号車の一部分だけ、車両を貸し切った状態のみでした。

この場合は、報道されることが少ない場合があります。現に、奈良駅での見送りは、私と、他数名の乗客と関係者の程度でした。

佳子様でも、この動画のように22600系での御乗用列車だったようです。ですから、警備体制、専用の貸切車両、特別なダイヤで運転される「お召し列車」は、本当に特別な存在、ということになります。それだけでもニュースになりますからね。


更に、首相、総理大臣の場合は、通常の一般特急の列車に、2両編成を増結する形で運転される場合があるようです。近鉄は、伊勢神宮(参拝)の存在が大きく、また、警備の問題なのか、通常列車で運転も、車両で貸切にはなるようです。


近鉄は、広大なネットワークに、京都、奈良、橿原神宮、神武天皇陵、名古屋管内でも伊勢神宮がありますから、年単位ながら、運行の頻度も多く、一応のノウハウもあることが窺えます。


過去の事例を含めて、近鉄では、こうした色々な勘と情報は得られましたが、次回も機会があるならば…。

近鉄高安車庫で脱線事象とかで


22-01-29-01
【画像】近鉄大阪線高安駅から、伊勢方面と、高安南車庫

2023-5-9 9時掲載開始

【カンテレ】近鉄 車庫内で回送列車が脱線 大阪線で一部に運休・遅れ 20代運転士が信号確認せず車両動かす

昨夜の事象が今朝になって判明、私も…でしたが、大阪府八尾市、近鉄大阪線高安駅にある、高安車庫で回送列車が脱線というニュースでした。

ツイッター上では、FC01+X25(1400系+2610系)の車両が、高安駅6号線で留置も、大阪方のFC01が、前3両切り離された、残り5両の状態で留置でした。

不自然な切離と中間車の解放ですから、まずは、この車両が当該で濃厚ではとみられます。

当方ツイッターでは、性懲りも無く、脱線原因を推測してしまう「悪い癖」が先走ってしまいました。こういうセルフ事故調は、本来は慎むべきですが、ご不快であれば、戯言としてお許し頂ければと思いますし、ご批判も承知、甘んじて受けます。

22-01-29-FC01報道、推測を考えても、まずは事実からですが、「8日21時40頃、8両回送の回送列車」とあります。特急車両かと思いましたが、冒頭の通り、「FC01+X25」と通勤車両となります。

【画像】近鉄1400系FC01編成(脱線当該とみられる車両)

しかしながら、余談になりますが、近鉄の新ダイヤ(2022/12/17)の運用調査は、阪急、阪神、JR西、JR海と、他路線が立て続けとなり、近鉄でも、まだ奈良線しか出来ておりません。

奈良線すら運用表の公開も依然と出来ておらず、大阪線は毎度、特に後回しとなっていますが、この時間の8両通勤車の回送は、前ダイヤでも存在した「回9042」に相当する列車では?とみられます。

前ダイヤ運用表では、入庫時刻の時刻が間違ったままで掲載ですが、大和八木21:05通過は、当時の運用調査で確認しておりますので、高安での時間的にはほぼ合致しますし、現行ダイヤでも、「7740-4827-5090」とみられる運用でしょう。7740列車場面、高安で4両増結となります。

つまり、普通5090列車で名張到着後、名張車庫入庫にならず、高安回送となるわけです。

高安に到着して、「4号線から6号線に入換時」か、「6号線から北車庫に入換時」のどちらかで、報道のような事象が発生し、脱線ではと推測は出来ます。

記憶に新しいのは、南海高野線小原田車庫の事象となりますが、どうも、ツイッターやネットから探しても、状況から、南海ほど、車両が傾くような大事象にはなっておらず、脱線と言っても、ひよっとしたら、脱輪程度かもしれません。車庫ですから、復旧作業が深夜の内の出来たものと思われます。

この、南海の時も、ポイントレールの分岐が故障しましたので、近鉄も、同事象が発生した可能性はあるとみられます。これらは、総合指令所(指令所<旧>の様子指令所の様子指令所の様子)でも、事象が発生してからすぐに、当然でしょうが、事故を認識していると思われます。

さらに、乗務員の「信号の見落とし」と報道でもあり、入換信号機のルートは未構成、一部のポイントレールが異なった方向のまま、ということが推測出来ます。

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【画像】高安駅上りホームから、伊勢方面と南車庫

高安駅と車庫は、入庫列車は、駅構内の5号線(冒頭画像も参照、下り線側折返線)か、6,7号線(上り側折返線)を経由して、一旦北車庫に入換となる配線となります。(※ちなみに手前の駅4号線から、直接南車庫の入庫が可能かは、入換信号を撮影した画像が見当たらないため、分かりません)

車庫も、北車庫、南車庫と、高安1号踏切を間に南北が分かれます。近鉄大阪線では重要な、車両整備、基地の拠点です。

このため、当方の運用調査も、北車庫に入換となる運用か、5~7号線で折返して上り大阪方面かは、実際に駅で確認、または、前後の運用状況によるものとなっています。

ただ、南車庫から、駅4号線は直接の出庫は可能ですし、北車庫でも、高安1号踏切手前から、下り伊勢方面へは、出発信号機が存在しますので、北車庫から直接本線に出庫することは可能です。

また、北車庫~南車庫へのルートは、画像のように、一つの片渡りポイントレールのみですから、もし、ここも支障だったとすれば、今朝の車両が出庫出来ない理由にはなります。(下りの最初の特急、6603列車が大阪管内では列車取消だった)

つまり南車庫は、既に翌日、午後以降の再出庫で出庫する列車が既に留置か、予備車の何れかとなります。

ただ、事象の原因は、いずれにしても、事実から推測した当方の戯言です。現時点、報道、ネット上の状況から推測した、セルフ事故調と、所詮、変わりがありません。この点は、くれぐれもご注意下さい。

今後、近鉄HPで、この事象の情報公開や、報道の後追いもあるのではと思われます。これ以上は、これらを待ちたいと思います。

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【画像】高安北車庫出発・入換信号機
画像のように北車庫から、下り本線へは直接出庫が出来るため、明け方の河内国分出庫、五位堂などの回送に注意。

近鉄の列車無線系統(2022年最新版)

22-05-28-03
【画像】鉄道と電気技術、2022/5月号

2022-5-29 0時掲載開始

関西私鉄の列車無線(その2)

関西私鉄の列車無線(その1)

近鉄の列車無線系統


過去、上述に関西私鉄の列車無線をまとめておりました。画像の不良がありしまたが、既に手直しをしております。ここで、その後の変化といいますか、近鉄での「近鉄の列車無線系統(2022年最新版)」として、こちらでまとめます。
22-05-28-0422-05-28-05
これは「鉄道と電気技術、2022/5月号」という上述の専門雑誌での引用となります。

業界誌で会員では無料ですが、過去のパックナンバーは、大阪では、難波の旭屋書店でも880円販売されていたりしますので、誰でも入手は出来ます。東京でも書泉の鉄道コーナーでしょうか。

他の列車無線関連のネタは、何れ、追々、購入次第、私感として、記事にしたいと思いますが、まずは近鉄です。

22-05-28-02
【画像】近鉄の列車無線系統(鉄道ピクトリアル2018-12増刊号時点)

前回のブログと変化した点(一部、前回にも記述)は下記の通りです。
奈良指令系:八木局の新設
大阪指令系:八木局の新設(受信のみ?)
天王寺指令系:尺土局(下記)、橿原局(前回ブログ)、壺阪山局、吉野口局下市口局の新設と、葛城山局の廃止
名古屋指令系:朝熊局、中之郷局横山局の新設と、今後朝熊山局の廃止

特に、天王寺指令系での改編が多くなっています。前回が2000年までに設備更新されましたが、スプリアス対応と、設備更新そのものの比較で、見直しということになります。どの鉄道会社も、だいたい20年更新のようですね。

南大阪線となりますが、天王寺、藤井寺、上ノ太子、薬水、尾仁山と葛城山は最初から存在でした。

2000年更新時に、河堀口、古市、川西と増設され、今回で尺土局、橿原局、壺阪山局、吉野口局、下市口局の新設と、葛城山局の廃止に至っています。

葛城山局は、葛城山自体が959mと、大阪府最高峰、生駒山よりも標高が高いため、この見通しの良さで大ゾーン方式だったわけですが、反面、京都市内などの沿線外でも届いていたため、オーバースペックという印象もありました。

