
【画像】6両運転時の「キハ189」特急はまかぜ
2022-10-13 5時掲載開始
特別な旅を創る新たな観光列車 ~2024年秋 デビュー~
ということのようです。
JRで、こういう車両の改造は、国鉄型車両が殆どでしたが、適当な種車も底となったのか、今回は、JR型車両での改造となります。この、「キハ189」は、2010年に登場した、気動車型の特急車両となります。
古かったキハ181の置き換え用として、3両7編成の製造となり、これは、当時の3運用を、全て6両運転の場合でも、予備1編成がまだあるという計算になります。必要最低限の21両しか製造されていませんが、これを、観光型車両改造となります。
◆余剰車活用?
最も最近の「特急はまかぜ」は、6両運転は少なかった模様です。データが古いですが、2021/11/15~12/16では、少なくとも2運用で6両運転は存在でした。3両4編成が必要となります。これに、臨時列車3両1編成と予備車1編成を加えても6編成となります。
残りの1編成で、この、観光列車でしょうか?
走行区間は、福井県の敦賀から、小浜線経由、西舞鶴、そして、京都丹後鉄道を通って豊岡、折返して城崎温泉というルートとなり、京都丹後鉄道で非電化区間が存在するため、気動車となります。若狭湾と、日本海ルートを走行する観光列車となります。
京都丹後鉄道の入線も含めて、今後、研修にも期待ですが、実車は2024年秋のため、これ自体は2年後と、まだまだ先ですね。

【画像】3両運転時の「はまかぜ」
◆2024春改正での動向と、はまかぜ運転区間短縮?
最も、北陸新幹線が敦賀延伸開業となる、2024年春の、ダイヤ改正の動向もでしょうか?
臨時(かにカニはまかぜ)を含めて、このまま、最大3両6運用が継続ですと、予備1となり、観光列車用として改造も予備がなくなります。
もしかすると、「特急はまかぜ」で、「大阪-浜坂・鳥取」間での運転が、「姫路-浜坂・鳥取」間に短縮でしょうか?
短縮により、車両を捻出させる方法ですが、こうなれば、臨時列車も含めて、3両4運用(6両2運用)で済みます。観光列車の改造用も、予備車を含めても充分です。
「大阪-姫路」間は、山陽新幹線での、在来線側特急券での乗継割引、もしくは、京都からの「特急スーパーはくと」と、姫路で乗り換え、後者は、乗り換えが発生する分、特急料金も今まで通り、通しで計算する、接続するダイヤの調整などは必要になってきます。
併せて、キハ189の車両の所属を変える必要はありそうです。京都支所から豊岡支所にさせる訳です。
こうなれば、観光列車も、その運行区間内に車庫と所属になります。観光列車の運行区間を考えても、1編成だけ、京都支所の配置では回送となり、遠すぎます。豊岡配置ならば効率面から、検修体制でも最善でしょう。全要検検査の後藤入場(鳥取県)も、場所的にも近くなりますし、予備車の確保にもなります。
観光列車は2024年秋と、新幹線延伸後の半年後になります。2024春から秋まで、車両の改造期間でしょうか、しかしながら、北陸新幹線敦賀延伸を見据えた観光列車なのは確実です。今からデザイン検討も、遅くはありません。
最も、キハ189での小浜線特急も有無もでしょうか? これは夢物語で笑われそうですが、しかし、新幹線の延伸で、色々と気になります。可能性が見えてくる、キハ189、観光列車の動きではあります。
東舞鶴との電車特急と、敦賀の接続で、北陸新幹線ルートの動きですね。

【画像】吹田の総合車両所に入場中の125系(※右から2番目の車両)
検査入場時は敦賀から単独でやってきます。
◆小浜線は電化設備は貧弱ではある、だから…キハ189?
