【画像】往復乗車券「かえり」の例
秋田総合車両センター(土崎)の、一般公開参戦時で使ったようです。
2024-12-3 0時掲載開始
過去、私が実際に利用し、手元に残している「きっぷ」も引っ張り出して、お伝えもしつつ、「JR各社の往復乗車券と連続乗車券の発売終了」をまとめます。
【画像】単純な「往復乗車券」の例
中央線松本経由で「学割」2割引の適用の場合
◆往復乗車券とは?
普通に「きっぷ」を買うのは片道の乗車券となりますが、帰りの分も同時に行きに買うのが「往復乗車券」となります。
これは、時刻表の「赤いページ」にも注意書きがあり、鉄道を利用する上で、基本的な基礎知識となるでしょう。
JRだけではなく、私鉄も同じきっぷが販売されていたりします。近鉄ですと、一部の自動券売機や窓口購入で、「往復きっぷ」【下記画像参照】購入が可能だったりします。
阪神での自動券売機は、各区間で「往復きっぷ」が販売されていたりします。普段、鉄道を利用しない乗客向けを含めて、多客が見込まれる甲子園とセンタープール前があるためのようです。
非常に便利な反面、最近の交通系ICカード、電子決済、ネット予約などで、利用自体も減少だったようです。
紙きっぷがなくなることは無いと思いますが、自動改札機のメンテナンスが掛かる「磁気きっぷ」は廃止の方向とみられ、「QR化」になるでしょうか?
往復乗車券は、行き帰りを同時に購入する「2枚1組」なため、近距離で1日有効の場合が、2日有効となります。翌日に使用を開始しても問題はありません。
行き帰りで、同じ区間・同じきっぷが2枚発行される理由となります。2日有効ですと、そのまま倍になります。
今後は、単純に、片道きっぷでゆき・かえりの購入となります。券売機のシステム上での変更はされるでしょうし、購入時の利便性も変わらないと思います。ネット予約や電子化でも同様でしょうか。
私鉄でも、JRに続いて廃止される会社は、まだないようです。
【画像】近鉄の場合の「往復乗車券」
現在は様式で変化かもしれない。
さて、JRのきっぷで「有効期間」は、101Km以上で2日、201Km以上で3日、以降、200Km毎で1日増えて行きます。時刻表では、最長で18日、3400Kmの乗車券の項目がありますが、それ以上に有効期間を超えた、制度上でも認められた、鉄道をフルに活用した旅行は、「最長一筆書ききっぷ・最長片道切符」という程度でしょうか?
元々、乗車券は、普通列車の移動が基本となっているためか、101Kmから適用となる途中下車制度を含めて、距離に応じた有効期間が設定されています。速達列車は特急料金などを支払うことになります。
近郊区間のみの利用ですと、長い距離でも1日のみとなりますので、いわき→松本、那須塩原→熱海という長距離でも1日しかありません。
松本の場合は、隣の北松本まで伸ばすと、途中下車(101Km以上)は可能ですし、特急や新幹線でも、札幌-鹿児島中央が、丸1日で行けるようになった現在でも、こうした有効期間と途中下車は制度としては存在します。
これら、最長片道きっぷをチャレンジするYouTuberさんなどは、最近目立っていますし、2005年頃でしょうか、以前はNHKでも番組が存在していました。「往復乗車券」「連続乗車券」「有効期間」「途中下車」は、特に基礎的な鉄道の制度知識といえますが、「JR各社の往復乗車券と連続乗車券の発売終了」となる訳です。
最長片道切符鉄道旅 一筆書きでニッポン縦断 [ SAORI ]
【画像】「往復割引乗車券」の例
「復割」と印字されるが、学割追加の場合は「復学割」となります。これは「割引印章」という言い方のようです。
福知山は、東海道新幹線でも602.1Kmと僅かに適用で、京都北部の帰省の際にはよく利用しましたが、経由は中央線経由なのでこの運賃と有効期間です。
下松は、E257系500代初編成の甲種取材で使ったきっぷでした。各地、色々と行かせて頂きました。何でも経験・体験をするべきです。
◆往復割引乗車券とは?