冒頭記事では、メンテナンスや故障の際、車で上るとありますが、途中林道を通るようで、荒天時など、労災面で懸念だった模様です。葛城山は近鉄がロープウエーを持ってますが、バックアップの光回線もなかったようで、葛城山局廃止、沿線移設のようです。





19-08-011
【画像】増設された尺土局
御所線方面も対応

奈良と大阪指令系はそれ程変化はなく、八木局の新設のみです。大阪線は受信設備のみかも分かりませんが、送信機能はないようです。従って、奈良系のみとなりそうです。

2000年の更新では、京都線での中ゾーン化が目立っており、京都局のみしか存在しませんでしたが、中間に3局の増設で、不感地帯の解決となったようです。

名古屋は、2000年の設備更新前では、名古屋、塩浜、中川、寅尾山、四郷、青峰、穴川と、石橋、東青山のみだったようです。これが大幅に増加し、現在となりますが、朝熊山局も、葛城山局と同じような理由で、今後廃止となるようです。

これで不感となる、鳥羽線や志摩線で基地局が増加、朝熊局、中之郷局、横山局の新設となるようです。


◆次回更新はデジタル更新だと記述
冒頭記事では、「次回は必ずデジタル方式で更新を行わなければならないだろう」とあります。

実は、今回の更新でもデジタルが検討の記述も、スプリアス対応の早期実現(時間の問題)、車両側で1200局もあり設備更新との時間、他社との調整で、アナログのままで更新だったようです。

時代背景、技術革新等で、次回は私もデジタル化だと思います。

ただ、他の私鉄もアナログ継続のため、同じような理由だったかもしれません。記事に掲載されていたアナログとデジタルの比較となります。
    デジタル デジタル
  アナログ
近鉄の場合
簡易4値FSK π/4QPSK
可能チャンネル 1ch 1ch 3ch
内容 通話 通話 通話×2 データ
伝送方式 メタル 搬送 メタル 搬送
データ伝送速度 1200bps 4800bps 9600bps
ゾーン 大(中)
基地局 46 約200 約200

アナログは1chしかありませんので、他で重複送信もあります。送信場所の違いによる交信もありますが、指令側がそれを選択出来るような機能があるかは不明です。

普段は1chでも問題はありませんが、人身事故等での事故時は、交信頻度が急に多くなるのが列車無線の特徴ですので、通信が輻輳する訳です。

デジタルでの「簡易4値FSK」は、業務用のデジタル簡易無線と規格はほぼ同じです。タクシーの無線は免許上でもデジタルのみとなりましたが、この無線がこれとなります。一般でも販売されており、免許が必要なタイプと、登録だけで済むタイプがあります。

法人や会社の場合は免許が必要ですが、一方では、それ程も必要とせず、しかし、アマチュア無線では使用不可の業務通信もあり、色々のケースで無線が必要な場合もあります。

それが登録局で、これは個人でも可能です。

例えば、学校やサークルで使う場合に効果があるようです。勿論業務でも利用が可能なため、量販店、警備やパチンコ店、イベントでもよく使われているようです。アマチュア無線では利用が出来ない分野、コレとなりますね。

他に、IP無線は、登録不要、携帯電話の電波を使いますので、全国とエリアが問題ないため、最近は特小より、IP無線が幅を利かせてますが、回線が混雑する場合もあります。

阪神の駅管区では、車椅子旅客等の連絡でこれを使っているようです。

特定省電力無線は、個人で特によく使われる無線で、登録自体も不要なためコストが安価ですが、出力が1Wもなく、0.01Wなため、エリアが限定されます。ただ、量販店のエリアや、パチンコ店の中など、部屋の中だけならば問題はありませんから、今もよく使われていたりします。

近鉄の一部駅で特小使用は確認しています。実に更新頻度が多かったです。上司になる内勤さんも、末端社員さんへの指導が徹底されている印象でした。

ただ、特小は家庭用のコードレス電話のような感じで、駅でも、ホーム端から内勤まで届かない場合もあります。登録局のデジタル簡易無線は、5Wまたは1Wと出力も大きく、近鉄でも、大和西大寺駅では、特小からコレに更新されている模様です。

ちなみに阪急は、アナログのままの373MHz帯業務用無線が、どこの駅でも同じ周波数で使えるような交信でした。

このデジタル簡易無線を、近鉄の列車無線でそのままデジタル化と思って貰ってもいいでしょう。伊豆箱根鉄道で、これでデジタル化という情報が出て来ますね。傍受も出来るようです。



デジタルでの「π/4QPSK」は、JRのデジタル列車無線で使用される方式の一つのようです。データの伝送が可能のため、通告が電子化となったりするようです。関東私鉄のデジタル列車無線化も、この方式になるようです。

デジタルでエリアが小ゾーンとなりますから、エリア毎の個別通信も可能になりますが、エリア内で更に、通話のChも多くなります。JRの通信ではこの威力を発揮しているようです。

近鉄でこの方式は、JRや関東私鉄のようなデジタル化と同じ方法と思って貰ってもいいです。



勿論、現在のシステムのまま、単に、簡易無線の要領でデジタル化も予想は出来ますが、関西私鉄では、阪急を除いてNEC製が採用です。関東民鉄方式は殆どがNEC製のようですので、関西も、関東私鉄仕様となるでしょうか。

小ゾーンか、基地局増加で、LCXを沿線で這わすなど、コストが掛かりますが、通話の安定性は見込めます。一方で、傍受が簡単に出来なくなるのは残念ではあります。鉄道会社の考え方次第でしょうか。


近鉄奈良線を小ゾーン化とするならば、桜川-上本町-石切-奈良/京都-新田辺-高の原-橿原などと、適当にゾーン化は可能でしょう。

大阪線も上本町-大阪教育大前-三本松-西青山と、府県や地下区間を中心にゾーンを分けるのも方法です。もっと細かくする可能性もあります。
JR電車編成表2022夏
JRR
交通新聞社
2022-05-19



◆京阪で一部変化
阪急と南海の設備更新は、前回記事から変化はありません。京阪も既に設備更新済ですが、枚方市局が、設置されていた教習所の位置が(交野線との分岐部分)移転し、再開発エリアとなりました。この関連で、場所自体が移設されています。

具合的な場所はこちらであったのは確認しました。京阪ビルテクノサービスという、関連会社の建物内となります。Googleさんがしっかりと八木アンテナを撮影してくれてます。

但し、再開発で高層のビルとなりますので、枚方市局の移設は、一時的な可能性もあります。大阪方面でアンテナを隠れる形となってしまうからです。京阪が作る再開発なため、完成後は、基地局がこのビルの屋上に、再度移設される可能性があります。

元々、京阪の指令所もここにありましたが、現在は別の場所に移設されています。ただ、指令システムの更新時期(現行は2007年更新)と重なります。関西私鉄では4社共最近更新が多かったため、4社の中ではやや古いシステムとなります。枚方市に戻る可能性もありますが、どうでしょうかね。


◆阪神も大幅変化
大ゾーン方式でしたが、ここもスプリアス対応で見直しが発生し、中ゾーンとなった模様です。

石屋川の受信局が送信対応にもなり、尼崎の基地局で50W→25Wに減力されています。以前は大阪市内や、我が家がある奈良市内まで何故か受信出来ていましたが、現在は環境が厳しくなりました。

オーバースペックは確かでしたし、反面、石屋川では受信が困難でした。適切なシステムの見直しも納得でしょう。この際、車両側でもスプリアス対応機器に無線機が更新され、同時に防護無線が設置されました。

防護無線は、近鉄の仕様をそのまま阪神で採用されています。要するに、1000系での機器を、他の系列でも搭載し、機器を共通化させたみたいです。このため周波数も共通ですが、反面、枚岡-石切間は高台なため、ここで防護無線が発報だと、阪神線内でも届いてしまうようです。

念願の近鉄通勤型新型車両

22-05-17-01
【画像】近鉄通勤型新型車両のイメージ

2022-5-17 23時掲載開始

2024年秋 新型一般車両を導入します

本日は、バタバタしていて気付きませんでしたが、近鉄で、「2024年秋 新型一般車両を導入します」と、念願の通勤型新型車両が発表となりました。

通勤型としては、1999年11月に登場した、3220系「シリーズ」以来、2024年秋時点では25年ぶりとなります。

運賃の値上げは既に発表されていますが、それに続いて、「通勤新車」は、沿線民としては念願・悲願と言っても良いでしょう。段階を追って、段取りよく準備して、発表に至った印象があります。