2003年でしたか、小浜線全線が電化となりました。
昔「鯖街道」今「原子力発電所の送電ルート」という位、若狭湾の発電所は、山々の特別高圧線の鉄塔風景からも、関西一円の電力事情に、大きく貢献しています。高速道も舞鶴若狭道として、敦賀、関西方面は一直線で、既に全通です。
その、地元への見返りかは分かりませんが、鄙びた気動車のローカル線が、一気に、電車の運行となっています。現在は敦賀の配置ですが、当時、小浜線を除く、北陸線の敦賀駅構内はまだ交流電化(※直流電化は2006年10月)でしたので、JR化後、中古車ばかりで、新車がなかった福知山で、125系の新製配置となりました。
京都府北部は私の田舎もあり、昔から土地勘がありますが、間合いで舞鶴線や、入出区で福知山の125系運用もあったと記憶してます。地上時代の福知山駅で、最新鋭の車両を見た時は、感動をも覚えています。
この小浜線の電化は、東舞鶴-小浜間84.3kmに、変電所が4カ所、場所は、若狭高浜、小浜、十村、粟野となります。東舞鶴は、舞鶴線の東舞鶴-西舞鶴の間に変電所となります。
一方、比較となりますが、桜井線は、奈良駅を除いた29.4Kmで、変電所は3カ所、櫟本、桜井、高田(※当方調べ)となります。
30km程度に3カ所ある桜井線に対し、85kmの小浜線は4カ所しかありません。ざっと、10km毎に1カ所が桜井線ですが、小浜線は20km以上に1カ所となります。変電所の間隔が大きすぎます。桜井線ですと、ざっと、桜井の変電所程度で賄うのが、小浜線の間隔となります。
列車ダイヤも、桜井線よりも少ない小浜線ですし、桜井線は回送ながら、221系8両や、営業列車でも6両編成の運行が可能です。
小浜線、桜井線共に、街中の電柱から6600V受電による、簡単な設備の変電所です。高圧線からの受電ではありません。最も、設備の容量にも差があるかもで、単純な比較も出来ませんが、分かりやすく比較しました。
小浜線も本来は、倍の8カ所の変電所が必要でしょうが、コストと輸送面の実状で割に合わない、実際のダイヤと比較しても、過剰設備かもしれません、4カ所が最低限なのでしょう。
更に、特急列車の運行が、非電化時代でもありませんでしたから、この、本来の想定通りの設備で、充分かもしれません。
お陰で、電車の125系でも、加速は、これまでの国鉄型気動車(キハ58など)と変わりがありません。これは、加古川線での125系乗車体験となりますし、YouTubeの前面展望動画もそんな感じです。
余談ながら、私自身、電化後ではなく、電化前の気動車時代で、小浜線を全線乗ったことがありますが、時間も余り変わっていないかと思います。敦賀から、小浜線か京都回りか、どちらか速いかもありますが。
電車特急で観光特急という方法も、こうした変電所事情も影響でしょう。もし電車が増加も、恐らく、和田岬線のように、加速時のノッチ段数の制限になるだろうと思われます。(※521系の小浜線入線時がどうなっているかは未確認です)
30km程度に3カ所ある桜井線に対し、85kmの小浜線は4カ所しかありません。ざっと、10km毎に1カ所が桜井線ですが、小浜線は20km以上に1カ所となります。変電所の間隔が大きすぎます。桜井線ですと、ざっと、桜井の変電所程度で賄うのが、小浜線の間隔となります。
列車ダイヤも、桜井線よりも少ない小浜線ですし、桜井線は回送ながら、221系8両や、営業列車でも6両編成の運行が可能です。
小浜線、桜井線共に、街中の電柱から6600V受電による、簡単な設備の変電所です。高圧線からの受電ではありません。最も、設備の容量にも差があるかもで、単純な比較も出来ませんが、分かりやすく比較しました。
小浜線も本来は、倍の8カ所の変電所が必要でしょうが、コストと輸送面の実状で割に合わない、実際のダイヤと比較しても、過剰設備かもしれません、4カ所が最低限なのでしょう。
更に、特急列車の運行が、非電化時代でもありませんでしたから、この、本来の想定通りの設備で、充分かもしれません。
お陰で、電車の125系でも、加速は、これまでの国鉄型気動車(キハ58など)と変わりがありません。これは、加古川線での125系乗車体験となりますし、YouTubeの前面展望動画もそんな感じです。
余談ながら、私自身、電化後ではなく、電化前の気動車時代で、小浜線を全線乗ったことがありますが、時間も余り変わっていないかと思います。敦賀から、小浜線か京都回りか、どちらか速いかもありますが。
電車特急で観光特急という方法も、こうした変電所事情も影響でしょう。もし電車が増加も、恐らく、和田岬線のように、加速時のノッチ段数の制限になるだろうと思われます。(※521系の小浜線入線時がどうなっているかは未確認です)
気動車特急は、電化設備に関係がありません。車両性能のままとなりますし、電力容量にも殆ど左右されません。強いて言えば、信号の閉塞(離合列車とのダイヤ調整)と、軌道回路面でしょうか。
これと、京都丹後鉄道の非電化区間の走行、そして、運行に適した改造車両が、国鉄型車両も車齢と比較して、既に、キハ189しかなかったのでしょうか。それでも、車両を寝かすよりかはマシな、観光列車の活用だと思います。