購入時に前もって往復分の乗車券を一度に購入する時に、JR利用時に、片道の営業キロが601Kmの場合で、ゆき・かえりのそれぞれの片道乗車券が1割引となります。
この場合、「復割」と印字され、冒頭画像の東京都区内-秋田間(※新潟回り)ですと、606.9Kmとなるため、601Km以上により「往復割引」が適用され、片道分で、それぞれの乗車券代が1割引となります。
学割が入る場合は合算となります。学割が2割引のため、従って3割引となります。学生の皆様は、制度を最大限に利用して、色々なアルバイトをしても、何としてもお金をかき集め、上手に鉄道旅行をすべきです。
上記は当時の運賃となりますが、これは現在でも適用となります。東京都区内から素直に新幹線ですと、西明石以遠・二戸以遠・大曲以遠で適用となります。北陸新幹線と上越新幹線のみでは、敦賀も601Kmに達しないため、適用外、高月・マキノから適用となるようですが、東京-京都が北陸新幹線往復ですと適用となります。新大阪-博多は特に適用となるため、便利でした。
例えば、東京都区内から新神戸の場合ですと、往復18920円(4日間有効)となりますが、一つ先の西明石まで買った場合、往復17620円(5日間有効)と安くなります。往復で1300円も安くなるわけです。101Km以上、2日以上の有効期限(近郊区間内のみの理由は当日限りの1日)となった乗車券は、途中下車が可能ですので、これを利用して、新神戸まで乗車し、以遠を前途放棄するという「賢い方」が、以前から多くありました。かえりで、新神戸の途中から乗車も可能です。
1300円も得になりますので、これは、駅弁代に相当する金額となります。しかしながら、2026春から「往復割引乗車券」は廃止となりますので、17620円が、19580円に値上げとなり、+1960円分となります。
最近の、ネット予約の隆盛も影響でしょうか。
新幹線だけを利用する場合、「紙きっぷ」を利用しないことも多くなっています。但し、ネット予約ではこうした「往復割引」は対応されております。EX予約で既に対応となっていますが、途中下車は前提となっていません。これはスマートEXでも同じです。買えって高くなるかもしれません。
(尚、EX予約やスマートEXでの「往復割引」対応がどうなるかは分かっていません。)
紙きっぷですとこうした「お得」感も、殆どがネット予約という現状に加え、紙きっぷからIC化、紙きっぷでもQR化に向けた準備、促進にもなるでしょうか?
区間によっては実質で値上げとなってしまいますが、むしろ、「今までが良すぎた」のでしょうか?
【画像】現在の京都丹後鉄道区間を含めた「往復割引乗車券」
野田川は現在の与謝野となります。
【画像】連続乗車券の例
更に「連続乗車券」も廃止となります。
これは、片道や往復とならない特殊な乗車券で、左記画像の場合、同じ区間の往復でも、ゆきが中央線と福知山経由、かえりが素直に新幹線で、というきっぷとなります。
まあしかし、実際に乗車しましたが、旅行代理店もよく発券して頂けました。顔にじみとなった位に利用していましたが、今、このお店は閉鎖により存在しません。
往復乗車券は、経由が異なる場合は適用されないため、この場合は「連続乗車券」も可能でした。「連続1」「連続2」まで可能です。折返し乗車や、途中から別の区間に入る場合も同様です。
他にも例えば、中央線経由で東京都区内-名古屋市内の場合、塩尻から、途中で松本に行きたい場合は2通りのパターンがあります。
東京都区内-名古屋市内 片道6600円 3日
塩尻-松本 往復480円 各1日
7080円
東京都区内-松本 片道4070円 1日
松本-名古屋市内 片道3410円 2日
7480円
この場合は、後者の連続乗車券よりも、塩尻-松本間だけ別途往復が安くなります。「東京都区内-松本」の途中下車が不可能ですので、甲府で途中下車も出来ませんが、前者は甲府で途中下車が可能です。
区間によっては高くなる場合となります。利用区間に応じて事前に計算をする作業も必要ですし、発券時の端末の操作も、意外に複雑のようです。駅員の操作に対する「当たり外れ」も、当時から存在しましたが、JTBトラベランドを始め、JR東海の駅員さんはどの駅も、プロ技を感じましたので、好んで利用してました。
【画像】連続乗車券の例
次に、連続1と連続2で、途中で「ほくほく線」が入りますが、それぞれでほぼ同じ価格の場合で、経由が全く異なる場合となります。
ゆきは中央線・名古屋・東海道線・京都・山陰線・福知山線・東海道線と一周して京都市内というきっぷです。
かえりは北陸回り、当時の北越急行経由となります。京都で2回以上経由し、一旦打ち切りとなるための連続乗車券でした。
このように、経由が自由自在となる上、各地に途中下車しながらの観光も可能となるきっぷが「連続乗車券」となります。手段としては有です。
どうも、みどりの券売機でも、操作のやり方によっては、発券出来る場合もあるようです。この動画と同じような要領でしょうか? 連続乗車券が出せるようですね。
こういうケースも考えられます。今度は安くなる場合です。
大阪-米原 1980円 1日(近郊区間)
大阪-京都 580円
京都-米原 1170円
1750円(230円得)
要するに分割で購入する乗車券となり、大阪-京都間が安い運転のためですが、これを極端な例「連続乗車券1・2」として購入も可能ではありますが、券売機を含めて購入出来るかは確認していません。別々で個別に買った方がいいかもしれませんね。
特急を利用するというパターンで、同様に「普通列車に乗り換える」という検索でしょうかねぇ。
このように、「上手く利用すれば便利」ではあるものの、「複雑」ではあるために、「往復乗車券と連続乗車券の発売終了」と、制度そのものの廃止となったかもしれませんね。
過去、色々と旅行で利用しましたが、最近は殆ど利用していませんでした。新幹線でさえもスマートEXが殆どとなっており、時代の変化と共に、制度の大幅な見直しもでしょうか?
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