詳細は今後のデザインや仕様決定となるでしょう。2年後の秋に登場のようです。その程度の準備期間は必要でしょうか。JR東海315系も、発表から実車まで、本当にあっという間でした。

以下「通勤新車」として、色々まとめます。客観的ではなく、独断と偏見があります。お暇なときにどうぞ適当に…。


◆リース所有かファイナンスか自前の設備投資か
まず近鉄では、車両のリース契約があり、過去の有価証券報告書でも記載がありますが、既に13年の償還といいますか、リースは完了しています。けいはんな線7020系や、シリーズ車も、厳密に言えば、既に近鉄の財産に戻っています。

「ひのとり」もリースのようですが、最新の110期では、合計1928両でのリース車両の記載はありません。

このため、既にリース車はありませんので、「ひのとり」のそれは、設備投資費用に対するファイナンスリースのようで、車両としてのリースではないようです。


◆通勤新車も結局は運賃値上げの理由か
通勤新車もリースや自前の設備投資等、色々な資金調達での方法が予想出来ますが、リースや車両新製も、運賃値上げが前提もでしょう。

先に運賃値上げの発表もあり、設備投資やその更新としての目的・理由にはなりますし、設備投資をして、問題を改善したい運賃値上げも伝わります。


で、運賃値上げで、利用者の負担が増えるのは確かですが、個人的には、やむを得ずという印象もあります。無人駅化やリモート対応が近鉄でも進捗し、色々なリストラも既に行った感じで、これ以上、万策尽きたのでしょうか。


近鉄は特急の料金収入が大きいのは確かですが、運輸よりも、レジャーやホテル分野で足を引っ張っている印象もあります。特に最近の時勢での影響は大きいでしょう。

来月は株主総会ですが、不採算部門のリストラも、もう一度考える必要があります。ただ、近鉄HDの株価はこの数日で年高と、持ち直しの感はあります。ちなみに近鉄株は持っていません。株優(沿線優待乗車券)も、金券ショップかラクマ経由です。配当が25円ながら復活したようです。

運輸の営業改善で、入口の収入増、運賃増の方向になってますが、鉄道分野以外、どの分野でも値上げとなってますね。しかし収入は増えません。また、元々が同業他社と安めな、社員の給与面もでしょうか。

確かに給与収入は増えて欲しいですね。色々な精神論云々は不要で、ベースアップや収入増が一番分かりやすいと思います。ドライではありますが。
鉄道ダイヤ情報 2022年 06月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2022-05-13




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【画像】シリーズ車が中途半端な配置両数で終わった大阪線(右)


◆シリーズ車と経営的な概況
阪神相直も影響とは言え、それにしても、シリーズ車の大阪線・南大阪線の配置が中途半端な両数になりました。大阪線で14両、南大阪線で4両、名古屋線は配置がありません。

本来は、大阪線・名古屋線・南大阪線に、もっと多くのシリーズ車が配置だったはずで、古い車両はとっくに廃車だったはずです。

近鉄は、特急車両は「ひのとり」の新製などで進捗でしたが、通勤車は、2008/8/13新製の9820系EH30以来、ありませんでした。

有利子負債の増加、関連事業のリストラ、2011年での関連会社メディアートの粉飾決算事件(その後アド近鉄に会社自体が変わっている)で、近鉄が東証一部の監理ポスト落ち、時代の変化、シリーズやけいはんな線車両でのリース契約による調達と、苦しい経営状況でした。

野球の近鉄バファローズの合併は2008年以前で、総合的な経営問題もあるでしょう。ちなみに有利子負債のマックスが2002年の1兆7千万(単体)でした。(※以下、近鉄100年のあゆみから)

2006年で単体で1兆2千万にまで減ですが、その後若干増えて、シリーズ最後の編成が新製した2008年は、1兆3千万、現在はHD化もあり、単体ではなく連結で計算ですが、1兆1千万台です。連結のマックスは2001年で1兆7千億でした。

ピークがバブル期ではなく、佐伯会長逝去後から増え、2000年初頭のピーク(倍)が、近鉄の特徴です。90年代はスペイン村、鉄道事業での設備投資、改良、志摩線複線化も大きかったです。

駅には社債募集の貼り紙も、そういえばよくありました。またリストラは、このバファローズの他、あやめ池遊園地の閉園などが代表例です。他にもありますが、割愛します。
(生駒山上は、信貴山まであるドライブルートを含めて黒字なため、現在も存在となります。遊園地の入場料金よりも、ケーブルの運賃、駐車料金や、遊園地に入る通行料収入が大きいのでしょう)

これで大きく負債は減らしてはいますが、以降、横ばいの状態で、なかなか1兆から切れません。輸送量減、また、長らく、消費税率引き上げ以外の、運賃値上げはありませんでしたので、そういう状況でした。


鉄道も、伊賀線や養老線、四日市のナローゲージ線で、公有の分社化等もありましたが、反面、路線も延長もあり、けいはんな線延長が2006年もありました。建設費用の償還もでしょう。

中央新幹線のリニアで、奈良市駅が何処に出来るかは分かりませんが、もし、高の原や学研都市付近ではなく、奈良市八条の、京奈和道の全線完成を目指した、インターの奈良市付近建設や、JR大和路線新駅付近が、奈良市リニア駅となった場合は、けいはんな線の延伸も見込めず、このままは確実です。不透明な状況でしょう。


ですから今後、通勤新車を大阪線・名古屋線・南大阪線に多く配置させると仮定しても、大阪線・南大阪線で中途半端な両数の、シリーズ車の扱いでしょうか。

余りにも両数が少なすぎましたし、2008年以降、今まで長く、通勤新車が出来てません。2012年ダイヤ変更での、阪神相直の運用増も、VH26,VE77の改造だけとなっています。

代わりに大阪線のシリーズ車を奈良線に集中、反面奈良線以外で、通勤新車を多く配置ですと、運転取扱やメンテナンスの面では、大阪線では負担は減ることにはなります。

それでも台車が狭軌と異なる、南大阪線車4両が少なすぎますね。これも、ワンマン化で継続の用途しかないでしょうか。本当に残念過ぎます。
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【画像】奈良線でも古い車両がまだまだ多い
画像のL86も廃車候補でしょう。


◆まず4両10編成を奈良線系統から
さて長くなりましたが、通勤新車、このパブリックコメントでは、80両の新製車両数となります。

2024年度で40両
2025年度で40両
となり、2024年度では奈良線となるものの、次年度は他路線展開も見えてきます。流石に2026年度以降は、中期的になりますから、今後のダイヤ変更や、乗客・輸送量の動き次第もでしょうか。

奈良線系統ですので、最初から、阪神相直対応ではと思われます。その方が、ダイヤ乱れ時で車両運用での制約もなく、新車が神戸三宮に入線する意味としても、効果は抜群でしょう。

これにより、8000系や8400系の相当数のL編成が廃車となるのは、目に見えてます。但し、登場が4両10編成のため、4+4=8両はそのままですが、6両や10両の場合は、別途2両が必要となります。土休日の8両快急か、尼崎までの4+2両、平日でも尼崎までの10両快急が当分でしょうか。

恐らく、通勤新車の連結解放は、シリーズ車の9020系EE編成、2両19編成となるのは確実といえます。

諸元等までは公表されていませんが、「ひのとり」と同じく、最新のVVVFインバーター、停止寸前まで回生が利く、電気指令式ブレーキとなるでしょう。

動力の単位で、シリーズ車のように、MTの2両単位となるのか、はたまた、JR225系、323系などのような、0.5Mシステムとして、全車がモーター車となるのかは注目でしょう。

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【画像】JR321系で始まった「0.5Mシステム」


◆0.5Mシステムならば組替の対応も柔軟に
個人的には、名古屋線や南大阪線で、3両の単独運用やワンマン運用が存在するため、0.5Mシステムの可能性はあります。

大阪方面で、10,8,7両編成はありますが、何れも連結で対応となります。通勤車は最大でも6両固定編成という状況であるため、その後のダイヤ変更による変化で、編成の両数組替を考慮した考え方でしょうか。

これは、JRの321系から採用されたシステムですが、機器の共通化により、導入コスト削減も見えます。事実上1両で完結するシステムなため、2両以上で、バックアップが既に存在します。最新のVVVFは、323系や227系のシステムとなります。


2,3,4,5,6両と、2両または3両単位で、固定編成の組替で、将来の輸送変化に、仕様で柔軟に対応させるわけです。奈良線では6,4両固定が必要も、南大阪線や名古屋線の固定編成は、6両固定はホーム長の問題も多く、2,3,4両程度の単編成程度で充分でしょう。

特に3両で、今までのような1M車(MC-TC)ですと、奇数両数で半端となりますが、0.5Mシステムでは1両が全てモーター車となるため、動力も一定し、動力過剰や不足もなく、半端もありません。

0.5Mシステム推しの当方で恐縮ですが、これは奇数両数や組替考慮の最善案として…。


車体は「アルミ合金」でしょう。これまでの実績を踏まえた感じです。4ドア20m車体もそのままのようです。

色は思い切った赤色トーンで、これらが塗装になるのか、ラッピングで帯となるかは注目でしょう。これも個人的ながら、塗装のコストや手間、メンテナンス等を考えても、ラッピングが適切だと思いますが、コスト削減が言われる中、コストや手間が掛かる塗装も、やや疑問ではあります。


予算や手間を掛けて塗装にする費用があれば、兎に角コスト削減優先で、1両でも多く新車を投入して欲しい気持ちもあります。

さらに車内は、L/C仕様の転換座席となるようです。既存車で時々転換不良もありましたが、乗客サービス面でのご意見、ご要望が多かったのでしょうか?

転換クロスの3ドア5200系も、大阪線では本来の急行列車に多く充当とは言いがたく、事実上、名古屋線の急行でしか用途もないため、L/C車は、阪神相直、大阪線の2610系は、3年の検査回帰で、運用上、走行キロも多いため、今後の宇治急長距離列車の展開も見えてきます。

大阪線だけでは扉数で差異がある唯一の形式なため、ホーム柵の展開で、今後どうなるかでしょうか。

当然、車両の増備次第で、ロングシート車両も出てくるでしょう。
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◆1両あたりのコストが高い印象も

1両あたり1億8千万、ややコストが掛かる車両のようです。その後の量産で価格は下がるでしょうが、この程度でギリギリ限界なのでしょうか。半導体不足の影響もあるかは分かりません。

このような記事がありました。JRの車両よりも比較的割高という印象がします。やはり、量産車を多くしないと、価格低下もでしょうかね。

恐らく、今回も近畿車輌のみの製造になるでしょう。特急以外で、しばらく他社車両の製造ばかりでした。


◆車両形式はどうなるか
この形式等は発表されていませんが、近鉄は、大体、数字の千の位で1.2が大阪・名古屋線、6が南大阪線、8,9が奈良線という感じも、従来VVVF車登場以降は、形式の番号が一定せず、バラバラになってます。

従来V車自体、車体設計共通化を含めて、南大阪線を含めた車両で、標準化の傾向は既にありました。

異なるのは、配置路線による細かい差異、機器類のメーカーの区別や両数の違いだけとなっていますが、しかし、適当な番号の残りが殆どありませんし、1万以上は特急車となります。

もしかすると、近鉄の「K」を付与して、例えば同じ1000系でも、「K1000」など、アルファベットで区別し、新たな新形式になる予想も出来ます。JR東日本の「E」、名古屋市交の「N」など、他社で前例も存在します。

細かいハイフンで車両毎の形式を区別するかは分かりませんが、ハイフンの付与やその番代で、編成で異なる車両の区別や、差異の区別は出来ます。

いずれにしても、これらの付与方法がどうなるかは、注目でしょう。中途半端な形式や番号では、既に真新しさは感じませんが…。
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【画像】シリーズ車での「常用ブレーキ読換装置」
三菱製、ナブテスコ製と2種類存在


◆気になるのはブレーキ方式と連解と、従来V車の車両更新面
シリーズ車でも、SAP管・BP管と、電磁直通ブレーキを踏まえたブレーキ方式ですが、元々の仕様は電気指令となります。従来車での連結で、ブレーキ管が2本余計に存在しています。

ブレーキの利きはいいようですが、ブレーキ緩解時の空気音の騒音が大きいのが難点ではあります。「ひのとり」では、この2管が完全にない電気指令式ブレーキとなりました。通勤新車でもこれでしょう。


シリーズ車も上述のように仕様としては電気指令が基本、空気指令は、三菱製・ナブテスコ製と、2社の読替装置が搭載なため、通勤新車の連結解放の面では、完全な電気指令式でも、問題なく、そのまま、可能ではないかと思われます。もしくは、通勤新車で読替装置搭載での電磁直通対応もでしょうか。

モニター装置の差異や対応でしょうか。伝送系での仕様差異は予想出来ますが、共通として機能が可能かでしょうか。


この問題は、従来VVVF車(従来V車)の扱いです。1986~1998年に投入された車両となりますが、これらのブレーキ方式は、電磁直通式です。ただ、大がかりな車両更新は、幸いにも、手入れが必要な鋼製車体である5200系以外では、まだ1両も実施されていないため、今後、大がかりな車両更新も予想出来ます。(3200系は京市交用で特殊扱いとする)

この改造で、VVVFの機器更新、電連の2個化、ブレーキの電気指令化、モニター装置の改造などで、通勤新車と連結対応になるか注目でしょうし、特に南大阪線では、その必要性があります。

南大阪線では連結解放が多いですし、今後頻度を減らしても、どうしても、古市や橿原神宮前での連結解放は必要だろうと思います。

仮に、6020系、6200系、6600系の旧型車両が、全て、通勤新車で置き換わったとしても、従来V車(6400系、6620系)が残るわけですから、最低限、ブレーキの電気指令化は必要になってくるでしょうか。


運転台はシリーズ車基本でしょう。阪神相直や京市交乗り入れも影響し、根本から操作が変わるワンハンドルタイプは期待出来ません。今まで通り、ツーハンドルの抑速対応でしょう。

シリーズ車は、貫通路がクネクネしてますが、これで南大阪線シリーズ車も、混雑面なのかPL花火時では重連、古市-橿原神宮前運転の傾向が続いてました。この通勤新車はどうでしょうかね。

さらに、連結時は、車掌台も完全に閉鎖出来る仕様となるでしょう。紐ではやはり不十分です。

JR電車編成表2022夏
JRR
交通新聞社
2022-05-19

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【画像】ひのとり車(画像右)は、ブレーキ方式で漸くSAP管、BP管廃止の完全な電気指令式ブレーキに
いい前例が出来ました。


◆標準軌路線での全線共通対応の有無
奈良線と大阪線・名古屋線で、車両の向き自体も異なりますし、電連の繋ぎ(配線)やスイッチの差異があるようですが、通勤新車で、本当の意味での全線共通車両になるかどうかもでしょう。

むしろ、予備車の全線共通化、組替等を考慮し、両数の多さや他社相直が絡む奈良線向きを基本に、標準軌全線で車両を共通化で、差異を極力なくすことも、コスト削減ではないかと思うからです。

大阪名古屋・奈良線と、別々の仕様そのものが、既にコスト大です。標準軌全線共通仕様にすべきだと思います。

最も、通勤新車の連結で、従来V車がその連結対応となった場合、大阪・名古屋線での向きの相違で、連結可は奈良線向きに変更・不可はそのまま変化なしと、車両と区別は出来そうです。

今後はチョッパ車以前の車両は、中期的(向こう10年間を目安)に見ても、近鉄でも廃車になるのは見えた状況ですから、通勤新車で、チョッパ車以前の車両との連結は、考慮する必要もないと思います。

取り急ぎの50年以上の車両も、チョッパ車ですら、他社を見ても、機器更新や廃車等、部品確保で問題になっているようですから、チョッパ車の延命は出来ても、そんなに長くはないという気はします。

そういう意味でも、標準軌路線(厳密に言えば、けいはんな線を除く)全線で、どこの路線でも、オールマイティーと言いますか、自由に運行できる車両が必要だろうと思います。


その上で、オプションで、阪神相直の有無(阪神ATS,列選)、ワンマン(都市型仕様、または運賃箱、ICカードリーダー設置等)、湯の山線での冬期期間の耐雪ブレーキ対応(※一部車両でこれが設置されている)、などになるのが適当だろうと思います。


京市交相直の有無(地下鉄ATC,誘導無線,専用のトラポン)は、3200系、3220系(KL車)も、ひとまずそのままでしょうが、地下鉄側で今後ATO+ワンマン化ですと、地下鉄都合にはなりますが、必要設備が多く、車両もオプションだけでは不可能で、特殊な設備が多くなるのと、貫通路も非常用途など、乗り入れの協定問題などから、これの通勤新車に関しては、今まで通りのKL車の考え方になるでしょうか。


ただ阪神相直面で、列車無線は、阪神チャンネルの増加(2→3Ch化)で、既に共通仕様化の場合があるようです。防護無線も近鉄の報知式(JRのようなデジタル信号式ではなく、単に連続音で報知する方式)が、そのまま阪神線内でも採用となったようですから、阪神側が近鉄と仕様共通化は大きいでしょう。
(ひのとりは最初から阪神対応ではなってませんが、しまかぜの列車無線はその対応が出来てます)

大阪線車両の登場も、阪神ATS,列選さえ付ければオプションで、という考え方でしょう。大阪線配置車両での車外スピーカー有無でしょうかね。


南大阪線(いわゆる旧天王寺管内)は、歴史的経緯もあり、狭軌路線なため、大きな差異があるのは線路の幅だけ、が理想形だろうと思います。

注意点は、これらは私の願望も殆どです。これが最大の欠点、客観的な記事ではありません。独断と偏見は本当にすみません。


それを別にしても、近鉄会社側が、どこまで車両の改革、輸送の改革が本気かも注目ですし、また、通勤新車そのものが、新技術、新仕様導入で、絶好のチャンスであるのは間違いないでしょう。

やはり、現実的には、大阪名古屋・奈良線と、通勤新車で差異のままですかね……。

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【画像】制御装置の異なった組成が多すぎた近鉄
これはマシといえる組成方も、組成の真ん中にシリーズ車が入ると、車内のLED案内が種別・行先で固定となってしまい、次駅表示がなくなる仕様です。


◆防犯対策
「運転指令者が車内を確認出来る防犯カメラ」ですが、5G対応で総合指令所(大阪・名古屋とそれぞれ存在する)での通信となるでしょうか。5Gの登場でこうした遠隔の生中継も、比較的容易ではあります。

乗務員室も専用のモニターが設置だろうと思われます。計器類も、LCDなどの液晶になるでしょうか?
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【画像】走る車両が変われば沿線も変わる…


◆通勤新車で沿線価値向上を
鉄道路線は沿線の不動産価格にも影響します。イメージの変化は確実ですし、最初は奈良線となりましたが、やはり、大阪線、名古屋線、南大阪線の通勤新車の展開が必要です。特に、名古屋線の展開でしょうね。

こうした沿線価値向上も、鉄道会社の責任ではありますが、今回は同時に運賃の値上げにもなってますから、コスト削減は勿論、今後も沿線住民を基本に、多くのお客さんを近鉄に乗って貰うことも必要です。路線の維持でしょうか。

値上げでお客さんに負担が増えますから、新しくて綺麗な電車、故障の少ない安定的な電車、乗り心地が良く静かな電車、未来を含めた時代の変化に対応出来る電車、としての通勤新車にもなりますかね。


それにしても、待ちに待った近鉄の通勤新車、それに相応しい車両に期待です。

大幅な近鉄の運賃値上げと、長ったらしい雑感は適当に

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【画像】名阪甲特急は「ひのとり」で輸送改善
未だにその人気は大で、一般客がカメラ撮影もまだまだ健在です。

2022-4-16 23時掲載開始
2022-4-17 13時加筆等

鉄軌道旅客運賃の改定を申請しました
上述、既にプレスが発表されています。37ページもありました…。

近鉄で来年の2023/4/1~運賃改定となります。消費税率を除いた改定は、1995/9月以来となりますが、当時は「輸送力増強」が各線で存在し、大阪線では青山町車庫の建設もありましたし、車両が殆ど減らずに、増え続ける時代でした。(反面、近鉄の有利子負債は、バブル崩壊後に増え続けた訳ですが)

概ね平均17.0%と、1.7割の値上げとなります。割合は料金で少し違うようですが、初乗りが160円→180円と地下鉄並、一番キロが長い241~250キロで、3110円→3690円と580円もの値上げになります。

ただ、近鉄は京都-名古屋間で208.0キロとなりますが、布施-大和西大寺-大和八木-布施の環状ルートは、最短の料金で計算となりますので、名古屋-鶴橋-大和西大寺-京都で240.5キロは、非現実的なルートとなります。

ただ、料金設定としては、最長で残していることになります。

冗長経路でも、JRのような途中下車もありませんが、駅の窓口では、こうした経由でも発売はしてくれるようです。ちなみに私はその経験がありません。


鉄道ダイヤ情報 2022年 05月号 [雑誌]
鉄道ダイヤ情報編集部
交通新聞社
2022-04-15


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◆主な区間の比較
まず、全体的に近鉄が高めになっています。とても強気な設定となっています。

大阪難波-学園前は個人的な場合ですが、450円が530円…、以前は300円台(1989/4/1 350円、1991/11/20 380円 近鉄100年のあゆみ 695pによると)もありましたので、痛いですね。往復で160円高となります。帰りの近鉄特急でアルコールも、この判断が分かれますかね…。

大阪難波-奈良間で、定期券(以下1ヶ月通勤)ではJRが安いも、運賃は同じでした。これが近鉄の680円値上げにより、JRの方が110円安くなります。定期券でもその差が大きくなります。
22-04-17-01
【画像】普通運賃の推移 近鉄100年のあゆみ 695p
各項目上から、1979/1/8-1981/5/6-1984/1/25-1987/5/16-1989/4/1-1991/1/20-1995/9/1-1997/4/1となります。

普通運賃の推移は、上記で1979/1/8改定で、難波名古屋間が1330円でしたが、当時の国家公務員の初任給が10万円と、物価やインフレ時代云々と、色々違います。現在が大体18万以上ですから、ほぼ、こうした物価スライドといえます。


また、京都-奈良間は運賃ではJRが80円高も、改定で逆転し、JRが40円安、京都-小倉間でもJRが有利になります。JR奈良線は、今後一部区間で複線化が増加となりますので、JRで運賃改定が「特定区間運賃の見直し」以外でない場合は、そのまま上記となりますし、所要時分短縮によっては、JRが有利になる可能性があります。

その他、名古屋圏は差が顕著になり、名古屋-四日市間ではJRの安さが際立つことになります。元々、特定区間で安い区間でしたが、JR東海で運賃改定がない場合、多少の乗客のシフトも想定出来ます。

ダイヤは少ないですが、関西線では315系投入も予想され、車両が変わる見込みはあります。


この他、名阪間で、特急1930円を含めた場合、4340→4790円となります。EX予約の場合で5680円となり、差は890円しかありません。EX予約は会員制のため、会員外のスマートEXですと6480円、差1690円となります。

ぷらっとこだまは前日購入限定・変更不可となりますが、こちらは4600円です。少しですが近鉄特急が高くなります。

速達性・時間を取るか、快適性を取るかで判断が分かれそうですが。


京都-名古屋間は参考となりますが、希に、近鉄特急でこの遠回りルートを利用される方がいらっしゃいます。これが値上げで、EX予約よりも高くなります。通常の自由席でも5170円となり、110円しか差がありませんので、遠回りするのも、今後は時間の無駄となってしまいますね。それならば、JR在来線米原経由の方がマシとなります。
22-04-17-02
【画像】定期運賃割引率の推移
近鉄はJRのように、中高大の料金別(小学生は中学の半額)ではなく、通学一律でしたので、比較的割引率は高めでした。


◆株主優待・週末フリーが有利になる
株主優待乗車証、近鉄では沿線優待乗車券にもなりますが、この相場が値上がりする可能性があります。名古屋のとある金券ショップですと、1850円でした。ヤフオクで4枚ですと、6000~6500円、1枚が1500~1625円となります。

金券ショップやヤフオクで相場の値上がりは確実でしょう。元々近鉄株をある程度持っていて、乗車券が貰える権利がある方はそのままとなりますので、お得と言えます。

定期券タイプの「乗車証」は、5月末で、新しい分で順次出てくると思いますが、7~8万前後でしょうか。これは正式な定期券ではありませんので、振替輸送が不可能などの制約がありますが、6ヶ月定期券と比較して、この乗車証を金券ショップで買う方がいます。近鉄全線で使えますし、記入名以外の「持ち出し人有効」となります。

週末フリーバスは4200円です。金土日か、土日月の連続3日間ですが、この価格がそのままの場合、現状でも元が取れますが、大阪難波-名古屋間で更に元が取れます。


◆同業他社の影響は必至
近鉄がこのような値上げに踏み切りましたので、他社への影響は必至でしょう。JRの方が安くなる場合が多くなりますが、JRや私鉄でも、近鉄に追随をして、運賃改定に踏み切る可能性があります。(JRは特定区間運賃以外で)

近鉄は有利子負債が1兆と、これは現在もですが、重い負担となっています。バブル期よりも、1990年代の増加の一途が大きいのは確かです。輸送力増強、スペイン村、式年遷宮などと、大きなプロジェクトも多かったのですが、結果的に、2000年代のバファローズ合併での大リストラが有名でした。

そのような時でも運賃値上げもなく、今までこの運賃体系で継続だったため、経営努力では最早限界だったのでしょう。

リストラ策も講じてはいますが、やむを得ず、値上げ・運賃改定に踏み切ったとも言えます。但し、運賃以外での特急料金は据え置きとなります。

08-04-22-2【画像】新型ATS導入前後

◆安全対策は既に一段落
近鉄型のATS-Pは、既に養老鉄道や伊賀鉄道も含めて、対策は完了しています。

ATSが動作すると非常ブレーキとなり、復帰操作では指令承認が必要ですし、最高速度のATS設置により、以前のようなスピード感ある運転は少なくなりましたので、所要時分の短縮は今後も期待出来ません。

総合指令というのは、映画で「交渉人真下正義」に出てくるような、運行管理システムになります。

鳥羽線や志摩線のCTCは1970年代から既に導入され、1992年の奈良線と天理線で本格的に始まって、大阪線と橿原線(1998)、吉野線(2001)、南大阪線(2002)、京都線(2005)、名古屋線が2010年と遅かったんですが、元々は駅扱いだった信号扱いであったため、人員等も多かった訳です。

2018年で、変電所を管理する電力指令や、元々旧上本町局と旧天王寺局の指令所は、別々の場所にあったのが、一つの場所に移転しています。

大きく分けて大阪管内と名古屋管内で二分となりますが、これらにより、「近鉄アプリ」を始めとする列車走行位置が、関西の私鉄で真っ先に導入、オープンデータとして一般公開となり、ダイヤ乱れ時の状況が、パソコンやスマートフォン上から、よく分かるようになりました。

今後の安全対策は、客室内の防犯カメラ設置になるだろうと思われます。


◆ホームドアやバリアフリー
ホームドアは、大阪阿部野橋駅の一部と、感知式では、けいはんな線長田を除く全駅で設置となります。未設置の長田は、OsakaMetro管理駅であるためです。

特にけいはんな線は、OsakaMetro中央線で、2025万博による新型車両の導入となりますから、恐らく、ホームドア設置の流れが、けいはんな線にも及ぶと思われます。

近鉄側で車両の更新や新製かは分かりませんが、もし出来ても、7000系車両のVVVF機器更新に留まるのが現実的でしょうか。ただ、一部の車両で機器更新が行われた車両が既に存在します。

近鉄奈良線で3ドア、4ドアとドアが混在する車両がありますが、鶴橋や大阪難波では、ロープ柵などで対応も予想が出来ます。名古屋線も5200系でドア数の差異がありますね。

私の地元では、菖蒲池駅のエレベーターは奈良市で設置という話は聞いたことがありますが、こうしたバリアフリー対策は、駅の所在地の自治体との兼ね合いもあります。

鶴橋では、環状線の乗り換えで、エレベーターが未設置なのが現状です。これらは、近鉄改札内となりますから、この費用の捻出も、値上げ分でも必要になってくるだろうと思われます。


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【画像】大阪線の10両編成快速急行

◆利便性向上と10両編成の今後
確かに、混雑率は大幅に減っています。奈良線の朝ラッシュ時でも、少し余裕がありますね。

大阪線の10両編成も、大阪方面列車の最後部は余裕があります。大阪線での10両運転をどうするかの課題がありますが、準急での8,10両は、夕方の大阪方面のみとなり、折返の下り快速急行のための連結であるため、朝の10両廃止も含めて、最大8両に減車も予想は出来ます。

しかし、奈良線の10両は阪神との兼ね合いもあり、まだ必要でしょう。女性専用車両の問題もあります。

特急では車両の更新が進捗し、「ひのとり」は現在も盛況です。「アーバンライナー」と比較しても、編成の定員は減ってはいますが、快適性という意味では、他の鉄道会社以上の設備とサービスでしょう。

ただ、22000系、22600系などの、比較的新しい一般特急車両と、12400系などの旧型特急車両で、この双方の連結時で、設備の差が顕著になってきているのは明らかで、以前利用した時、「前の新しい車両に座席を変えて欲しい」というお客さんがいました。6両編成の前2両が22600系、後4両が12410系でした。

今後も、古い一般特急車をどうするかの課題は明白です。12400系などのサニー車や、30000系ビスタ車は、車椅子設備がありませんので、バリアフリーという面では課題があります。


交通系ICカードは、近鉄ではICOCA、KIPS(PiTaPa含む)として存在します。既にポイントサービスは存在し、私も、溜まったポイントを特急券ポイントに充当は何度かさせて頂いてます。改札機も、メンテナンスコスト削減で、磁気券対応機を、IC専用改札にして、投入口を塞いだ場合が多くなりました。

現に、交通系ICの利用者が多いため、問題になるのが「乗り放題きっぷ」の存在です。これらは今後、QRコードに移行するようで、当然の流れでしょう。

スマートフォンやパソコンでの決済で、自動券売機要らずな乗り放題きっぷも出てくるでしょうし、いわゆる株主優待券(近鉄の場合の沿線優待乗車券)も、将来的にはQR対応の可能性があります。

紙のきっぷもQRになるでしょうか。コードの読み取りでサーバーのやりとりが必要になりますが、入場・出場と情報は確認出来ます。ICとQRとの改札機も個別で、読み取り速度の差異も出来るでしょうか。

南海では「VISAタッチ」というシステムで、対応のクレジットカードやデビットカードの決済が可能になり、その対応駅を増やすようです。近鉄も長距離利用が多く、特急の利用促進も兼ねて、個人的には「VISAタッチ」も導入すべきだろうと思います。
10-05-30-11
【画像】この画像も早12年前の撮影
奈良線高架化で瓢箪山から西は踏切がなくなった。


◆地域のコミュニケーション
特に奈良県内と京都府南部では、早い時期から、ケーブルテレビ事業が活発でした。KCNという奴ですが、CATVのみならず、光回線網も奈良県内ではシェアが高い方でしょうか。

近鉄のエリアは奈良県内が中心でしたので、他府県となれば、他の業者となってしまい、近鉄の沿線価値向上という意味では弱さもありますが、広大なネットワークは今後も維持継続の必要があり、他事業での課題であると言えます。

特に、名張の住宅地開発は、バブル期では他の地域と割安感もあってか、人口が上昇した時期がありました。これによって、近鉄大阪線の10両運転や青山町車庫の建設、その他の事業でも近鉄あり、という状態でした。

少子高齢化による時間の経過で、ご多分にも10両編成の快速急行に余裕が出てますが、20年以上前は、本当に朝の快速急行も混雑で、現在では榛原でも座れたりしますが、当時は榛原からでは座れず、大阪方面まで立ちっぱなしが当たり前でした。当然、五位堂では大混雑だったわけです。

つまり、現在は、通勤通学だけでは頼れないのが実状です。オンラインによるツールが普及が、コロナによって拡大してしまいました。

イベントを始め、近鉄を固定客以外で利用して貰う体制が必要となります。元々「あみま倶楽部」は、高齢層を中心に健康増進を通じたイベントでした。JR東海でも「さわやかウォーキング」がありますが、定期外旅客の利用促進は常々の課題です。

「きんてつ鉄道まつり」は、五位堂や塩浜の他、高安と同時開催が最近でしたが、2022年でも、近鉄の業務理解を更に深める意味では、重要のイベントです。鉄道部品の販売は毎回好評ですし、その売り上げによるイベント費用も大であろうと思います。


高架化事業も進捗しました。奈良線の高架化はとても大きかったと思います。今後は、大阪線の俊徳道-久宝寺口などは必要も、事業化には至っていない模様です。

しかしながら、近鉄は早い時期からの高架化のお陰で、今日の路線網もあると思います。
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【画像】学園前駅北口、現在は機器類が変わっています。

◆合理化と経営改善
1990年代は、田原本線の各駅にも駅員が必ずいたなど、どの駅にも駅員さんの姿は多く、当時は特急券の回収作業がありましたので、到着の度に、特急のドア付近に各駅員が配置し、特急券回収が当たり前でした。

室生口大野や赤目口には助役も配置し、三本松の駅員配置も2013年までありましたが、この3駅は既に無人化となっています。他でも多くの駅が無人駅化となりました。

車椅子の乗降はその都度、管理駅から派遣も、将来的には、車掌さんによる介助でも問題はないだろうとみられ、今後、車両側にも渡し板の常備にもなるだろうと思いますが、その前に駅が完全な移動円滑化・バリアフリー化が前提となります。

2000年代の一時期、駅業務を「近鉄ステーションサービス」の別会社で委託していた時代がありましたが、当時、偽装請負などの問題もあったようで、程なく直営に戻っていますが、鈴鹿市駅でしたでしょうか、コンビニの係員が駅業務委託があるようで、関連会社委託もあるようです。

近鉄はこうした駅管理体制の変化は、他社と比較も遅い方で、阪神の場合は、相当以前から、無人駅・時間帯で無人駅が多かったです。近鉄は恵まれていたのか、または、人員配置や雇用対策もあったかもしれませんが、今後、駅の無人化・遠隔化、そして、列車のワンマン化も進むだろうとみられます。

吉野線で、2022/4/23南大阪線ダイヤ変更で、ワンマン列車が増加する見込みで、6400系Mi19~Mi21の車両で、新たにワンマン改造のようです。個人的な予想ですが、今後は天理線折返列車、名古屋線でもその可能性が考えられます。

生駒線や田原本線では運用減により、ワンマン対応車でやや余裕が発生のため、例え1運用でもワンマン化が予想出来ます。


◆設備投資
ここで、「昭和40年代に製造した車両の約450両について、2024年度以降、お客様のご利用状況を見極めた上で、必要分を順次新型車両に置き換える計画」とありました。

近鉄は、シリーズ21で、現在の奈良線EH30+EE39の製造以降、通勤型車両の新製はありませんでした。2008年でしたので、14年以上にもなり、他社と比較しても、これは異例です。阪急でも1998~2003年だけでしたので、車両の更新が出来なかったという意味では、経営陣の責任はあるでしょう。それでも特急型車両の製造はありましたが。

ここで「459両」が出て来ます。
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【画像】S40年代とS50年代の両数詳細

上図の具合となります。S50年代で、黄色枠はチョッパ車となります。取り急ぎのため、数値や製造時期で前後がありますので、ざっと大体でご覧下さい。

特に、最初から冷房を設置した車両は、ひとまず継続、非冷房で登場し、冷房改造をした車両を中心に置き換えで廃車、という考え方でしょうか?

南大阪線で6200系のS50年度が気になりますが、S40年代だけでも公式で459両が、以前として存在しています。

22-04-15-03S40年代の車両は、大体33%の割合となりますが、S60年代以降の通勤型車両はVVVF車だけのため、それでも、VVVF車だけでも半分はありました。

最古が、南大阪線では6020系C23が1968/12/13、名古屋線が1810系H26で1970/12/15、大阪線が2410系W12で1968/2/15、奈良線が8000系L81で1968/11/1でしょうか。

多少の前後がありますが、関西私鉄では阪神を除いて、その年代の車両が多い傾向であるため、いずれにしても、動力費用が掛かる車両となります。

南海高野線は既に車両の置き換えが進捗しました。阪急も京都線で古い車両が多く残す感じでしょうか。

今後のダイヤ変更では、減便と車両減も予想出来ますが、それでも、車両新製を14年もやってなかった影響が、ここに来て大きいのは確かです。

20m車両4ドアの継続だろうと思いますが、しかし、シリーズ導入時の車両の転配は、手間が掛かりましたし、奈良線の車両が大阪線や名古屋線と、転配となっていました。

しかし、シリーズが思ったよりも他線区展開への増備がなく、奈良線中心でしたので、次世代車両は、それぞれの線区へ、均等に新製配置をしつつ、大阪線では14両と配置が少ないシリーズ車は、運転取扱いを考慮し、思い切って奈良線集中転配にするのも有でしょう。南大阪線の4両も少なすぎで、今となれば中途半端な感じなのが残念です。

標準軌・狭軌の差異を除いて、コスト削減優先で、本当の意味での共通仕様の車両になるだろうと思われます。

従来の車両の連結に対応した仕様ですと、その仕様に合わせる必要があるため、最初から従来車両の連結は考慮せず、完全に新しい仕様となるのは確実だと思います。車両自体も、検査時に費用と手間が掛かっていた塗装は、最初から無塗装の可能性もあります。

ステンレスかアルミかは、近鉄の考え方では、アルミ合金車両でしょうか。

大阪線名古屋線と奈良線でも車両の向きの相違や、電気連結器の繋ぎの相違がありますが、JRのように、それぞれの線区での転配を容易にした仕様、特に、1500V標準軌線車両では、予備車が融通出来、750Vと狭軌以外では、どの路線でもすぐに使えるような、思い切った仕様変更が必要だろうと思いますし、ワンマン線区車両ですと、車載のICOCAなど、色々と想像は出来ます。

大阪線名古屋線と奈良線での仕様相違と、向きの違い自体が、コストを増大という印象です。

私の予想はともあれ、新型車両の登場は沿線イメージが変わります。経営側の重い腰を上げたという意味では評価でしょう。


◆ダイヤ変更など
これは個人的なアレもありますが、しかし、今までの傾向では、「連結解放の多さ」は感じてました。2021/7/3ダイヤ変更でも、南大阪線では連解が少なくなりましたが、それでもまだ残っています。

奈良線では大和西大寺の連結解放が僅かになっています。平日夕方では、最初から10両や8両で出庫するようになり、平日朝の801列車解放、土休日快急の1列車という程度だけです。

連解は、元々ホーム長の制約もありましたが、手間や費用、そして、ダイヤ乱れ時の影響がありました。京都線でも、狛田と山田川だけが、4両限界で残っています。

本来は、複雑な編成や、連結解放が少ない方が、乗客にとっても分かりやすくなると思うからです。

個人的には、長野線で、富田林西口以南は5両限界のため、運用上、その後橿原神宮前に行く場合は、駒ヶ谷~磐城間が4両限界ですから、2+3両ですと、阿部野方2両をどうしても解放する作業が発生しますので、橿原神宮前以西では、道明寺線を除いてどの駅でも6両対応ならば、連結解放は朝と夜だけで済むと思うのです。

また、車両の置き換えにより、3,5,7両など、奇数両数は辞めて、2,4,6,8両の何れかに絞るというのも考えられます。兎に角、複雑な車両運用を、少しでもスッキリさせる訳です。南大阪線では、新製車両が2,4両単位に絞れますが、流石に6両固定編成は厳しく、これは大阪線や奈良線方面だけでしょう。

但し、「橿原神宮前以西では、道明寺線を除いてどの駅でも6両対応」の費用と「連解費用」の比較もあるでしょう。

名古屋線は3両があります。しかし、4両ではやや多いが、2両では混雑と微妙な所があります。また、米野など一部の駅で4両が不可能であるため、この当たりが課題です。現状、20分毎ですので、3両をなくす場合、2両にしても頻度を15分にするかなどもあるでしょう。


ダイヤ自体も、南大阪線以外ではランダムと言いますか、不規則なダイヤが多い傾向でした。線区によっては日中の間隔もバラバラですので、10分20分毎にするのか、JRみたいに、15分毎で統一させるのか…。

個人的には、1500V標準軌全線で15分毎でも有でしょうか。京阪でも10→15分と変更があります。これは、輸送量との比較で議論の余地もあるでしょう。南大阪線のパターンダイヤがよく出来ておりますので、分かりやすいダイヤというのは、便利なダイヤ、憶えやすいダイヤ、最善のダイヤにもなるかと思います。

15分は、名阪30分毎、伊勢30分毎と分かりやすくにはなります。但し名阪は、甲乙となりますから、どうしても時間差は発生します。名阪甲も、大和八木で全列車停車されるか否かで、利便性云々にもなってくるでしょうか。

ダイヤについては議論が必要ですね。これ以上は辞めときます。


長ったらしい雑感になりました。恐縮です。

運賃値上げ・運賃改定で、根本的に構造を改善したい近鉄会社側の思いは、37ページのプレスでも読み取れました。問題は、本当に車両の置き換え・新製が約束通り、あるかどうかもでしょうか。

個人的な評価は、前回の値上げが消費税以外で年数が経過しました。やむを得ずという印象です。他のJRや私鉄も値上げになるでしょう。しかし増えない給与やベースアップありますね。


これで、値上げで新型車両と明記されています。輸送改善、利用改善は必須条件となりました。個人的には、特急や急行系統など、速度改善、所要時分短縮も希望したいですね。連結解放も限定的で、分かりやすいダイヤも必須と言えます。


南大阪線系統ダイヤ変更-2022/4/23土

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【画像】一旦、2021/7/3変更で、昼間のワンマン運転がなくなった南大阪線古市-橿原神宮前間
2022/4/23ダイヤ改正で再び復活することになるが、反面、昼間の準急がなくなる。

2022-2-24 22時掲載開始

ブログ記事、間が開いてしまいました。

で、9ヶ月程度で、本日、近鉄ダイヤ変更のプレスとなりましたが、取り急ぎ、近鉄線内だけで変更が利く、南大阪線系統だけとなりました。2022/4/23土からとなります。

ツイッターでは若干勘違いもあり、補足も必要でしたので、取り急ぎまとめました。

JR時刻表 2022年3月号 [雑誌]
交通新聞社
2022-02-25

JTB時刻表2022年3月号
ジェイティビィパブリッシング
2022-02-25




▼昼間を中心に、阿部野橋-吉野間の一部の急行列車を、阿部野橋-橿原神宮前間に短縮
但し、現状でも既に、区間急行として、阿部野橋-橿原神宮前で運転、吉野線は別途となっていますが、土休日は区間急行-吉野線普通
は実質、橿原で繋がっています。

平日のみ、このパターンの他、準急-吉野線普通と、橿原で前後繋がる場合があります。このため、平日が一定しないことになりますが、この、吉野線区間で「ワンマン普通化」となります。ちなみに吉野線普通の現在は、全て車掌乗務列車です。


▼阿部野橋-橿原神宮前間準急の「準急古市分断、古市以東ワンマン普通化」と、吉野線の「ワンマン普通化」
昼間、30分に1列車存在していた、橿原神宮前準急が古市分断となり、以西は準急で残るものの、以東が廃止となる代わりに「ワンマン普通化」となります。

古市-橿原神宮前間は、冒頭画像のように、元々ワンマン普通が昼間を中心に、4運用で運転でしたが、現行ダイヤで一旦、一部を除いて無くなっていました。今回、新ダイヤで復活する代わりに、準急がなくなることになります。

これに、吉野線でも「ワンマン普通化」となりますが、個人的には、別々の運用にはならず、「古市-橿原神宮前-吉野」と、2系統が前後繋がって、実質、「古市-吉野間」として、ワンマン普通が運転とみられます。この場合、橿原の入換が不要になります。

現状平日ダイヤで説明しますが、「933→8121→8220→1330」と繋がっています。これが、橿原で列番は変わりますが、実質、一つの列車でしょう。1330の古市折返しを、1331ではなく1333として想定します。

933列車は、1031-1033-1131-1133-1231-1233-1331と続きますから、8運用は必要となります。この他、御所線1運用、道明寺線1運用が必要なため、10運用は必要となりますが、ワンマン2両も10編成(Mi22~Mi29,Mi32,Mi33)しかありません。
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【画像】Mi19(手前)の5両準急


▼つまり、ワンマン対応2両の増備が必要になる
実は、6400系Mi19編成【上画像手前の2両】が、最近ワンマン改造となっていました。

補助電源がMGからSIVに変わった世代(1991年度増備車)で、標準軌線のVL21,VE49,VW35(1021,1249,1435以降)以降の車両と、ほぼ同じで、南大阪線仕様になります。

現在はMi20も五位堂でワンマン改造の模様で、Mi21も続くでしょう。更に、6400系後期車両で、Mi30,Mi31のみ、非ワンマンで残っていますが、恐らくこれも、ワンマン化ではないかとみられます。

ダイヤ変更で8運用に他、道明寺1,御所1と10運用ですが、御所線は朝の一部と、夕方からの一部で、30分毎から15分毎となりますから、もう1運用増えます。

古市-橿原神宮前間でも、特に15時台の一部で、普通が30分毎から15分毎に増える時間帯がありますので、運用によりますが、2運用は更に必要です。つまり、最大13運用は必要という計算です。予備2としても充分だと思います。

「古市-吉野間」8運用
道明寺線1運用
御所線1~2運用
この他、古市-橿原神宮前間2運用増加分を想定(これがない場合も予備4と余裕にはなる)
13運用15編成予備2
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【画像】吉野川橋梁を渡る16010系
1928年3月完成と歴史が長い、撮影の名所、釣りの名所…
鮎の解禁シーズン(例年6月頃の模様)となれば…


▼現状吉野線日中普通
平日 土休日共
8121,8123,8221,8223,8321,8323,8421,8423,8521,8523
7922,8020,8022,8120,8122,8220,8222,8320,8322,8420
各10列車---ダイヤ変更後、平日のみ12列車に増加(土休日はそのまま10列車)

※平日のみ存在する壺阪山・吉野口各1列車は、2291-2390,1791-1790列車のワンマン化ではとみられる。元々ワンマン列車のダイヤもあったようです。

他、急行での橿原分断が平日6,3、土休日3,4(各下り、上り)列車と少ないですので、現状の急行のみで、新たに橿原分断が発生する見込みです。日中は冒頭のように、区間急行で既に分断となっていますので、他にも発生することになります。

この辺りがどうなるかは気になります。


▼阿部野橋-橿原神宮前間準急の、古市止
平日下り10列車
平日上り12列車
土休日下り12列車
土休日上り14列車

これと同程度の列車が、古市-橿原神宮前間で普通ワンマン化とみられます。
平日 土休日共
933,1031,1033,1131,1133,1231,1233,1331,1333,1431
1032,1130,1132,1230,1232,1330,1332,1430,1432,1530
各10列車分はそのまま、上述吉野線ワンマン列車とつながるものとして計算

端数で多い分は、この他にも変更となりそうです。


▼阿部野橋-古市間普通の藤井寺折返し化
準急の古市分断の影響とみられます。車庫がある古市入出庫が準急の変わることから、藤井寺-古市間の普通が削減となることになります。

元々、この区間での昼間の普通は乗客は多くなく、車庫入出庫のついでという感じでした。
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【画像】大和上市駅(※税率増の値上げ前)
阿部野橋までは現在990円となります。


このダイヤ変更のポイントは…
★最近の時勢の変化、その影響による乗客減
★車両の減車
★それらによる閑散区間のワンマン化・及び改造(5編成増と想定)
★車掌削減による乗務員行路減、ワンマン運転士の手当増(近鉄でワンマン手当があるかは分かりませんが、他社で存在しますので、あるものとして想定)
★古市で橿原準急分断による連結・解放で、昼間の設定大幅削減(昼間はなしに?)
★これらによる車両運用の整理・変更、運転経費・人件費削減

極力、現状ダイヤが基本とみられます。
大幅な変更は、橿原や吉野口の接続もあり、予想が出来ず、車両運用の整理や減車、閑散区間ワンマン化など、リストラ・経費削減がメインでしょう。

本来ならば運賃値上げも必要かもしれませんが、最近の運転値上げは、消費税率増によるものです。

しかし、つくづくコロナが恨めしい。
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【画像】南大阪線系統で2つある乗務員区の一つ「六田列車区」 (※玄関前の公道から)
当時、正月後で、まだあった立派な門松も、今年は経費節減で最初からなかったかもしれませんね。

標準軌線のダイヤ変更は、京都市交の烏丸線で、秋に日中の削減があるようです。

第2段階として,昼間時間帯については直通運転事業者との調整を⾏い,令和4年秋
頃を目途に烏丸線,東⻄線それぞれ▲8本を減便

烏丸線日中で1時間当たり8→7列車に減ることで、間隔が開きますから、近鉄京都線での影響となります。この際、近鉄で、秋変更も予想出来ます。

コロナ終息を願いたい訳ですが、どうなるかは分かりません。
今のままの状態が続くことを、想定していることになります。

来月はJRのダイヤ改正もありますが、こちらも、可能な限り継続が出来ればと思います。

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